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2023年06月28日

「ポールの道」#053「SMILEY SMILE」



幻のアルバム「SMiLE」を1967年には完成させる事が出来なかったブライアン・ウィルソンですが、そこで他のメンバーがブライアンを助けて、ブライアンの自宅に録音機材を持ち込み、1967年6月から7月にかけて改めて約1か月半と急ピッチでレコーディングして、キャピトル傘下でビーチ・ボーイズのレーベルである「ブラザー・レコード」の第1弾として、1967年9月18日にリリースしたのが「SMILEY SMILE」です。しかし、カール・ウィルソンが「みんなが満塁ホームランを期待していた時に、僕らはバントをしたのさ」と語った通りの、肩透かしの内容で、ビーチ・ボーイズのファンからまで「GOOD VIBRATIONS」と「HEROES AND VILLAINS(英雄と悪漢)」以外は聴く価値がなしと断じられる事すらあります。個人的には、以前も書いた通りに、ビーチ・ボーイズを聴き始めた時にはベスト盤以外では、コレと「SUMMER DAYS (AND SUMMER NIGHTS !!)」の廉価盤と、疑似ステレオの「PET SOUNDS」以外は日本盤は廃盤状態で、コノ奇妙な「SMILEY SMILE」が一番好きで愛聴していましたし、実は現在でもかなり好きなアルバムです。正に「SMiLE」そのものの「GOOD VIBRATIONS」と「HEROES AND VILLAINS」の2曲のシングルは、他の楽曲との落差が凄いものの、ヴァン・ダイク・パークスが共作者としてクレジットされている「VEGETABLES」と「WONDERFUL」、そしてブライアン単独名義での「WIND CHIMES」は、頓挫した「SMiLE」用の楽曲をレコーディングし直したわけで、後に小出しにされる「SMiLE」音源の中でもコレが最もソノ世界への誘い水となっています。不気味なコーラスがつづく「FALL BREAKS AND BACK TO WINTER」や、テープの回転を速めたり唐突に語りが入ったりする「SHE'S GOIN' BALD」や、Aメロとサビが全くテンポが違う「GETTIN' HUNGRY」などは、かなりサイケデリック色が強くて、1967年らしいのです。

此のアルバムは次作である「WILD HONEY」との「2in1」で6曲のボーナストラック入りの盤と、モノ・ミックスとステレオ・ミックスの「2in1」の盤を持っているのですが、ビートルズの特にポール・マッカートニーは「PET SOUNDS」だけではなく、「SMILEY SMILE」や「WILD HONEY」からの影響もかなり強く受けていて、1968年の「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」の「WILD HONEY PIE」なんかはタイトルも引用していますし、「ホワイト・アルバム」や1970年のソロ1作目の「McCARTNEY」の多重録音や宅録は、実は「SMILEY SMILE」からの影響なのではないか、とも思えます。そればかりではなく、例えば「LITTLE PAD」でのウクレレなんかを聴くと、1971年のポール&リンダ名義の「RAM」での「RAM ON」あたりに直接的に繋がっているし、例えブライアンがパッパラパー状態になってしまっても失わなかった純粋過ぎる音楽性を、ずっとポールは意識していたのでしょう。故に、2004年のブライアンのソロアルバム「GETTIN' IN OVER MY HEAD」の「A FRIEND LIKE YOU」でのブライアンとポールの共演は、実現しただけでも意味があったと思います。そして、「SMILEY SMILE」から始まった新たなるビーチ・ボーイズの足跡は、サー・ジョージ・マーティンが語った様に「ジョンとポールは二人だったが、ブライアンは一人だった」状態からの脱却が始まったとも云えます。もはや「ビートルズに勝つ」との一心で独裁体制だったビーチ・ボーイズは、ブライアンの「SMiLE」放棄からパッパラパー状態で、そんな事は云っていられなくなって、ソノ名の通り「ブラザー・レコード」として他のメンバーが頑張るしかなくなってしまったのです。ビートルズが「アップル・レコード」をぶち上げるのは1968年ですから、其の点でもビーチ・ボーイズは先を行っていたのです。しかし、時代はブルース・ロックやニュー・ロックとなり、ビーチ・ボーイズは時代遅れとされます。でもですね、プログレッシブ・ロックなんて「SMiLE」に比べたらママゴトみたいなもんですよ。

(小島イコ)

posted by 栗 at 21:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「片瀬のNANA CHANNEL」#150【生配信】色々決まったり、遂にアレが決まったり感情が爆発してる人の雑談 【20時30分〜】



YouTube「片瀬のNANA CHANNEL」 20:30配信開始(1時間49分23秒)

那奈ちゃんのYouTube第150弾で、今回はまたしても生配信だそうです。2月も3月も4月も5月も全てが生配信、6月に入ってもやっぱり6回目も生配信で、おそらく6月は今回で最後なので6月も全てが生配信で、24回連続の「推し活」です。つまり、那奈ちゃんは3月中旬から3か月半、ずっと「推し活生配信」しかやっていないのです。もうね、尋常じゃないでしょ。「テレ東音楽祭」での櫻坂46と乃木坂46の出番は終わっておりますが、本日発売で昨日5タイプをフラゲした櫻坂46のニュー・シングル「Start over!」の特典映像を観るので忙しいんですよね。まあ、その、ズバリ云って「推し活生配信」しかやらない現在の那奈ちゃんよりも、櫻坂46の方がずっと面白いんですよ。シングルに入っている生写真で、推しの山ア天ちゃんが出ただけで嬉しいんですからね。そう云えば20年位前には、那奈ちゃんのシングルのピクチャーレーベルで一喜一憂したものでした。と云う事ですので、いつもの窓際の部屋で、黒地のTシャツ姿で髪を三つ編みにしている那奈ちゃんが登場したので、グッドボタンを押して、櫻坂46三期生の「おもてなし会」を観ますね。途中でこちらを覗いたら、タロット占いをやっていましたが、コレマタつまんないんですよ。推し活タロットおねえさんと化した、きれいなおねえさんですが、今でも綺麗なんですから、こんな事ばかりやっていないで、何とかならないんですかねえ。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 20:30| YouTube | 更新情報をチェックする

「IP〜サイバー捜査班」第9話(最終話)(再)で内山理名ちゃん



テレ朝チャンネル1 12:20〜13:10

IP_FINAL「ディープフェイク」

内山理名 AS 桐子香澄

「IP〜サイバー捜査班」第9話(最終話)の今年5回目の再放送で、日曜日にも再放送されたばかりですが、「35歳の高校生」とバッティングしています。

本放送:2021年9月16日(テレビ朝日)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 13:10| RINA | 更新情報をチェックする

「35歳の高校生」第七話(再)

35歳の高校生 Blu-ray BOX


日テレプラス 12:00〜13:00

第七話「盗撮犯とオバサンの過去を学級裁判で暴け!!」

片瀬那奈 AS 長峰あかり

「35歳の高校生」第七話の今年2回目の再放送ですが、「IP〜サイバー捜査班」とバッティングしています。此の回では、前回の殺人未遂事件を犯した新川優愛ちゃんが演じた一軍女子の美月が、盗撮されていると唐突に告白して、学級裁判となります。美月は前回の事件で一軍女子の中で浮いてしまい、北山詩織ちゃんが演じた一軍女子の優奈が盗撮犯だと決めつける展開です。まあ、何と云いますか、此のクラスは一軍も二軍も三軍も、授業をまともに受けていない事だけは分かります。生徒諸君のキャスティングも豪華ですが、米倉姐さんが演じた「35歳の高校生」馬場ちゃんの10代の高校生時代を、松岡茉優ちゃんが演じていて、回想シーンのみの登場なのに、これまた豪華です。益々場違いなノリの那奈ちゃんが演じたあかり先生の湯吞み文字は、「下克上」です。

本放送:2013年5月25日(日本テレビ)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 13:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第8話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第8話「07:00A.M.-08:00A.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第8話の、今年2回目の再放送です。いくら原作が米国ドラマとは云え、銃を乱射するわ、一般人まで巻き込むわで、主人公の現馬が所属するCTUは、とても日本が舞台とは思えない異常な組織です。テロリストの仲間だと誤解された現馬は逃走して、娘の美有は誘拐されて、ソレを助けに行った妻の六花も誘拐の道連れとなってしまう展開の中で、那奈ちゃんが演じた氷川七々美は謎の雲隠れで、最後まで出て来ません。

本放送:2020年11月27日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 06:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする