NHK総合 21:00〜21:50
第2話「ようこそ!STEP(ステップ)ルームへ」
上嶋陽平(佐藤二朗)が中学校に通い始めた初日、不登校生徒の坂本征二がおにぎりを万引きしたという連絡が学校に入る。征二は無職の父・征一(村上淳)と二人暮らしで、深刻な貧困状態にあった。スクールソーシャルワーカーの藍子(鈴木保奈美)は生活保護の申請を勧めるが、征一は頑として受け付けず、別居中の母・ユキ(内山理名)も家に戻る素振りはない。陽平は、希望を失いかけている征二を連れて、ユキの職場を訪ねていく。
内山理名 AS 坂本ユキ
「ひきこもり先生」の第2話で、理名ちゃんが演じるユキさんが登場します。理名ちゃんは5月にようやく公開された映画「未来へのかたち」に出演していますが、本来なら昨年7月に公開予定でした。故に新作のドラマと云うと昨年10月に放送された「実録ドラマ 3つの取調室 埼玉愛犬家連続殺人事件」以来となります。CSなどで出演作が絶えず再放送されているしヨガの先生としても活躍しているのであまり気になりませんけど、半年以上ぶりの待望の新作ドラマとなりました。役どころは毒親の様ですが、前作では死刑囚役だったので汚れ役を演じても抵抗はありません。其れよりも中学生の母親役である方が、理名ちゃんもそんな年齢なのかと時の流れを感じます。さて、初回では主人公の佐藤二朗さんが演じる陽平が「ひきこもり先生」になる過程が描かれたので、第2話からが先生としての本格的なスタートです。理名ちゃんが演じるユキさんは、困窮して万引きし捕まった生徒・征二くんの別居中の母親です。初登場シーンでは息子にお金だけ渡して帰らせて、早くも毒親モード全開です。てか、陽平は先生になっても焼鳥屋は辞めないんですね。鈴木保奈美さんが演じるスクールソーシャルワーカーの磯崎さんがユキさんに会いにゆきますが、けんもほろろに追い返しました。回想シーンのユキさんは優しいおかあさんなので、元々は良い人なのでしょう。それで陽平は征二くんと一緒にユキさんの職場の風俗店へ行くのですが、陽平が客と間違われてしまったりもします。予告の色っぽいシーンは、ここでした。征二くんが花を渡して、ユキさんの気持ちが揺れます。征二くんは不登校を止め、村上淳さんが演じた父親も再起する気を見せ、ユキさんも母性に目覚めるところでおしまいです。過去と現在のギャップがある演技で、理名ちゃんはやっぱり上手いです。ところで深野先生を演じている佐久間由衣ちゃんは、那奈ちゃんも出演する「彼女はキレイだった」にもレギュラー出演されるみたいで、こちらは全5話と短いものの同時期にドラマ2本にレギュラーで出ているわけで売れっ子ですね。
(姫川未亜)