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2023年03月12日

「25分14秒のスターダム」



今年(2023年)1月4日の新日本プロレスの東京ドームでの興行は、以前にテレビ桟敷で生放送を観戦しました。其の時に「5分47秒のスターダム」と云う記事を書いて、中野たむがKAIRIの持つIWGP女子王座に挑戦して、たったの5分47秒で負けてしまい、挙句の果てにメルセデス・モネが登場してKAIRIを一発KOしたって顛末を書きました。其の時に想像した通りに、メルセデスは2月のアメリカでの新日本プロレスの興行でKAIRIに挑戦して、予想通りに勝ってしまい、2代目の王者となったのです。そっちの試合はダブルメインエベントとして行われたので試合時間も20分を超える激闘となりましてですね、と云うかまだ「メルセデス X KAIRI」のカードしか発表されていない段階で、チケットは完売していたそうです。たったの5分47秒で負けた中野たむは、なつぽいと一緒に歌を歌ったりしているのですが、4月23日の横浜アリーナの大舞台のメインエベントで赤いベルトの王者であるジュリアに挑戦する事が決まったそうです。元々、何故1・4でKAIRIに挑戦するのが中野たむになったのかもよく分からなかったのですが、元アイスリボンの鈴季すずを倒して、やはり元アイスリボンの雪妃真矢と引き分けて2回防衛したジュリアの相手が中野たむに決まったのも、正直に云ってしまえば、よく分かりません。おそらくメインエベントだから20分以上の熱闘となるのでしょう。それで、CSで1・4の完全版を放送していたので、中野たむ X KAIRIの試合だけ観たんですけれど、其のパートだけで25分14秒もあったのです。試合時間は5分47秒ですから、残りの20分近くが入場シーンとメルセデスの乱入シーンと、更には試合後の中野たむとメルセデスとKAIRIのインタビューだったわけです。試合後のインタビューに関して云えば、コレはもうテレビ桟敷の視聴者しか観れないわけで、まあ、でも、スターダムのパートが25分以上もあったのは、素直に嬉しかったです。ズバリ云って、現在は新日よりもスターダムの方が面白いんですよね。

(小島イコ)

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「ナイアガラ考」#50「GO! GO! NIAGARA」「GO! GO! NIAGARA 30th Anniversary Edition」(下)



同名のラジオ番組をアルバムでやった「GO! GO! NIAGARA」は、時間がなくて絞り出したアイデアだったそうですが、Jack Tonesなるコーラスグループが裏ジャケで紹介されています。キングトーンズ、Quin-tones、The Teen Queensと云ったグループがあるので、Jack Tonesとしたのですが、ベースの宿霧十軒、バリトンの我田引水、テナーのちぇるしいと金田一幸助の4名は全て大瀧詠一師匠の変名でありましてですね、つまりは一人多重録音なのです。更にドラムを担当しているイーハトヴ田五三九も、ベースを弾いている南部半九郎も、編曲とパーカッションの多羅尾伴内も、全部が大瀧師匠の変名なわけでして、其れに加えて、DJのEACH OHTAKI、歌手としての大滝詠一、プロデューサーの大瀧詠一、ミキサーの笛吹銅次も全部大瀧師匠なわけでして、本家である「七つの顔を持つ男」を超えております。そう云えば1981年に聖子ちゃんに「風立ちぬ」を書いたら、聖子ちゃんが歌番組に出て「編曲:多羅尾伴内」とテロップが入って、原作者の遺族からクレームが来たそうで、大瀧師匠としてははっぴいえんど時代から10年以上も使っていた変名のひとつだったので「売れると云うのは恐ろしい」とか云っておりました。それでコレが大瀧師匠のワンマンレコーディングかと云うと、実はそうではないのです。

ドラムには元ココナツ・バンクで元SUGAR BABEのユカリ(タツローは大瀧師匠の最高の出逢いはユカリだったと云っている)、ベースには田中さん、ギターには元SUGAR BABEの村松さん、スティールギターには駒沢さん、キーボードにはジョン山崎さんと教授、ホーンは稲垣次郎セクション、と、いつも通りに豪華絢爛なメンバーも集まっているわけで、ユカリと教授は同時期にター坊のファースト「Grey Skies」にも参加しているので、忙しかったでしょう。特にユカリは人間ドラムマシンが如く大瀧師匠に云われたまんまに叩かされていたらしく、そりゃあもう大変だったでしょう。兎も角、時間がなくてしかもある程度長くしなければならなかった為に、どの曲もフェイドアウトを長くしたので、間が抜けた印象にもなりましたが、楽曲自体の完成度は高いので、其れこそ後の「ロンバケ」に通じる「こんな時、あの娘がいてくれたらナァ」や「今宵こそ」なんかは、シッカリとした録音にしてヴォーカルもよく聞き取れる様にしたならば売れていたと思えます。ライナーノーツにはインチキ解説とは別に「此のアルバムは、すぐ聴き飽きますので、くり返し聴くのはご遠慮願います。」なんぞと書かれているのですけれど、だったら30周年記念盤でオリジナルマスターと1996年リミックスを続けて収録しているのは何なんだ、ともなります。大瀧師匠はよく人を困惑させる様な云い回しもする方だったので、余り本気で聞いてはなりません。

さて、「大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK」の視聴が始まっておりましてですね、1曲目の「NIAGARA ROCK’N’ ROLL ONDO」を聴いたら、もう悪い予感が的中しておりましてですね、ああ、アレだったのかと、やっぱり今回も大いにズッコケる覚悟でいなければならない様です。

(小島イコ)

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