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2023年03月21日

「ナイアガラ考」#59「大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK」試聴変



いよいよ「大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK」が発売となりますが、コノ連載は少し先走って書いているので、実際に本編を聴く前に発売日が来てしまいました。そこで、公式サイトでサラリと視聴した段階でまずは書いてみます。「大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK」の内10曲がサワリだけカウントダウンで公開されておりましてですね、コレはとっても親切な事だとは思います。キチンと試聴してもらって、其れでも欲しいと云う方々に買って頂こうと云うわけですから、内容を全く知らずに購入してしまい、やれ「ロンバケ」みたいな路線ではなくて失望したなんてクレームを、事前に防ぐ為とも思えます。さて、まずは1曲目の「NIAGARA ROCK’N’ ROLL ONDO」ですが、コレは1978年頃のライヴ音源で、「ナイアガラ音頭」をロケンロールにアレンジした奇妙奇天烈な音源でした。2曲目の「ゆうがたフレンド (USEFUL SONG)」は、予想通りに2005年にとんねるずの為に書いてボツになった曲で、大滝詠一さんと鈴木慶一さんによる「冗談ぢゃねーやーず」が、1972年の「いかすぜ!この恋」以来の復活となっています。3曲目の「ポップスター」は市川実和子さんに1998年に書いた曲で、ガイドヴォーカルのデモ音源でしょう。4曲目の「うなずきマーチ」は、1982年にうなずきトリオに書いた曲で、コレもガイドヴォーカルのデモ音源でしょう。

更に5曲目の「いちご畑でつかまえて」は、1981年に聖子ちゃんに書いた曲で、これまたガイドヴォーカル音源でしょう。聖子ちゃん版と同じオケで歌っているので、セルフカヴァーとは考えられません。6曲目の「暑さのせい」は、1972年の「あつさのせい」とは違っていますが、リズムボックスを使用していて、明らかにデモ音源です。7曲目の「ピンク・レディー」は1978年の「レッツ・オンド・アゲン」でモンスター(シャネルズ)が歌っていた曲ですが、コレもセルフカヴァーではなく大瀧師匠も歌ってみたと云う感じです。8曲目の「消防署の火事」も、1978年に新井満さん用に書いた曲で明らかなデモ音源です。9曲目の「ホルモン小唄~元気でチャチャチャ」も、1976年に小林旭さんとティン・パン・アレーのアルバム用に書かれて、企画ごとボツになった曲のデモ音源です。10曲目の「あの娘に御用心」は、1975年のジュリーへの提供曲で後に大瀧師匠もセルフカヴァーしていますが、こちらはジュリー用のオケで歌っているので、ガイドヴォーカル音源でしょう。11曲目の「針切じいさんのロケン・ロール」は1995年に「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマとしてプロデュースして植木等さんが歌ったシェブ・ウーリー「ロックを踊る宇宙人」のカヴァーで、これまたガイドヴォーカル音源だと思われます。と云うわけで、ガイドヴォーカル音源のデモ音源ばっかりが収録されているし、そもそもノベルティ路線なので「ロンバケ」や「EACH TIME」のメロディ路線ではありませんので、ソニーや現在のナイアガラがわざわざ試聴させてくれたので、何度も云いますが、聴いてから購入するのが宜しいでしょう。

(小島イコ)

posted by 栗 at 21:00| ONDO | 更新情報をチェックする

「HK/変態仮面」



日本映画専門チャンネル 11:00〜13:00

2013年公開作品(2013年4月13日公開)

片瀬那奈 AS 色丞魔喜

「HK/変態仮面」の、今年6回目の放送です。今回は祝日の真昼間に放送と云う事ですから、PG-12でもありますし、親御さんには適切に指導して頂いてですね、出来れば見せない方が宜しいかと存じます。那奈ちゃんは変態仮面の母親で、現役のSMの女王様である色丞魔喜を演じております。此の手の演技は那奈ちゃんの真骨頂なので、どうにか復帰してもらいたいんですけれどね。しかし、那奈ちゃんは別に犯罪を起こしたわけでもないのに、何故、干されてしまったのでしょうか。事務所に嘘をついて退所になったとか云われていますけれど、それだけで仕事が全くなくなるって変ですよ。どこの事務所も手を差し伸べなかったのも変だし、現に芸能事務所ではないロコンドは正社員として迎え入れたわけですよ。能年玲奈ちゃんが干された理由は理不尽でも理解出来ますが、那奈ちゃんは何故なのか、未だに理解不能なんですよね。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 13:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする