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2024年02月29日

「ポールの道」#298「PAUL McCARTNEY'S OCEAN'S KINGDOM」



2010年リリースのアルバム「BAND ON THE RUN」から「アーカイヴ・コレクション」を開始したポール・マッカートニーは、2011年にはアルバム「McCARTNEY 」とアルバム「McCARTNEY U」を、2012年にはアルバム「RAM」を、2013年にはライヴ・アルバム「WINGS OVER AMERICA」を、2014年にはアルバム「VENUS AND MARS」とアルバム「WINGS AT THE SPEED OF SOUND」を、2015年にはアルバム「TUG OF WAR」とアルバム「PIPES OF PEACE」を、それぞれMPL/ヒア・ミュージック/コンコードから、とんとん拍子でリリースしてゆきます。ところが、ヒア・ミュージック/コンコードからキャピトルへ戻ってからは、2017年にアルバム「FLOWERS IN THE DIRT」を、2018年にアルバム「WINGS WILD LIFE」とアルバム「RED ROSE SPEEDWAY」と「WINGS 1971-1973」を、2020年にアルバム「FLAMING PIE」ときて、其の後は2024年2月現在に、まだリリースされていません。

2017年からは、本隊であるビートルズのアルバム「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」を皮切りに50周年記念盤がリリースされていて、毎回、豪華本の序文をポールが担当しているだけではなく、色々と関わっていると思われますので、キャピトルに戻ったタイミングとも合っていて、また「ビートルズで盛り上がっている時に、ポールの旧作も新作もいらないんだよ」などと云われているのかもしれません。其の辺が呑気にソロ・アルバムやライヴ盤を出せているリンゴ・スターとは違います。何せ「ビートルズの音楽」とは、即ち「ポール・マッカートニーの音楽」だからです。ソレはライヴで披露出来るビートルズ・ナンバーの数でも示されていて、ポールは88曲で、リンゴは12曲なのです。そんなポールなので、近年にはオリジナル・ロック・アルバムのリリースにも間隔が空く様になりました。

さて、2011年10月3日(英国・MPL/デッカ)・10月4日(米国・MPL/ヒア・ミュージック/コンコード/Telarc)に、ポール・マッカートニーはクラシック・バレエ曲集「PAUL McCARTNEY'S OCEAN'S KINGDOM」をリリースしました。これまでポールは、1991年リリースの「PAUL McCARTNEY'S LIVERPOOL ORATORIO」、1997年リリースのアルバム「PAUL McCARTNEY'S STANDING STONE」、1999年リリースのアルバム「WORKING CLASSICAL」、2006年リリースのアルバム「ECCE COR MEUM」のクラシック・アルバムがあって、5年ぶり5作目となりました。ニューヨーク・シティ・バレエ団に依頼されてポールが書き下ろした四楽章の作品で、ジョン・フレイザーのプロデュースで、ポールとジョン・ウィルソンが編曲して、ジョン・ウィルソンの指揮でロンドン・クラシカル・オーケストラが演奏しています。

内容は、1「MOVEMENT 1 OCEAN'S KINGDOM」、2「MOVEMENT 2 HALL OF DANCE」、3「MOVEMENT 3 IMPRISONMENT」、4「MOVEMENT 4 MOONRISE」の、四楽章で56分33秒です。ポールのクラシック・アルバムで最も聴き易いのは「WORKING CLASSICAL」ですが、ソレはリンダ・マッカートニーに捧げた既発曲をクラシックに編曲した楽曲が中心だったので、新作としては此の「PAUL McCARTNEY'S OCEAN'S KINGDOM」が最も親しみ易いアルバムです。ポールも5作目と云う事でクラシック作品の作曲にも慣れてきた様子ですし、ポールらしいメロディが含まれる楽曲で、サー・ジョージ・マーティンからの影響も随所に伺える作品となっております。それにしても、シルク・ドゥ・ソレイユの「LOVE」と云い、此のバレエ用の「PAUL McCARTNEY'S OCEAN'S KINGDOM」と云い、本編である公演の模様ではなく音楽だけがリリースされているのは、些か困ったちゃんなのです。ヒア・ミュージック/コンコードとしても、2007年リリースのアルバム「MEMORY ALMOST FULL」以来4年ぶりのスタジオ・アルバムがクラシック作品では、困惑したんじゃないでしょうか。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」

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WOWOWシネマ 14:20〜16:20

2016年公開作品(2016年5月14日公開)

片瀬那奈 AS 色丞魔喜

「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」の、今年4回目の放送です。前作に続いて、那奈ちゃんは変態仮面の母親を演じています。色丞魔喜女王様は、此の映画では珍しくウイッグでしょうけれどショート・ボブにしていて、なかなか似合っています。しかしながら、平日の真昼間に、WOWOWシネマは何と不埒な映画を連続放送するのでしょうか。これでも1作目は「PG-12」指定だったので、一般公開となった2作目は手心を加えているのです。其の辺の基準は分かりませんし、どっちも破廉恥な映画だと思います。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 16:20| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「HK/変態仮面」



WOWOWシネマ 12:30〜14:20

2013年公開作品(2013年4月13日公開)

片瀬那奈 AS 色丞魔喜

「HK/変態仮面」の今年4回目の放送ですが、「35歳の高校生」とバッティングしています。那奈ちゃんが演じたのは、変態仮面の母親でSMの女王様です。今にして思えば豪華なキャスティングでしたが、当時の鈴木亮平くんはまだ無名で、此の映画に関わっていた小栗旬くんの推薦で主役に抜擢されて、肉体改造してスタントなしで変態仮面を演じたのでした。本人が堂々と語る様に鈴木亮平くんの代表作のひとつですが、福田監督がダメもとでオファーして快諾した那奈ちゃんの代表作のひとつでもあります。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 14:20| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「35歳の高校生」第三話(再)

35歳の高校生 Blu-ray BOX


日テレプラス 12:00〜13:00

第三話「いじめって楽しい?スクールカーストが引き裂く友情の行方」

片瀬那奈 AS 長峰あかり

「35歳の高校生」第三話の今年初めての再放送ですが、「HK/変態仮面」とバッティングしています。コノ回では路上ライヴを二人でやるなど仲良しだった男子生徒を、スクールカーストによって仲違いさせるのですが、馬場ちゃんがとった解決法が、二人に嘘の伝言をして呼び出して殴り合いをさせて仲直りさせると云う前時代的な手段で、呆れてしまいます。20歳近い年の差があるので、馬場ちゃんの考え方は古いのかもしれませんが、余りにも現実離れした展開です。那奈ちゃんが演じたあかり先生の湯吞み文字は、「怠」と「傍観者」で、一話ごとではなく場面ごとに変わっています。

本放送:2013年4月27日(日本テレビ)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 13:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「289万アクセスのベラ・ドンナ」



当ブログのアクセス数が、289万を超えました。今後とも、何卒宜しくお願い致します。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 00:14| LOOK UP THE # | 更新情報をチェックする