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2023年04月06日

「ナイアガラ考」#75「TATSURO YAMASHITA FROM NIAGARA」「TATSURO FROM NIAGARA」



1980年5月1日に発売されたシングル「RIDE ON TIME」で遂にブレイクしたタツローこと山下達郎さんですが、其の状況に完全に便乗して1980年7月10日には「TATSURO YAMASHITA FROM NIAGARA」と云うコンピレーション・アルバムがNIAGARA⁄COLUMBIAから発売されてしまいました。何度も書いて来ましたが、大瀧師匠はコロムビアと「年間4枚3年で12枚」と云うトンデモ契約を結んでしまったので、「レッツ・オンド・アゲン」は11枚目で、まだ1枚足りなかったし、販売権は1980年まで残っていたのです。「ロンバケ」こと「A LONG VACATION」が当初は1980年7月28日発売予定だったのが、妹さんを亡くした松本隆さんが詞が書けなくなってしまった事から延期になったとも云われておりますが、そもそも1980年までは大瀧師匠はコロムビアからしかレコードを出せなかったと云う説もあります。其れで其の契約を楯にして、大瀧師匠の与り知らぬトコロでコロムビアが勝手に出してしまったわけですよ。内容は「SONGS」と「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」からタツローが歌っている曲を11曲、まあ、つまりは全曲なのですが、中にはター坊とデュエットしている「すてきなメロディー」とか、銀次がいやらしく語っている「遅すぎた別れ」まで入っているわけです。

発売当時にはもう既にレア・アイテム化していた、銀次とタツローと大瀧師匠による元祖ナイアガラ・トライアングルの「幸せにさよなら」シングル・ヴァージョンが収録されているのが珍しかったものの「SONGS」と「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」の2枚を持っていたならば、目玉は「幸せにさよなら」シングル・ヴァージョン1曲だけだったし、今ではCDのボーナストラックで其れも聴けちゃうんですよね。其れもアレなんですけれど、ジャケットが紫地に水色と黄色の文字で斜めにタイトルが書いてあるだけと云うパチモンみたいなやる気のないアルバムだったわけです。それがですね、2009年3月21日に大瀧師匠による新装盤として「TATSURO FROM NIAGARA」として蘇ったのでした。こちらの方はですね、大瀧師匠ですから、気合が入った曲順になっていて、と申しましてもナイアガラでのタツロー関連曲は12曲しかないわけで、「TATSURO YAMASHITA FROM NIAGARA」に全部収録されちゃったわけで、其れで大瀧師匠は「幸せにさよなら」の別ミックス(タツローから歌い出すヴァージョン)と「すてきなメロディー」の幻のカズー入りリミックスと「ドリーミング・デイ」はアルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンを両方入れて、「SUGAR」のオリジナル・ミックスを入れているわけです。まあ、でも、やはり何だかよく分からないコンピ盤なので、もう既に廃盤になってプレミアが付いているみたいです。

(小島イコ)

posted by 栗 at 21:00| ONDO | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第9話(再)



テレ朝チャンネル1 12:30〜13:20

第9話「08:00A.M.-09:00A.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第9話の、今年初めての再放送です。此の辺になって来るとですね、もう那奈ちゃんが演じた氷川さんは当然の如く蚊帳の外となってしまいますけれどですね、そもそも氷川さんが旅客機を爆破した事からテロ行為が始まっているのに、CTU(テロ対策ユニット)は其の真犯人である氷川さんを全く追っていないのが変ですよね。それどころか、主人公の現馬が朝倉議員への狙撃を阻止したのに犯人扱いされるって云うのは、まあ、いいとして、其の後に逃亡する現馬が全く関係がない一般女性を巻き込んで「俺を甘く見るな!」とか脅すって何なんでしょうか。こんな危険がアブナイ奴が責任ある立場に居る「CTU」って、かなり問題があると思うんですけれどねぇ。

本放送:2020年12月4日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 13:20| ACTRESS | 更新情報をチェックする