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2023年11月15日

「24 JAPAN」第15話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第15話「2:00P.M.-3:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第15話の、今年6回目の再放送です。物語の方は、ようやくテロリスト「林親子」の狙いが判明します。ソレが現馬と朝倉麗議員が関わった「夜のとばり作戦」で、林親子の妻や娘たちが巻き添えを食って殺されてしまった復讐なのでした。ソレで現馬に朝倉麗議員を射殺させようと、何度も同じ手を使って失敗していたわけですなあ。林親子だけ名前が原作通りのカタカナなのもアレですが、他の日本人も「現馬(げんば)」とか「麗(うらら)」とか「六花(りっか)」とか「伊月(いづき)」とか「民三(たみぞう)」とか、なかなかどうしてキラキラしています。

本放送:2021年1月22日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「片瀬のNANA CHANNEL」#168【生配信】HYBE INSIGHTやEVNNEペンミやセブチライブでワクワクしてる人の雑談【20時〜】



YouTube「片瀬のNANA CHANNEL」 20:00配信開始(1時間41分51秒)

那奈ちゃんのYouTube第168弾で、今回はまたしても生配信だそうです。2月も3月も4月も5月も6月も7月も8月も9月も10月も全てが生配信、11月に入っても2回目もやっぱり生配信で、42回連続の「推し活」です。那奈ちゃんを下げる記事で「最近は、Xもインスタも更新せずに、YouTubeで韓国アイドルを語る生配信ばかりやっているが、再生数はどれも1万回と爆死状態」などと書かれていますが、合っているようで間違っています。ソレはYouTubeの件で「再生数が1万回」と書いてありますが、ソレは配信後に謎に増加している数字で、同接では5百人から多くとも7百人位しか観ていません。本日に関して云えば、同接で2百人台でした。まあ、擦り過ぎの「推し活」ばかりでは、そうなりますわなあ。ソレでも本人は「今が一番幸せで充実しています」だそうなので、もう「会社員が本業」なんですから、そっとしておいてはくれませんかね。

(小島イコ/姫川未亜)

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「大奥〜華の乱〜」第八話〜第十話(最終話)(再)で内山理名ちゃん



フジテレビTWO 17:30〜20:10

第八話「お犬様」
第九話「遺言」
第十話(最終話)「乱心」

内山理名(主演) AS 安子

「大奥〜華の乱〜」第八話から第十話(最終話)の、今年2回目の再放送です。終盤にかけてドロドロ展開も加速してゆき、上様の「生類憐みの令」が出てくると、ああ、こいつは天下の悪法を作った「綱吉」だったんだ、と思い出させてくれます。もう、ソレ以前に上様が「サイコパス」なわけで、お犬様エピソードなどサラリと描かれていて、それ故に不気味度数が増しています。最終話で理名ちゃんが演じた安子が柳沢を「夫の仇!」と刺そうとして刃を奪われて、柳沢が誤って上様を刺してしまう展開で、死ぬ時になって初めて上様が人間らしくなるのも皮肉な展開です。でも「夫の仇!」と刺そうとする安子が、何だか可愛いんですよね。

本放送:2005年12月8日〜12月22日(フジテレビ)

(姫川未亜/小島イコ)

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「ポールの道」#193「PIPES OF PEACE」

Pipes of Peace


時代を1983年に逆戻りして、ポール・マッカートニーは、英国では1983年10月31日にMPL/パーロフォンから、米国では同年10月26日にMPL/コロムビアから、ソロとしては4作目でウイングスも含めれば12作目のアルバム「PIPES OF PEACE」をリリースしました。前作アルバム「TUG OF WAR」ではスティーヴィー・ワンダーとの共演曲「EBONY AND IVORY」が大きな話題となりましたが、今作では当時アルバム「THRILLER」がモンスター・セールスを続けていたマイケル・ジャクソンと共演した「SAY SAY SAY」が大ヒットしました。ポールはマイケルの「THRILLER」に収録されて先行シングルにもなった「THE GIRL IS MINE」でも共演していましたが、レコーディングはこちらに収録されている「SAY SAY SAY」と「THE MAN」の方が先で、ソノ返礼として「THE GIRL IS MINE」に参加したものの、アルバム「THRILLER」が先にリリースされたのです。こちらのアルバム「PIPES OF PEACE」は、そんな事情からも分かる様に、前作「TUG OF WAR」でのセッションと、ソノ後に今作用にレコーディングした楽曲から構成されているので、レコーディング期間としては1980年11月から1983年7月までの2年半もの長期に渡る事となりました。そもそもポールはアルバム「TUG OF WAR」を2枚組でリリースしようと考えていたわけで、実現していれば「SAY SAY SAY」と「THE MAN」は勿論、「SO BAD」なども2枚組に収録されていたのでしょう。しかしながら、此のアルバムは前作同様にサー・ジョージ・マーティンがプロデュースして、ジェフ・エメリックがエンジニアなのですが、今一つアルバムとしての評判は芳しくない出来栄えで、シングル「SAY SAY SAY」は全米首位、全英2位、シングル「PIPES OF PEACE」は全英首位と売れたものの、アルバムは全英4位、全米15位と、特に米国では不振に終わりました。

長期に渡ったレコーディング・メンバーは豪華で、ポール・マッカートニー(リード・ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、ベース、アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、アコースティック・ピアノ、エレクトリック・ピアノ、キーボード、シンセサイザー、ボコーダー 、ドラムス 、パーカッション、サトウキビ)、リンダ・マッカートニー(バッキング・ヴォーカル、キーボード)、エリック・スチュワート(エレクトリック・ギター、バッキング・ヴォーカル)、マイケル・ジャクソン(ヴォーカル&バッキング・ヴォーカル)、デニー・レイン(アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター)、リンゴ・スター(ドラムス)、スタンリー・クラーク(ベース)、スティーヴ・ガッド(ドラムス)、デイヴ・マタックス(ドラムス)、エイドリアン・ブレット(パンパイプ)、ジェームス・キッペン(タブラ)、ペスタロッチ・チルドレン・コア(コーラス)、ジョージ・マーティン(サトウキビ、バイシクル・ホイール、ピアノ)と云った面々です。ポールやマーティンが担当した「サトウキビ」とか「バイシクル・ホイール」などは、パーカッションの様にサトウキビを折った音や車輪を打った音を使っています。内容は、A面が、1「PIPES OF PEACE」、2「SAY SAY SAY」、3「THE OTHER ME(もう一人の僕)」、4「KEEP UNDER COVER」、5「SO BAD」で、B面が、1「THE MAN」、2「SWEETEST LITTLE SHOW」、3「AVERAGE PERSON」、4「HEY HEY」、5「TUG OF PEACE」、6「THROUGH OUR LOVE(ただ愛に生きて)」の、全11曲入りです。コノ内「SAY SAY SAY」と「THE MAN」はポールとマイケル・ジャクソンの共作で、「HEY HEY」がポールとスタンリー・クラークの共作で、他はポールが書いた楽曲です。前述の通り前作アルバム「TUG OF WAR」のレコーディングと、ソノ後に今作の為に追加されたレコーディングが混じっています。

アルバム「TUG OF WAR」のレコーディング曲は、「SAY SAY SAY」と「KEEP UNDER COVER」と「SO BAD」と「THE MAN」と「SWEETEST LITTLE SHOW」と「AVERAGE PERSON」と「HEY HEY」の7曲で、今作への追加レコーディング曲は「PIPES OF PEACE」と「THE OTHER ME」と「TUG OF PEACE」と「THROUGH OUR LOVE」の4曲です。つまりは、3分の2位は前作用にレコーディングされていた楽曲で構成されているわけで、正に「姉妹盤」とも云えるのですが、ソレだけに前作と比較されて、評価が低い可哀想なアルバムです。英国ではシングルが首位になったタイトル曲の「PIPES OF PEACE」や、ソノB面で米国や日本ではA面になった「SO BAD」が良いし、個人的には「SO BAD」が此のアルバムでは最も好きです。ポール&リンダ・マッカートニーにリンゴ・スターとエリック・スチュワートがバンドとして出演しているMVも、シンプルですが大好きです。次に好きなのが「THE OTHER ME」で、コレはポールが全ての楽器も歌も担当しているアルバム「McCARTNEY」や「McCARTNEY U」や「McCARTNEY V」と同じ路線で、ド派手な「SAY SAY SAY」の次に入っているので損をしていますが、佳曲です。と申しますか、個人的には「SAY SAY SAY」と「THE MAN」の2曲が浮き過ぎていて、正直に云えば「要らない」と思います。両A面シングルにでもして頂いて、アルバムには収録しない方が良かったとさえ思います。そして、些かぬるいB面も、無理にスタンリー・クラークとのセッションである「HEY HEY」を入れたり、お得意の合わせ技でコケている「TUG OF PEACE」とか、これまたお得意の甘過ぎるバラード「THROUGH OUR LOVE」とか、ジャケットが見開きで開いて見ないとポールの手しか見えないデザインとか、悪い時のポール・マッカートニーが連発されているのも、ポールのファンにとっては「憎めない」アルバムです。

(小島イコ)

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2023年11月16日

「24 JAPAN」第16話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第16話「3:00P.M.-4:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第16話の、今年6回目の再放送です。そもそも中途半端に日本版にリメイクしたドラマなので、毎回バンバン銃を撃って人が死んでゆきます。朝っぱらの5時から6時にこんなドラマを観たら、何だか一日中嫌な気分になりそうです。此の回では、主人公の妻である六花が一寸目を離したら、娘の美有を乗せた車が逆走して崖から落ちて爆発します。ソレでショックを受けた六花は記憶喪失になってしまうのですが、美有は「不死身の女」で怪我ひとつしていないのでした。おいおい、ソレはないだろう、と思えるものの、ソレを云い出したら全ての展開が無理矢理なのです。何せ初回に那奈ちゃんが演じた氷川七々美が証拠隠滅の為に旅客機ごと爆破して始まっているわけで、なかなかどうして、大雑把過ぎる演出なのです。

本放送:2021年1月29日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「花咲舞が黙ってない」第2シリーズ第3話(再)で内山理名ちゃん

「花咲舞が黙ってない 2015」 Blu-ray BOX


日テレプラス 14:00〜15:00

第3話「女子行員が堕ちた恋の罠!! 窓口から消えた三百万」

内山理名 AS 吉川恭子(第3話ゲスト)

「花咲舞が黙ってない」第2シリーズ第3話の、今年5回目の再放送です。第1話の那奈ちゃんに続いて、第3話では理名ちゃんが銀行員を演じています。理名ちゃんが演じた吉川さんは真面目で信頼されている銀行の窓口係ですが、結婚詐欺師に騙されて、全財産を貢ぎ、多額の借金も貢ぎ、遂には銀行のお金を横領してしまいます。花咲舞さんが結婚詐欺師を成敗しますが、吉川さんは逮捕される結末です。

本放送:2015年7月22日(日本テレビ)

(姫川未亜/小島イコ)

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「烈火 警視庁強行犯 樋口顕」(再)で内山理名ちゃん



BSテレ東 17:56〜19:49

内山理名 AS 藤井麻奈

「烈火 警視庁強行犯 樋口顕」の、今年5回目の再放送です。先週に有料BSで再放送されたばかりですが、今回は無料BSでの再放送です。理名ちゃんは本日に再放送された「花咲舞が黙ってない」での吉川さんの様な「幸薄い役」も得意としていますが、此のドラマの様な刑事役や、徹底的な悪女役など、実に多彩な役柄を演じ分けています。

本放送:2016年12月21日(テレビ東京)

(姫川未亜/小島イコ)

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「ポールの道」#194「PIPES OF PEACE」Special Edition(2CD)Deluxe Edition(2CD+1DVD+2BOOK)「PIPES OF PEACE & MORE」

Pipes Of Peace - EX


1983年10月にリリースされたポール・マッカートニーのアルバム「PIPES OF PEACE」は、1984年には初CD化されていて、1993年8月9日に「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」の一環としてリマスターがCD化されて、本編全11曲にボーナス・トラックとして「TWICE IN A LIFE TIME」と「WE ALL STAND TOGETHER」と「SIMPLE AS THAT」の3曲が加わっています。「TWICE IN A LIFE TIME」は1985年公開の同名映画のテーマ曲で映画のエンディングに使われていて、コノ時が初CD化です。「WE ALL STAND TOGETHER」は、1984年にリリースされたアニメ「ルパートとカエルの歌」の主題歌で、レコーディングはアルバム「TUG OF WAR」よりも前で、コノ曲でポールは久しぶりにサー・ジョージ・マーティンにプロデュースを任せて、ソノ流れでアルバム「TUG OF WAR」やアルバム「PIPES OF PEACE」へと繋がりました。「SIMPLE AS THAT」は1986年にアンチ・ヘロインのチャリティー盤「LIVE IN WORLD」へポールが提供した曲です。そして、2015年10月2日に「アーカイヴ・コレクション」として、前作アルバム「TUG OF WAR」と同時にMPLからリリースされました。2CDの「Special Editon」と、2CDにDVDと本が2冊の箱「Deluxe Edition」が出ていて、日本では2CDを「デラックス・エディション」で、箱を「スーパー・デラックス・エディション」とされています。2CDの内容はどちらも同じで、CD1にはアルバム「PIPES OF PEACE」全11曲の2015年最新リマスターが収録されていて、CD2はボーナス・オーディオとなっています。

CD2の内容は、1「AVERAGE PERSON」DEMO、2「KEEP UNDER COVER」DEMO、3「SWEETEST LITTLE SHOW」DEMO、4「IT'S NOT ON」DEMO、5「SIMPLE AS THAT」DEMO、6「SAY SAY SAY」2015 REMIX、7「ODE TO A KOALA BEAR(コアラへの詩)」、8「TWICE IN A LIFE TIME」、9「CHRISTIAN BOP」の、全9曲入りです。「AVERAGE PERSON」と「KEEP UNDER COVER」と「SWEETEST LITTLE SHOW」の3曲のデモ音源は、ブートレグの「RUDE STUDIO DEMO 1980」や「TUG OF WAR DEMO TRACKS」にも収録されていた音源で、1980年にレコーディングされたものです。しかし、ソノ後の「IT'S NOT ON」は初出音源で、何やらポールが色々な声で歌っている不気味な曲です。「SIMPLE AS THAT」は、前述のチャリティー盤へ提供した曲ですが、メロディーが全く違う「別の曲」です。「SAY SAY SAY」2015 REMIXは、新たに制作された新リミックス音源で、インストゥルメンタル版にボツにしたヴォーカルを乗せています。「ODE TO A KOALA BEAR」は、ソノ元のシングル「SAY SAY SAY」のB面曲で佳曲ですが、初CD化です。「TWICE IN A LIFE TIME」は、前述の映画のテーマ曲で、「CHRISTIAN BOP」は、1987年にフィル・ラモーンのプロデュースでレコーディングしてアルバム丸ごとボツになった時のインストゥルメンタル曲です。DVDには「PIPES OF PEACE」と「SO BAD」と「SAY SAY SAY」のミュージック・ヴィデオと、「HEY HEY」に乗せてのセッション映像(ポールが撮影しているからポールが映っていない)と、レコーディング風景と、「THE MAN」に乗せてポール宅に遊びに来たマイケル・ジャクソンと一緒に乗馬を楽しむ映像が収録されています。

ポールが二役で軍人を演じた「PIPES OF PEACE」と、マイケルと一緒の「SAY SAY SAY」のMVは、どちらも短編映画並みのお金を掛けたであろう出来栄えで有名ですが、ソレで低予算になったのかシンプル過ぎる「SO BAD」のMVですけれど、個人的には素朴過ぎる「SO BAD」のMVが最も好きです。天下無敵のサー・ポール・マッカートニーは、わざわざ他人を演じる必要などなくて、普通に演奏して歌っているだけで良いのです。「SO BAD」のMVにはリンゴ・スターとエリック・スチュワートも出ていて、リンダ・マッカートニーを加えた4人での演奏風景なので、嫌でも「ビートルズ」を連想させます。まあ、二人は本物なのですから、ポールも狙って撮ったのでしょう。そして、ソコに入っていても引けを取らない「エリック・スチュワートがイイ感じ」なのです。箱には例によって本が2冊付いていて、1万5千円でした。音源に関しては、2CDも箱も同じなので、音源だけで良ければ2CDで充分でしょう。さて、お馴染みの「MOONCHILD RECORDS」からの2枚組で千円ブートレグ「PIPES OF PEACE & MORE」にも触れておきましょう。CD1はアルバム「PIPES OF PEACE」本編全11曲に加えて、シングルB面の「ODE TO A KOALA BEAR」、マイケルとのデュエット曲「THE GIRL IS MINE」、「TWICE IN A LIFE TIME」に続いて、デモ音源が加わって23曲入りで、公式盤には未収録のデモ音源(「WE ALL STAND TOGETHER」、「BOIL CRISIS」など)も聴けます。CD2は、デモ音源と「SAY SAY SAY」のヴァージョン違いや、「PIPES OF PEACE」のシングル・ヴァージョンや、「THE GIRL IS MINE」のヴァージョン違いなどの全19曲入りで、合計42曲入りです。マイケル・ジャクソンのCDは買っていないので「THE GIRL IS MINE」が5ヴァージョンも聴けるのは便利(但し、ポールのヴォーカルをラップに変えたヴァージョンは要らない)ですけれど、余り評価していない「SAY SAY SAY」を10ヴァージョンも聴かされるのは食傷気味ですなあ。

(小島イコ)

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2023年11月17日

「24 JAPAN」第17話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第17話「4:00P.M.-5:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第17話の、今年6回目の再放送です。車が逆走して崖から落ちて爆発したのに「不死身の女」の美有はピンピンしていて、記憶喪失になったママの六花を探します。一方、朝倉麗議員の女性スタッフにテロリストのアレクシスが色仕掛けで接触している事が発覚して、現馬は女性スタッフを囮にしようと提案し、朝倉麗議員は躊躇し反対するものの、結果的には同意します。ところが、相手がテロリストであったと分かり逆上した女性スタッフは、アレクシスを刺してしまい、朝倉麗議員は「それ見た事か」とばかりにCTUに対する信頼を失ってしまいます。何だかなあとしか申し上げられない展開で、流石に年に6回は多過ぎるし、早く終わってくれませんかねえ。

本放送:2021年2月5日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#195「MILK AND HONEY」



あまりにも衝撃的だったジョン・レノンの死から約3年後の1984年1月19日(米国)、同年1月25日(日本)、同年1月27日(英国)に、ジョン・レノンとヨーコさんの連名のアルバム「MILK AND HONEY」が、ポリドールからリリースされました。内容は、A面が、1「I'M STEPPING OUT」、2「SLEEPLESS NIGHT」、3「I DON'T WANNA FACE IT」、4「DON'T BE SCARED」、5「NOBODY TOLD ME」、6「O' SANITY」で、B面が、1「BORROWED TIME」、2「YOUR HANDS」、3「(FORGIVE ME)MY LITTLE FLOWER PRINCESS」、4「LET ME COUNT THE WAYS」、5「GROW OLD WITH ME」、6「YOU'RE THE ONE」の、全12曲入りです。前作アルバム「DOUBLE FANTASY」と同様にジョンの曲とヨーコさんの曲が交互に収録されていて、ジャケット写真も篠山紀信さんによる前作ジャケットの別カットが使われています。しかしながら、ジョンは1980年12月8日に射殺されてしまったので、ジョンが書いて演奏して歌っている「I'M STEPPING OUT」と「I DON'T WANNA FACE IT」と「NOBODY TOLD ME」と「BORROWED TIME」と「(FORGIVE ME)MY LITTLE FLOWER PRINCESS」と「GROW OLD WITH ME」の6曲は、アルバム「DOUBLE FANTASY」のセッションでのリハーサル音源5曲とホーム・デモ音源1曲で、ヨーコさんの曲はジョンの曲への返歌となってはいるものの、アルバム「DOUBLE FANTASY」用のアウトテイク2曲とホーム・デモ風な音源1曲と此のアルバムの為に書かれた楽曲3曲です。アルバム「DOUBLE FANTASY」は通して聴け!とエラソーに云っていた評論家さんたちでも、こっちはヨーコさんが後出しジャンケンで作ったわけで、通して聴かなきゃダメ!なんて云えないでしょう。

そもそもジョンの楽曲6曲は未完成のリハーサルやデモなんですから、コレをオリジナル・アルバムのひとつとして扱っている事自体が変なのです。そして、前作同様にヨーコさんとの合作になっているのも、あくまでもヨーコさんの意思であって、ジョンが意図していたかどうかは分からないし、ジョンが生きていたならば、この様なリハーサル音源やデモ音源をリリースなどしなかったであろう事は確実です。此のアルバムが出てから既に紹介している1986年リリースの「LIVE IN NEW YORK CITY」と「MENLOVE AVE.」、更にはラジオ番組「LOST LENNON TAPES」から1998年リリースの箱「JOHN LENNON ANTHOLOGY」と云った「未発表音源」がぞくぞくと登場するわけですが、コレもそっちの範疇ではないのでしょうか。確かに「ジョンの新曲」であって、シングル・カットされた「NOBODY TOLD ME」は全米5位・全英6位とヒットして、「BORROWED TIME」も全英32位、「I'M STEPPING OUT」も全米55位・全英88位と、現役バリバリの様な成績で、アルバムも全英首位・全米11位と売れました。それでも、此のアルバムに収録されたジョンの曲は全て未完成状態であって、繰り返しますがジョンが生きていたならば発表されなかった音源です。それにしても良い曲ばかりで、リハーサルやデモならではのジョンのカウントとか演奏を指示する様子なども聴けて、ファンにとっては堪らない未完成音源が並んではおりますし、自宅デモ音源の「GROW OLD WITH ME」には泣かされます。「僕と一緒に歳をとってくれ」と歌うジョン・レノンが既に亡くなっていて、それ故にホーム・デモ音源しか発表できなかったと云う、あまりにも残酷過ぎる結末でした。そして、其のホーム・デモを元にして、後に「FREE AS A BIRD」と「REAL LOVE」が、更には2023年の現在に大ヒット中の「NOW AND THEN」が制作される摩訶不思議な展開となるのでした。

(小島イコ)

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2023年11月18日

「283万アクセスのプレシャス・ラヴ」



当ブログのアクセス数が、283万を超えました。今後とも、何卒宜しくお願い致します。

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#196「GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET」

ヤァ!ブロード・ストリート(紙ジャケット仕様)


1984年10月22日に、ポール・マッカートニーは同名映画のサントラ盤「GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET(ヤア!ブロード・ストリート)」を、MPL/パーロフォン(英国)、MPL/コロムビア(米国)からリリースしました。ポールが脚本を書いて主演した映画は、夢オチのストーリーが陳腐すぎてコケましたが、MTV時代を象徴する映像は、かつてのビートルズの「MAGICAL MYSTERY TOUR」の様な「MV集」として観れば、なかなかどうして、楽しめます。前々作アルバム「TUG OF WAR」と前作アルバム「PIPES OF PEACE」に続いて、サー・ジョージ・マーティンがプロデュースして、ジェフ・エメリックがエンジニアを担当したサントラ盤の方は、全英首位で全米21位とヒットしています。米国での売り上げが徐々に落ちていったのは気になりますが、ビートルズ時代の曲も多くセルフ・カヴァーした内容は、大いに話題になったものです。此のアルバム辺りから、CDも同時発売される様になって、CDの内容は、1「NO MORE LONELY NIGHTS(Ballad)(ひとりぼっちのロンリー・ナイト(バラード編)」、2「GOOD DAY SUNSHINE / CORRIDOR MUSIC」、3「YESTERDAY」、4「HERE, THERE, AND EVERYWHERE」、5「WANDERLUST」、6「BALLROOM DANCING」、7「SILLY LOVE SONGS(心のラヴ・ソング) / REPRISE」、8「NOT SUCH A BAD BOY(悲しいバッド・ボーイ)」、9「SO BAD」、10「NO VALUES / NO MORE LONELY NIGHTS(ひとりぼっちのロンリー・ナイト(バラード/リプライズ))」、11「FOR NO ONE」、12「ELEANOR RIGBY / ELEANOR'S DREAM(エリナーの夢)」、13「THE LONG AND WINDING ROAD」、14「NO MORE LONELY NIGHTS(Playout Version)(ひとりぼっちのロンリー・ナイト(プレイアウト編))」、15「GOODNIGHT PRINCESS」の全15曲入りで、1993年の「ザ・ポール・マッカートニー・コレクション」では更に、16「NO MORE LONELY NIGHTS(Extended Version)」と、17「NO MORE LONELY NIGHTS(Special Dance Mix)」も加えた全17曲入りです。

コレがアナログ盤だと、「SO BAD」と「GOODNIGHT PRINCESS」2曲が収録されておらず、「GOOD DAY SUNSHINE / CORRIDOR MUSIC」と「WANDERLUST」と「ELEANOR RIGBY / ELEANOR'S DREAM」と「NO MORE LONELY NIGHTS(Playout Version)」の4曲が短縮版になっていますので、もう完全にCDフォーマットを意識したアルバムになっています。演奏には、ポール&リンダ・マッカートニーの他に、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア(ギター)、リンゴ・スター(ドラムス)、エリック・スチュワート(ギター、バッキング・ヴォーカル)、元レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ(ベース、キーボード)、デイヴ・エドモンズ(ギター)、クリス・スペディング(ギター)、TOTOのスティーヴ・ルカサー(ギター)、TOTOのジェフ・ポーカロ(ドラムス)などが参加しています。新曲は「NO MORE LONELY NIGHTS」と「NOT SUCH A BAD BOY」と「NO VALUES」の3曲のみで、他はビートルズやウイングスやソロからの再演です。ソノ内にビートルズ・ナンバーが6曲もあって、ウイングスのツアーでも演奏していた「YESTERDAY」と「THE LONG AND WINDING ROAD」は定番ですが、他の4曲「GOOD DAY SUNSHINE」と「HERE, THERE, AND EVERYWHERE」と「ELEANOR RIGBY」と「FOR NO ONE」はアルバム「REVOLVER」からの選曲となっていて、ポールは「ジョンと一緒にホテルで“REVOLVER”を聴いた時に、ジョンは『自分の曲よりもポールの曲が好き』と云ってくれた」なんて自慢話もしているので、自信作なのでしょう。しかしながら、「THE LONG AND WINDING ROAD」にサックスを加えたAORアレンジは酷い出来栄えで、コレじゃあ、フィル・スペクター版を貶す事はできないでしょう。コケた映画のリード曲である「NO MORE LONELY NIGHTS」は、掛け値なしの名曲ですし、リンゴ・スターが頑なにビートルズ・ナンバーではドラムを叩かなかったりする場面なんかは、現在では考えられない事ですが、1980年代にはビートルズの話題はNGだったりしたんですよ。ソレにしても「ひとりぼっちのロンリー・ナイト」って邦題は「危険がアブナイ」ですなあ。

(小島イコ)

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2023年11月19日

「彼女はキレイだった」(再)全10話一挙放送



ファミリー劇場 10:50〜19:25

第1話「毒舌男子と残念女子!真逆の成長を遂げた二人の初恋の行方」
第2話「大事件勃発! 恋の四角関係が動き出す!」
第3話「明かされる本当の思い! 運命の嵐の夜!」
第4話「二人きりの出張旅行 鬼上司の最高の笑顔」
第5話「まさかの解雇!? 運命の決断と涙の理由」
第6話「混乱する記憶と四角関係! 雨の中の告白」
第7話「明かされる正体!? 止まらぬ思いとキス」
第8話「愛情と友情の狭間!仲間たちの絆と決意」
第9話「史上最大のピンチ!恋の嵐と驚愕の正体」
第10話(最終話)「最終回!初恋の結末!一部を生放送で」

片瀬那奈 AS 岡島唯子

「彼女はキレイだった」の、今年5回目の全話一挙再放送です。同名韓国ドラマの日本版リメイクで、2023年11月の現在では那奈ちゃんの最後の女優としての出演作となっております。もう2年前のドラマですが、コレが3年、5年、10年、とつづくよどこまでもなのでありましょうか。原作は全16話で1話が1時間位の尺なので16時間位あるのですが、こちらは1話45分位で半分の8時間しかありません。基本的には原作通りのストーリー展開なので、原作を観ていると倍速モードで話が進んでゆきます。那奈ちゃんの女優キャリアは「美少女H2」がフジテレビで、次の「GTO ドラマスペシャル」がカンテレでした。ソレで最後もフジ系のカンテレになったわけで、しんみりとさせられます。ご本人が現状で大いに満足している様な言動なので、本当にコレが最後になるのかもしれません。

本放送:2021年7月6日〜9月14日(関西テレビ、フジテレビ)

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#197「SPIES LIKE US」「SESSIONS」



1984年10月22日にポール・マッカートニーは、同名映画のサントラ盤「GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET」をヒットさせて、ビートルズ・ナンバーを6曲も再演して話題になりましたが、同じ1984年10月15日にジョン・レノンの長男・ジュリアン・レノンがアルバム「VALOTTE」でデビューしています。フィル・ラモーンのプロデュースによるアルバムですが、ジュリアンの風貌がジョンに似ているだけではなく、歌声がジョンそっくりで驚かれ、アルバムは全米17位、全英20位とヒットして、シングル・カットされた「VALOTTE」は全米9位、「TOO LATE FOR GOODBYES」は全米5位と、大ヒットしました。余りにもジョンに似ていて、楽曲もビートルズ直系だった為に批判されたりもしたのですが、ジュリアンは「赤の他人がビートルズのマネをして称賛されているのに、僕が批判されるのはおかしい。ビートルズを継承する権利があるのは僕だろう」と云っていて、確かにソノ通りでございます。そんな流れで翌1985年となるのですが、コノ年にはポール・マッカートニーは同名映画の主題歌「SPIES LIKE US」と云う微妙なシングルしかリリースしていません。ミュージック・ヴィデオは面白いけれど、曲の出来は酷いです。プロデュースはフィル・ラモーンとヒュー・パジャムで、二人共にソノ流れでポールのアルバムもプロデュースするのですが、フィル・ラモーンの方のアルバムは未発表となってしまいます。ズバリ云って駄作だと思う「SPIES LIKE US」ですが、映画やMVの効果もあったのか、全米7位、全英13位とヒットしています。B面「MY CARNIVAL」は、ウイングス時代の1975年のアルバム「VENUS AND MARS」のアウトテイクで、未だに未発表のアルバム「HOT HITZ &KOLD KUTZ」もしくは「COLD CUTS」に収録が予定されていた楽曲です。しかしながら、1985年と云う年は、良くも悪くも7月13日に行われた「LIVE AID」の年で、何やらジョンの代わりにジュリアンを入れてビートルズ再結成などと噂されて、結局はポールがソロで「LET IT BE」を歌ったのです。

ポールは何故か、こう云うコンサートでは「LET IT BE」を歌うんですけれど、シニカルと云うよりも天然バカボンだからでしょう。コノ時には最初はマイクが入っていなくて、ポールは気付かずに熱唱していて、DVD化する時には翌日に歌い直したヴァージョンに差し替えています。そんな1985年に、ビートルズの未発表音源(つまりはボツ音源)をまとめたアルバム「SESSIONS」をリリースする事になり、選曲も曲順も決まってジャケットまで作られたのに、あるメンバー(ポールもしくはジョージ?)が発売直前になって反対して、未発表となってしまいました。1969年のアルバム「GET BACK」に続いて幻のアルバムとなったわけですが、アルバム「GET BACK」は2021年のアルバム「LET IT BE」の箱に収録されて日の目を見ましたが、こちらの方は10年後のアルバム「ANTHOLOGY」1〜3に全てが収録されたので、おそらくアルバム「SESSIONS」としての公式盤リリースはないでしょう。内容は、1「COME AND GET IT」(1969年)、2「LEAVE MY KITTEN ALONE」(1964年)、3「NOT GUILTY」(1968年)、4「I'M LOOKING THROUGH YOU」(1965年)、5「WHAT'S THE NEW MARY JANE」(1968年)、6「HOW DO YOU DO IT」(1962年)、7「BESAME MUCHO」(1962年)、8「ONE AFTER 909」(1963年)、9「IF YOU’VE GOT TROUBLES」(1965年)、10「THAT MEANS A LOT」(1965年)、11「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」(1968年)、12「MAILMAN, BRING ME NO MORE BLUES」(1969年)、13「CHRISTMAS TIME IS HERE AGAIN」(1967年)の、全13曲入りで、「LEAVE MY KITTEN ALONE」をシングル・カットして、B面には「OB-LA-DI, OB-LA-DA」の別テイクを収録する予定でした。何せリリース直前までいったので、高音質のブートレグが出る事となり、此のアルバムの作業中に別の多くの楽曲も同じ様に流出してしまい、信じられない程の高音質なブートレグ「ULTRA RARE TRAX」や「UNSURPASSED MASTERS」などがリリースされる事となるのでした。

(小島イコ)

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2023年11月20日

「24 JAPAN」第18話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第18話「5:00P.M.-6:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第18話の、今年6回目の再放送です。記憶喪失になった現馬の妻である六花には変な医者が出てきて告っているし、娘の美有も相変わらずのアホ丸出し行動をとっているし、現馬がアレクシスになりすまして取引相手を探ろうとしたら、応援するはずのチーフが実は現馬を恨んでいて、取引相手を射殺しちゃったりとか、もう勘弁して下さい。

本放送:2021年2月12日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#198「HISTORY MIX VOLUME 1」



1983年9月にリリースされたアルバム「WINDOWS IN THE JUNGLE」を最後に、エリック・スチュワートとグレアム・グールドマンによる「10cc」は解散しました。グレアム・グールドマンはアンドリュー・ゴールドとのユニット「World In Action」→「Common Knowledge」→「WAX」となって、エリック・スチュワートは解散以前から参加していたポール・マッカートニーのレコーディングを続けていました。そして、オリジナル10ccでの同僚だったゴドレイ&クレームが、1985年6月にポリドールからリリースした6作目のアルバムが「HISTORY MIX VOLUME 1」です。ジャケットは、ケヴィン・ゴドレイの顔のイラストの盤と、ロル・クレームのアップの写真のものがあり、内容もそれぞれ違っています。シングル・カットした「CRY」が、二人が監督も務めた秀逸なミュージック・ヴィデオ(モノクロ映像でゴドレイ&クレームも含めた色々な泣き顔がオーバーラップされて変化してゆく)の効果もあって、全米16位、全英19位とヒットして、特に米国ではゴドレイ&クレームにとって唯一のトップ20ヒットとなりました。アルバムも全米37位とヒットしています。内容は、A面が、1「WET RUBBER SOUP」、2「CRY」で、B面が、1「EXPANDING THE BUSINESS / THE “DARE YOU” MAN / HUM DRUM BOYS IN PARIS / MOUNTAIN TENSION」の、全3曲入りですが、「WET RUBBER SOUP」と「EXPANDING THE BUSINESS / THE “DARE YOU” MAN / HUM DRUM BOYS IN PARIS / MOUNTAIN TENSION」は、それぞれ12分半と17分にも及ぶ楽曲です。コレはですね、ゴドレイ&クレームとトレヴァー・ホーンとJ.J.ジェックザリックとナイジェル・グレイによって、10cc以前の音源やオリジナル10ccの音源や分裂後のゴドレイ&クレームの楽曲をリミックスした楽曲なのです。

インターナショナル仕様のアナログ盤は、A面が、1「WET RUBBER SOUP / CRY」で、B面が、1「LIGHT ME UP」、2「AN ENGLISHMAN IN NEW YORK」、3「SAVE A MOUNTAIN FOR ME」、4「GOLDEN BOY」の、5曲入り(米盤では、5「CRY」シングル・ヴァージョン入りの6曲)で、インターナショナル仕様のCDは、1「WET RUBBER SOUP / CRY」、2「EXPANDING THE BUSINESS / THE “DARE YOU” MAN / HUM DRUM BOYS IN PARIS / MOUNTAIN TENSION」、3「LIGHT ME UP」、4「AN ENGLISHMAN IN NEW YORK」、5「SAVE A MOUNTAIN FOR ME」、6「GOLDEN BOY」の、全6曲入りで、後に日本盤でボーナス・トラックとして、7「CRY(Extended Remix)」、8「SNACK ATTACK(Extended Remix)」の、全8曲入りとなり、「HISTORY MIX VOL. 1...Plus version」では、1「WET RUBBER SOUP」、2「CRY」、3「EXPANDING THE BUSINESS / THE “DARE YOU” MAN / HUM DRUM BOYS IN PARIS / MOUNTAIN TENSION」、4「CRY(Single Edit)」、5「LOVE BOMBS」、6「SNACK ATTACK」、7「WET RUBBER SOUP(Edit)」、8「GOLDEN BOY(Remix)」、9「LIGHT ME UP」、10「GOLDEN BOY(12" Mix)」の、全10曲入りとなっております。日本盤のCDはインターナショナル仕様の6曲入りで、箱の「BODY OF WORK 1978-1988」に収録されたのは「HISTORY MIX VOL. 1...Plus version」です。問題の「WET RUBBER SOUP」と「EXPANDING THE BUSINESS / THE “DARE YOU” MAN / HUM DRUM BOYS IN PARIS / MOUNTAIN TENSION」ですが、コレがなかなか複雑怪奇な音源となっております。後には普通に行われる様になった音源の「サンプリング」と「リサイクル」での「解体と再生」ですが、1985年当時は「何じゃ、こりゃ」でした。

「WET RUBBER SOUP」と「CRY」、もしくは「WET RUBBER SOUP / CRY」は、オリジナル10ccの1973年の「RUBBER BULLETS」と1975年の「LIFE IS A MINESTRONE」と「I'M NOT IN LOVE」に、ロル・クレーム&ケヴィン・ゴドレイ名義の1977年のアルバム「CONSEQUENCES(ギズモ・ファンタジア)」からの断片も加えられていて、「I'M NOT IN LOVE」の間奏での囁き声(“Big Boys Don’t Cry”)と「CRY」がシンクロして「CRY」に繋げてあって、シングル・ヴァージョンとは「CRY」の構成が違っています。「EXPANDING THE BUSINESS / THE “DARE YOU” MAN / HUM DRUM BOYS IN PARIS / MOUNTAIN TENSION」の方は、1978年のゴドレイ&クレームの「BUSINESS IS BUSINESS」と、1976年のオリジナル10ccの「HOW DARE YOU」と、1970年のホットレッグス名義の「NEANDERTHAL MAN」と、1978年のゴドレイ&クレームの「THIS SPORTING LIFE」と、1975年のオリジナル10ccの「ONE NIGHT IN PARIS」と、1973年のオリジナル10ccの「THE DEAN AND I」と、1973年のオリジナル10ccの「SAND IN MY FACE」と、1970年のドクター・ファーザー名義の「UMBOPO」と云った楽曲が解体されて再構築されています。「WET RUBBER SOUP / CRY」には、新たな名曲「CRY」を含んでいるので良いのですが、「EXPANDING THE BUSINESS / THE “DARE YOU” MAN / HUM DRUM BOYS IN PARIS / MOUNTAIN TENSION」の方は長過ぎるので、些かやり過ぎ感もあって、CDだとソノ後に単体の楽曲が収録されているので、ホッとしたりもします。オリジナル10cc以前からオリジナル10ccを経てゴドレイ&クレームまでの音楽絵巻の様な展開は、解散してしまった10ccに対する何かしらの含みもあったのでしょうが、当時はMV監督として多忙だったので「手抜きだ」などとも云われたもんです。いやいや、こっちのリミックスの方も大変な作業だとも思えます。

(小島イコ)

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2023年11月21日

「24 JAPAN」第19話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第19話「6:00P.M.-7:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第19話の、今年6回目の再放送です。同時進行で現馬、妻の六花、娘の美有、朝倉麗議員陣営、CTU、テロリスト、などの話が描かれているのですが、コレがもうどれもが危機的状況の連続で、観ていて疲れますし、こんな朝っぱらから観る様なドラマではありません。車が逆走して崖から落ちて爆発したのに怪我すらしない「不死身の女」美有とか、ソレを見て記憶喪失になった六花が、暗殺者をCTUの南条によって射殺されて記憶が戻るとか、そうした家族の危機を現馬には知らせずにコマとしか思っていないCTUとか、やはり日本版リメイクにはハードルが高過ぎるドラマなんですよ。こんなヘッポコ・リメイクを観るのならば、任侠Vシネマの「日本統一」とかを観る方が良いです。

本放送:2021年2月19日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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空想格闘メタフィクション

「千秋万歳」第2部序章 NEW

其の一 恋はフェニックス(下)



「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」のつづきの
「千秋万歳」序章のつづきの

西暦 2023年 西豪寺ホール

未亜:Aブロック第一回戦第3試合は、藤田千秋VSRINAですが、此の試合の見どころはどこでしょう!?

イコ:藤田千秋くんは、地味ながら「カタセ四天王」のひとりで「メインエベンター」です。RINAくんには「RINA式スリーパーホールド」や「どすこいアタック」などのオリジナル技もありますが、一寸おっちょこちょいな面もあるので、ソノ辺の隙を突かれそうですね。

未亜:さあ、ゴングが打ち鳴らされました!RINAが突進して、どすこいアタック!そして、RINA式スリーパーホールドと、得意技で速攻だ!しかし、藤田千秋は動じません!其の侭、後ろに走り、コーナーポストにRINAを叩きつけた!そして、藤田式トライアングルシューター!

イコ:キリモミ式のキックになっているのが、藤田千秋くん独自のスタイルです。

未亜:万引きで鍛え上げた盗人・藤田千秋!他人の技を平気で使い捲っているものの、オリジナルな要素も入れております!おっと、美月組の専売特許のクロスロードスープレックスホールドで7分17秒、3カウントを奪い、藤田千秋の勝利です!

イコ:此の試合は、土下座正規軍VS美月組でしたからね。美月組のオリジナルホールドで勝ったのは、意識していたのでしょうね。

未亜:Aブロックは、第二回戦でシード権を持つ大久保千秋が登場します!藤田千秋は第一回戦を突破しましたから、第二回戦では大久保千秋VS藤田千秋の「ダブル・チアキ」対決が実現しますね!

イコ:「KNKGP1」で名勝負を繰り広げた「二人の千秋」による対戦が、早くも第二回戦で実現するとは、豪華ですね。

未亜:さて、リング上ではBブロックとなり、第一回戦第1試合「山口梨香VS柚木さくら」が行われます!共に「第一期女優時代」の10代の那奈ちゃんの代表作ですね!ちなみに私が10代の那奈ちゃんの役で一番好きな役は柚木さくらです!

イコ:1999年は女優デビューした年ですが、ズバリ云ってハズレなし、と云えますね。当時は「ソコに片瀬那奈ちゃんが居るだけでいい」と云う「アイドル」だったわけですよ。普通の女優さんはアイドル路線からの脱皮に苦労しますが、那奈ちゃんの場合は「二十歳で女優活動を休止して歌手活動に専念する」と云う、大胆な戦略に出ました。それ故に女優復帰作の「ラストクリスマス」からは苦労する事となりました。

未亜:大ベテランなのに10代と云うパラドックスが生じている「千秋万歳」ですが、やはり10代には二度と帰れない千秋万歳で永遠の美がありますね!若さとは、ソレだけで財産です!本当に可愛らしかったんですよ!

イコ:そんな事を云うと現在が可愛くないみたいにも聞こえますよ。

未亜:いえいえ、滅相もございません!今でも可愛いですよ!

イコ:まあ、推し活とかやっている事はアレですが、可愛いのは変わってはいませんね。

未亜:山口梨香も健闘しておりますが、やはり柚木さくらが優勢な試合運びです!何てったって、親父が泉谷しげるさんで、お姉さんが菅野美穂さんですからね!ちなみに、私の桜っ子クラブでの推しメンは菅ちゃんでした!

イコ:アンタって、そもそも「DD」なんじゃないですか。最近は「天ちゃん、天ちゃん」って煩いですしね。

未亜:リング上は、私の推しも効いたのか、10分21秒、体固めで柚木さくらが勝利しました!柚木さくらに桜っ子クラブに櫻坂46で、トリプルさくらです!

イコ:全然、実況してないじゃん。

未亜:第一回戦なんて、組み合わせと結果だけでいいでしょう!プロレス中継の副音声みたいなもんですよ!

イコ:トリプルさくら、とか、上手くまとめて良い事云ったとでも思っているんですか。

未亜:此の辺で、今回はお開きとします!次回も引き続き「KNKGP3」第一回戦の模様をお送り致します!実況は姫川未亜、解説は小島イコさんでお送り致しました!それでは皆さん、ごきげんよう、さようなら!


以 下、この世の果てまで(上)につづく

DEMO 2014−9−8
MIX 2023−11−21


(小島イコ/姫川未亜)


空想格闘メタフィクション


「千秋万歳」第2部序章 NEW

其の二 この世の果てまで(上)

BUT MINE !

HEY EVERYBODY 
GOT BACK !

ON 2023・12・X

SINCE 2013・11・7


DE IMAGEN NO INC. A CADA*** CON AMOR

posted by 栗 at 22:30| CHIAKI | 更新情報をチェックする

「ポールの道」#199「PRESS TO PLAY」

Press To Play


ポール・マッカートニーは、1986年9月1日に英国でMPL/パーロフォンから、同年8月21日に米国でMPL/キャピトルから、ソロとしては6作目でウイングスなども含めると14作目のスタジオ・アルバム「PRESS TO PLAY」をリリースしました。内容は、A面が、1「STRANGLEHOLD」、2「GOOD TIME COMING / FEEL THE SUN」、3「TALK MORE TALK」、4「FOOTPRINTS」、5「ONLY LOVE REMAINS」で、B面が、1「PRESS」、2「PRETTY LITTLE HEAD」、3「MOVE OVER BUSTER」、4「ANGRY」、5「HOWEVER ABSURD」の、全10曲入りですが、CDも同時発売されて、そちらには、11「WRITE AWAY」、12「IT'S NOT TRUE」、13「TOUGH ON A TIGHTROPE」が加わった全13曲入りとなっております。プロデュースはポールとシングル「SPIES LIKE US」でも組んでいたヒュー・パジャムの共同で、演奏には、ポールとお馴染みのリンダ・マッカートニー(コーラス)の他には、ジェリー・マロッタ(ドラムス)、カルロス・アロマー(ギター)、フィル・コリンズ(ドラムス)、ピート・タウンゼント(ギター)、そして、元10ccとなったエリック・スチュワートなどが参加しています。エリック・スチュワートは、キーボードやギターやコーラスを担当しただけではなく、アナログ盤では10曲中6曲「STRANGLEHOLD」と「FOOTPRINTS」と「PRETTY LITTLE HEAD」と「MOVE OVER BUSTER」と「ANGRY」と「HOWEVER ABSURD」、CDでは更に「WRITE AWAY」と「TOUGH ON A TIGHTROPE」も加えて全13曲中8曲もの楽曲を、ポールと共作しています。コレは、1枚のアルバムとしては異例で、ほとんどをリンダ・マッカートニーとの共作になっていたりした以外では初めての事です。10年以上もウイングスにいたデニー・レインでも、アルバム「LONDON TOWN」での全13曲中5曲が最高なので、こんな美味しい目にはあっていません。

エリック・スチュワートは1972年からの10ccでの活動で有名ですが、レコード・デビューは1963年6月のウェイン・フォンタナ&ザ・マインドベンダーズのリード・ギタリストとしてで、「THE GAME OF LOVE」などの大ヒット曲を出して、フォンタナが独立後には、ザ・マインドベンダーズとしてエリックがリード・ヴォーカルも務めて「A GROOVY KIND OF LOVE(恋はごきげん)」などを大ヒットさせています。1967年公開のシドニー・ポワチエ主演の映画「いつも心に太陽を(TO SIR WITH LOVE)」には、ザ・マインドベンダーズがパーティー・バンド役で出演して演奏しているので、若き日のエリックがヴォーカルとギターを披露している姿が拝めます。ザ・マインドベンダーズには末期に既にソングライターとして有名だったグレアム・グールドマンが参加していて、解散後にエリックが印税を元手にしてストロベリー・スタジオを設立するとグレアムも共同出資者となり、そこへ旧知のケヴィン・ゴドレイとロル・クレームも集って、後の10ccの母体となりました。其の後に不在だったグレアム以外の3人で冗談でレコーディングした1970年リリースのホットレッグス名義の「NEANDERTHAL MAN」が大ヒットしてしまい、エリックたちはビビッて逃げてしまうのですが、1972年に10ccとしてデビューして、ソノ後の活躍はこれまで書いてきた通りです。スタジオを経営してエンジニアとしてのキャリア(10ccの代表曲「I'M NOT IN LOVE」でエリックはリード・ヴォーカルを担当して、マルチトラックでのコーラスには参加していないのは、エリックがコーラスを多重録音する時にエンジニアを務めていたから)もあって、ソングライターで、リード・ヴォーカルも担当して、マルチ・プレイヤーで、エンジニアでもあると云う「才人」です。ソノ上堅実で「スタジオの経営者」でもあるわけで、偉大な音楽人のひとりなのです。

故に、ソノ辺の実績を語らずに「ミニ・ポール・マッカートニー」とか「10ccのポール」とか過小評価している評論家は、此のアルバム「PRESS TO PLAY」が全英8位で全米30位と云う成績であった事の責任をエリックのせいにしてしまうのですが、ソレは大きな間違いです。ポールとエリックが共作した8曲は全てが佳曲ですし、他にもシングル「PRESS」に収録された「HANGLIDE」と、後に再結成10ccでエリックが歌った「DON'T BREAK THE PROMISES」と「YVONNE'S THE ONE」も加えれば、発表されただけでもポールとエリックは11曲も共作していたのです。エリック・スチュワートとポールは、おそらく1960年代からの顔なじみではあったでしょうけれど、1974年に10ccが2作目のアルバム「SHEET MUSIC」をレコーディング中に、同じストロベリー・スタジオで、ポールが実弟であるマイク・マクギアのアルバム「McGEAR」を同時進行でレコーディングした時から仲良くなったのでしょう。そして、ポールは1982年のアルバム「TUG OF WAR」と1983年のアルバム「PIPES OF PEACE」と1984年のサントラ盤「GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET」とエリックを起用し続けて、そこから発展して1986年のアルバム「PRESS TO PLAY」での本格的な共作となったわけで、エリックはソノ大役を見事に勤め上げていると思います。アルバムのセールスが悪かったのは、プロデューサーのヒュー・パジャムが、如何にも1980年代風の音作りにしちゃったのと、ソレを止められずに流されてしまったポール・マッカートニーの責任であって、何でポールのアルバムなのに「エリックが悪い」なんて云われるのか理解に苦しみます。そんな1980年代風なサウンドにもめげない普遍的な曲を共作したエリックは、称えられるべきなのです。先行シングルの「PRESS」は兎も角として、ソノ後にシングル・カットされた「ONLY LOVE REMAINS」に代表されるポール単独作の甘ったるい路線(個人的には嫌いではない)こそが失敗の原因でしょう。此のアルバムでエリック・スチュワートを貶す評論家は、信用しない事にしています。

(小島イコ)

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2023年11月22日

「24 JAPAN」第20話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第20話「7:00P.M.-8:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第20話の、今年5回目の再放送です。第19話までは今年6回目だったのですが、3回目が第11話を飛ばした上に第19話までしか放送しなかったので、こんな事態となりました。第20話にして、遂に真の黒幕である竜雷太さんが演じるビクターが登場して、云ったセリフが「いよいよクライマックスだ!」なのです。えっと、お前が云うか。竜雷太さんと云えば、かつては西豪寺エレナ様と共演していて、見事に打ち切りドラマとなったのですが、そう云えば西豪寺エレナ様も「打ち切り?」とかセリフで云っていたし、最終回でピンクのキノコ頭で出て来て番宣で「此れ位しないと、誰も観てくれないと思って」なんて云っていましたけれど、「鉄板少女アカネ !!」はコメディーだったわけで、こっちはシリアスなドラマではなかったのでしょうか。

本放送:2021年2月26日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 06:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする