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2023年03月29日

「ナイアガラ考」#67「MIGNONNE」



ナイアガラが崩壊寸前だった1978年、其れは大瀧師匠だけの問題ではなく、ナイアガラの第1弾としてデビューした元・SUGAR BABEの面々にも同じ危機感がありました。ドラムの上原ユカリ裕さんやギターの村松邦男さんは解散後にもナイアガラと云うか大瀧師匠のアルバムには参加していたし、ソロになったタツローも結局は「レッツ・オンド・アゲン」まで付き合う事となりました。ユカリに関しては、彼がSUGAR BABEを辞める事になって他にドラマーが見つからないと、ほとんどタツローの独断で解散になったらしいのですが、だったら何故ユカリはナイアガラには残ったのでしょうね。其のタツローは1978年5月25日にはアナログ2枚組の「IT'S A POPPIN' TIME」をRCA/RVCから発表しますが、其れはライヴ盤であって、要するにスタジオでやる資金を軽減する為にライヴ盤にしたと云う誠に笑えない状況だったのです。其れで同年6月21日には前述の「PACIFIC」に細野さんや茂とオムニバス盤でソニーから発売するのですが、其の辺の契約がどうなっていたのかは不明です。そして同年12月20日にはRCA/RVCからソロで3枚目のスタジオアルバム「GO AHEAD!」を発売するのですが、タツローはもうソロアルバムを出せるのは最後になるだろうと覚悟していたそうです。一方、ター坊は前2作「Grey Skies」と「SUNSHOWER」が現在の再評価とは違って全く売れず、パナム/クラウンからRCA/RVCへ移籍する事となりましてですね、1978年9月21日にソロ3枚目の「MIGNONNE」を発表します。

プロデュースに音楽評論家の小倉エージさんを迎えておりますが、小倉さんははっぴいえんどの1枚目(通称「ゆでめん」)をプロデュースしてはいたものの、ター坊としてはSUGAR BABE時代から散々貶されて来たので「音楽評論家は敵」だとさえ思っていたらしく、其の辺はレコード会社が主導だったのでしょう。ター坊は曲作りにも「もっと分かり易く」と何度も書き直しを要求されて、移籍してプロモーション活動もバンバンやったので「売れる」と思っていたのに、全く売れずに2年間の沈黙期に入ってしまいます。其の空白の1979年にはタツローのツアーにコーラスとして吉田美奈子さんと参加していて、元・SUGAR BABEのメンバーは解散後も繋がっているので、解散の理由がよく分からないんですよね。いえ、まあ、売れなくて食えなかったからなんでしょうけれどね。さて、此の「MIGNONNE」は全10曲が全てター坊の自作で、アレンジはもうほぼレギュラー化していた教授こと坂本龍一さんが5曲、そしてあとの5曲は瀬尾一三さんが担当していますが、瀬尾さんの起用は小倉さんやレコード会社の意向かと思われます。1曲目の「じゃじゃ馬娘」なんかは、明らかにリンダ・ロンシュタットなどのウエストコーストを意識していますが、果たして其れがター坊に合っていたのでしょうか。同年11月25日には同じレコード会社から竹内まりやさんがデビューするわけで、そちらの方がしっくり来る気もする路線でした。

其の竹内まりやさんがデビューアルバムでカヴァーしている「突然の贈りもの」は、ター坊のライヴでは最後に演奏される事が多くなり、ファンには「もう、突然の贈りものは、お腹いっぱいです」などと云われる事にもなるのですが、オリジナルのター坊はB面3曲目、竹内まりやさんのカヴァーもB面2曲目と「LPレコードの墓場」に収録されていて、シングル「チャンス」のB面になるのは、なな、なんと3年後なのでした。此のアルバムの発表時にシングルA面だったのは「じゃじゃ馬娘」で、B面が今では馴染み深い「海と少年」でした。更にはアルバムのみ収録の「横顔」も、後にター坊のライヴでも多く歌われ、カヴァーも沢山されている名曲ではあります。アナログ盤だとB面1曲目だった「言いだせなくて」も個人的には好きで、当時は誰もター坊の曲を知らない状況だったので色んな友人に布教していたら「大貫妙子さんの歌は聴いていてくすぐったくなる」なんて感想を聞いたりもしました。ター坊のライヴにはかなり多く行って来ましたが、いつだったかは忘れましたが、1曲目にイントロなしで「横顔」の「いつか声をかけてくれるかしら」と歌い出された時には、泣きそうになりました。それからYMOブームが起きてター坊も売れ始めた頃のライヴでアンコールでお客さんが総立ちになっていたら、「皆さん、立っていていいんですか?」と云って「突然の贈りもの」を歌い出したので、「ター坊って、おっかねえ」と思わされましたよ。其の後、ター坊がライヴで何をやっても客席が「シーン」となってミサ状態になったんですよね。

(小島イコ)

posted by 栗 at 21:00| ONDO | 更新情報をチェックする

「片瀬のNANA CHANNEL」#128【生配信】24時間体制での推し活は流石に生活に支障出てる人の雑談【20時〜】



YouTube「片瀬のNANA CHANNEL」 20:00配信開始(2時間7分46秒)

那奈ちゃんのYouTube第128弾で、今回はまたしても生配信だそうです。2月は全部が生配信、3月になっても5回が全て生配信と、週1の水曜日だけの更新で、もう生配信するしか手がないのでしょう。さて、窓際の部屋でグレーのパーカー姿で髪はストレートに下している那奈ちゃんが登場したので、グッドボタンを押して任務終了です。久しぶりにタロット占いをやっていて、オンラインで個別の有料を始めてからご無沙汰でしたけれど、こうして無料でもやり続けた方が宣伝にもなるとは思いますよ。まあ、其れと内容が面白いかどうかは別ですけれどね。視聴者のリクエストには、ほぼほぼ応えて、また「FANTASY」を歌ったりして、哀愁がありますなあ。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 20:00| YouTube | 更新情報をチェックする

「ボクら星屑のダンス」(再)

ボクら星屑のダンス (角川文庫)


日本映画専門チャンネル 15:00〜17:10

(撮影:2011年5月14日〜6月1日)

片瀬那奈 AS 木田敦子

「ボクら星屑のダンス」の、今年2回目の再放送です。那奈ちゃんが演じた木田敦子さんは「警察庁刑事局捜査第一課 特殊事件捜査室室長」と云う肩書で、どシリアス路線の演技です。物語は、科学技術で生まれた天才少女が、自ら計画して狂言誘拐して、仲間のおじさんたちが大金を手にして施設に寄付するSFです。すり替えられた段ボールを開けようとした木田敦子さんが、上司から「テロかもしれない」と云われて開封の跡がないか確かめる場面で、チャチャっと見ただけで「開封した形跡はありません」と云って開けてしまうのは笑いましたけれどね。と申しますか、那奈ちゃんと上司役の西村まさ彦さんは、本放送時にバラエティー番組「Oh!どや顔サミット」で浜ちゃんと3人でMCをやっていたんですよ。最後に何故か、シンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」が流れます。

本放送:2011年10月6日(テレビ東京)


(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 17:10| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第3話(再)



テレ朝チャンネル1 12:20〜13:10

第3話「02:00A.M.-03:00A.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美

「24 JAPAN」第3話の、今年初めての再放送です。那奈ちゃんが演じた氷川七々美は、此の回でお役御免となりますが、最後に次のテロ行為を命ぜられて承諾する場面で終わっているので、原作を観ていない方はまだ出番があると思ったでしょう。其の上にですね、本放送時には研音に所属していて、公式サイトでは出番がなくなってしまっても最終話までずっと出演情報として掲載されていたんですよね。主演は唐沢さんだし、ひよりちゃんも娘役で出ているし、かなり研音ドラマ風味もあったわけですが、モヤモヤする告知の仕方ではありました。そんなポンコツドラマでも、くり返しますが、バッティングしているロコンドの生配信よりはずっとマシです。

本放送:2020年10月23日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 13:10| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「ロコンド LOCONDO CHANNEL」【第38回】3月29日、片瀬那奈とのモッパン生配信!! 本日からロコンドではパンプス祭も始まりました!! ロコンド村からカバの話まで



YouTube「ロコンド LOCONDO CHANNEL」 12:00配信開始(59分1秒)

田中社長と那奈ちゃんのお昼の生配信で、相変わらず食べながら思いっ切り宣伝をして、雑談もしている模様です。どうでもいいのですが、更にチャンネル登録者数が減っています。後ですね、思いっ切り「24 JAPAN」第3話の再放送とバッティングしていて、第3話は那奈ちゃんが演じた氷川七々美の最後の出番だったんですけれどね。通販の宣伝を観るよりは、世紀のヘッポコドラマでも演技している方がマシですよ。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 12:00| YouTube | 更新情報をチェックする

「270万アクセスの愛のジプシー」



当ブログのアクセス数が、270万を超えました。今後とも何卒宜しくお願い致します。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 00:14| LOOK UP THE # | 更新情報をチェックする