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2023年06月21日

「ポールの道」#046「THE FAMILY WAY」



1966年8月29日をもってビートルズはライヴ活動を休止して、1966年後半には、その活動は世間からはよく分からない時期となります。それでもジョンは「A HARD DAY'S NIGHT」や「HELP !」も撮ったリチャード・レスター監督の映画「HOW I WON THE WAR」に俳優として参加して、役作りで髪をバッサリ切って、其の後にはトレードマークとなる丸メガネで兵士役を演じています。ジョージは本格的にラビ・シャンカールからシタールを学ぶ為にインドへ行き、リンゴは家族と休暇を楽しんでいて、ジョンの撮影現場に労いに行ったりもしました。そして、ポールは映画「THE FAMILY WAY」のサントラ盤にテーマ曲を提供して、ソレをサー・ジョージ・マーティンが編曲して変奏曲としていて、英国では1967年1月6日に因縁があるデッカからリリースされたのです。全編がサー・ジョージ・マーティンによるオーケストラ・アレンジですが、ポールもベース、ピアノ、ハミングなどでレコーディングに参加しています。ジャケットにも大きく「MUSIC COMPOSED BY Paul McCARTNEY」と載っているので、デッカとしてはソレが売りだったのでしょう。シングル盤も出ていて、現在のリイシュー盤CDにはソレも収録されています。注目すべきなのは、いくらサー・ジョージ・マーティンが絡んでいるとは云え、ビートルズのメンバーがソロ名義で音楽活動をしたのはコレが最初であってですね、しかも「レノン=マッカートニー」の掟破りをして「ポール・マッカートニー」単独名義で発表してしまった点です。ポールとしては天然バカボン全開で「ジョンも役者をソロでやっているんだから、僕もソロでサントラ盤の作曲くらいやってもいいだろう」と軽く考えて、全く悪気はなかったのでしょうけれど、悪気がないだけに本当に此の人は厄介なんですよ。

そもそも「レノン=マッカートニー」は、其の命名理由が「ゴフィン&キング」のマネだった事からも分かる通り、作家志向が強くてですね、ジョンも「30過ぎて、SHE LOVES YOUなんて歌っていられないだろ」と語っていた様に、将来は裏方の作家になる心算だったようです。しかしながら、其の作家志向が強かったのはポールの方で、当時には「レノン=マッカートニー」が他のバンドにも提供曲を書いていたのですが、1963年にはジョンもビリー・J・クレイマーに「BAD TO ME」やフォーモストに「I'M IN LOVE」と云った名曲を提供するものの、其の後はほとんど書かなくなりました。一方のポールは、以前も触れた通りに1964年にはピーター&ゴードンへの全米首位の「A WORLD WITHOUT LOVE」や「NOBODY I KNOW」や「I DON'T WANT TO SEE YOU AGAIN」、シラ・ブラックへの「IT'S FOR YOU」、ビリー・J・クレイマーへの「FROM A WINDOW」、1965年には駄曲ながらP・J・プロビーへの「THAT MEANS A LOT」、そして1966年には此のサントラ盤からのシングル「LOVE IN THE OPEN AIR」、更には変名(レノン=マッカートニーと明かさないでヒットするか試した)でピーター&ゴードンへの「WOMAN」、1968年にもシラ・ブラックへの「STEP INSIDE LOVE」、1969年にはメリー・ホプキンへの「GOODBYE」やバッドフィンガーへの「COME AND GET IT」などなど、多くの名曲を提供しているのです。そして、楽曲を提供するだけではなく、ボンゾ・ドッグ・バンドやメリー・ホプキンなどのプロデュースも手掛けていて、全てヒットさせています。コレはですね、私小説的な曲を書いていたジョンとは違って、ポールの場合はあくまでも万人向けのポップな作風であったからであって、特に1967年以降は二人の作風が明らかに違ってくるのでした。

(小島イコ)

posted by 栗 at 21:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「片瀬のNANA CHANNEL」#148【生配信】ボイプラファイナルから2ヶ月...みんなのその後の気持ち...アイドルでもないのに70種類の自分トレカを作った人の雑談【20時45分〜】



YouTube「片瀬のNANA CHANNEL」 20:45配信開始(1時間56分31秒)

那奈ちゃんのYouTube第148弾で、今回はまたしても生配信だそうです。2月も3月も4月も5月も全てが生配信、6月に入ってもやっぱり4回目も生配信で、22回連続の「推し活」です。もう「推し活」しかやる気がなくて、こうなると視聴者も「推し活仲間限定」なんでしょうね。個人のチャンネルなので何をやってもいいとは云え、古参ファンの事などすっかり忘れているんでしょうなあ。こちらとしても「推し活おねえさん」と化した那奈ちゃんには興味がないし、現在再放送中の「35歳の高校生」や「24 JAPAN」で在りし日の姿を観ているだけでいいですよ。さて、いつもの窓際の部屋で、白いTシャツ姿で髪は下している那奈ちゃんが登場しましたが、全く「グッド」ではないけれど「グッドボタン」を押して、後は、興味がある方はご自分で観て下さい。何か自分のトレカを大量に作って、ソレを見せびらかしているんですけれど、もうね、何とも云えませんなあ。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 20:45| YouTube | 更新情報をチェックする

「35歳の高校生」第二話(再)

35歳の高校生 Blu-ray BOX


日テレプラス 12:00〜13:00

第二話「イジメ? いじられ? ピエロの流す涙の訳」

片瀬那奈 AS 長峰あかり

「35歳の高校生」第二話の、今年2回目の再放送です。前回では広瀬アリスちゃんが演じた里奈ちゃんが「いじめられっ子」でしたが、米倉姐さんが演じる馬場ちゃんに救われて最初の友達になり、第二話からは陽キャラに変貌していきなり「馬場ちゃん」などと馴れ馴れしく呼ぶ様になり、馬場ちゃんに「キャラ変わり過ぎ」などと云われています。第二話の「いじめられっ子」愛ちゃんを演じるのは、当時はFlowerとE-girlsに所属していた水野絵梨奈ちゃんで、厳格な父親を宇梶剛士さんが演じています。那奈ちゃんが演じたあかり先生は相変わらずKY全開ですが、此の回から始まった毎シーンごとに変わる湯吞み文字は「準備中」に「週一」とふざけ捲っています。

本放送:2013年4月20日(日本テレビ)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 13:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第3話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第3話「02:00A.M.-03:00A.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美

「24 JAPAN」第3話の、今年2回目の再放送です。那奈ちゃんが演じたテロリストの氷川七々美は、民三に「もうひと仕事」を要求されて、「やるわ」と承諾するので、まさか第3話で出番が終了だなんて、原作ドラマを観ていなければ予想出来ませんよね。次回冒頭のあらすじ部分でソノ「やるわ」がリピートされていますが、新撮の場面はなく、那奈ちゃん目当てで観るのならば、今回の第3話までで宜しいのでございます。

本放送:2020年10月23日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 06:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする