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2024年06月04日

「ポールの道」#391「THE 7‘’ SINGLES BOX」#67「EVER PRESENT PAST / HOUSE OF WAX(LIVE)」

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2007年6月に移籍したポール・マッカートニーは、第1弾アルバム「MEMORY ALMOST FULL(追憶の彼方に〜メモリー・オールモスト・フル)」をMPL/ヒア・ミュージックからリリースして、米国では配信限定で英国では変型シングルのみでのリリースだった2007年7月リリースのシングル「DANCE TONGHT」と、配信限定(当初は無料)だった2007年8月リリースのシングル「NOD YOUR HEAD」につづいて、2007年11月5日には「EVER PRESENT PAST」をシングル・カットしました。7インチ・シングルは「EVER PRESENT PAST / HOUSE OF WAX(LIVE)」のカップリングで、CDシングルは「EVER PRESENT PAST」に「ONLY MAMA KNOWS」と「DANCE TONGHT」のライヴ音源を加えた3曲入りなのですが、全英85位・全米110位と云う「トホホ」な成績となりました。2005年リリースの前作アルバム「CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD(ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード〜裏庭の混沌と創造)」の時には出来ていたと云う「EVER PRESENT PAST」は、個人的にはポールの新たなる路線で名曲だと思うのですが、ヒア・ミュージックはアルバムが全英5位・全米3位と売れたので、シングルなんてどうでも良かったのでしょう。

アルバム「MEMORY ALMOST FULL」は、1「DANCE TONIGHT」、2「EVER PRESENT PAST」、3「SEE YOUR SUNSHINE」、4「ONLY MAMA KNOWS」、5「YOU TELL ME」、6「MY BELLAMY」、7「GRATITUDE」、8「VINTAGE CLOTHES」、9「THAT WAS ME」、10「FEET IN THE CLOUDS」、11「HOUSE OF WAX」、12「THE END OF THE END」、13「NOD YOUR HEAD」のアルバム本編の内、「DANCE TONGHT」と「EVER PRESENT PAST」と「SEE YOUR SUNSHINE」と「MY BELLAMY」と「GRATITUDE」と「THE END OF THE END」と「NOD YOUR HEAD」の7曲がポールのワンマン・レコーディングで、他の6曲がツアー・バンドでの演奏となっていて、シングル・カットされた3曲は全てポールがひとりで演奏した楽曲です。但し、シングルは配信限定も多く、カップリングされた曲も既にアルバムの拡大盤に収録されている曲だけなので、わざわざシングルを買おうと云う気にはならないし、そもそも配信限定では買うべき物がないのですから、パーロフォン時代には凝ったシングルを連発してコレクターを泣かせていたポールとは思えないリリースで、ソレはやはりヒア・ミュージックのやり方だったのでしょう。

ライヴ音源が収録された「HOUSE OF WAX」と「ONLY MAMA KNOWS」と「DANCE TONGHT」も、既にピンク・ジャケットの「デラックス・エディション」のDVDに映像版が収録されているのですから、珍しくはありません。そして、2007年11月13日にはライヴ盤の「AMOEBA'S SECRET」が12インチ・シングルとCDシングル(2009年1月27日)でリリースされるのです。ソレが、2007年6月27日にハリウッドのアメーバ・ミュージック・ホールでのシークレット・ライヴから、1「DRIVE MY CAR」、2「C MOON」、3「THAT WAS ME」、4「I SAW HER STANDING THERE」のたったの4曲入りだったのです。後に2010年1月17日に全14曲入りでのライヴ・アルバム「LIVE IN LOS ANGELES」としてリリースし直していて、1「DRIVE MY CAR」、2「ONLY MAMA KNOWS」、3「DANCE TONIGHT」、4「C MOON」、5「THAT WAS ME」、6「BLACKBIRD」、7「HERE TODAY」、8「BACK IN THE U.S.S.R.」、9「NOD YOUR HEAD」、10「HOUSE OF WAX」、11「GET BACK」、12「HEY JUDE」、13「LADY MADONNA」、14「I SAW HER STANDING THERE」となっています。

更に2019年7月12日になってからライヴ・アルバム「AMOEBA GIG」として、1「DRIVE MY CAR」、2「ONLY MAMA KNOWS」、3「DANCE TONGHT」、4「C MOON」、5「THE LONG AND WINDING ROAD」、6「I'LL FOLLOW THE SUN」、7「CALICO SKIES」、8「THAT WAS ME」、9「BLACKBIRD」、10「HERE TODAY」、11「BACK IN THE U.S.S.R.」、12「NOD YOUR HEAD」、13「HOUSE OF WAX」、14「I'VE GOT A FEELING」、15「MATCHBOX」、16「GET BACK」、17「BABY FACE」、18「HEY JUDE」、19「LET IT BE」、20「LADY MADONNA」、21「I SAW HER STANDING THERE」の、全21曲入りになって公式盤が出ています。つまり、同じライヴ音源が4曲入りから14曲入りになって更に21曲入りになって(2019年の2枚組アナログ盤には「COMING UP」のサウンドチェック音源を加えた全22曲入り)、3度買いさせられたわけですなあ。最初はヒア・ミュージックからだったのに、今ではキャピトルに戻っています。シングル「EVER PRESENT PAST / HOUSE OF WAX(LIVE)」は「THE 7‘’ SINGLES BOX」では67枚目で、ヨーロッパ盤のピクチャー・スリーヴで復刻されています。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第19話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第19話「6:00P.M.-7:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第19話の、今年初めての再放送です。同時進行で現馬、妻の六花、娘の美有、朝倉麗議員陣営、CTU、テロリスト、などの話が描かれているのですが、コレがもうどれもが危機的状況の連続で、観ていて疲れますし、こんな朝っぱらから観る様なドラマではありません。車が逆走して崖から落ちて爆発したのに怪我すらしない「不死身の女」美有とか、ソレを見て記憶喪失になった六花が、暗殺者をCTUの南条によって射殺されて記憶が戻るとか、そうした家族の危機を現馬には知らせずにコマとしか思っていないCTUとか、やはり日本版リメイクにはハードルが高過ぎるドラマなんですよ。しかも此のリメイク版が制作されたのは、原作ドラマ「24」の20年後なわけで、何故そんなに時間が経ってからリメイクしたのかも謎です。

本放送:2021年2月19日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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