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2024年05月24日

「ポールの道」#380「THE 7‘’ SINGLES BOX」#56「C'MON PEOPLE / I CAN'T IMAGINE」

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1993年2月1日にポール・マッカートニーがMPL/パーロフォンからリリースした9作目のソロ・アルバム「OFF THE GROUND」からは、先行シングル「HOPE OF DELIVERANCE(明日への誓い)」に続いて、同1993年2月22日に「C'MON PEOPLE」がシングル・カットされました。ビートルズ時代のジョンが書いた「I AM THE WALRUS」を思い起こさせるリズムでの此の楽曲は、ポールの単独作ですが、サー・ジョージ・マーティンがプロデュースとオーケストラ・アレンジを担当していて、如何にも「ビートルズ風」です。アルバムでは本編の最後に収録されていて、此の楽曲が終わった後に、いきなりフェイドインしてくるポールが1968年頃に書いたと云う「COSMICALLY CONCIOUS」のサワリとセットになっているので、全くもって「ビートリー」です。まあ、ポールとサー・ジョージ・マーティンが組んでいるのですから、そりゃあ、本物なのです。1993年の2度目のソロ来日公演でも披露されていて、曲の最後にステージ後方のスクリーンにポールとジョンの写真が大きく映し出されて、そりゃあ、もう、感動的でした。7インチ盤のB面「I CAN'T IMAGINE」は思わせぶりなタイトルですが、ポールの単独作でアルバム未収録曲です。

此のシングルは「C'MON PEOPLE / I CAN'T IMAGINE」の7インチ盤の他に、「KEEP COMING BACK TO LOVE」と「DOWN TO THE RIVER」を加えた4曲入りのCDシングルと、「C'MON PEOPLE」と「DELIVERANCE」と「DELIVERANCE」のダブ・ミックスの3曲入りのCDシングルが出ていて、日本では2曲入りの短冊CDが出ています。此の内、「KEEP COMING BACK TO LOVE」がポールとヘイミッシュ・スチュアートの共作で、他は全てポールの単独作です。「C'MON PEOPLE」は、全英41位とイマイチな成績でした。更にポールは、米国や日本では同1993年4月19日にアルバム表題曲の「OFF THE GROUND」をCDシングル・カットしていて、「OFF THE GROUND」の他に「COSMICALLY CONCIOUS」のフル・ヴァージョンと「STYLE STYLE」と「SWEET SWEET MEMORIES」〜「SOGGY NOODLE」の4曲(実質5曲)入りで、ポールの単独作のカップリングの3曲(4曲)はアルバム未収録でした。そして、ヨーロッパ諸国では同1993年11月8日に「BIKER LIKE AN ICON」もCDシングル・カットして、カップリングは「UNPLUGGED」には未収録だった「MIDNIGHT SPECIAL」と「THINGS WE SAID TODAY」に、ライヴ盤「PAUL IS LIVE」からの「BIKER LIKE AN ICON(LIVE)」を加えています。

こうしてシングルのカップリングは全てアルバム未収録曲としてしまったので、1993年12月1日には本編全12曲(13曲)入りと、アルバム未収録の全12曲入りのCD2枚組アルバム「OFF THE GROUND:THE COMPLETE WORKS」がリリースされていて、レコーディング当時にコレだけの完成品を産んだのはポールにとっても前例がない事でした。ソレだけ、アルバム「OFF THE GROUND」のバンドによるレコーディングは充実していたわけです。日本のアホな評論家は、アルバム「OFF THE GROUND」に関してもエルヴィス・コステロとの共作の蔵出しだった2曲(「MISTRESS AND MAID」と「THE LOVERS THAT NEVER WERE」)ばかり褒めていて、要するにコステロが好きなだけとしか思えない評価をしているのですけれど、おいおい、本当に聴いて書いていますかあ?「THE LOVERS THAT NEVER WERE」は名曲だとは思いますけれど、他にもアルバムやシングルのカップリング曲には良い曲が満載なのに、コステロ絡みで書いて置けばいいか、と云う短絡的な事ばかり書いていて、全く無責任で楽な商売ですなあ。

さてさて、1993年は、ポールにとって何度目かの絶頂期でした。ソレはアルバムのリリースに如実に表れています。1993年にポールは新作アルバム「OFF THE GROUND」と「OFF THE GROUND:THE COMPLETE WORKS」の2作の他に、アルバム「McCARTNEY」からアルバム「FLOWERS IN THE DIRT」までの16作を「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」としてリマスター音源で一気にリイシューしています。リマスターしてボーナス・トラックも入れているので、単なるリイシューではありません。「ニュー・ワールド・ツアー」の前半からのライヴ盤「PAUL IS LIVE」もリリースしていて、ポールとユースの変名ユニット「THE FIREMAN」の1作目である「STRAWBERRY OCEANS SHIPS FOREST」までリリースしているのです。つまり、1993年だけで20作ものアルバムを出してしまったわけですよ。リイシュー盤の16作を除外したって、新作だけでも4作も出しているのです。コロムビア時代のナイアガラじゃないんだから、そんなに出さなくとも良いのにねえ。まあ、ある事情で、其の後は1997年まで新作アルバムを出せなくなるんですけれどね。「C'MON PEOPLE / I CAN'T IMAGINE」は「THE 7‘’ SINGLES BOX」では56枚目で、ドイツ盤のピクチャー・スリーヴで復刻されています。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「竜馬がゆく」第五話(再)で内山理名ちゃん



時代劇専門チャンネル 21:00〜22:00

第五話「第三部 襲撃 前編」

内山理名 AS おりょう

「竜馬がゆく」第五話の、今年初めての再放送です。理名ちゃんが演じた「運命の人」おりょうは、前回の終盤に初登場したので、本格的な出番は此の回からとなります。竜馬はおりょうに綺麗な着物を着せて別嬪さんに変身させて、お登勢の養女にしてもらいます。二人は「おりょう」「竜馬」と「ジョン&ヨーコ」みたいに呼び捨てにして、白昼堂々と道端でハグするなど大胆です。そうしておりょうにメロメロになってゆく竜馬は、他の女性を残酷に捨てる展開となるのでした。

本放送:2004年1月2日(テレビ東京)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 22:00| RINA | 更新情報をチェックする

「悪党〜重犯罪捜査班」事案1〜事案3(再)で内山理名ちゃん



テレ朝チャンネル2 18:30〜21:00

内山理名 AS 飯沼玲子

「悪党〜重犯罪捜査班」事案1から事案3までの、今年4回目の再放送です。理名ちゃんはクールな刑事・飯沼玲子を演じていて、何故かDV男と同棲しています。理名ちゃんだけではなく、滝沢沙織さんもフリージャーナリスト役でレギュラー出演しています。他のキャスティングも、那奈ちゃんと共演歴がある「カタセカイ住人」が多いドラマです。

本放送:2011年1月21日、1月28日、2月4日(朝日放送、テレビ朝日)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 21:00| RINA | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第12話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第12話「11:00A.M.-12:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第12話の、今年初めての再放送です。全24話なので丁度真ん中まできたのですけれど、おいおい、まだ半分かよ、と既に脱落した方々も多かったでしょう。演出も本家原作ドラマに比べるとショボイし、本放送は週末のクリスマスの深夜だったので、こんなヘッポコリンでポンコツなドラマをリアタイで観ている人は少なかったでしょうなあ。さて、ここで悲しいお知らせです。ようやく半分まで来た「24 JAPAN」の再放送ですが、6月11日の最終回の翌日である6月12日から、今年2回目の再放送が始まります。何だかなあ。

本放送:2020年12月25日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 06:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする