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2013年11月22日

「2013年11月のサー・ポール・マッカートニー」その1

Greatest Hits



あまりにも非現実的な空間だった。正に、サー・ポール・マッカートニーとは、ザ・ビートルズとは「虚構の王」だ。今や、ポールは、ザ・ビートルズもWINGSもジョン・レノンもジョージ・ハリスンもリンゴスターもジョージ・マーティンもブライアン・ウイルソンもジミ・ヘンドリックスもレッド・ツェッペリンもスティーヴィー・ワンダーもマドンナもニルヴァーナも・・・なにもかもを飲み込み、益々巨大化した「怪獣王」となっていた。ポールはステージに登場すると、2時間半40曲くらいをひとりで歌う。一度も引っ込まない。バックのメムバーを休ませて、ひとりぼっちでアコギでやらかす。ベース、エレキ・ギター、12弦ギター、ウクレレ、ピアノ・・・楽器もなんでもとっかえひっかえ弾き捲くる。MCもポールで、日本語もペラペラだ。おどけたギャグやポーズまでやらかす。しかも、ファンに対して気さくでスタッフやファンへの感謝を心の底から伝わるように示す。オリジナル・キーで歌うのに、一度も水すら飲まない。チビッ子からおじいさん、おばあさんまで、日本人も外国人も、異様としか云えない一体感を、瞬時に創り出す。そんな71歳・・・。とても人間技とは思えない。アレは魔法使いなのだ。不老不死のバケモノを、あたくしは40年間も追いかけて、マネッコして生きて来たのだ。道理で・・・「妖怪」になってしまうわけだ。「エヴァー・プレゼント・パスト」のPV(2007年)で、ポールは「きれいなおねえさん」と正装で踊っている。ポールがふたり居て、おねえさんは画面いっぱいに増殖している。なんなんだ、コレって「AKB48」じゃないか。時は、2007年!もう、ポールは「アイドル戦国時代」なんぞは飲み込んでいたのだ。

21日も、神保町でポールのレコードを買った。安いから、ポールならあるだけ買った。だって、200円とかで売っているのですよ。なにゆえ、WINGSが100円とか高くても400円とかなんですか。デニー・レインの方がWINGSより高い450円は納得いかないけど、あたくしは「実は・・・デニーが好きだった」ので買いましたよ。「ホリー・デイズ」も、ポールのレコードだからね。スティーヴィーの見た事もないベスト盤も300円なら買っちゃうよ。だって、スティーヴィーもポールだもんね。ライチャス・ブラザーズのベスト盤も250円なら買っちゃうよ。だって、フィル・スペクターもポールじゃまいか。ザ・ビートルズは同じ様で各国盤とか版違いとかあって、それはポールやWINGSもそうだからね。かつて生意気な若僧に「アンタはなんで同じレコードやCDを何枚も買ってんの?」なんぞと云われた時には、「可哀相に・・・同じもんなんか何枚も買っていないのに分からないのね」と憐れむしかなかったナァ。世の中には、例えばヴェルヴェッツの「バナナ」だけ集めておられる方とか、偉大な方々が沢山おられるのですよ。あたくしが「銀河系でイチバン!」と「エライべ?えっへん!」と誇れる経験とコレクションは、「かたちん」こと片瀬那奈ちゃんに関するモノだけですからね。イヤハヤ南友、たかが「銀河系でイチバンの単なるど素人の片瀬那奈ちゃん愛好家」が、サー・ポールを語るなんておこがましいんですよ。でも、まあ、何だか「FAB4」に期待して下さる方々から励ましのお手紙とか頂いちゃってますので、暫くポールの話もしたいと思っておる次第でございます。那奈ちゃん、ごめんね。決して蔑ろになんぞしませんから。「かたちん」が銀河系でイチバン!ポールは2番ですよ。てへぺろりんこ。

あっ。それから、もっと好いことおせーてあげようか・・・やっぱり、

「かたちん」とポールは、おんなじです。


ポールのプログラムは、最終日開演前に完売しました。淡いピンクの、素晴らしいプログラムです。色んな仕掛けもあって、一生もんのお宝です。アレで、たったの三千円って・・・安すぎます。あたくしは、グッズはプログラムとマフラータオルとレディースのピンクのTシャツを買いました。全部で「諭吉さんひとり」で済んじゃった。いや、1,500円もお釣りが来ちゃった。其れで、ポールのレコードが何枚買えたのかしらん。だって、二日間で15枚くらいレコードを買ったのに四千円弱だったのよさ。全部がピッカピカの完品なのに、なんでそんなに安いの?ポールに行った二日間で「諭吉さん」は一枚しか使ってないのよさ。だって、あたくしはいつも、小銭と「夏目さん」しか持ち歩かないからね。其れは兎も角と致しまして、やっぱり、僕たちは何にも間違っていなかった。


「片瀬那奈ちゃんは、銀河系でイチバンです」



「THANX 4 NANA KATASE & MY LOVELY FRIENDS !」 小島藺子/姫川未亜







小島藺子/姫川未亜



空想格闘メタフィクション

「千秋万歳」序章 其の二


GO LET’S GO LET’S GO

 LET’S GO !

HEY EVERYBODY OUT THERE !

ON 2013・11・27


SINCE 2013・11・7



FROM NO IMAGE INC. TO EVERY*** WITH LOVE



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「僕にとってのポールとは、WINGSだった。」

バンド・オン・ザ・ラン デラックス・エディション(完全限定生産盤)(DVD付)



東京ドームで2013年11月18日と21日に、サー・ポール・マッカートニーに逢った。2回とも、圧巻のステージで、全曲をいっしょに歌った。「NEW」からの曲が盛り上がるのが嬉しくって、ポールも上機嫌!日本語もペラペラになっていたし、観客も気合が入り捲くっていて、日本じゃないみたいだった。ポールの曲は、サビなら誰だって歌える。「ハイ・ハイ・ハイ」とか「オブラディ・オブラダ」とか「ナナナナナナナ、ナナナナ、ヘイ・ジュード」とか、チビッ子だって歌える。通は「ナナナナナナナ」と歌うけど、「ダダダダダダダ」でも「ラララララララ」でもいいのだ。スゴイ!詳しい感想は改めて書くけれど、そりゃ「レット・イット・ビー」を遂にいっしょに歌えた時には泣いた。「サムシング」も泣いた。いっぱい、泣きながら歌った。でも、2日間であたくしが最も泣いてしまったのは、「バンド・オン・ザ・ラン」だった。他のWINGSの曲でも嗚咽してしまった。其れが「リアルタイムが10代だった」証明なのだろう。

やっぱり、僕の青春は、WINGS でした。



「THANX 4 NANA KATASE & MY LOVELY FRIENDS !」 小島藺子/姫川未亜







小島藺子/姫川未亜



空想格闘メタフィクション

「千秋万歳」序章 其の二


LET ME ROLL IT !

HEY EVERYBODY OUT THERE !

ON 2013・11・27


SINCE 2013・11・7



FROM NO IMAGE INC. TO EVERY*** WITH LOVE



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