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2023年03月10日

「ナイアガラ考」#48「GO! GO! NIAGARA」「GO! GO! NIAGARA 30th Anniversary Edition」(上)



ナイアガラがコロムビアに移籍して2枚目で、大瀧詠一師匠にとりましては3枚目のソロアルバム「GO! GO! NIAGARA」は、当初は1976年7月28日(大瀧師匠のお誕生日)にライヴを開催して同日に発売する予定でした。しかしながら、前作である「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」に収録されていた「ナイアガラ音頭」が思わぬ反響を呼び、そっちに引っ張られてしまいレコーディングは難航して、結局は1976年10月25日に発売されました。其の後の流れとしては、1981年4月1日にソニーから再発されて、VOXにも入り、1986年6月1日には初CD化されますが、例によって吉田保さんによるリミックス盤で初代「NIAGARA CD BOOK T」にも収録されたものの、オリジナルとはかなり違った印象です。1996年3月21日にはスリムケース廉価盤が出て、コレは当時は公表しておりませんが、笛吹銅次(大瀧師匠の変名)によるリミックス盤でした。アナログ盤だとA面最後の「こんな時、あの娘がいてくれたらナァ」が終わった後に間を置いて「あのぉ、サイドワン終わったんですけども」と云う大瀧師匠の呟きがないので、リミックスされた事が分かります。そして4曲のボーナストラックが入っていて、「土曜の夜の恋人に」と「ニコニコ笑って (LIVE) 」と「あの娘に御用心'78」と「Cobra Twist ('81 MIX) 」なのですが、「土曜の夜の恋人に」以外の3曲は30周年記念盤には収録されておりません。

其の30周年記念盤は2006年9月21日に発売されたのですが、なな、なんと、オリジナルマスターの全13曲に加えて1996年盤のリミックス盤本編全13曲が続けて収録されていて、最後に「土曜の夜の恋人に」で〆ております。つまり、同じアルバムを2回続けて聴かされるわけで、些細な違いはありますが、何ともはや、まあ、洋楽アルバムなんかではモノとステレオを2on1にしたCDが結構ありますので、そんな感じでございます。コノ「GO! GO! NIAGARA」と云うアルバムは、大瀧師匠が実際にDJを務めていたラジオ番組と同名でありましてですね、番組の構成を其の侭にして、かける曲は大瀧師匠の新曲と云う、なかなか凝った内容です。テーマ曲に乗せてイーチ・オータキが曲を紹介して、大瀧師匠の新曲が流れて、曲の間にはジングルも入っております。此の手法はアメリカのDJが「Crusin’」と云うアルバムを出していたのに通じますが、カーペンターズがアルバム「NOW&THEN」のB面でやっていたりもします。「こんな時、あの娘がいてくれたらナァ」や「今宵こそ」と云った後の「ロンバケ」路線の楽曲もありますが、何せ時間がなかったらしく、沢田研二さんに書いた「あの娘に御用心」のセルフカヴァーは、本当はやりたくなかったけれど曲が足りなくて入れたそうです。(つづく)

(小島イコ)

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(小島イコ/姫川未亜)

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