関西テレビ、フジテレビ 21:00〜21:54
第10話(最終話)「衝撃の最終回!波乱の選択!一部を生放送で!」「最終回!初恋の結末!一部を生放送で」
明かされる楠瀬凛の正体!『ザ・モスト』の存続を願う樋口(赤楚衛二)の思いに、宗介(中島健人)が出した答えは!?愛(小芝風花)には絵本作家になるチャンスが到来!?
片瀬那奈 AS 岡島唯子
「彼女はキレイだった」の最終回です。前回の数字は関東が「7・1%」で微減し、関西では「9・7%」で微増して、東京五輪中継の裏で大爆死した以外は初回からあまり変わらずと云ったところです。番宣は相変わらず頑張っていて、昨夜は「スカッとジャパン」にキャストが大勢出ていましたし、今朝の「めざましテレビ」や放送直前の「今夜はナゾトレ!」にも出ていて、インスタライヴもやっていました。SNSではクランプアップ動画も公開されていて、唯子さんを演じた那奈ちゃんも出ていましたが、那奈ちゃんのコメントを聞いたら何だかしんみりとしてしまいました。きっと、撮影中に色々あって色々云われて辛かったと思います。さて、最終回なのですけれど原作を観ているので結末は分かっているものの、一部を生放送でと云うのが気になります。前回は原作の第14話の終わりと同じところまで来ていて、原作だと其の後に第15話と最終回の第16話と2話分も残っている上に、原作は1話分が本編だけで約1時間の尺なのです。つまり2時間分位をリメイク版では本編の45分位に収めるわけで、かなり駆け足の展開が予想されます。謎の小説家・楠瀬凛の正体は樋口で、宗介に「ザ・モスト」を守る為にインタビュー記事を載せる様に云いますが、宗介は樋口の今後を考えてインタビューを載せない決断を下します。しかし、樋口は独断で記事を差し替えて印刷させてしまいます。副社長になった文太さんの力でも廃刊は止められず、編集部も樋口の正体にビックリですが、樋口は何処かへ旅立ちます。編集長は樋口の正体を知っており、インタビューのお陰で「ザ・モスト」は廃刊危機を逃れます。愛は編集部を去り、唯子さんが労いの言葉を云います。ところで愛は、原作だと総務部ではなく管理部です。宗介は愛の実家で家族と食事して、愛と両親はお互いに通帳を渡しあいます。はい、実家でも愛と宗介はイチャイチャしております。梨沙はレストラン経営を学ぶ為に大学院へ進む事になり、宗介にちゃんと謝ります。原作だと梨沙はレストランではなく、ホテルで働いていました。愛に夏川先生からのメールがあり訪ねると、絵本作家に復帰しアトリエを開き、愛にも参加して欲しいと云います。総務部では定時で終わり暇になった愛は、街角で樋口を発見します。原作だと樋口は愛にだけメッセージを残していなくて、だから会いに来たと云い納豆ではなく「タクワンを見た時くらいは思い出して」と云います。しかも第15話では何と云ったのか明かされず、最終回まで引っ張ります。口論になり悩んだ挙句、愛の方から無理矢理に婚約して、宗介はニューヨークの本社へ戻る事となり、絵本作家を目指す愛と離れ離れになります。話はいきなりだなあと2年後になって、愛は絵本作家になって、梨沙には恋人が出来て、樋口は旅先で小説を書き小説をジャクソン(愛)へ捧げ、宗介は「ザ・モスト」の編集長として帰って来ました。そして生放送となって屋上のシーンとなり、5年後に二人の娘と宗介が歩いているシーンでおしまいです。時系列が少し違っていたものの、大体は原作通りでした。生放送の屋上シーンは、特に意味があったのかとは思いました。原作では二人の結婚式もあったし、編集長になった宗介が副編集長室に何度も間違えて行ってしまい、副編集長になった唯子さんに注意されたりもしましたし、元編集長は年下のイタリア人と結婚するので辞めたりもしました。エンディングロールでは、最後まで那奈ちゃんがトメでした。原作とリメイクを比較すると、やはり尺が倍位あった原作の方が見応えはありました。小芝風花ちゃんも頑張っていましたが、原作のヘジンの奇妙奇天烈な面白さには敵わないなあと思います。
【第10話(最終話)視聴率】関東「8・5%」、関西「11・1%」
(小島イコ/姫川未亜)