ファミリー劇場 20:35〜1:05
片瀬那奈 AS 皆本麗子
#01「最凶の潜入捜査官!特殊詐欺の闇を追え」
#02「新たな捜査官登場!女子大生連続自殺の謎を解け」
#03「謎の連続誘拐!命の選択!狙われた伊達の娘を救え!」
#04「国際会議がテロの標的に!D班最大の危機!」
#05「衝撃の最終回!兵悟の反撃開始!最大の闇との決着」
「DIVER-特殊潜入班-」の、今年初めての全5話一挙再放送です。此のドラマは全5話と通常の連続ドラマの半分の尺しかありませんが、別に打ち切られたわけではなく、コロナ禍での全編関西ロケだった事情で最初から全5話で制作されました。それ故に展開が早く、初回で所謂ひとつのダークヒーローである主人公の兵悟たち「D班」を紹介して、第2話では新たな捜査官の将が加わり、那奈ちゃんが演じた闇医者の麗子先生に「兵悟くんのこと、まだ何も分かっていないのね」などと云われますが、加わったばかりなので当たり前なのです。第3話では「D班」の伊達の娘が誘拐されますが、実は「D班」の自作自演だったりして、いや第3話で家族が巻き込まれるってのも早過ぎます。そして第4話では早くも最終章に突入して、第5話で完結しちゃうのですけれど、何だか最後は結局は仲間内での争いみたいになっちゃって、まあ兎にも角にもドラマの尺が短過ぎて展開が目まぐるし過ぎるのです。まあ原作マンガも全3巻なので、そんなに長い話でもなさそうです。麗子先生は闇医者なので治療するシーンの他にはアジトにいて指示する事が多いものの、時には現場に参加してハニートラップを仕掛けたりもします。メインキャストに研音の俳優が当時は所属していた那奈ちゃんも含めて3人も出演していて、第2話には清々しい程のバーターで研音所属となった山口真帆ちゃんがゲスト出演して、主題歌も業務提携しているコブクロで、絵に描いた様な「研音ドラマ」だったわけで、もうこれからは那奈ちゃんは此の手のドラマには呼ばれないでしょう。それから、那奈ちゃんも含めて「D班」には「闇金ウシジマくん」の出演者が5人中3人もいます。(第2話にはゲストでアノ「イタバシ」も出ています。)そんでもって主役のフォーゼは何と云いますか「いい人」そうで、映画「ファブル」でのチャラい殺し屋とか此のダークヒーローとかの役柄が致命的に似合わないと個人的には思います。
本放送:2020年9月22日〜10月20日(関西テレビ、フジテレビ)
(小島イコ/姫川未亜)