nana.812.png

2013年11月15日

「くーちゃん、ありがとう」
もしくは、
「姫川未亜の恐るべきフィールドワーク」

London Town + Poster






本日は、あたくしと未亜たんが長年お世話になっている「下町レコード」の土田くんの恋人の命日でした。当然の事ですが、あたくしと未亜たんはお線香の1本でもあげねばと、正装の喪服でお出掛けしたのでございます。15時すぎに自宅兼事務所を出て、帰宅したのは20時前だったかしらん。5時間弱の「カタセの街」行脚でございますが、何せ、本来の目的は「くーちゃん」の供養です。「下町レコード」に♪図々しい奴とぉ〜、ひとは云うけどぉ〜♪とばかりに3時間くらい居座り、ガッツリとポールのレコードも大量にゲット!レア盤を含めてアルバム4枚にシングル1枚と、お宝を格安価格の「3千円余り」で値切り捲くり、珈琲までご馳走になってしまうのが、まあ、「ともだち」だからってトコもあるわけです。そりゃ、土田社長だって、愛する「くーちゃん」の命日に喪服で現れたら「サービスするからさ!」となる!これぞ、「虎・未亜たん」の恐るべき「人多羅氏」ならぬ「ひとたらし」テクニックなり。

ところがですね・・・あたくしは、土田くんに3時間もくだを巻いていやがった未亜たんが、帰宅するまでの「4時間数十分マイナス3時間」=「1時間余り」で、何を「カタセの街」でやらかしていたのかを、知ってしまったのです!!なな、なんと、悪魔の申し子とも噂される「虎」は・・・「だって、片瀬那奈ちゃんだから、7でしょ。」とばかりに、他に6ヶ所!合計「那奈ヶ所」を巡って、「人たらし」をやらかしておったのだーっ。流石のあたくしも、背筋が「ぞわっ!」としてしまいました。相手は、お医者さん、公務員、薬剤師、土田社長、中国人&インド人、リサイクル店社長、整骨医院長・・・。いえ、其の他にも、初対面の、赤ちゃんを連れた若夫婦、初老のお婆さん、いきつけだった煙草店の前に立っていたおじさん、イヌ、ネコ・・・、あっ。と云う間もなく「たらし込む」其の極悪非道な手法!アレじゃ、未亜たんは「いちど逢ったら、生涯、忘れない!」と云われるのも納得です。

未亜たんは、同じ道を通らないし、同じ場所に行くにも「徒歩、バス、メトロ、自転車、タクシー・・・」と手段も気まぐれです。「カタセの街」のフィールドワークで、おそらく「虎」に敵う莫迦はいないでしょう。「人たらし」の一例としては、バス停に未亜たんは行きました。前に「可愛い赤ちゃんを胸に抱いた若奥さん」と「どう考えても旦那さん」がいます。未亜たんは「赤ちゃん」を見て「かわいいナァ・・・」と、ぼそっと云います。もう、未亜たんは詰んだ。「若夫婦」が「かわいいってさ」なんてニコニコになると、「御夫婦ですか?鳥山明さんのマンガに出てくるみたいにかわいいですよね!(明らかに、意識したファッションをさせている)」と云い、相手が「あー、ちょっと意識しちゃってますね・・・」なんぞと返したら、「小虎とのエピソード」や「アンテツの愛娘エピソード」などをミックスさせて、未亜たんは「やっぱり・・・夜泣きとかしますか?」と若夫婦のハートに侵入!旦那がアーティスト風なので、「いえね、私の甥っ子も2歳くらいの時に、ビートルズのブッチャーカヴァーに触ろうとして・・・(実話ですが、レプリカです)」とか云うと、旦那さんは「クスッ」と笑って興味深々!もう、未亜たんの虜!其の間、僅か3分たらず!!

いいですか、皆さん!コレが恐るべき「姫川未亜」の正体なのです。未亜たんは「使徒」です!人間の皮を被った「ばけもの」なのじゃ。数ヶ国語どころか、ネコ語やイヌ語、植物のコトノハまで堪能で、3オクターブ半の音域と絶対音感を持ち、那奈色の声を使い分け、身長や体重も思い通りに変化させ、ファッションも使い分け、風貌も手をシュシュッとやるだけで変え、相手の弱点に付け込み心を侵略し、誰もが「いったい・・・あいつはなんだったんだ?」と思い込ませ、偶然を装って再会し、落とす!!如かして、其の実体は・・・「単なるど素人の片瀬那奈ちゃんファン」との仮面を持ちつつ、本命は「内山理名ちゃん」で、本当は、若い娘っこなら誰でもダイスキ!な「DD」で「アイドリアン」!銀河系で最も下等な生物・・・。何ゆえ、そんな未亜たんが、みんなに愛されるやさしくて「莫迦なひと」なのかっ!!未亜たんは、鬼じゃ、悪魔じゃ、バケモノで妖怪なのじゃっ!!みんな、逃げてーっ!!

だってさ・・・土田社長の恋人って「ネコ」なんですよ。線香をあげに行くのは、あたくしも当然だと思ったけど、未亜たんは「正装で行かなきゃ、くーちゃんにも、土田くんにも、申し訳ない!」と、ヒゲまで剃ってカラダを冷水で清め、黒いスーツに那奈ちゃんスニーカーでシャツは映画「20世紀少年」の東宝スタジオ・ロケに参加した時のモノと、大真面目な「完全なる正装」で出かけるのだと断固として主張し、あたくしを珍しく説得して実行しやがったのだよ。狂っている!!ネコですよ。てか、なんで、ともだちのネコの命日とか記憶してんのよさ・・・。あっ。そっか、未亜たんは尋常ではない「お誕生日マニア」でもありました。もしかしたら「命日マニア」にもなっていたのかしらん・・・。土田くんも、ドン引きしたでしょう。社長である、あたくし小島のイコちゃんから、お詫び申し上げます。他に、本日、ウチの無能な常務で給料ドロボーである未亜たんの毒牙にかかった10数名の方々にも、謹んでお詫び申し上げます。ジョージ秋山さんのマンガなんか、読ませるんじゃなかったわよ・・・。


あっ。土田くん、本日のレコは、すべて普通に聴けてますよ。いつも、ありがとう!アノ後、うっかりなんちゃら、とか、シンゴちゃんや、シヴィライゼイションちゃんにも、逢ったよん。下町レコードからは、近所だから、歩いて帰りました。てへぺろりんこ。もちろん、コレはすべて「実話」です。


「THANX 4 土田くん&くーちゃん」 (小島藺子/姫川未亜)






小島藺子/姫川未亜



空想格闘メタフィクション

「千秋万歳」序章


WITH A LITTLE LUCK !

HEY EVERYBODY OUT THERE !

ON 2013・11・17


SINCE 2013・11・7



FROM NO IMAGE INC. TO EVERY*** WITH LOVE



posted by 栗 at 21:55| CHIAKI | 更新情報をチェックする

「ポールが、スモウレスリングを見ている!奥さんは美人だっ」

Unplugged: Bootleg [Analog]






嗚呼・・・片瀬那奈ちゃん、御免なさい!正直、すまんかったっ。もう、辛抱たまらん!ポールだ、ポールだっ、サー・ポール・マッカートニーでアタマがいっぱいだっ!!11年前は、東京ドームのアリーナ最前列!当時のポールは還暦!!チビッ子の頃から憧れてマネッコして来た「バケモノ」が、目の前に出てきやがって、歌う奏でる、人間ジュークボックス!魔法じゃ、こやつは、もののけなのじゃ!中学生の時に、赤盤と青盤が出て、ラジカセで聴いて、もうクラシックなんてやってらんないって思った。ともだちから2千円で買った「白いギター」で、指から血を流しながら、半年も必死で練習した「ブラック・バート」を指先まで見える!ポールは左利きだから、合わせ鏡だ!やっぱり、僕は間違ってなかった。おんなじだっ。ポールがおんなじに弾いて歌っているじゃないかっ。僕は、うっかり「ジュニアズ・ファーム」のプロモを、田舎のレコード店がデパートの屋上で開催した「フィルム・コンサート」で見てしまったっ。ベースってカッコイイ!「バンド・オン・ザ・ラン」の米国盤を買ってしまった!!「ポール・マッカートニー奏法と実戦」と云う本を買って、ガット・ギターを四弦に改造して練習してしまったっ。

名画座で「レット・イット・ビー」を上映したから、初回から最終回まで見て、ラジカセに録音した。ポールがピアノを弾いて歌っていたから、妹のオルガンを奪って練習した。幼少時代から合唱団でクラシックの声楽をやっていたから、ハード・ロック・コピー・バンドに無理矢理誘われて、ヴォーカルを叫ばされたけど、文化祭ではドラマーとふたりきりで、ベース、ギター、ピアノ、ヴォーカルを僕が担当して、ポールの曲ばっかり演奏してしまった!其れを見ていた英語教諭に呼び出されて「おまえは、英語の発音がオレより完璧だから、英文科へ行け!」と説得されてしまった!!1974年に、僕は、其の後の人生を決められてしまった。受験勉強なんか、マジで、いちどもしたことがない。マンガを読んで、描いて、楽器を演奏して、歌って、洋画を見て、格闘技をやって、遊んでいただけなんだ。だって、ポールに逢ってしまったんだもの。「JET」がラジカセから流れて来た瞬間に、もう、クラシックなんてゴミだと思った。これこそが、求めていた音楽だ!僕は、なんてバカだったんだ!いや、クラシック声楽をやったのは大いに役に立っているけど、もう、そんなもんは13歳のこどもには、どーだっていいって云うか、兎に角、ポールが居た。途轍もない怪物が、しかも、悪戦苦闘していた。何故だ?こいつこそが「ザ・ビートルズ」の正体なのに、なんでみんなは理解しない?みんなは、音楽を知らないのか?こいつは・・・音楽の化身なのに。

1990年の初来日公演、1993年の2度目の来日公演、そして、2002年のアリーナ最前列、もう充分だと思った。でも、この高鳴る気持ちはいったいなんなのだ?出逢って40年、ナンダカンダ云ったって、僕は「ポールにゾッコン☆LOVE」だったのだ。片瀬那奈ちゃんは最高だし、ポールよりも僕にしあわせを与え続けてくれています。だから、僕はポールを海外まで逢いに行くよりも「フラガール」全公演を選んだじゃないか。会社だって辞めて、いつだって那奈ちゃんが呼んだら「いざ、かたちん!」と駆けつける為に、独立して社長になったじゃないか。でも、でも、でも、本当に申し訳ないのだけど、来週の18日と21日だけは、勘弁して下さい。僕は、ポールと一緒に「レット・イット・ビー」を歌えなきゃ、前に進めない!過去、3回の公演で、僕は、ザ・ビートルズの、いや、ポールの、いや、此の銀河系でイチバン好きな曲を、一緒に歌えなかったんだ。「天国から奏でられる音楽」を目の前で演奏されて、茫然自失となって、失神しそうだったよ。今度こそ、僕は、歌わなければダメなんだ。那奈ちゃん、正直すまんかった!少しだけ、時間を下さい。ケリをつける。本当に、僕は那奈ちゃんこそが銀河系で最高の存在だと確信しています。

「ポールに、さよならを云わせて下さい。

もう、アンタは2番目なんだよって、本人に伝えなければ、

僕は・・・人間失格だ!!御本尊様、お願い致します!」



なんぞとコーフンするあたくしに、土田くんは「僕は、週末に、佐野さんのライヴに行きます。僕にとっては、ポールよりも佐野さんですからね」と、キッパリと云った。僕は、しあわせもんです。世界よ、ありがとう。此の世界は、美しくて、素晴らしいんだよ。僕たちは、たったいちどの泡沫の夢を見ているんだ。楽しまなきゃ、勿体ない!死にたい奴は、勝手にしやがれ!あたくしは、生きる。こんな面白い遊び場は、ないんだぜ。勿体無い。だったら、其の命を、僕に下さい。僕が愛するみんなに、くれよ。大相撲中継でポールが映った2分間を、繰り返し、観た。かつて「プレス」のヴィデオで、ポールはただ倫敦の地下鉄に乗っただけでドラマになっていた。大相撲でも、おんなじだった。ポールが退場する時の、満場の「ポール・コール」!まわりのみんながケータイでパシャパシャやったり握手を求めても、嫌な顔ひとつしないどころか、おどけたポーズまでやらかすポール!スゴイ!!やっぱり、こいつは怪物なのだ。僕は、もう、胸が張り裂けそうだよ。

土田くんが「また、今度で好いじゃないですか」と止める程に、あたくしはポールのレコードを買った。でも、其れでも、「下町レコード」じゃ、たったの「3千円」くらいなんだから、本当に商売が成り立っておるのかね?先週、たったの「税込み90円!」で買った「バルビ・ベントン」なんて、あたくしにとっては「諭吉を軽く超えて、競り合ったなら、諭吉10人でも、やったるでぇ!!」と、どっかの「虎」の相方の「龍」とかが人生を決めてしまった瞬間にも匹敵する「特大級のお宝」だったのだよ。モノの価値なんてぇもんはさ、自分で決めなきゃダメざんしょ。そんなこたぁ、土田くんは知っている。アンテツも、うっぴー☆も、まややも、みんな、みんな、知っている。ありがとう。僕は、とっても、しあわせです。でも、もっと、もっと、もっと!だっ。那奈ちゃん!ありがとう。みんな、本当に、ありがとう。


「THANX 4 土田くん」 (小島藺子/姫川未亜)






小島藺子/姫川未亜



空想格闘メタフィクション

「千秋万歳」序章


I'VE JUST SEEN A FACE !

HEY EVERYBODY OUT THERE !

ON 2013・11・17


SINCE 2013・11・7



FROM NO IMAGE INC. TO EVERY*** WITH LOVE



posted by 栗 at 00:15| FAB4 | 更新情報をチェックする