「IP〜サイバー捜査班」第８話（再）で内山理名ちゃん

テレ朝チャンネル１　５：１０〜６：００

IP_8「ディープフェイク」

内山理名　AS　桐子香澄

「IP〜サイバー捜査班」第８話の、今年６回目の再放送です。理名ちゃんが演じた桐子香澄警視正は、ディープフェイク動画を使った犯罪に巻き込まれます。明日に再放送される最終話と、前後編になっています。

本放送：２０２１年９月９日（テレビ朝日）

（姫川未亜/小島イコ）

「執事 西園寺の名推理」第一話（再）で内山理名ちゃん

BSテレ東　１２：５６〜１４：５６（第一話〜第二話、連続放送）

第一話「名門ホテル殺人事件 容疑者数は3000人超!? 透明人間の“足跡”」

内山理名　ＡＳ　奥村香澄（第一話ゲスト）

「執事 西園寺の名推理」第一話の今年４回目の再放送ですが、「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」と僅かにバッティングしています。理名ちゃんが演じたこちらの香澄さんは、ホテルのマネジャーで、恋人のパティシエが殺人事件の容疑者になりますが、執事西園寺が名推理で解決します。

本放送：２０１８年４月１３日（テレビ東京）

（姫川未亜）

「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」第１話（再）

フジテレビ　１３：５０〜１４：４８

片瀬那奈　AS　緒方亜紀

内山理名（第１話ゲスト）　AS　倉田麻美

第１話「対決！最強弁護士」

「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」第１話の今年３回目の再放送ですが、今回は地上波です。来週には深夜枠ながら、NHK総合で「これは経費で落ちません！」も再放送されます。遂に地上波解禁で、NHK総合でも、となると、どうしても女優復帰が頭をよぎるのですけれど、どうなんでしょうね。本日の第１話では、那奈ちゃんと理名ちゃんの唯一のドラマ共演が観れますが、ほんの一瞬なので見逃さない様にしましょう。「執事 西園寺の名推理」と、僅かに「理名ちゃんバッティング」しています。本日は、理名ちゃんの出演作が３作再放送されました。此の時の那奈ちゃんと理名ちゃんは、流石に若いですね。地上波での再放送である事に意味がありますが、矢鱈とCMやテロップが入る上にカットされてもいるので、残すならCSでの再放送の方が良いです。

本放送：２００５年４月１９日（フジテレビ）

（小島イコ/姫川未亜）

「ポールの道」＃０８７「LET IT BE / YOU KNOW MY NAME（LOOK UP THE NUMBER）」

ビートルズは１９６９年９月２６日にリリースしたアルバム「ABBEY ROAD」から、英国では同年１０月３１日（米国では１０月６日、日本では１１月２１日）に「SOMETHING / COME TOGETHER」を両A面でシングル・カットでリリースしました。ビートルズがオリジナル・アルバムからシングル・カットしたのは英国ではコレが初めてで、新たにマネージメントをジョン、ジョージ、リンゴの３人と契約したアラン・クレインが米国流で決めたらしいのですが、ジョンが「SOMETHING」を気に入っていて、アルバム「ABBEY ROAD」で一番良い出来栄えだと称賛して、クレインに勧めたのだそうです。ソレで、初めてジョージ・ハリスンの曲がシングルA面になったのです。レコスケくん、ジョンが勧めたからジョージの曲がA面になったんですよ、分かりましたね。そして、当のジョンは同年７月４日に「GIVE PEACE A CHANCE」を、１０月２４日に「COLD TURKEY」を、翌１９７０年２月６日には「INSTANT KARMA!」を、それぞれ「プラスティック・オノ・バンド」名義でシングルをリリースして、１９６９年１２月１２日には前回取り上げたライヴ盤「LIVE PEACE IN TRONTO 1969」までリリースしています。コレは明らかに本体であるビートルズでの活動よりもプラスティック・オノ・バンドでのソレの方が増加していると、一ファンとしても思えたでしょう。しかしながら、肝心のビートルズには、アルバム「ABBEY ROAD」を出してしまったので、残るはアノ悪夢の「THE GET BACK SESSIONS」の音源しかなかったのです。と云うわけで、英国では１９７０年３月６日（米国では３月１１日、日本では３月２５日）に、英国オリジナルではビートルズの最後のシングル「LET IT BE / YOU KNOW MY NAME（LOOK UP THE NUMBER）」がアップルからリリースされたのでした。日本盤のシングルは堂々とステレオと表記されていたのにモノラルで、当時としては英国や米国でのリリースからそんなに間を置かずにリリースされたので、盤起こしなんじゃないかとも云われました。

A面のポール作の「LET IT BE」に関しては、今更云わずとも知れた大名曲ではありますが、シングル盤のプロデュースはサー・ジョージ・マーティンで、アルバムはフィル・スペクターなので、アレンジやミックスが違っています。此の曲の素材は１９６９年１月３１日の「LET IT BE」take27の１回目ですが、其の時の映像は映画「LET IT BE」で「LET IT BE」take27の２回目（現在はtake28と呼ばれる）で分かる通り、ポール（ヴォーカル、ピアノ）、ジョン（６弦ベース、コーラス）、ジョージ（ギター、コーラス）、リンゴ（ドラム）、ビリー・プレストン（ハモンドオルガン）で、ソコに１９６９年４月３０日と１９７０年１月４日にジョージが２回ギター・ソロを重ねて、１９７０年１月４日にはサー・ジョージ・マーティンの要請でジョンの６弦ベースをポールのベースに差し替えて、コーラスにリンダ・マッカートニーが参加しています。故に、ジョンの存在感がかなり薄くなっています。と云うか、ジョンはアルバム「ABBEY ROAD」を最後にビートルズのレコーディングには関与していないので、いない者は、そりゃいないわけですよ。ちなみに素材となった「LET IT BE」take27は、初めて３番の歌詞が登場し、take28とも歌詞が一部違うので、ビートルズとしてポールはたったの１回しか完成版を歌っていません。さて、そしてB面の「YOU KNOW MY NAME（LOOK UP THE NUMBER）」なのですが、こっちはジョンが主導して１９６７年５月１７日と６月７日と６月８日にビートルズの４人でベーシック・トラックをレコーディングして、６月８日には当時ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズがアルト・サックスで参加しています。そのまま２年も放っておいて、１９６９年４月３０日になってジョンとポールがハチャメチャなヴォーカルをダビングして、１１月２６日にジョンが６分８秒を４分１９秒に編集して、１２月５日にプラスティック・オノ・バンドの３枚目のシングルとして「WHAT'S THE NEW MARY JANE」とのカップリングでリリースを予定して中止になり、ソレが「LET IT BE」のB面となったのです。あたくしが最初に手にしたビートルズのシングル盤はコレだったので、最初から「ビートルズは、ふざけたバンド」でした。

（小島イコ）

「２７７万アクセスの THE CHAIN」

当ブログのアクセス数が、２７７万を超えました。今後とも何卒宜しくお願い致します。

（小島イコ/姫川未亜）

「IP〜サイバー捜査班」第９話（最終話）（再）で内山理名ちゃん

テレ朝チャンネル１　５：００〜６：００

IP_FINAL「ディープフェイク」

内山理名　AS　桐子香澄

「IP〜サイバー捜査班」第９話（最終話）の、今年６回目の再放送です。昨日再放送された第８話の続きで、理名ちゃんが演じた桐子香澄警視正も引き続き登場しますが、なんと、機密情報漏洩をネタに犯人に脅迫されて犯罪に手を貸していたと判明します。桐子香澄警視正の出番は其の証言をしたところでおしまいで、後半は誘拐監禁された「まいんちゃんを救え！」となっております。

本放送：２０２１年９月１６日（テレビ朝日）

（姫川未亜/小島イコ）

「烈火 警視庁強行犯 樋口顕」（再）で内山理名ちゃん

チャンネルNECO　１２：３０〜１４：３０

内山理名　AS　藤井麻奈

「烈火 警視庁強行犯 樋口顕」の今年３回目の再放送ですが、「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」とバッティングしています。理名ちゃんが演じた藤井さんは刑事で、飼い猫が交通事故に遭って、捜査中なのに「家族同然なので家に帰らせて下さい」などとトンデモ発言をして、樋口刑事に波平みたいに「ばかもん！」と一喝されます。

本放送：２０１６年１２月２１日（テレビ東京）

（姫川未亜/小島イコ）

「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」第２話（再）

フジテレビ　１３：５０〜１４：４８

片瀬那奈　AS　緒方亜紀

第２話「壮絶慰謝料合戦」

「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」第２話の今年３回目の再放送で、今回は地上波ですが、「烈火」とバッティングしています。テロップ入りだしカットもされていますが、其のテロップに「全話配信中」と書かれていて、ノーカット版が観たいのならば金を出して配信を観ろと云う事なんですかね。第２話の依頼人のゲストは乙葉さんなんですけれど、何かずっと泣いています。

本放送：２００５年４月２６日（フジテレビ）

（小島イコ/姫川未亜）

「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」（再）

ファミリー劇場　１５：００〜１７：００

片瀬那奈　AS　夏目理恵子

（撮影：２００７年５月／京都、奈良ロケ）

「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」の、今年６回目の再放送です。那奈ちゃんが演じた夏目理恵子さんは、司法試験を一発合格した新人弁護士で、名優・藤田まことさんが演じた「法廷荒らし」の異名を持つ老獪な猪狩弁護士と共に、冤罪事件の裁判に挑みます。殺人の時効が１５年だった頃の作品なので、現在だと猪狩弁護士が証言を覆すトリックが使えないんですよね。夏目理恵子さんが酔っ払って「死んだ人は生き返らないんだから、殺人に時効なんて必要ないわ」と云ったセリフが予言になっています。

本放送：２００７年１１月１８日（BSジャパン）、２００７年１１月２１日（テレビ東京）

（小島イコ/姫川未亜）

「ポールの道」＃０８８「BRIDGE OVER TROUBLED WATER」

ビートルズのラスト・シングルである「LET IT BE」は、全米チャートで２週連続首位になりましたが、其の前に６週連続首位だったのがサイモン＆ガーファンクルの「BRIDGE OVER TROUBLED WATER（明日に架ける橋）」です。共にゴスペル調の楽曲で、アレサ・フランクリンによるカヴァーもヒットしています。ジョンは「LET IT BE」は「明日に架ける橋」のパクリだと発言していますが、発表時期的には米国での「明日に架ける橋」のシングルが発売されたのが１９７０年１月２０日で、英国での「LET IT BE」のシングルが１９７０年３月６日なので確かに「明日に架ける橋」の方が先にリリースされましたが、「LET IT BE」のレコーディングは１９６９年１月３１日ですから、同じ様に同じ時期に二人のポールがゴスペル調の楽曲を書いたと云う事でしょう。「明日に架ける橋」の大ヒットは、勿論、楽曲が素晴らしいからでもありますが、サイモン＆ガーファンクルが１９７０年２月に解散表明をした事も話題になって追い風となっています。ソレは結果的にもビートルズの「LET IT BE」にも云える事となってしまいます。ビートルズの「LET IT BE」に関しては、レコーディングからリリースまで１年以上も経っているので、アレサ・フランクリンのヴァージョンの方が１９７０年１月１５日のアルバムに収録されて、一足早くリリースされてもいます。サイモン＆ガーファンクルは、１９６９年にアルバム「明日に架ける橋」のレコーディング中に音楽志向の違いが表面化して、結果的には最後のアルバムになるのですが、ソノ解散表明はハッキリとしたものではなく、現に其の後に何度も再結成コンサートやツアーを行っていて、シングルのみですが新曲も２曲発表したりもしたので、ビートルズの様に解散後は４人では２度と再結成しなかったのとは訳が違います。先日もBSで１９８１年の再結成ライヴを放送していましたが、サイモン＆ガーファンクル時代の曲だけではなく、ポール・サイモンがソロで発表した楽曲まで二人でハモっていて、ライヴでは「ツアーの時は楽屋も別で、ステージ以外ではひとことも話さない、犬猿の仲」は、ほとんど感じられません。

さて、事実上のサイモン＆ガーファンクルのラスト・スタジオ・アルバムである１９７０年１月２６日に米国でリリースされた「BRIDGE OVER TROUBLED WATER（明日に架ける橋）」の内容は、A面が、１「BRIDGE OVER TROUBLED WATER（明日に架ける橋）」、２「EL CONDOR PASA（IF I COULD）（コンドルは飛んで行く）」、３「CECILIA（いとしのセシリア）」、４「KEEP THE CUSTOMER SATISFIED（ご機嫌いかが）」、５「SO LONG, FRANK LLOYD WRIGHT（フランク・ロイド・ライトに捧げる歌）」で、B面が、１「THE BOXER（ボクサー）」、２「BABY DRIVER（ベイビー・ドライバー）」、３「THE ONLY LIVING BOY IN NEW YORK（ニューヨークの少年）」、４「WHY DON'T YOU WRITE ME（手紙がほしい）」、５「BYE BYE LOVE（バイ・バイ・ラブ）」、６「SONG FOR THE ASKING（ソング・フォー・ジ・アスキング）」で、全１１曲入りです。ロス・インカスのフォルクローレにポール・サイモンが英語詞を付けた「コンドルは飛んで行く」と、ライヴ音源でエヴァリー・ブラザーズのカヴァー「BYE BYE LOVE」以外の９曲は、全てポール・サイモンが書いています。個人的には、サイモン＆ガーファンクルで最も好きなアルバムは１作前の１９６８年の「BOOKENDS」ですが、一般的な評価はこちらの方が高いでしょう。ラスト・アルバムでこれだけの名盤が作れると云うのは、ビートルズの「ABBEY ROAD」に匹敵するのでしょうけれど、ビートルズの場合は其の後にアルバム「LET IT BE」が来ちゃうので、サイモン＆ガーファンクルの散り際の方が美しいとも云えます。前年である１９６９年にシングルでヒットした「THE BOXER」はレコーディングに１００時間も掛けましたが、アート・ガーファンクルはもっと時間を掛けるべきだと、ポール・サイモンと対立したらしく、其の後にアート・ガーファンクルが役者として映画の撮影に行ってしまい、ポール・サイモンは「ニューヨークの少年」で其の時の孤独感をそのまんま歌にしています。更にタイトル曲「明日に架ける橋」は、アート・ガーファンクルの独唱とした事で、実際に曲を書いたポール・サイモンが「アートだけ称賛されている」と嫉妬したらしいです。仲が悪いと云われてはいますが、ポール・サイモンが語った「アートを友人だとは思わない、彼は家族だ」を聞くと、なるほどね、と思えます。

（小島イコ）

「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」第３話（再）

フジテレビ　１３：５０〜１４：４８

片瀬那奈　AS　緒方亜紀

第３話「離婚詐欺」

「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」第３話の今年３回目の再放送で、今回は地上波です。第３話の依頼人は小池栄子さんで、結婚詐欺ならぬ離婚詐欺に遭った役どころです。間宮先生の年下の恋人が回想シーンで出て来て、第８話と第９話には実際に再登場するのですが、コノ恋人は連続ドラマのシーズン１とコレの間に「新春スペシャル」があって、其の時に登場しているのです。しかし、ソノ「新春スペシャル」はある事情（主要キャストが死者が出る麻薬関係の事件を起こし有罪が確定）があって、再放送されていません。

本放送：２００５年５月３日（フジテレビ）

（小島イコ/姫川未亜）

「片瀬のNANA CHANNEL」＃１５５【緊急生配信】デビュー決定！！！！！！！！パクハンビン！박한빈！PARK HANBIN！【20時〜】

YouTube「片瀬のNANA CHANNEL」　２０：００配信開始（１時間９分５９秒）

那奈ちゃんのYouTube第１５５弾で、今回はまたしても生配信だそうです。２月も３月も４月も５月も６月も７月も全てが生配信、８月に入ってもやっぱり生配信で、２９回連続の「推し活」です。いつもの窓際の部屋で、白いTシャツ姿で髪は下している那奈ちゃんが何か語っておりますが、もう何を語っているのか、あたくしには理解不能です。何気に「越境捜査」とバッティングしているし、女優をやらない人には、もう興味がありません。

それで、以前にも書いた様に「片瀬那奈全記録」の看板をどうするか問題ですけれど、現状通りで変えない事にしました。と申しますのも、そもそも此処を２０年近く前に始めた時に、あたくしは当時の最新作「ラストクリスマス」を観て、余りの酷さに絶望して「那奈ちゃんはあと１年か２年で引退するだろう」と考えて、では輝かしい過去の日々を記録しようと思ったのです。ところが、ところがですよ、那奈ちゃんはいつまで経っても引退などせずに、２０２１年９月までは確かに女優活動を続けていたのです。もう充分過ぎる程に楽しませて頂きましたので、推し活でも何でもして下さい。此処は、平常運転で続けてまいります。

（小島イコ/姫川未亜）

「越境捜査」（再）で内山理名ちゃん

チャンネルNECO　１８：５０〜２１：００

警視庁VS神奈川県警！迷宮入りの未解決事件の裏に潜む巨悪！消えた12億円を警視庁の窓際刑事＆神奈川県警の不良刑事が追う！エンタメ感満載の社会派サスペンス

内山理名　AS　伊藤順子

「越境捜査」の、今年６回目の再放送です。頻繁に再放送されている此の刑事ドラマで理名ちゃんが演じた順子さんは花屋さんで、事件に大きく関わる重要参考人と云った役どころです。理名ちゃんの熱演が再放送されている時間に、那奈ちゃんはまた「推し活生配信」とかやっているんですから、云いたきゃないけど、哀しいですなあ。

本放送：２０２０年４月２０日（テレビ東京）

（姫川未亜/小島イコ）

「ポールの道」＃０８９「SELF PORTRAIT」

ビートルズが初めて米国へ行った１９６４年からの付き合いで、互いに影響し合ったミュージシャンのひとりであるボブ・ディランのアルバムも取り上げておきます。まずは、１９６９年４月９日に、米国でコロムビアからリリースされたのが９作目のアルバム「NASHVILLE SKYLINE」です。此のアルバムでのディランは大きくカントリー・ミュージックに接近していて、１曲目の「Girl from the North Country（北国の少女）」では実際にカントリー界の大物ジョニー・キャッシュとデュエットしています。ところが、ディランの声がソレ以前の特徴的なしわがれ声ではなく、澄んだ声へと変貌していて、ソレはアルバム全編に渡っているのです。続いて、１９７０年６月８日にリリースされた１０作目のアルバムが「SELF PORTRAIT」です。アナログ盤は２枚組で、内容は、A面が、１「All the Tired Horses」、２「Alberta #1」、３「I Forgot More Than You'll Ever Know（忘却の彼方に）」、４「Days of '49」、５「Early Mornin' Rain（朝の雨）」、６「In Search of Little Sadie」で、B面が、１「Let It Be Me」、２「Little Sadie」、３「Woogie Boogie」、４「Belle Isle」、５「Living the Blues」、６「Like a Rolling Stone（LIVE）」で、C面が、１「Copper Kettle (The Pale Moonlight) 」、２「Gotta Travel On」、３「Blue Moon」、４「The Boxer」、５「Quinn the Eskimo (The Mighty Quinn) （LIVE）」、６「Take Me as I Am (Or Let Me Go)」で、D面が、１「Take a Message to Mary （マリーへのメッセージ）」、２「It Hurts Me Too」、３「Minstrel Boy（LIVE）」、４「She Belongs to Me（LIVE）」、５「Wigwam」、６「Alberta #2」の全２４曲入りで、７３分１５秒の大作ですが、現在ではCD１枚に収められています。４曲のライヴは１９６９年８月３１日にディランがザ・バンドをバックにワイト島音楽祭で披露した音源で、当日には客席にジョン、ジョージ、リンゴがそれぞれの夫人と共にいました。ポールは、またハブにされたんですかね。

しかしながら、全体的にはほとんどの楽曲がトラディショナルやカヴァーで構成されていて、ストリングスや女性コーラスをバックにした楽曲もあり、一般的なボブ・ディランのイメージとはかなり違っています。何せ、１曲目の「All the Tired Horses」はディランの自作曲なのに、本人は歌っていなくて、女性コーラスのみが歌っているのです。エルヴィスも歌った「Blue Moon」は、正にエルヴィスのモノマネみたいな良い声で気持ちよさそうに歌っているし、前回取り上げたサイモン＆ガーファンクルの「ボクサー」は、しわがれ声と澄んだ声を使い分けてデュエットで披露していて、かなり緻密にハモっていたりしています。元々「ボクサー」はポール・サイモンがディランを揶揄して書いたとも云われていた楽曲なのですけれど、どこまで本気なのか分からないカヴァーではあります。エヴァリー・ブラザーズで有名な「Let It Be Me」や「マリーへのメッセージ」も爽やかに歌い上げていて、「Let It Be Me」はタツローこと山下達郎さんが竹内まりやさんとデュエットでカヴァーしている楽曲ですから、ソレを思うと、ボブ・ディランもカヴァーしているなんて考えられないのですけれど、コレがまた、ディランの歌が上手いんですよ。お気軽なカヴァー集と見せかけて、ワイト島でのライヴを脈略なく４曲入れているのは、ブートレグ対策だったらしく、其の後にディランは「オフィシャル・ブートレグ・シリーズ」もリリースしていて、此の辺の音源は２０１３年にリリースされた「The Bootleg Series Vol. 10：ANOTHER SELF PORTRAIT（1969-1971）」で多くの別テイクや未発表テイクが放出されていて、中にはジョージ・ハリスンが参加した音源も含まれています。個人的には「NASHVILLE SKYLINE」から「SELF PORTRAIT」の辺りがディランでは最も好きなんですけれど、特に「SELF PORTRAIT」は、リリース時には滅茶苦茶評論家に貶されたらしく「ローリング・ストーン」誌で「コノ糞は何だ？」とまで書かれたらしいです。あたくしは単純に「ディランって、普通に歌っても上手いんだなあ」と思っている愛聴盤なんですけれどね。

（小島イコ）

「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」第４話（再）

フジテレビ　１３：５０〜１４：４８

片瀬那奈　AS　緒方亜紀

第４話「夫の土下座」

「離婚弁護士�U〜ハンサムウーマン〜」第４話の今年３回目の再放送で、今回は地上波です。第４話のゲストのひとりは田山涼成さんで、那奈ちゃんファンには「キチホンさん」の愛称で知られておりますが、那奈ちゃんとの共演は多くて、「キチホンさん」の語源である舞台「フラガール」や、ドラマ「小早川伸木の恋」や「匿名探偵」などがあります。

本放送：２００５年５月１０日（フジテレビ）

（小島イコ/姫川未亜）

「２４ JAPAN」第１話〜第３話（再）

テレ朝チャンネル１　１９：００〜２２：００

第１話「００：００A.M.-０１：００A.M.」

第２話「０１：００A.M.-０２：００A.M.」

第３話「０２：００A.M.-０３：００A.M.」

片瀬那奈　AS　氷川七々美

「２４ JAPAN」第１話から第３話までの、今年４回目の再放送です。深夜枠とは云え平均「５・０％」の大爆死作を、何故ここにきて何度も再放送しているのかは理解不能であり、悲しいお知らせですが、此の後に今年５回目も予定されています。那奈ちゃんが演じたのは原作ドラマのマンディにあたる氷川七々美で、原作同様に本編には今宵再放送される第１話から第３話までしか登場しません。第４話冒頭のあらすじに出た後は、最後まで一切出て来ませんので、再登場を匂わせる場面で終わっているからといって、那奈ちゃん目当てで観ても無駄です。主演が唐沢さんで娘がひよりちゃんだから当時所属していた研音のバーター出演でしょうし、ズバリ云って「類まれな美貌と色気を持つ、謎の美女テロリスト」は那奈ちゃんには合っていないミス・キャストだと思いますので、第３話で消えてくれて良かったとも云えます。

本放送：２０２０年１０月９日、１０月１６日、１０月２３日（テレビ朝日）

（小島イコ/姫川未亜）

「ポールの道」＃０９０「SENTIMENTAL JOURNEY」

ビートルズは１９７０年４月１０日のポール・マッカートニーの脱退宣言によって解散へと向かうのですが、そんな重大発表の直前である１９７０年３月２７日に、チャッカリとリンゴ・スターがソロ・アルバム「SENTIMENTAL JOURNEY」をリリースしています。プロデュースはサー・ジョージ・マーティンで、マーティンの指揮するオーケストラをバックにして、リンゴがスタンダード・ナンバーを歌うと云う、ゴージャスな内容で、A面が、１「Sentimental Journey」、２「Night And Day（夜も昼も）」、３「Whispering Grass (Don't Tell The Tress)」、４「Bye Bye Blackbird」、５「I'm A Fool To Care」、６「Stardust」で、B面が、１「Blue, Turning Grey Over You」、２「Love Is A Many Splendoured Thing（慕情）」、３「Dream」、４「You Always Hurt The One You Love（あなたはいつも）」、５「Have I Told You Lately That I Love You?（愛してると云ったっけ）」、６「Let The Rest Of The World Go By」で、全１２曲入りです。リンゴはドラムを叩く事もなく、歌に専念しているのですけれど、まあ、ビートルズのアルバム「THE BEATLES（ホワイト・アルバム）」の最後でジョン作の「GOOD NIGHT」での、オーケストラとコーラスをバックにリンゴが歌った時の様な世界が、全編に渡っていて、まあ、リンゴもシャレでやったのであろうし、まさか発売の２週間後にはポールが脱退宣言をするなんて予想してはいなかったでしょう。現に、サー・ジョージ・マーティンや、クイーシー・ジョーンズや、リチャード・ペリー（後にリンゴのアルバムをプロデュースする）や、モーリス・ギブ（ビージーズ）や、クラウス・フォアマンや、オリヴァー・ネルソンや、エルマー・バーンスタインと云った豪華絢爛なアレンジャーの中で、ポールも「Stardust」でアレンジャーとして参加しているのです。

レコーディングは前年の１９６９年１０月に始まっていて、アルバム「ABBEY ROAD」が売れ捲っている時期ですが、ポールは同年９月２０日のジョンの脱退宣言でショックを受けて、農場に引き籠っていた頃なんですが、リンゴのソロには協力していたわけで、１９７０年１月のジョージの曲「I ME MINE」のジョン不在のレコーディングにも参加しているわけで、特に「I ME MINE」なんて明らかにポールを揶揄した楽曲なのに、普通に演奏しちゃうんですよ。ジョージの追悼ライヴではやはりポールを揶揄した「WAH-WAH」を演奏していたし、天然バカボンであるサー・ポール・マッカートニーの感覚は、常人では想像出来ない範疇です。さて、ジョンはヨーコとの連名での前衛３部作やプラスティック・オノ・バンドで、ジョージもサントラ盤「不思議の壁」とガラクタ「電子音楽の世界」を、更にはリンゴまでもがソロ・アルバムを出したわけで、そりゃあ、ポールも出したいとなるし、実際に農場に引き籠っているふりをして宅録でソロ・アルバムを準備していたわけですなあ。ソレで、其のソロ・アルバムである「McCARTNEY」をリリースしようと思っていたら、自分がハブにされて勝手にフィル・スペクターがプロデュースしたアルバム「LET IT BE」とバッティングするから１か月前倒ししろとなって、遂にキレてしまって「ビートルズ脱退」を表明するわけですが、何度か書きましたが、ポールは他の３人が止めてくれると期待していたのでしょう。ところが、誰も止めず、そればかりかジョンもジョージもソロ・アルバムを作り出して、リンゴは両方でドラムを叩いていて、何だか３人にクラウス・フォアマンを自分の代わりに入れてビートルズを名乗りそうな雲行きになって、とうとう裁判となるわけです。ちなみに、経費節減でアラン・クレインがザップルを閉鎖したら、一番怒ったのがポールだったそうです。ポールも前衛音楽もやりたかったと云うか、元々前衛音楽を一番最初に始めたのはポールだったんですよね。

（小島イコ）

「ポールの道」＃０９１「McCARTNEY」

皆様、大変お待たせ致しました。遂にポールのファースト・ソロ・アルバム「McCARTNEY」に辿り着きましたが、ここまで来るのに９０回も掛かってしまいました。いえ、まだビートルズの問題のアルバム「LET IT BE」も残っているのですが、リリース順だとコノ位置にポールのソロが入っているのが重要で歴史的事実なのです。ポールがほとんどを自宅の４トラック・レコーダーで宅録したと云われるコノ「McCARTNEY」ですが、楽曲によっては偽名（ビリー・マーティン）でスタジオでもレコーディングしてはいますが、歌やパーカッションで愛妻リンダ・マッカートニーが参加している他は、全ての楽器も歌もポールがやっている、正しく「ソロ・アルバム」です。英国では１９７０年４月１７日にアップルからリリースしていますが、ポールはアラン・クレインとは契約していなかったので、実際にはアップルを通さずにEMIから出しています。此のアルバムをリリースしようとEMIに打診したポールは、アラン・クレインと契約していなかったから当然なのですがハブにされていて、アルバム「LET IT BE」がフィル・スペクターの手によって新たにプロデュースされて１９７０年５月８日にリリースされる事など知らなかったし、EMIはバッティングするからポールのソロは延期するか前倒しにするかしかなく、リンゴ・スターが説得に行ったら激昂したポールに殴られたとも云われましたが、結局は前倒しする事となりました。そこで発売の１週間前である１９７０年４月１０日に、マスコミに向けた「Q&A」を配布して、其の中で所謂ひとつの「ビートルズ脱退」をサラリと表明したわけですが、そりゃあ、もう、大騒ぎとなります。ジョン・レノンは「俺が先に脱退していて隠蔽されていたのに、ポールは自分のアルバムの宣伝に脱退を利用しやがった」と怒りましたが、事実、此のアルバムは英国で２位（首位はアルバム「LET IT BE」）米国では３週首位を獲得しています。確かに、売れました、が、評価は散々だったのです。

其の内容は、A面が、１「THE LOVELY LINDA」、２「THAT WOULD BE SOMETHING（きっと何かが待っている）」、３「VALENTINE DAY」、４「EVERY NIGHT」、５「HOT AS SUN/GLASSES（燃ゆる太陽の如く/グラシズ）」、６「JUNK」、７「MAN WE WAS LONELY（男はとっても寂しいもの）」で、B面が、１「OO YOU」、２「MOMMA MISS AMERICA」、３「TEDDY BOY」、４「SINGALONG JUNK」、５「MAYBE I'M AMAZED（恋することのもどかしさ）」、６「KREEN-AKRORE」の、全１３曲入りです。評論家が叩いたのは、全１３曲中５曲がインストゥルメンタルで、歌モノも「THE LOVELY LINDA」や「THAT WOULD BE SOMETHING」や「OO YOU」など大半がデモテープ・レベルの小品だった為です。初めてポールとデュエットした「MAN WE WAS LONELY」におけるリンダのど素人丸出しのヴォーカルなど、「おいおい、天下無敵のビートルズ様の音楽的リーダーのソロ・アルバムがコレって、ナンジャラホイ」で、もう叩かれる為に出した様な作品だったわけですよ。しかし、流石はポールで「EVERY NIGHT」「JUNK」「MAYBE I'M AMAZED」と云った掛け値なしの名曲も含まれているのですが、ソレが逆に「出来るコなんだから、全編コレで行ってもらわないと困る」とか「実験作だったら、そっちに振り切ってもらわないと困る」となるわけで、まあ、今も昔も評論家の云う事なんかあてにはなりません。「HOT AS SUN」「JUNK」「TEDDY BOY」辺りはビートルズ時代にもやっていますし、何より此のアルバムが出る直前までビートルズは存在していたわけで、全曲が「ビートル・ポール」の作品なのですから、つまりはアルバム「ABBEY ROAD」の次がコレなんですから、そりゃあ、ズッコケるでしょう。でもですね、此のアルバムがアリかナシかで、ほぼポールの音楽と付き合えるかどうかは決まります。つまり、あたくしも含めて、コレがアリな方は、即ち「ポールのファン」ですし、ナシな方は、おそらく、永遠にポールの音楽とは縁がありません。

（小島イコ）

「これは経費で落ちません！」PR

NHK総合　５：１４〜５：１５

片瀬那奈　ＡＳ　皆瀬織子

今週の深夜に３夜連続で全話が再放送される「これは経費で落ちません！」の予告映像で、１分間の短い時間でしたが、那奈ちゃんが演じた皆瀬織子さんも登場しています。

本放送：２０１９年７月２６日〜９月２７日（NHK総合）

（小島イコ/姫川未亜）

「雲霧仁左衛門５」第三回（再）で内山理名ちゃん

NHK総合　６：１０〜６：５３

第三回「老兵、散る」

内山理名　AS　七化けのお千代

「雲霧仁左衛門５」第三回の今年初めての再放送で、地上波での初のノーカット版です。早朝なので、天気予報テロップ入りです。此の回では第一作から登場していた雲霧一党の古参である治平が、山川に捕まり拷問されても口を割らず、死んでしまいます。これまでも雲霧一党の重要人物は何人も亡くなっていますが、大抵はシリーズの終盤でのクライマックスで死ぬ見せ場があったので、シリーズの序盤で唐突に治平が死んでしまう展開は、些か意外でした。

本放送　２０２２年１月２８日（NHK　BSプレミアム）

（姫川未亜/小島イコ）