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2023年11月14日

「ポールの道」#192「THE BEATLES / 1962-1966」「THE BEATLES / 1967-1970」ALTERNATE ALBUM EXPANDED EDITIONS, ULTIMATE VIDEO COLLECTION



新装盤の「赤盤」と「青盤」がリリースされたので、ブートレグにも触れておきましょう。「赤盤」と「青盤」は、そもそもブートレグの「ΑΩ」が売れたので、ソノ対抗策として公式リリースされたので、ジャケットのデザインなどは他のブートレグにパクられる事も多いのです。例えば「THE GET BACK SESSIONS」のアップル・スタジオでの音源をまとめた「THE BEATLES / THE RED APPLE(JANUARY 21st-27th, 1969)」と「THE BEATLES / THE BLUE APPLE(JANUARY 28th-31st, 1969)」と云う2枚組2セットとか、ポール・マッカートニーがライヴで披露したビートルズ・ナンバーだけをまとめた「PAUL McCARTNEY PLAY THE BEATLES RED EDITION」と「PAUL McCARTNEY PLAY THE BEATLES BULE EDITION」と云う2枚組2セットなどがありましてですね、「THE GET BACK SESSIONS」の方はジャケットのデザインをマネしているだけですが、ポールのライヴの方はビートルズのリリース順にライヴ音源をまとめているので、ポールによるひとり「赤盤」と「青盤」になっています。そして、「赤盤」と「青盤」をベースにしたブートレグもあって、ソレが「ALTERNATE ALBUM EXPANDED EDITIONS」と「ULTIMATE VIDEO COLLECTION」です。それぞれが、CD2枚組2セットと、DVD2枚組2セットとなっていて、デザインも元ネタの「赤盤」と「青盤」と同じ(写真が微妙に違う)なので、うっかりして公式盤と間違えて買っちゃいそうです。ところで、今回リリースされた「赤盤」と「青盤」は、旧盤と全く同じデザインなので、初心者は収録曲とかしっかりと確認しないと、間違って旧盤を買わされてしまいそうですよね。それから、デミックスによるリミックス盤なので、旧盤のリマスターとは明らかに違っているわけで、これからはリミックス盤がスタンダードになるのでしょうか。

さて、まずは「SUPERSTOCK」からの「THE BEATLES / 1962-1966」「THE BEATLES / 1967-1970」ALTERNATE ALBUM EXPANDED EDITIONSですが、コレがなかなか凝った内容です。リリースが2021年なので、何やら今回の2023年盤の公式リリースを見越していたかの様な感じです。まずは「赤盤」は、CD1に旧「赤盤」の全26曲がそのまんま収録されていて、昔から「赤盤はCD1枚に収まるだろう」を実践しています。しかしながら、ソノ実体は、全てが公式盤とは別テイクや別ミックスとなっていて、例えば「SHE LOVES YOU」はステレオになっていて、ソレだけでひっくり返ったのですが、今回の公式盤ではデミックスによってブートレグ以上のステレオになっていたので、コレマタひっくり返りました。「ALL MY LOVING」はイントロのハイハット入りだったり、「CAN'T BUY ME LOVE」はアウト・テイクだったり、「AND I LOVE HER」はシングル・ヴォーカルだったり、全てが公式盤とは違っています。そして、CD2は「PAST MASTERS STEREO REMIX」となっていて、英国盤のシングル「LOVE ME DO / P.S. I LOVE YOU」から「PAPERBACK WRITER / RAIN」までのAB面に、EP盤「LONG TALL SALLY」の4曲、ドイツ語盤2曲、「BAD BOY」、更に「YESTERDAY」の全32曲入りで、計58曲入りです。新装盤の「赤盤」は全38曲入りなので、20曲も多くて、CDだったらコレだけ入るんですよ。勿論、シングルA面曲はダブってはいますが、全て別ミックスで、特に2枚目は1962年から1966年までのシングル全曲集なわけで、なかなか、どうして、聴きごたえ充分です。コレを聴くと、新装盤の「赤盤」には、もっとシングルのB面曲も収録して欲しかったと思うし、ライヴの最後の定番曲だった「LONG TALL SALLY」と「I'M DOWN」とか、革新的な「RAIN」とか、何で収録されていないのでしょうね、となりますわなあ。

「青盤」の方は、CD1とCD2に旧盤の全28曲がそのまんまの順番で収録されていますが、全てが別テイクや別ミックスです。「GET BACK」と「DON'T LET ME DOWN」はルーフトップでのライヴ音源で、まあ公式の配信音源から持って来たのでしょうけれど、クリアな音源で感動的です。CD1には「YOU KNOW MY NAME(LOOK UP THE NUBER)」のステレオ完全版と、「CHRISTMAS TIME(IS HERE AGAIN)」と「THE INNER LIGHT」と「WITHIN YOU WITHOUT YOU / TOMORROW NEVER KNOWS」と「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」が加わった全19曲入りで、CD2には「GET BACK」と「DON'T LET ME DOWN」と「LET IT BE」のシングル・ヴァージョンと「ACROSS THE UNIVERSE」のバード・ヴァージョンと「FREE AS A BIRD」と「REAL LOVE」が加わった全20曲入りで、合計39曲入りです。新装盤の「青盤」は全37曲入りなので、こちらは収録曲数だけ見れば大差ありません。しかし「WITHIN YOU WITHOUT YOU」を入れるなら同じインド志向でも「THE INNER LIGHT」の方が良かったとか、今回の目玉である「NOW AND THEN」が入っているのに同じ手法だった「FREE AS A BIRD」と「REAL LOVE」はどうして入っていないんだろう、とか、やっぱりビートルズはふざけたバンドなのだから「YOU KNOW MY NAME(LOOK UP THE NUBER)」も入れて欲しかったなあ、とか、なりますわなあ。そもそも、ビートルズのベスト盤を作ると云う事自体が「無理難題」なわけでして、どうしたって抜けが出てしまいますので、ビートルズは黙ってステレオ盤の箱とモノラル盤の箱を買えば良いのです。今回の新装盤の「赤盤」と「青盤」の売りは、新曲「NOW AND THEN」と、デミックスによってステレオ化されたリミックス音源が聴ける事なのです。

映像作品のブートレグでは「Sgt.」から2015年に出た「THE BEATLES / 1962-1966」「THE BEATLES / 1967-1970」ULTIMATE VIDEO COLLECTIONが、それぞれ2枚組2セットで、納得がゆく内容です。2015年には公式で「1+」がリリースされていて、ソレはベスト盤「1」のリミックスCDに、DVDもしくはBDの2枚組で、1枚目が「1」の全27曲のMVが、2枚目にはソレ以外の全23曲のMVが、合計50曲のMVが美しい映像に生まれ変わって収録されていました。当然ながらブートレグはソノ上を行かないと相手にされません。ソコで、「赤盤」の方は、DVD1に旧「赤盤」の全26曲のMVに加えて21曲が加えられて、全47曲入りとなり、「ORIGINALS」と云う21曲には、あるだけのMVを全部入れています。故に「PAPERBACK WRITER」と「RAIN」などは何パターンも収録されています。DVD2は63曲ものヴァージョン違いの映像が収録されていて、「赤盤」だけで110曲も入っています。「青盤」もDVD1には旧「青盤」の全28曲と「ORIGINALS」の9曲の全37曲入りで、DVD2には44曲の別ヴァージョン入りの、合計72曲入りで、両方合わせると全182曲もの映像を観る事が出来るのです。公式の「1+」は50曲ですから、3倍以上収録されているわけです。コレはですね、公式の「1+」を持っていて、ソレでももっと観たいとなったなら、オススメしますけれど、公式盤の「1+」でも全部観るのに3時間以上掛かって、ブートレグの方は「赤盤」だけで5時間位で、「青盤」も4時間半位で、合計9時間半位掛かります。そして、おそらく今回の新装盤「赤盤」と「青盤」に対して、ブートレグ業者が黙っているわけがなく、新たなる音源集や映像集が出るであろう事は確実です。まあ、2023年の現在でも、ソレだけ「ビートルズは売れる」のです。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:40| FAB4 | 更新情報をチェックする

「大奥〜華の乱〜」第一話〜第七話(再)で内山理名ちゃん



フジテレビTWO 17:30〜23:30

第一話「修羅場」
第二話「伏魔殿」
第三話「仇の子」
第四話「疫病神」
第五話「逆襲」
第六話「殺意」
第七話「真の敵」

内山理名(主演) AS 安子

「大奥〜華の乱〜」第一話から第七話までの今年2回目の再放送ですが、「窓際太郎の事件簿30」と「理名ちゃんバッティング」しています。2023年の現在「大奥」と云えば、NHKで放送中の連続ドラマ男女逆転「大奥」ですけれど、何とまあ、来年(2024年)1月からフジテレビでも連続ドラマ「大奥」が放送されるそうです。主演は「彼女はキレイだった」でお馴染みの小芝風花ちゃんらしいのですが、NHKで男女逆転版を放送した直後に連ドラって、何だかなあ、です。確かにフジテレビも大昔から「大奥」は放送していて、こうして理名ちゃん版の「大奥〜華の乱〜」を再放送するのも、ソノ煽りでもあるのでしょう。ストーリーは、各回のサブタイトル通りにドロドロ展開で進みますが、数少ない男性出演陣の中でも、普通に上様を恨んでいる柳沢よりも、全く人間らしい感覚がない上様が底知れぬ恐ろしさを醸し出しています。

本放送:2005年10月13日〜12月1日(フジテレビ)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 23:30| RINA | 更新情報をチェックする

「税務調査官 窓際太郎の事件簿30」(再)で内山理名ちゃん

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TBSチャンネル1 15:50〜19:30

文科省から極秘文書を持ち出したのは親友の息子だった!
そこに現れる謎の調査官。巨大競技場建設に隠された陰謀とは?!

内山理名 AS 木島華子

「税務調査官 窓際太郎の事件簿30」の、今年5回目の再放送ですが、「大奥〜華の乱〜」と「理名ちゃんバッティング」しています。理名ちゃんが演じた木島華子さんは、窓際太郎を調査しにやってきて、最初はダメ親父だと思っていたものの、徐々に窓際太郎を評価する様になります。しかし、窓際太郎の身代わりになって刺されて入院した挙句、事件の責任を取らされて左遷されてしまう踏んだり蹴ったりな役どころです。本人は「元気でやっていて幸せです」なんて手紙を送るわけですが、まあ、現在の那奈ちゃんの様に、本人が幸せならソレで良いでしょう。理名ちゃんを始めとして、雲霧一党が沢山出ているドラマで、何だか混乱させられますなあ。

本放送:2016年4月11日(TBS)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 19:30| RINA | 更新情報をチェックする

「花咲舞が黙ってない」第2シリーズ第1話(再)

「花咲舞が黙ってない 2015」 Blu-ray BOX


日テレプラス 14:00〜15:00

第1話「お言葉を返すようですが!痛快ヒロイン、復活!!」

片瀬那奈 AS 北原有里(第1話ゲスト)

「花咲舞が黙ってない」第2シリーズ第1話の、今年5回目の再放送です。年がら年中再放送しているドラマで、花咲舞さんは、一年中、黙りません。那奈ちゃんが演じた北原さんは銀行員で、パワハラ上司の命令で顧客を騙して訴えられて、責任を取らされて辞表を書かされますが、花咲舞さんがパワハラ上司を成敗して、左遷で済む展開です。明後日に再放送される第3話には、理名ちゃんがゲスト出演しています。

本放送:2015年7月8日(日本テレビ)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 15:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第14話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第14話「1:00P.M.-2:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第14話の、今年6回目の再放送です。前回でようやくテロリストのリーダーだと思われた民三を容赦なく射殺した現馬ですが、実は民三は雇われただけの小者で、真のテロリストが入国します。ソレが「林兄弟」なのですが、名前が「アンドレ」と「アレクシス」で、後に登場するラスボスの父親も「ビクター」で、何故かコノ連中だけ原作ドラマと同じ名前になっています。アンドレは、使えない奴らだと思ったのか、民三一味を皆殺しにしちゃって、もう何が何だか分かりません。那奈ちゃんが演じた氷川七々美は、おそらく民三や林親子よりも強力なテロ組織に関わっていたのでしょうけれど、此のリメイクではソコまで描かれてはいません。

本放送:2021年1月15日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 06:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする