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2023年07月01日

「ロコンド LOCONDO CHANNEL」ロコンドCM「潜入捜査 現場レポート編」30秒



YouTube「ロコンド LOCONDO CHANNEL」 20:00配信開始(30秒)

ロコンドのCMで、那奈ちゃんが靴を銃の様に持って潜入捜査官を演じています。地上波テレビでも流れるのでしょうけれど、こっちで観れるならソレでいいです。

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#056「MAGICAL MYSTERY TOUR」

マジカル・ミステリー・ツアー


ビートルズは、1967年12月26日にテレビ映画「MAGICAL MYSTERY TOUR」を放送して、ボロクソに叩かれます。まあ、ソレに関しては別に書きますが、当時も映画は酷評されましたがサントラ盤は絶賛されたのです。同年6月1日にリリースされた8作目のアルバム「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」から「MAGICAL MYSTERY TOUR」の間には、6月25日に全世界同時衛星生中継番組「OUR WORLD」に英国代表として出演して、其の時に公開レコーディングした(勿論、事前にベーシックトラックを録音してあったし、放送後にジョンが歌い直している)シングル「ALL YOU NEED IS LOVE / BABY YOU’RE A RICH MAN」を7月7日にリリースして、11月24日にはシングル「HELLO GOODBYE / I AM THE WALRUS」をリリースしています。しかしながら、其の間の8月27日にマネジャーのブライアン・エプスタインが32歳の若さで亡くなってしまったのです。マネジャーとしては素人だったものの、誰よりもビートルズを愛していて、全てのスケジュールを管理していた彼の死によって、結果的には解散へと進む事となります。つまり「MAGICAL MYSTERY TOUR」のプロジェクトは、エプスタイン死後に初めて公式に発表されたビートルズの作品であって、亡きエプスタインに代わって指揮を取ったのは、ポール・マッカートニーでした。12月8日に出た英国のEP盤は、A1「MAGICAL MYSTERY TOUR」、A2「YOUR MOTHER SHOULD KNOW」、B1「I AM THE WALRUS」、C1「THE FOOL ON THE HILL」、C2「FLYING」、D1「BLUE JAY WAY」の全6曲入りで、「FLYING」が4人共作のインストで、ジョンが「I AM THE WALRUS」、ジョージが「BLUE JAY WAY」と1曲ずつで、残りの3曲「MAGICAL MYSTERY TOUR」「YOUR MOTHER SHOULD KNOW」「THE FOOL ON THE HILL」がポールです。ソレだけでも、明らかにポール主導であったかが分かります。

コレがですね、11月27日に出たキャピトル編集盤「MAGICAL MYSTERY TOUR」だと、A面が、1「MAGICAL MYSTERY TOUR」、2「THE FOOL ON THE HILL」、3「FLYING」、4「BLUE JAY WAY」、5「YOUR MOTHER SHOULD KNOW」、6「I AM THE WALRUS」、と並べ替えられていて、B面が、1「HELLO GOODBYE」、2「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」、3「PENNY LANE」、4「BABY YOU’RE A RICH MAN」、5「ALL YOU NEED IS LOVE」と既発シングルを並べているわけです。B面にはジョンの「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」と「ALL YOU NEED IS LOVE」が入っているし、レノン=マッカートニー合作の「BABY YOU’RE A RICH MAN」もジョン色が強い曲なので、キャピトル編集盤だと其れほどにはポールだけが目立つ選曲にはなっておりません。でもですね、シングルのA面を競い合っていたジョンとポールは、「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」と「PENNY LANE」を両A面として、次は「ALL YOU NEED IS LOVE」でジョンとなるものの、ソノ次はジョンの「I AM THE WALRUS」を押しのけてポールの「HELLO GOODBYE」だし、其の後は「LADY MADONNA」から「HEY JUDE」からの「GET BACK」とポール4連発がつづくわけで、明らかにポールが引っ張ってゆくのです。ビートルズのキャリアを考えると、最も多く曲を書いたのはジョンなのですけれど、ソレはですね、初期の貯めがあったのと「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」で(ヨーコの為に)張り切って盛り返したからで、1966年から1967年にかけては、ポールが圧倒的に曲を量産していたのです。ソレが最も分かるのが、英国オリジナルEP2枚組の「MAGICAL MYSTERY TOUR」なのです。全6曲の半分を書いてしまって、主題歌と最後の曲も担当していて、3曲共に名曲で、「YOUR MOTHER SHOULD KNOW」はどれだけの相似曲が出たのでしょうか。でもですね、ソレをジョンは「I AM THE WALRUS」1曲で跳ね除けようとしているんですよね。だから、ビートルズは面白いんです。

(小島イコ)

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2023年07月02日

「雲霧仁左衛門3」第六回(再)で内山理名ちゃん

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NHK総合 6:10〜6:53

第六回「月下の誓い」

内山理名 AS 七化けのお千代

「雲霧仁左衛門3」第六回の今年初めての再放送で、早朝なので天気予報テロップ入りですが、地上波でのノーカット放送は初めてです。8月から放送される新作「雲霧仁左衛門6」は、今のところ理名ちゃんの出演は告知されておりません。

本放送:2017年2月10日(NHK BSプレミアム)

(姫川未亜/小島イコ)

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「ポールの道」#057「MAGICAL MYSTERY TOUR」Colour Television Film

マジカル・ミステリー・ツアー(完全初回生産限定盤)(デラックス・エディション) [Blu-ray]


1967年12月26日にBBCでテレビ放送されたビートルズの「MAGICAL MYSTERY TOUR」は、白黒放送であった事もあり酷評されて、慌ててBBCは翌1968年1月5日にカラーで放送するも、そもそも当時の家庭ではまだカラーテレビは普及していなかった為に評価が上がる結果にはならず、此のテレビ映画はビートルズのデビュー以来初めての大失敗作と断定されました。当時の「ミュージック・ライフ」編集長だった星加ルミ子さんは、1966年の来日公演時にはビートルズへの単独取材を成功し、1967年には渡英して取材していて、其の時にビートルズがリハーサルしていたのが「THE FOOL ON THE HILL」で、星加さんによると、既にスタジオには小野洋子さんが居たそうです。コレがジョンの記憶だとヨーコさんを初めてレコーディングに誘って連れて来たのは翌1968年2月の「HEY BULLDOG」となっていて、おそらく星加さんの話が本当で、ジョンはヨーコさんと1966年11月に出逢ったのですから、1967年には連れて来ていたのでしょう。さて、ポールが主導で制作された「MAGICAL MYSTERY TOUR」は、脚本がなくて、ビートルズの4人を含む観光客がサイケデリックにペイントされたバスに乗って小旅行する話で、実際にバス・ツアーをやってハプニングが起こるのを期待したものの、何も起こらなかったのです。それで、ジョンとジョージがストリップを観に行って、ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドが「DEATH CAB FOR CUTIE」を演奏する場面や、ビートルズが被り物姿で野外で「I AM THE WALRUS」を演奏する場面や、屋内で映画のラストとなる「YOUR MOTHER SHOULD KNOW」の場面や、リンゴ宅で撮影されたジョージの「BLUE JAY WAY」の場面や、ポールが単独でフランスで撮影した「THE FOOL ON THE HILL」の場面などを追加で撮影しました。

つまりは、ほとんどの場面を追加撮影しているわけで、如何に無計画な撮影であったかが伺えますし、ブライアン・エプスタインが生きていたならば、こんな無茶な撮影にはなってはいなかったでしょう。此の映画で印象的なのは追加撮影された楽曲が使われた場面で、其の部分だけを切り離して観ると、後の「MTV」への影響は計り知れない傑作となっておりますし、其れに引っ張られて此の映画自体も評価される様にはなりました。そもそも脚本が存在しない出鱈目な映画であって、そこまで神格化するのも過大評価が過ぎるとは思えますが、一見の価値はあります。首謀者であるポール・マッカートニーは、ジョン作の「I AM THE WALRUS」だけでもスゴイのだ!と云っていて、ジョン・レノンも、「I AM THE WALRUS」は100年後にも残る!と自画自賛しています。100年後はまだ分かりませんが、もう55年後には残っておりますが、ソレは「I AM THE WALRUS」だけではなく、ビートルズの全ての楽曲に云える事です。映画に使用された楽曲は、全てサントラ盤音源とは違っています。他には、やはり本編最後の「YOUR MOTHER SHOULD KNOW」のシーンが凄くて、何故かと云うと、ビートルズの4人が白いタキシード姿で、階段を下りて来るんですよ。えっとですね、つまりは、ビートルズが階段を下りてくるだけなんですよ。まるで「ドリフ大爆笑」のエンディングでザ・ドリフターズがチアガールを従えてスーツ姿で歌うだけみたいなもんで、アレって志村けんがビートルズ・ファンだから影響されたんでしょうか。ドリフはビートルズの来日公演に前座で出ていて、志村けんはまだ学生で客席にいたんですよね。映画はテーマ曲が繰り返された後に「HELLO GOODBYE」のエンディングが流れて終わりますが、これまたポールが監督で「HELLO GOODBYE」は3種類のプロモーション・フィルムが同時期に制作されていて、「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」の衣装で演奏する姿が観れます。

(小島イコ)

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2023年07月03日

「24 JAPAN」第11話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第11話「10:00A.M.-11:00A.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第11話の、今年2回目の再放送です。那奈ちゃんが演じた氷川七々美はもう出ませんが、話はトンデモ展開になってゆきます。主人公の現馬は遂に殺人を犯しますが、CTUの班長なので過去にも正義の為に殺人を犯して来たのでしょう。妻の六花も娘の美有を守る為とは云え殺人を犯して、夫婦揃って殺人者が主役って、とても朝から観るドラマではありませんなあ。

本放送:2020年12月18日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「35歳の高校生」第十話(再)

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日テレプラス 12:00〜13:00

第十話「魔女裁判…彼女が高校生になった目的を糾弾」

片瀬那奈 AS 長峰あかり

「35歳の高校生」第十話の、今年2回目の再放送です。ボッチになってしまった菅田将暉くんが演じた正光は、山ア賢人くんが演じた黒幕のヘッドフォン阿久津から馬場ちゃんのノートを入手して、ソレをネタにして馬場ちゃんを魔女裁判にかけます。米倉涼子姐さんが演じた馬場ちゃんの頭からバケツの水をぶっかけたりしていますが、まあ、米倉姐さんもプロですから「思いっ切りやって」とか云ったでしょうけれど、まだまだ新人だった菅田くんは緊張したでしょうね。さて、那奈ちゃんが演じたあかり先生は、湯呑みは出て来なかったものの、渡哲也さんが演じたカイザー教育長が倒れると、付き添い人となるのでした。本人は否定していますが、ズバリ云って「スパイ」だったのです。

本放送:2013年6月15日(日本テレビ)

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#058「LADY MADONNA / THE INNER LIGHT」「ACROSS THE UNIVERSE」「HEY BULLDOG」

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世紀の大失敗作と云われたテレビ映画「MAGICAL MYSTERY TOUR」の酷評にもめげずに、翌1968年になってビートルズは3月15日にシングル「LADY MADONNA / THE INNER LIGHT」をEMIパーロフォンからリリースします。結果的にはパーロフォンからの最後のレコードとなった此のシングル盤は、2月中旬から4月にかけてビートルズがインドに修行にゆく事になったので、2月3日から6日にかけて急ピッチで、ポールの「LADY MADONNA」と、ジョンの「ACROSS THE UNIVERSE」と、ジョージの「THE INNER LIGHT」がレコーディングされるのですが、ジョージの「THE INNER LIGHT」に関しては1月12日にベーシックトラックはインドのEMIスタジオでインド人ミュージシャンによってレコーディングされた音源にヴォーカルなどの音を重ねて完成しています。そして、2月8日の会議でA面は「LADY MADONNA」と決まり、ジョンは自作の傑作「ACROSS THE UNIVERSE」をボツにして、ジョージの「THE INNER LIGHT」を推して、初めてジョージの曲がシングルB面に採用されました。更に、2月11日には「LADY MADONNA」のプロモーション・フィルムを撮影する事になり、ポールが撮影するだけでは時間が勿体ないと云い出して、ジョン作の「HEY BULLDOG」をレコーディングしてしまうのです。故に「LADY MADONNA」のプロモーション・フィルムでビートルズが実際に演奏している曲は「HEY BULLDOG」なのです。ジョンとポールが1本のマイクで歌っている部分などを観ると、確かに「HEY BULLDOG」を歌っているのが分かります。そして「LADY MADONNA」ではポールがピアノを弾いているのに、プロモーション・フィルムでは実際には「HEY BULLDOG」なのでジョンが弾いています。

「ACROSS THE UNIVERSE」と「HEY BULLDOG」と云う名曲をボツにしてしまったジョンですが、此の頃になるとヨーコさんからの影響が目に付いて来たので、ビートルズへの興味が薄れて来て、どうでも良くなっていたのかもしれません。しかし、ソノ想いが同年11月22日にリリースされる「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」で爆発するのでした。結局「HEY BULLDOG」はアニメ映画「YELLOW SUBMARINE」に回されるので1969年1月と2年後ですし、「ACROSS THE UNIVERSE」に至っては1969年10月のチャリティーアルバムが初出で、一般的なヴァージョンは1970年5月の「LET IT BE」に収録ですし、其の2つがリミックスしていて前者はスピードが速く、後者が遅くされているので、正しいピッチのヴァージョンは、なな、なんと、2003年11月の「LET IT BE...NAKED」まで聴けなかったのでした。ジョンは1975年にデヴィッド・ボウイが思いっ切りスローにしてカヴァーした時にギターとコーラスで参加しているので、フィル・スペクターによるスローな「LET IT BE」のヴァージョンの方が好きだったのかもしれません。「HEY BULLDOG」も滅茶苦茶カッコいいロックンロールなのですが、ジェフ・エメリックによれば、ビートルズの4人が団結してレコーディングした最後の楽曲が「HEY BULLDOG」だったそうです。個人的には最初に買ったアルバムが「オールディーズ」で、次が「ABBEY ROAD」で「失敗した」と思った位のあまちゃんだったので、アルバムよりもシングルを買っていて、最初が友人にプレゼントされた「LET IT BE」で、次が「HEY JUDE」で、其の次に「LADY MADONNA」を買いました。今にして思えば、もう、思いっ切りポール作ばっかだったのです。「HEY JUDE」のB面「REVOLUTION」は気に入りましたが、他の2枚は「YOU KNOW MY NAME」と「THE INNER LIGHT」だったわけで、シングルでも「失敗した」と思ったもんです。

(小島イコ)

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2023年07月04日

「24 JAPAN」第12話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第12話「11:00A.M.-12:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第12話の、今年2回目の再放送です。全24話ですので丁度真ん中で、ようやく現馬が妻の六花と娘の美有と再会しますが、二人を先に逃がした事でまたしても離れ離れとなります。此の話は、伊月と浮気した現馬が、困難を乗り越えて妻の六花と娘の美有と和解するのが軸となっているので、そう簡単には再会出来ず、娘の美有のトリッキーな行動も、つまりは、なかなか会えない様にする為なんですよ。そして、オチを知っていると、現馬はただのバカです。那奈ちゃんが演じた氷川七々美は、依然として消息不明です。

本放送:2020年12月25日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「35歳の高校生」第十一話(最終話)(再)

35歳の高校生 Blu-ray BOX


日テレプラス 12:00〜13:40

第十一話(最終回)「衝撃の2時間SP!! 今夜すべての謎が明かされる!ノートの真実と亜矢子の失踪…卒業目前で生徒たちが職員室に立てこもり!?彼らはスクールカーストを乗り越えられるのか?」

片瀬那奈 AS 長峰あかり

「35歳の高校生」第十一話(最終話)の、今年2回目の再放送です。本放送時には「2時間スペシャル!」だったのですが、CM抜きの再放送だと1時間40分に収まってしまうのです。お話の方は、もう滅茶苦茶で、那奈ちゃんが演じたあかり先生は渡哲也さんが演じたカイザー教育長が送り込んだ「スパイ」だったので、一連のへんてこりんな行動は「スパイ」だと気付かれない様にやっていたのかと云えば、どうやらそうではなく、アレが地だったみたいです。米倉姐さんが演じた馬場ちゃんは、正光を刺そうとしたヘッドフォン阿久津に、正光の身代わりとなって刺されて、失踪してしまいます。カイザー教育長が唐突に云い出した「クラス制度廃止」に反対した生徒諸君は職員室に立てこもり、もう何が何だか分かりません。警察がやって来ると、小泉先生が覚醒して追い返してしまい、生徒諸君もアッサリと立てこもりを止めてしまいます。馬場ちゃんのノートは、精神疾患で入院した母親が書いた妄想で、馬場ちゃんは母親の願いを叶えようとソレを実行していたって話なんですけれど、えっと、何じゃらほい。生徒諸君は失踪した馬場ちゃんを探しますが、見つけたのは少年院から出て来たヘッドフォン阿久津で、ヘッドフォン阿久津は変態シスコン野郎で、自分をかばってイジメられて死んだ姉に馬場ちゃんを重ねていたのでした。それで、馬場ちゃんとヘッドフォン阿久津は補習を受けて、無事に卒業しますが、もう最後の方は「一体、何を見せられているんだ?」と思わされるファンタジーです。馬場ちゃんが帰って来たら、一番泣いて喜んだのが正光って、おいおい、キャラ変わり過ぎでしょ。あかり先生の湯吞み文字は「フィナーレ」です。

本放送:2013年6月22日(日本テレビ)

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#059「BOOKENDS」



ビートルズの4人がインドに修行に行って、リンゴはすぐに逃げ出して、ポールもつづいて離脱して、ジョンとジョージもマハリシが女性に手を出した(誤解だったとも云われる)ので帰国している頃、1968年4月3日にサイモン&ガーファンクルはコロムビアからアルバム「BOOKENDS」をリリースしました。此のアルバムのA面は、1「BOOKENDS THEME」、2「SAVE THE LIFE OF MY CHILD」、3「AMERICA」、4「OVERS」、5「VOICES OF OLD PEOPLE」、6「OLD FRIENDS」、7「BOOKENDS THEME」となっていて、アメリカの現実を描いたコンセプト・アルバムになっています。B面は一転してヒット曲集で、1「FAKIN’ IT」、2「PUNKY’S DILEMMA」、3「MRS. ROBINSON」、4「A HAZY SHADE OF WINTER」、5「AT THE ZOO」となっております。A面に関しては、当然ながらビートルズの「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」の影響もあるのでしょうけれど、所謂ひとつの「コンセプト・アルバム」として考えたならば、こちらの方が格段に上を行っています。ビートルズの「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」は、単に架空のバンドの架空のライヴと云うだけで、明確なテーマなどないのですが、サイモン&ガーファンクルの「BOOKENDS」にはテーマがあって、ソレを組曲として成立させている上に「AMERICA」の様な単曲でも成立する名曲まで含んでいるのです。更には「SAVE THE LIFE OF MY CHILD」ではモーグ・シンセサイザーを導入していて、コレはビートルズ(ジョージ・ハリスン)が「ABBEY ROAD」で導入する1年半も前ですし、「VOICES OF OLD PEOPLE」は老人の会話をコラージュしている実験作です。

B面のヒット曲集は、もう名曲のオンパレードで、しかも「FAKIN’ IT」の間奏で急に寸劇風になったり、ジョン・レノンに影響を与えたと思われる「PUNKY’S DILEMMA」の不可思議なリズムと旋律や、映画「卒業」では未完成だった「MRS. ROBINSON」を完成させて見事に全米首位を獲得していたり、1987年にバングルズがオリジナル以上の大ヒット・カヴァーを発表する「A HAZY SHADE OF WINTER」や、映画「卒業」ではボツにされたのが信じられない「AT THE ZOO」と、どれもが素晴らしい出来栄えです。此のB面に関しては、1966年から1968年にかけてリリースされたシングルをまとめたので、そうした貯めも効いています。ビートルズとサイモン&ガーファンクルの交流はあまり語られる事はありませんが、ソロになってからジョージはポール・サイモンと共演していますし、カーリー・サイモンのライヴ映像でジョージがアート・ガーファンクルと一緒に映っていて驚いたりしました。ジョンもヨーコとサイモン&ガーファンクルとデヴィッド・ボウイで揃っている写真があったりしますし、ジョンはポールの「LET IT BE」は、サイモン&ガーファンクルの「BRIDGE OVER TROUBLED WATER(明日に架ける橋)」に対抗して書いたんだろう、と云っています。ジョン・レノンが殺された後の1981年のセントラル・パークでの再結成ライヴで、ポール・サイモンがソロでジョン・レノンにも言及した「LATE GREAT JOHNNY ACE」を演奏中に、ステージにイカレタ輩が「俺に話をさせろ!」などと云って乱入する緊迫した場面があって、レコードやCDでは曲がカットされていますが、ライヴ映像は其の侭でNHKのBSなどで最近でも放送しています。そもそも、ポール・サイモンはキャロル・キングと同級生で、キャロル・キングにデモ・テープの作り方を教えたのはポール・サイモンなのです。ポール・サイモンが居ないとゴフィン&キングも居なかったわけで、つまりは、レノン=マッカートニーも居ないのです。

(小島イコ)

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2023年07月05日

「24 JAPAN」第13話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第13話「12:00P.M.-1:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第13話の、今年2回目の再放送です。此の回では、主人公の現馬がテロリストのボスかと思われた民三とサシで対決するのですが、いとも簡単に射殺してしまいます。えっとですね、普通だったら生け捕りにしてテロの全容を自白させるんじゃないんですかね。雇い主の民三が死んだので、那奈ちゃんが演じた氷川七々美への「仕事」は謎の侭となってしまうのですけれど、其の辺の事を脚本家は何も考えていなかったのでしょうか。民三は死にましたが、実は本当の黒幕親子は別に居てですね、民三は雇われた小者だったのでした。おいおい、そんな小者を倒すのに13話もかかってしまって大丈夫なのか、CTUさん。

本放送:2021年1月8日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「越境捜査」(再)で内山理名ちゃん



チャンネルNECO 10:00〜12:00

警視庁VS神奈川県警!迷宮入りの未解決事件の裏に潜む巨悪!消えた12億円を警視庁の窓際刑事&神奈川県警の不良刑事が追う!エンタメ感満載の社会派サスペンス

内山理名 AS 伊藤順子

「越境捜査」の、今年5回目の再放送です。何気に早いペースで再放送され続けているドラマで、理名ちゃんが演じた順子さんは事件に大きく関わる花屋さんです。

本放送:2020年4月20日(テレビ東京)

(姫川未亜/小島イコ)

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「片瀬のNANA CHANNEL」#151【生配信】ライブで恐ろしい程の神席を2DAYS体験した人の雑談 【20時30分〜】



YouTube「片瀬のNANA CHANNEL」 20:30配信開始(1時間54分42秒)

那奈ちゃんのYouTube第151弾で、今回はまたしても生配信だそうです。2月も3月も4月も5月も6月も全てが生配信、7月に入ってもやっぱり生配信で、25回連続の「推し活」です。もう半年位は生配信しかやっていなくて、3月中旬からは全部が「推し活生配信」で、もはやYouTubeを立ち上げた時の「多趣味な片瀬那奈」すら忘れて、単なる「推し活おねえさん」と化しております。どんだけ生配信が多いかと云うと、矢鱈滅多らライヴ円盤を出している乃木坂46の画像が、もう底をつきそうな位なのです。気になると云えば、生配信の告知はインスタのストーリーズだけで、Twitterでは今年になって半年間以上、一切告知していません。推し活の方のTwitterは鬼の様に呟いている様なので、本当にもう那奈ちゃんは「推し活」しかやっていないのですよ。さて、いつもの窓際の部屋で、黒地のプリントTシャツ姿で髪は下している那奈ちゃんが登場しましたが、CSで小橋建太プロデュース大会「Fortune Dream 8」を観ているので、ごきげんよう、さようなら。

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#060「YELLOW SUBMARINE」Sound Track & Movie

イエロー・サブマリン


ビートルズは、まだマネジャーのブライアン・エプスタインが生きている時にアニメ映画「YELLOW SUBMARINE」の契約をユナイテッド・アーティスツと交わしていて、アニメ用の新曲も提供する事も決定していました。しかしながら、ビートルズは「アニメなんて」とやる気を見せず、出来がイマイチな曲が出来ると、公然と「コレはアニメ用だな」などと云っていました。そして、アニメ映画には16曲が使われたのですが、新曲はたったの4曲で、ポールの「ALL TOGETHER NOW」と、ジョンの「HEY BULLDOG」と、ジョージの「ONLY A NORTHERN SONG」と「IT'S ALL TOO MUCH」です。2曲もジョージの曲が採用されているのが、こんな事を云ってもアレですが、ビートルズ(レノン=マッカートニー)のやる気のなさが表れています。と云うわけで、ソノ4曲の初出は1969年1月13日にアップルからリリースされたアルバム「YELLOW SUBMARINE」なのですが、ソレはA面が新曲4曲と既発の「YELLOW SUBMARINE」と「ALL YOU NEED IS LOVE」の6曲がビートルズによる演奏で、B面はサー・ジョージ・マーティン作のオーケストラ・サントラが収録されています。サー・ジョージ・マーティンはサントラ盤用にわざわざレコーディングし直していて気合が入っていましたが、ビートルズにとってはどうでもいいサントラ盤で、新曲4曲に「ACROSS THE UNIVERSE」を加えた5曲入りのEP盤でリリースする案もあったみたいです。故に、サントラ盤はリリースされた順番だと1968年の「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」よりも後ですが、レコーディングは全て「ホワイト・アルバム」よりも前なのです。アニメ映画の方も吹き替えは声優に任せて、コレがマタ、全然似ていない声なんですよね。

まずはジョージの「ONLY A NORTHERN SONG」は、1967年2月でアルバム「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」のボツ音源です。ポールの「ALL TOGETHER NOW」はアニメ映画用の新曲ですが、レコーディングは1967年5月12日に1回のセッションで完成させた手抜き曲です。ジョージの「IT'S ALL TOO MUCH」も1967年5月下旬のレコーディングで、コレは元々は8分以上もあった曲を6分27秒に編集していますが、それでも長い曲で、エンディングになるとジョンとポールが無茶苦茶なコーラスをやっていますが、「どうせ、ジョージの曲だから」と云う感じが出ております。ジョンの「HEY BULLDOG」は、前述の通り1968年2月11日に「LADY MADONNA」のプロモーション・フィルムを撮影中にレコーディングされています。まあ、テキトーにやっつけ仕事で片付けた感じですが、個人的には4曲共に好きですし、特に「IT'S ALL TOO MUCH」はアニメ映画のサイケデリックな映像もあって、ジョージの名曲のひとつだと思います。そして、肝心のアニメ映画なのですが、コレが名作なんですよ。カラフルでキラキラした映像で、内容は子どもにも理解出来るような勧善懲悪ストーリーですが、それぞれの楽曲に合ったアニメ版の「MTV」みたいで、素晴らしいのです。ビートルズの4人も、完成したアニメ映画を観て気に入って、最後に実写で登場しています。他の楽曲も1966年から1967年にかけてリリースされた音源ばかりなので、なるほど「ホワイト・アルバム」よりも前のレコーディングだと分かります。使用された楽曲は、1999年に「YELLOW SUBMARINE SONGTRACK」でまとめられてリリースされるのですが、リミックスされていて、評価は分かれるところではあります。

(小島イコ)

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2023年07月06日

「24 JAPAN」第14話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第14話「1:00P.M.-2:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第14話の、今年2回目の再放送です。実は下っ端だった民三たちは、那奈ちゃんが演じた氷川七々美以外は全滅しましたが、真のテロリストが来日します。名前はアンドレとかアレクシスとか急に原作ドラマと同じカタカナになりますが、苗字は「ドレーゼン」ではなく「林」なので、日系2世とかなんでしょうか。そうでないと、全員が日本語ペラペラで顔も日本人にしか見えないので、説明がつきません。主人公の現馬は、妻の六花と娘の美有を病院へ向かわせて、護衛として伊月を送り込むのですが、妻と娘を浮気相手に守らせようとするなんて、全くどう云う神経をしているのでしょうか。

本放送:2021年1月15日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#061「KINFAUNS」「THE ESHER DEMOS」



インドでの修行を予定よりも早く切り上げたビートルズの4人ですが、たちまち逃げ出したリンゴは兎も角として、ポールは約1か月、ジョンとジョージは2か月近くインドに居たわけでして、瞑想以外にやる事がなくて、もう曲を書く位しかなくて、たんまりと曲が出来てしまいました。それで帰国した4人は1968年5月20日から数日間、英国サリー州イーシャーのジョージの別荘「キンファウンス」で合宿して、ジョン、ポール、ジョージがアコースティック・ギターを、リンゴがボンゴの編成で、4トラック・レコーダーで全27曲ものデモをレコーディングしたのです。そのうちの21曲が正式にレコーディングされて、19曲が「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」に収録されるのですが、もう此の時点で27曲もあったわけで、そりゃあ2枚組になりますわな。此の通称「イーシャー・デモ」は、昔からブートレグで出回っていて、決定盤として「MOONCHILD RECORDS」の「KINFAUNS」があります。まあ、他のブートレグからのコピーだと思われますが、2枚組で、1枚目はオリジナルとされるソースから曲順も其の侭に全23曲入りでの「BASIC VERSION」が、更に2枚目はどう云う判断なのか分かりませんが、曲順を変えた全27曲入りの「EXPANDED VERSION」が収録されています。つまりは、2枚目には全ての「イーシャー・デモ」音源が収録されているわけです。しかしながら、所詮ブートレグはブートレグでありましてですね、2018年11月9日に全世界同時発売となった「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」50周年記念盤の「3CD」と「4LP」と「6CD+BD」に、なんと「イーシャー・デモ」全27曲が収録されてしまったのです。

アップルとしては「海賊盤とは一線を画す」と宣伝して、ジャイルズ・マーティンも「オリジナルの4トラック・テープを使った」と自信満々でエッヘンしたわけですが、コレが曲順を「ホワイト・アルバム」に収録された19曲は完成盤の曲順に並べ替えていて、其の後にビートルズやソロで後に正式レコーディングした6曲を並べて、最後に「ホワイト・アルバム」時に正式にレコーディングしたもののボツにした2曲が収録されているのです。分かり易いと云ったら分かり易いのですけれど、そこまで親切にブートレグとは違っているのでは、些かやり過ぎな感じもしますし、オリジナルのテープまで遡ったと云う事はリミックスまではしていなくともリマスターはしているのでしょう。そうなるとブートレグの「KINFAUNS」とは確かに違うのですけれど、すると、つまりは、ブートレグにはブートレグの味が出てしまうんですよ。「ホワイト・アルバム」には収録されなかった楽曲には、後にビートルズとして1969年の「ABBEY ROAD」B面のメドレーに組み込むジョン作の「MEAN MR. MUSTARD」と「POLYTHENE PAM」や、ポールが1970年のソロ・アルバム「McCARTNEY」で発表する「JUNK」や、ジョンが1971年のソロ・アルバム「IMAGINE」で詞を変えて発表する「JEALOUS GUY」の原曲である「CHILD OF NATURE」や、ジョージがジャッキー・ロマックスに提供してしまう「SOUR MILK SEA」や、1982年のソロ・アルバム「GONE TROPPO」まで寝かせる「CIRCLES」の6曲があって、ボツにした2曲の内、ジョージの「NOT GUILTY」は1979年のソロ・アルバム「GEORGE HARRISON(慈愛の輝き)」で引っ張り出されリアレンジされますが、ジョンの「WHAT’S THE NEW MARY JANE」は未発表で、「NOT GUILTY」のオリジナルと共に、1996年の「Anthology 3」でようやく公式ではリリースされました。

(小島イコ)

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2023年07月07日

「24 JAPAN」第15話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第15話「2:00P.M.-3:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第15話の、今年2回目の再放送です。朝倉議員は現馬がテロの主犯だと誤解してCTUに怒鳴り込んで来るわけですが、本当に此の人を女性初の総理大臣にしちゃっていいのでしょうか。朝倉議員の弱点と云うのが、娘である妹を乱暴した相手を息子である兄が殺してしまった過去って、おいおい、どいつもこいつも殺人者だらけじゃないか。一方、現馬の妻である六花は妊娠していて、伊月が現馬の浮気相手だと気付いて、伊月もアッサリと認めるって、まあ、後々の展開を知っていると「なるほどね」なんですけれど、二人を一緒にさせた現馬は底抜けのバカです。

本放送:2021年1月22日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

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「ポールの道」#062「THE ZOMBIES」



英国の1960年代のバンドで、ビートルズの他にも好きなバンドは多いのですが、今回はゾンビーズを取り上げたいと思います。ゾンビーズは1964年にデッカからリリースしたデビュー・シングル「SHE'S NOT THERE」が大ヒットして、翌1965年にはファースト・アルバム「BEGIN HERE」をリリースします。1965年にはタツローこと山下達郎さんも大好きなシングル「TELL HER NO」も、特に米国で大ヒットするものの、何故かアルバムは出さず、其の内に楽曲は素晴らしいのに売れなくなって、1967年にCBSに移籍して、何故かEMIのスタジオでビートルズの「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」で使った4トラック・レコーダーで同じジェフ・エメリックがエンジニアを務めてレコーディングして、翌1968年4月19日にセカンド・アルバム「ODESSEY & ORACLE」を英国でリリースするも売れず、ソレが米国ではアル・クーパーが気に入って「TIME OF THE SEASON(ふたりのシーズン)」をシングル・カットしたら大ヒットしてしまうのですが、其の時には既にメンバーが「もう売れないから」と見切りをつけていて、1967年に解散していたのでした。つまりはデビューして4年間でシングルやEPはそれなりにリリースしたけれど、アルバムはたったの2枚しか出せなかったバンドなのです。それでも「ロックの殿堂」入りしていると云う、何だかトンデモナイ魅力があるバンドなのです。まあ、其の後に再結成したりして新作を出したりライヴもやっているものの、基本的には1960年代中期に2枚しかアルバムを出していないバンドで、評価されているのも其のたったの4年間の活動なのです。日本ではGSのカーナビーツが日本語でカヴァーした「I LOVE YOU(好きさ好きさ好きさ)」のオリジナルも、ゾンビーズだったりします。4年間で2枚と云うのは1960年代当時としては異常で、普通のバンドは毎年2枚は出していたのです。

現在ではたった2枚ではなくなっていて、あたくしが持っているのだけでも「BEGIN HERE」の拡大盤モノラルCD2枚組、「ODESSEY & ORACLE」の拡大盤モノラル&ステレオCD2枚組、「BEGIN HERE」も含めたデッカ音源のステレオ盤CD2枚組、シングル集CD、オマケにアージェントのライヴ入りの怪しげなベスト盤CD、BBC音源「LIVE AT THE BBC」、幻のアルバム「R.I.P.」音源集、と沢山出ているし、ヴォーカルのコリン・ブランストーンのソロ・アルバム「ONE YEAR」とベスト盤も持っています。大瀧師匠もゾンビーズの楽曲「LEAVE ME BE」のメロディーを「雨のウェンズデイ」に引用していて、アタマのメロディーなんかソックリで、思わず「壊れかけたワーゲンの」と歌いたくなります。ゾンビーズにはロッド・アージェントとクリス・ホワイトと云う二人の優秀なソングライターが居て、ロッドの弾くキーボードがジャズの影響も受けていて、曲調も独特で、ソコにコリンのハスキーなヴォーカルが乗ると、実に切ない楽曲となるのです。兎に角、美しい楽曲ばかりで、米国で「ふたりのシーズン」がバカ売れした時には「再結成しろ」だの「新曲を出せ」だの散々云われ、偽者まで登場したらしいのですが、ロッドはキッパリと断ったそうです。まあ、後々に再結成はしますが、一時的な例外を除けば、ソレはもう1990年代になってからだったので、まあ、丸くなったんでしょう。そう考えると、結局は2枚しかアルバムを出さなかったのも、英国よりも米国で人気があったのに積極的に米国に渡って活動する事もなかったのも、とてもロック・バンドとは思えない「BEGIN HERE」のジャケット写真に代表されるビジュアルも、ゾンビーズには美学があって、頑なにソレを貫いた結果だったのかもしれません。それにしても、ゾンビーズのCDを10枚以上も持てるなんて、良い時代になったものですなあ。

さて、本日7月7日は、リンゴ・スターことサー・リチャード・スターキーのお誕生日です。83歳になりましたが、元気ですね。最近では、2歳下のサー・ポール・マッカートニーの方がヨボヨボのおじいさんになっちゃって声も出なくなっていますが、リンゴは元々がとぼけた低音ヴォイスなので、あんまり変わっていません。ちなみに、櫻坂46の一期生の土生ちゃんと三期生のこんなぎちゃんもお誕生日です。皆さん、お誕生日おめでとうございます。

(小島イコ)

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2023年07月08日

「ポールの道」#063「HEY JUDE / REVOLUTION」

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1968年5月に通称「イーシャー・デモ」で27曲もの新曲を用意したビートルズは、同年5月30日から10月14日まで4か月半にも及ぶレコーディングで34曲もの楽曲を完成させて、30曲が1968年11月22日にアップルからリリースされた2枚組のアルバム「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」に収められます。しかしながら、英国でのアルバムは1967年6月の「SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」以来で、其の間にはシングル「ALL YOU NEED IS LOVE / BABY YOU'RE A RICH MAN」とEPの「MAGICAL MYSTERY TOUR」とシングル「HELLO GOODBYE / I AM THE WALRUS」と「LADY MADONNA / THE INNER LIGHT」だけで、新しく自分たちのレーベル「アップル」を立ち上げた事もあって、アルバムの前に英国では1968年8月30日に「アップル・レーベル第1弾」として、強力なシングル盤「HEY JUDE / REVOLUTION」をリリースしました。此のシングルとしては異例な7分を超える長尺な楽曲である「HEY JUDE」は、ビートルズのシングルでは最も売れたとされています。英国では3週連続首位で、米国(少し早く8月26日リリース)は、なな、なんと、9週連続首位でした。英国で「HEY JUDE」を押しのけて6週連続首位となったのは、同日にリリースされたメリー・ホプキンの「THOSE WERE THE DAYS(悲しき天使)」ですが、ソレはですね、モデルのツイッギーが紹介してアップルからポール・マッカートニーのプロデュースでリリースされたので、つまりは「身内」だったのです。「HEY JUDE」と「THOSE WERE THE DAYS(悲しき天使)」がバカ売れしたので、さぞやビートルズの会社にまで発展した「アップル」はウハウハだったかと云うとですね、音楽だけ売っていれば良かったのに余計な分野にまで手を広げて、トンデモ展開となってゆくのでした。

ポールが米国の方のザ・ドリフターズの「SAVE THE LAST DANCE FOR ME(ラストダンスは私に)」を下敷きにして書いた此の曲は、大瀧師匠のプロデュースでザ・キング・トーンズによって「ラストダンスはヘイ・ジュード」となったりもしますが、元々はジョンがヨーコに走ってシンシアと共に別居して落ち込んでいたジョンの息子であるジュリアン・レノン(当時5歳)を励ます為に書いた楽曲です。ところが「HEY JUDE」を聴いたジョンは「俺とヨーコを励ます曲だ」なんぞと云っておりました。シングルのB面となった「REVOLUTION」は、元々はもっとスローテンポで演奏されて「ホワイト・アルバム」では最初にレコーディングされたのですが、そっちの方は「REVOLUTION 1」と「REVOLUTION 9」としてアルバムのD面に収録されて、特に「REVOLUTION 9」は問題作となります。ジョンは最初のスロー・ヴァージョンをシングルにしたかったのですが、ポールとジョージに反対されて、改めてアップテンポにレコーディングし直しています。故に、此のシングルは両面共に「ホワイト・アルバム」には収録されておりません。後に両面共にアルバム「HEY JUDE」に収録されたりもしますが、アレは米国キャピトル編集盤なのです。此の2曲は映画「LET IT BE」も手掛けるマイケル・リンゼイ=ホッグ監督によってプロモーション・ヴィデオが撮影されていて、ビートルズの4人による演奏をクローズアップした映像からバックのオーケストラやコーラスする人々へと広がる感動的な「HEY JUDE」も良いのですが、やはり、ビートルズの4人による「REVOLUTION」が、滅茶苦茶カッケーです。ちなみに、上記のジャケット写真で演奏しているのは「HEY JUDE」ではなく「REVOLUTION」です。あたくしはポールのライヴには7回行ったので、ポールと一緒に「HEY JUDE」の「NA NA NA NANANANA」を7度歌えた事になります。

(小島イコ)

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2023年07月09日

「雲霧仁左衛門3」第七回(再)で内山理名ちゃん

少年ナイフ ゴールデン☆ベスト


NHK総合 6:10〜6:53

第七回「凶刃」

内山理名 AS 七化けのお千代

「雲霧仁左衛門3」第七回の今年初めての再放送で、地上波でのノーカット放送は初めてです。早朝なので、天気予報テロップ入りです。8月から始まる「雲霧仁左衛門6」に関しては、未だに理名ちゃんの出演情報はありません。もう撮影は終了しているはずなので、気になるところです。

本放送:2017年2月17日(NHK BSプレミアム)

(姫川未亜)

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