未亜たんの戸籍には、もうとっくに未亜たんしかいない。
ひとりぼっちで働いて暮らしている。
未亜たんの母は、2005年に亡くなった。未亜たんの父は、2009年に亡くなった。
父は、2000年に脳梗塞で倒れてから寝たきりだった。
未亜たんには「たったひとりの妹」がいたのだけど、ずっと昔にお嫁さんになった。
未亜たんに初めて「義弟」が出来た。ロックが好きで音楽が好きで、未亜たんと話があった。
未亜たんは「実の弟」の様に可愛がった。甥っ子が生まれた。嬉しかった。
でも、其の「義弟」は「妹」と「甥っ子」に暴力を振るっていた。
職場の若いおねえちゃんと逃げて、妹と甥っ子を捨てた。妹は「母子家庭」になった。
妹は「おにいちゃんみたいなひとだと思ったのに、まちがった・・・ゴメン!」
と泣いた。だから、未亜たんは甥っ子を可愛がった。甥っ子はまだ2歳だった。
未亜たんの小さい頃にソックリな甥っ子を可愛がった。甥っ子はなついた。
未亜たんに逢うと走って来て抱きついた。可愛かった。今でも、可愛い。
もうすぐ二十歳になるけど、やっぱり可愛い。
そして、未亜たんは怒った。
「元・義弟」は、其の後も「妹」と「甥っ子」を苦しめた。
未亜たんは益々、怒った。でも、何処に逃げてしまったのか解らない。
1997年の事だった。未亜たんは「元・義弟」を憎んだ。
長男なのに、東京へ出てしまった自分をも恨んだ。
そばにいてあげたら、妹を守れたのに、好き勝手に生きている自分を憎んだ。
「やっぱり、おねえちゃんと妹しか信じられない!」と誓った。
そんな時に、片瀬那奈ちゃんと出逢った。
未亜たんの憎しみが浄化された。
未亜たんは、父母も憎んでいた。
でも、喪主を務めて2度とも人前で号泣した。
那奈ちゃんが、未亜たんを変えたのだ。
未亜たんが生まれた時に、11歳も上の「おねえちゃん」がいた。
未亜たんの母が病弱だったので、未亜たんを育ててくれた。
でも、其れは「養女」だった。
未亜たんが幼稚園の時に、東京の本当の親の処へ帰ってしまった。
未亜たんは、その理由を知っているけど、云いたくない。
未亜たんには17歳の時に、もうひとり「おねえさん」が出来た。
「おねえちゃん」が結婚するから東京へ行った時に話だけ聞いた。
未亜たんは受験生だったから模擬試験が終わってから、
結婚式に田舎からひとりで行ったから逢えなかった。
其の後に未亜たんが19歳の時に初めて逢った。
いや、未亜たんは2歳くらいの時にいちどだけ東京で逢った事を覚えていた。
一緒に遊んだ記憶があった。探したら一枚だけ写真があった。
未亜たんよりも10歳も上で結婚して子供までいた。
片親だけ繋がった、本当の「おねえさん」だった。
でも、17歳の未亜たんには姉とは思えなかった。混乱した。
未亜たんは「おねえちゃん」と「いもうと」と遊んで育った。
未亜たんには「ともだち」はいるけれど「兄弟」はいない。
だって、可愛い「いもうと」と「甥っ子」を捨てたのだ。
未亜たんの妹は、再婚して幸せになった。
妹の旦那さんは立派な方なので、苗字に「さん」付けで呼んでいる。
彼から「おにいさん」と呼ばれると恐縮してしまう。
高学歴で大きな会社の偉い人で学友には有名人も沢山いる立派な男だ。
とても「おとうと」とは思えない。
だって「妹と甥っ子」を救った恩人なのだ。
心の底から、尊敬している。迷惑を掛けたくないから、もう4年も妹とは逢っていない。
いや、もう妹は他人なのだ。苗字も違うし、在るのは血縁のみなのだ。
未亜たんには「おとうと」など、未だかつて、ひとりもいない。
ひとりぼっちで働いて暮らしている。
未亜たんの母は、2005年に亡くなった。未亜たんの父は、2009年に亡くなった。
父は、2000年に脳梗塞で倒れてから寝たきりだった。
未亜たんには「たったひとりの妹」がいたのだけど、ずっと昔にお嫁さんになった。
未亜たんに初めて「義弟」が出来た。ロックが好きで音楽が好きで、未亜たんと話があった。
未亜たんは「実の弟」の様に可愛がった。甥っ子が生まれた。嬉しかった。
でも、其の「義弟」は「妹」と「甥っ子」に暴力を振るっていた。
職場の若いおねえちゃんと逃げて、妹と甥っ子を捨てた。妹は「母子家庭」になった。
妹は「おにいちゃんみたいなひとだと思ったのに、まちがった・・・ゴメン!」
と泣いた。だから、未亜たんは甥っ子を可愛がった。甥っ子はまだ2歳だった。
未亜たんの小さい頃にソックリな甥っ子を可愛がった。甥っ子はなついた。
未亜たんに逢うと走って来て抱きついた。可愛かった。今でも、可愛い。
もうすぐ二十歳になるけど、やっぱり可愛い。
そして、未亜たんは怒った。
「元・義弟」は、其の後も「妹」と「甥っ子」を苦しめた。
未亜たんは益々、怒った。でも、何処に逃げてしまったのか解らない。
1997年の事だった。未亜たんは「元・義弟」を憎んだ。
長男なのに、東京へ出てしまった自分をも恨んだ。
そばにいてあげたら、妹を守れたのに、好き勝手に生きている自分を憎んだ。
「やっぱり、おねえちゃんと妹しか信じられない!」と誓った。
そんな時に、片瀬那奈ちゃんと出逢った。
未亜たんの憎しみが浄化された。
未亜たんは、父母も憎んでいた。
でも、喪主を務めて2度とも人前で号泣した。
那奈ちゃんが、未亜たんを変えたのだ。
未亜たんが生まれた時に、11歳も上の「おねえちゃん」がいた。
未亜たんの母が病弱だったので、未亜たんを育ててくれた。
でも、其れは「養女」だった。
未亜たんが幼稚園の時に、東京の本当の親の処へ帰ってしまった。
未亜たんは、その理由を知っているけど、云いたくない。
未亜たんには17歳の時に、もうひとり「おねえさん」が出来た。
「おねえちゃん」が結婚するから東京へ行った時に話だけ聞いた。
未亜たんは受験生だったから模擬試験が終わってから、
結婚式に田舎からひとりで行ったから逢えなかった。
其の後に未亜たんが19歳の時に初めて逢った。
いや、未亜たんは2歳くらいの時にいちどだけ東京で逢った事を覚えていた。
一緒に遊んだ記憶があった。探したら一枚だけ写真があった。
未亜たんよりも10歳も上で結婚して子供までいた。
片親だけ繋がった、本当の「おねえさん」だった。
でも、17歳の未亜たんには姉とは思えなかった。混乱した。
未亜たんは「おねえちゃん」と「いもうと」と遊んで育った。
未亜たんには「ともだち」はいるけれど「兄弟」はいない。
だって、可愛い「いもうと」と「甥っ子」を捨てたのだ。
未亜たんの妹は、再婚して幸せになった。
妹の旦那さんは立派な方なので、苗字に「さん」付けで呼んでいる。
彼から「おにいさん」と呼ばれると恐縮してしまう。
高学歴で大きな会社の偉い人で学友には有名人も沢山いる立派な男だ。
とても「おとうと」とは思えない。
だって「妹と甥っ子」を救った恩人なのだ。
心の底から、尊敬している。迷惑を掛けたくないから、もう4年も妹とは逢っていない。
いや、もう妹は他人なのだ。苗字も違うし、在るのは血縁のみなのだ。
未亜たんには「おとうと」など、未だかつて、ひとりもいない。
「THANX 4 NANA KATASE & MY LOVELY FRIENDS !」 (小島藺子/姫川未亜)
「ありがとう!MY SISTER・・・
ASAMA&SUMIRE」
(FROM 未亜)
ASAMA&SUMIRE」
(FROM 未亜)
(小島藺子/姫川未亜)
空想格闘メタフィクション
「千秋万歳」序章 其の三
SISTERS ! I LOVE YOU !!
HEY EVERYBODY OUT THERE !
ON 2013・12・7
SINCE 2013・11・7
「千秋万歳」序章 其の三
SISTERS ! I LOVE YOU !!
HEY EVERYBODY OUT THERE !
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SINCE 2013・11・7
FROM NO IMAGE INC. TO EVERY*** WITH LOVE