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2023年11月02日

「ポールの道」#180「TEN OUT OF 10」



エリック・スチュワートとグレアム・グールドマンを中心とした「10cc」は、1981年にダンカン・マッケイが脱退したので、6人組からエリックとグレアムによるデュオ形態に戻りました。レコーディングにはポール・バージェス(ドラムス)とリック・フェン(ギター)も参加していたものの、彼らは「サポート・メンバー」に格下げとなりました。他にも、サッド・カフェのヴィク・エマースン(シンセサイザー、ピアノ)、レニー・クルックス(サックス)、マーク・ジョーダン(オルガン、ピアノ)、サイモン・フィリップス(ドラムス)などをゲストに迎えておりますが、基本的にはエリックとグレアムの二人による演奏で、1981年11月27日に英国でワーナー/マーキュリーからリリースしたのが、「10cc」名義では8作目のスタジオ・アルバム「TEN OUT OF 10(ミステリー・ホテル)」です。内容は、A面が、1「DON'T ASK」、2「OVERDRAFT IN OVERDRIVE」、3「DON'T TURN ME AWAY(恋のまわり道)」、4「MEMORIES(サマー・メモリーズ)」、5「NOTELL HOTEL(ミステリー・ホテル)」で、B面が、1「LES NOUVEAUX RICHES(トロピカル・ホリデイ)」、2「ACTION MAN IN MOTOWN SUIT(アクション・マン)」、3「LISTEN WITH YOUR EYES」、4「LYING HERE WITH YOU(君は目を閉じて…)」、5「SURVIVOR」の、全10曲入りです。何やらカタカナでも原題とは大きく異なる邦題が付いている事からお分かりの通り、日本盤も同内容でリリースされています。楽曲は「DON'T ASK」と「LYING HERE WITH YOU」がグレアム・グールドマンの単独作で、「DON'T TURN ME AWAY」と「LES NOUVEAUX RICHES」がエリック・スチュワートの単独作で、他の6曲は「スチュワート=グールドマン」作です。ところが、此の「10点満点」と名付けられた英国盤は、英国では低迷してチャートインせず、米国ではリリースされなかったのです。

米国では、翌1982年6月にようやくリリースされたのですが、内容は、A面が、1「DON'T ASK」、2「THE POWER OF LOVE」、3「LES NOUVEAUX RICHES」、4「MEMORIES(U.S. MIX)」、5「WE’VE HEARD IT ALL BEFORE」で、B面が、1「DON'T TURN ME AWAY」、2「NOTELL HOTEL」、3「OVERDRAFT IN OVERDRIVE」、4「TOMORROW’S WORLD TODAY」、5「RUN AWAY」の、全10曲入りで、4曲を差し替えて、曲順も全く別にされています。まるでジョージ・ハリスンのアルバム「SOMEWHERE IN ENGLAND」みたいな事になったのですが、差し替えられた4曲の内「TOMORROW'S WORLD TODAY」はグレアムの単独作で、他の3曲「THE POWER OF LOVE」と「WE’VE HEARD IT ALL BEFORE」と「RUN AWAY」は「スチュワート=グールドマン=ゴールド」作で、後にグレアムと「WAX」などを結成するアンドリュー・ゴールドが曲作りに関わっていて、歌や演奏にも参加しています。此のアルバムの頃には、エリック・スチュワートはポール・マッカートニーのレコーディングに参加し始めていたし、グレアムもアンドリュー・ゴールドとの新たな方向性を模索し始めていたのでしょうけれど、全米チャートでは209位と大爆死しました。今聴くとAOR路線で悪くないのですけれど、何せ「10cc」を名乗っているわけで、大衆は「10cc」にはこう云う曲もアルバムも求めていなかったのです。だからこそ「10cc」らしい「ゴドレイ&クレーム」が、同時期にヒットしたとも思えます。CDでは、英国盤全10曲に続いて、米国盤で差し替えられた「THE POWER OF LOVE」と「MEMORIES(U.S. MIX)」と「WE’VE HEARD IT ALL BEFORE」と「TOMORROW’S WORLD TODAY」と「RUN AWAY」の5曲に、「LES NOUVEAUX RICHES」のシングル・ミックスと、シングル「THE POWER OF LOVE」のB面のみだったエリック・スチュワート作の「YOU’RE COMING HOME AGAIN」の、7曲ものボーナス・トラックを加えた全17曲入りの完全盤がリリースされていますが、既に廃盤の様です。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」(再)

必殺!!主題歌ベストセレクション~裏稼業の哀歌たち~ CD


BSテレ東 12:56〜14:56

片瀬那奈 AS 夏目理恵子

(撮影:2007年5月/京都、奈良ロケ)

「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」の今年8回目の再放送ですが、「こちら本池上署」とバッティングしています。昨日にCSで再放送されたばかりですが、こちらは無料のBSでの再放送となっております。

本放送:2007年11月18日(BSジャパン)、2007年11月21日(テレビ東京)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 14:56| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「こちら本池上署」第2シリーズ第13回(再)



BS-TBS 12:59〜13:55

第13回「ママは17歳」

主題歌:NANA KATASE「Shine」

「こちら本池上署」第2シリーズ第13回の今年3回目の再放送で、主題歌は那奈ちゃんの「Shine」ですが、「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」とバッティングしています。コノ回では主題歌「Shine」の「off vocal version」と云うか、インストゥルメンタル版が、恋人が事故死して17歳で母親になった少女が両親と和解するクライマックスに流れます。此れは歌入りと同様に、市販のCCCDでは聴けないTVサイズです。

本放送:2003年7月7日(TBS)


(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 13:55| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第6話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第6話「05:00A.M.-06:00A.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第6話の、今年6回目の再放送です。那奈ちゃんが演じた氷川七々美は、もう待てど暮らせど登場しません。偶然にもコノ回はドラマと現実世界が同時刻ですが、こんな朝っぱらに、こんな無茶苦茶な事をしているドラマの異常性が分かります。

本放送:2020年11月13日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 06:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする