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2013年10月31日

「知ってるアノコ 2013」

Chelsea Girl


CSのMTVで、昼間に今週は「1990年代の洋楽PVを延々と1時間も流すだけ」と云うお気楽な番組をやっているので、毎日録画して自社CMをカットしてPVだけにしてDVDやBDに焼いて、BGMとして流しています。1990年代と云うと、もう20年前であってですね、懐かしいのです。でも、そんな甘酸っぱい懐かしさなんて、10年前には無かったのです。2002年頃だったか、みんなでカラオケに行って、まややが「懐かしいの歌っちゃうぞ!」とか云って、カーディガンズの「カーニバル」を歌って、みんな大受けしていたのだけど、僕は「なんで、カーディガンズが懐かしいの?こんなの昨日、流行したばっかの曲じゃん!」と思って困惑してしまったのです。考えてみれば、もう僕は不惑を超えていて、当時は二十歳前後の「ともだち連中」と、何故か「ともだち」になっていたのでした。そりゃ、みんなにとっては「ビタースィートな10代の想い出」が詰まっていたのでしょう。僕にとっては「30代の社会人の苦闘の日々」って思い出したくもない苦いもんしか思い起こさせない曲だったよ。10年前は、そうだったんです。

1990年代中頃から、あるバンドをやっていたのだけど、結成当時、ヴォーカルの女の子は19歳で、キーボードの男の子は27歳で、僕は制作と作詞作曲編曲と全楽器と声を担当で36歳だった。「ELTみたいだね」とふたりが云うから「そりゃ、ELPでしょ?」と返したら、って噺は大昔に書いた気がします。練習は僕の自宅でも泊り込みでやったりした。当時は、2LDKにひとりで住んでいたのです。独身貴族で、お金を持ってましたからね。そのうち、メムバーでない「ヴォーカルの女の子のともだち」とかもやって来て、若いコのたまり場みたいになっちゃったっけナァ。歌はそんなに上手くなかったけど、無茶苦茶「声に魅力がある」女の子で、勿論もう働いていて、性格も抜群に好くって、何よりも「17歳」も年上の僕を「対等なともだち」として接してくれた。バンド名も、ソノコの愛称で「みゆきてぃー」って命名した。

レコードが聴きたいって云うから、ポータブル・プレイヤーと好きだと云うマライア・キャリーのアナログ盤をお誕生日にあげたら「レコードって両面、聴けるんですか?」とか真顔で云われた。ジョンの「スタンド・バイ・ミー」を元にしたアレンジでカヴァーしようって云ったら、「そんなのダメ!あたしは、ベン・E・なんとかさんの方がいい!なんかほんわかしていて、スキ!」とかぬかしやがるので、「むむむっ、コノ小娘、オリジナルを知っているとは侮れん!」なんて思ったら、何の事はない、映画の「スタンド・バイ・ミー」を見て初めて聴いたからだった。一緒にラジオを聴いていて、ある曲が流れたので「コレは、ポリスってバンドの曲だよ」って教えたら、怒って「違いますよ!パフなんとかっていうひとの最新のヒット曲で、あたしのイチバンのお気に入りなんです。ウソばっか、教えないでよ。未亜さんは、いっぱい洋楽を聴いちゃったから、すぐにそんなふうに考えて、かわいそう!」って泣きそうになった。

其れで、困惑した僕はレコファンに行って「えっと、最近ポリスの「見つめていたい」をサンプリングした曲をラジオで聴いて気に入ったのですけど・・・。」と店員さんに尋ねたら「パフ・ダディかなぁ。アルバムには未だ入ってないけどCDシングルならありますよ。試聴します?」と丁寧に応対してくれた。「いえ、たぶん間違いなくコレだと思うんで、買います!」と返したら、店員さんは「お客さんが、こんなまだ輸入盤しかない最新全米R&Bヒットを買うなんて、珍しいですね・・・いつも大昔のリイシューとか買われているのに・・・」と笑った。女の子にあげたら「未亜さん、コレ!コノ曲!ほらね、あたしが教えた通りポリスなんて変な名前のバンドじゃなかったでしょ?でも、やっぱり未亜さんって何でも知っていて見つけてくれるんだナァ」と云って笑った。

他にも「どうしても欲しい新人の歌手がいるので、探してよ」とか云われて、必死で探して「AIKO」とか云う大阪のインディーズの女の子のミニアルバムを買って「コレだと思うんだけど・・・」と渡したら、「スゴイ!コレ!よく見つけましたね。こんなのどこにも売ってないのに、スゴイ!」って大はしゃぎした。「ヒッキーの初ライヴに行けるんですよ!」って騒いでいるから、「じゃあ、Tシャツでも買って来てよ。お金は払うから」って頼んだら、「いつもお世話になっているから、プレゼントします!」って買って来てプレゼントしてくれた。「ものすごく、並んだんですよ!大切にして下さいね」と、笑って云った。冗談でキティちゃんが好きと云ったら、大きなキティちゃんの目覚まし時計をプレゼントしてくれた。今でも、其のキティちゃんは僕を起こしてくれている。

そう云えば、僕に「物凄く可愛い女の子の新人さんを、あたし見つけたんですよ!うちやまりなって名前で、なんかのCMで見たんだけど、絶対に売れます!未亜さんも注目して下さいね!」と熱っぽく語ったのも、彼女だったっけ。其れで、僕は「うちやまりな」って名前の女の子を知って・・・。其れからの噺は、もう全部此処に書いてある。まややと出逢ったのだって、アノコが僕に「aiko」を教えてくれたのがキッカケだと云えるでしょう。僕はアノコが好きな「AIKO」と云う女の子をアノコが頼むからメジャー・デビュー前から見ていたら、林檎ちゃんがおともだちとして出て来ちゃったわけなのですよ。僕の1990年代は、もう立派な大人のサラリーマンの30代だった。でも、今、アノ頃の洋楽ヒットを聴くと、切なくって泣きそうになっちゃうんだ。アノコやまややとおんなじ青春を生きたみたいに、20歳も年齢差があるのに、僕はそう思ってしまう。きっと、みんなが僕をタイムスリップさせてくれたんだろう。

僕は、もういちど、おんなじ事をやっているよ。みゆきてぃー、まやや、そして多くのガールフレンドたちよ。君たちは、もう大人になってもいいんだよ。みんな結婚したし、ママになったコだって沢山いる。アノ頃だって「其れは、僕の役目なんだ。僕は永遠に変わらない。このまんまだよ。」って云ったじゃないか。片瀬那奈ちゃんの初舞台「僕たちが好きだった革命」大阪千秋楽に遠足した帰り道で、うっかり数年振りに逢ったら「ホントに、未亜さんって、10年前と全然変わってないんですね!妖怪だって、ホントだったんだ・・・。だから、あたし、もう子供もいるんだからその呼び方はやめてくださいよ!」って呆れたじゃん。僕は覚えている。君もアノコもみんなみんな、話してくれた事もキミたちの青春の歴史を、ぜんぶをもらったじゃないか。だから、ずっと千秋万歳にこんな子供でいる莫迦とは「変なともだち」って思っていてくれるだけで、僕は幸せです。ガールフレンドたちよ、本当にありがとう。僕は、元気です。ずっと、此処にいるよ。何か困ったら、手紙でも書いてくれれば、それで充分です。


「THANX 4 MY GIRL FRIENDS !」 (姫川未亜)




【「千秋万歳」まえがき INDEX】(2013年8月14日〜)

1.「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」INDEX 完全版
2.「怪優・片瀬那奈・進化論」外伝「大久保千秋は、謎のひと」
3.「時は来た!それだけだ・・・(仮題)」への助走
4.「時は来た!それだけだ・・・(仮題)」の正式名称決定!
5.「千秋万歳」制作現場に潜入リポート!でも、未亜たんは「愛の誘惑」に堕ちたでゴンスの巻
6.「千秋万歳」主要キャスト発表会に潜入!しかし、未亜たんはイコちゃん&ルナちゃんに翻弄されたザンスの巻
7.「千秋万歳」を、いつまでも刮目して待っていてね。
8.「那奈ヲタ今昔物語」#01
9.「すべての片瀬那奈ちゃんファンよ、時は来た!」


10.「Hey Marlene」
11.「那奈ヲタ今昔物語」#02「10年越しで出逢えたシスターへ」
12.「千秋万歳」は、既に始まっているのか?
13.「筒井先生の心痛が、少しだけ理解できました。」
14.「MW-777」
15.「WHO ARE YOU ?」
16.「ダウンタウンにくりだそう!」
17.「ROCKよ、今夜もありがとう」
18.「Tears Dry on Their Own」が「千秋万歳」主題歌に決定!
19.「美しい人たちよ!」
20.「あっちなっち 2013」

21.「シュガータウンは恋の町」
22.「知ってるアノコ 2013」



「MW-777」(小島藺子/姫川未亜/鳴海ルナ)




Hey GIRLS & BOYS 「KINASAI」

ARE YOU 「FUNKY」 ?






(小島藺子/姫川未亜)



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「千秋万歳」

COMING SOON !



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posted by 栗 at 17:17| CHIAKI | 更新情報をチェックする

「熟年離婚」ACT 9(最終回)再々再放送!

Coney Island Baby (Aniv)


テレ朝チャンネル1 10:50〜11:50

ACT 9(最終回) 「涙の結婚式…感動の結末へ」

片瀬那奈 as 豊原みどり


来るべき新作「鼠、江戸を疾る」のクランクイン!を報告された片瀬那奈ちゃんから、

「待っててね!」


との有り難いコトノハを頂きました。さあ、同志諸君よ、片瀬那奈ちゃんを愛するみんなよ、今は「おあずけ」を命じられた子犬の如く、ひたすら待つのです。あたくしなんぞが何度云っても通じないのに、たったひとこと「かたちん」が云えば、♪すべてはオーライ!ベイベ♪となるのだよ。これぞ正しく御本尊様の「魔性」とも云われる「不可思議な御力」でございます。今回のブログも、内容が深い!時代劇挑戦に関して、片瀬那奈ちゃんは、「着物を着ると、余計に自分の背のデカさが…。」との自虐ギャグから、「でも、着物を着ると立ち振る舞いが変わるし、しゃんとする!」と前向きに転じ、「少しずつでも綺麗な所作を自分のものにしたい」と達成目標までキチンと立てられています。そして、「みなさんに届けれるのは少し先になりますが、なかなか見れない私が見れると思うので待っててね!とファンへの自信満々のメッセージ!コレぞ「カタセ節」!天晴れだよん。

ええ、待ちますとも、いつまでも千秋万歳になろうとも、僕たちはずっと片瀬那奈ちゃんを待っています。そんなの当たり前田のあっちゃんの次が「鼠、江戸を疾る」って決まっているよりも当然至極ではありませんか。僕たちは、ひたすら待った。女優をやめて歌手になった時だって、やっと那奈ちゃんがやりたい音楽が分ってきたのに女優に回帰しちゃった時も、デザイナーとかバラエティとかサッカーとか司会とか色々な事をやり出した時も、いつもいつだって、僕たちは那奈ちゃんを待っているじゃないか。

強烈なデジャヴを、あたくしは感じました。かつて、「小早川妙子」を演じると決まった時に、片瀬那奈ちゃんは「みんなが見た事のない私になる」と宣言されました。其の決意に至らせたのが、前作であった「熟年離婚」での過酷な経験だったのは間違いないでしょう。なにせ、片瀬那奈ちゃんが其の決意を語ったのは「2005年11月27日」なのです。未だ「熟年離婚」が放送中だったのですよ。何万光年回観ても面白い世紀の大怪作ドラマ「熟年離婚」は、昨夜遅くまで第1話と第2話を放送していたのに、翌日の午前中にはもう最終回!しかも、一挙放送ではありません。つまり、昨晩は「今年4度目!」の始まりで、本日が「今年3度目!」の終わりなのよさ。更に先を急ぐと、来週には「今年5度目!」が待機しておるのだ。

化け物だっ。怪作ドラマ「熟年離婚」は途切れぬどころか輪唱の如く繰り返され終わらない、物の怪なのじゃ!みどりちゃんは、何度も妊娠して悩み苦しみ感動の結末を迎えるのだけど、結婚して妊婦となったトコで話は終わり、其の後は謎・・・。「果たして、敦也はミュージシャンとして成功して、みどりとこどもを幸せに出来たのか?そもそも、みどりちゃんは無事に産めたのか?」なんてお構いなしです。最終回で幸太郎が回想する身の毛もよだつ2ヶ月の苦悩の日々・・・然し、本当の問題は此れからであって、再生した豊原家はスタートラインに立っただけなのよさ。そして、結末になる前に振り出しに戻るのです。永遠に繰り返される「豊原家の悲劇」!まるで「火の鳥」異形編ではありませんか。おっかねえ、おら、こんなおっかねえドラマは見たことねえだ!

最終回でのコアな見どころは、「ウルトラマン80」の渾身の30余年の想いを込めた洋子への愛の告白「僕は、あなたのことが、好きなんです!」と、其の後の「大人すぎる対応」とか、沙織が幸太郎への愛を告げ別れる時に「ラストクリスマス」がBGMで流れているトコとか、いっぱいあります。此の怪奇大作戦なるドラマは、主要登場人物全員がトンデモな苦難を乗り越えて、すべてが「ハッピーエンド」となるのです。誰に感情移入しても、見事に丸く収まるのよさ。幸太郎は熟年男性のスターだし、洋子なんて「熟年離婚」したい奥さんの理想像だし、長女も長男も次女も姑も婿も嫁も恋人も孫も親友も、みんなみんな、一見「ありそう」で、実は「どこにもいない」と云う「理想像」です。「豊原幸太郎の妄想劇場」としか思えません。「そんなわけないじゃん!」の波状攻撃!恐るべき虚構!正しく、ファンタジー!スゴイ、ドラマ「熟年離婚」は、本当にスゴイ!!てか、気持ち悪い!でも、何度でも見ちゃうのだ。

そして、そんなにも怖ろしい作品だなんて、こんなにも繰り返し見せられなければ、莫迦な僕には分らなかった。片瀬那奈ちゃんが歩んだ足跡は、余りにも凄まじい激闘です。どんな作品も疎かにしてはならない!「熟年離婚」の恐怖の再放送地獄は、2013年末まで続く事が確定!しております。「GTOドラマスペシャル」も「ラストクリスマス」もあるぞ。あたくしは、お願いがあるのだよ。CSのフジちゃんよ、「小早川伸木の恋」をオリジナルを尊重して再放送してはくれないか?特に初回拡大版を本放送当時のママで蘇らせてはくれませんか?何ゆえ、DVDでは片瀬那奈ちゃんの渾身の演技がズタズタに斬られたのだ?「熟年離婚」が蘇ったのだよ。何も「2001年のおとこ運」を流せなんて殺生な事は云いません。怪優開眼へ至った最重要な「離婚3部作」を、今こそ蘇らせるのだ!残るふたつを持っているのは、お台場ちゃん、キミじゃありませんか。地上波で何やったって無料だから構いませんけど、CSは別だよん。だって、こっちとら金払って観ているんだよん。分っておるのかね?蛸ちゃんねるちゃん。


ACT 9(最終回)本放送:2005年12月8日
ACT 9(最終回)再放送:2013年9月30日
ACT 9(最終回)再々放送:2013年10月22日

「熟年離婚」INDEX
片瀬那奈ちゃん「離婚三部作」INDEX



おっと、イチオー、紹介しとくか。公式だし、タダだよん。コレが噂の「体感!スバル!」第3弾なのよさ。

「体感スバル!DIT篇 WEB限定スペシャルロングバージョン」
(YouTube 10/30)

「かたちん」が楽しそうに笑っていて、こっちも「きもちいい!」ね。もう、サイコー!だね。


那奈ちゃんは「かたちん」、あたくしは「イコちゃん」 (小島藺子)







(小島藺子/姫川未亜)




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posted by 栗 at 11:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「シュガータウンは恋の町」

Walk on the Wild Side: Best of Lou Reed


テレビ画面では「ウルトラマンゼロ」って映画が流れている。このひとって、片瀬那奈ちゃんと共演していたよナァ、このひともこのひともみんな、片瀬那奈ちゃんの映画やドラマで見た記憶があるナァ。ナレーションを石坂さんがやっているんだから、本格的な「ウルトラ作品」なんだろうナァ。録画しといて好かったナァ。なんとなく「カタセカイ住人」が多いから予約しちゃったんだろう。てか、「かたちん」は「特撮も、なんでもオッケー!」なのね。そりゃ「特撮博物館」にも「シューイチ」で行っていたもんナァ。アントキの「かたちん」も、ゴジラみたいでかっこよかったナァ。でも、テレビの音は消していて、ヘッドフォンで聴いていたのは「Sugar Babe」って僕が日本でイチバン好きなバンドのMDです。コレって、自分で17年前くらいに編集した「74分X2枚組」なのだけど「M・Hさんコレクションより、Sugar Babe rare trax」ってラベルが貼ってある。確か、23年前だったかに何度かお逢いして、秘蔵のオープンリールからカセットテープに落として頂いた「レコードにもCDにもなっていない音源集」が元なんです。僕はお返しに2枚持っている大瀧師匠の直筆サインの1枚をM・Hさんに贈ったら、「こんな貴重なモノはもらえないよ」と云ったけど、僕は「このくらいしなきゃ、気が済みませんから」と無理に受け取ってもらったっけナァ。

M・Hさんはイラストレーターで、僕が「ロック」に目覚めた十代中頃に熱狂的に読んでいたペラペラの薄いくせに「280円」もする「21世紀の精神異常者マガジン」とかトンデモなコピーが付いている雑誌でもイラストを描かれていました。だから、15年越しくらいで憧れていた方で、しかも同じく「Sugar Babe」が好きって事が分って、未だ20代だった僕はコーフンしちゃったんだよね。随分と前にM・Hさんは亡くなられてしまったのだけど、僕はずっと大切に音源を聴いています。秘蔵音源が沢山公式化されたけど、未だに聴けない音源も多いし、一体どうやってオープンリールでAMやFMのエアチェックをこんなにも高音質で演奏されてから40年近く経っても色褪せない状態で録音し保存出来ていたのか「謎」です。彼は特にタツローが好きで、プロモ・ヴィデオなんかも沢山持っていて、自宅へお邪魔させて頂いた時に見せてもらって引っくり返りました。そりゃ、僕も10代の頃にタツローのライヴは何度も行ったけど、動くタツロー映像なんてCMの「RIDE ON TIME」くらいでしか見た事がなかった。だって、1990年の話を、僕はしているんですよ。1990年2月にストーンズを、3月にポールを、東京ドームまで出掛けて観ちゃって、もう堪らなくなっちゃって、20代も終わりって時だったのに安定していた田舎の会社を休職して上京しちゃったのよさ。そんでもって、こっちの同系職会社にアルバイトで入ったら、一週間して専務に呼ばれて、「さっさと田舎の会社なんか辞めて、ウチの社員になれ!困った事があったら、面倒みるよ」って云われたから、浦安に部屋を借りて那奈年住んで、夢に御本尊様が現れたから砂町に引っ越して、♪あれから、16年♪ですよん。もう、23年もこっちに居るのね。

久しぶりに、無性に「M・Hさんコレクション」の「Sugar Babe」を聴きたくなったのは、例えば「解散ライヴ」での20分を超える「Sugar」なんてモンを聴いているのかは、CSで何度もリピートされて其のたびに何度でも録画してしまう、「第二期 ジェフ・ベック・グループ」のスタジオ・ライヴのせいなのだ。「オレンジ」からの曲を中心にした1972年の生演奏のグルーヴが、僕には「Sugar Babe」のライヴのグルーヴと同じに聴こえる。マジでソックリだと思う。いや、ジェフ・ベックだけじゃない、1970年代初期の洋楽からは、僕が子供の頃からリアルタイムで愛した日本一のバンドである「Sugar Babe」が鳴っています。サンタナだって、スティーヴィーだって、勿論、ビーチ・ボーイズからも・・・シリータなんて、ター坊そっくりじゃん!大瀧師匠もタツロー兄さんも大貫先生も、みんなみんな、僕を目くるめく「洋楽天国もしくは地獄」へと導いた大先生です。でも、あたくしは今でも「Sugar Babe」がイチバン好き。こーゆーファンって、アーティストにとって最も迷惑なのよさ。だって、大瀧師匠は兎も角として、あたくしにとっては、タツロー&ター坊は「Sugar Babe」以上のモンは、いつまで待っても創ってくれないんだもん、仕方ないじゃん。やっぱ、あたくしは永遠に「山下くんとター坊」が好きなのよさ。

其の点が、片瀬那奈ちゃんは徹底的に根本的に違うんだよナァ。「かたちん」は、いつもいつだって「最新作が最高傑作」なのよさ。そりゃ、1981年のター坊の渋公ライヴなんて聴いたら、切なくなって泣けてきちゃうけどさ。ター坊のライヴは、わざわざ仙台から東京まで遠足して観ていたもんナァ。だって、子供の時からひとりで東京に来てたもんナァ。おじさんやおばさんがみんなこっちにいるのに、なんで僕だけ誰もまわりにひとがいない雪山で犬と遊んだりテレビでアトムと話したりして育ったのか、サッパリ分らなかったもんナァ。おねえちゃんだって東京に住んでいるのに、ホントにふしぎだったナァ。コントキのコーラスは、エポと広谷順子さんだったよナァ。広谷さんって、片瀬那奈ちゃんのレコードでもコーラスをやられているんだよナァ。おんなじ匂いがするわけだ。な〜んだ、好きなモンって、那奈ちゃんが歌った通り、ぜんぶ「わっ」になって繋がっていくんだナァ。不思議だナァ。ねえ、みんなは、こんなわがままな僕たちの気持ちを、分ってくれるかい?


「THANX 4 Mr. 本田義高 from 64アんBlue/乱美論M」 (姫川未亜/小島藺子)



【「千秋万歳」まえがき INDEX】(2013年8月14日〜)

1.「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」INDEX 完全版
2.「怪優・片瀬那奈・進化論」外伝「大久保千秋は、謎のひと」
3.「時は来た!それだけだ・・・(仮題)」への助走
4.「時は来た!それだけだ・・・(仮題)」の正式名称決定!
5.「千秋万歳」制作現場に潜入リポート!でも、未亜たんは「愛の誘惑」に堕ちたでゴンスの巻
6.「千秋万歳」主要キャスト発表会に潜入!しかし、未亜たんはイコちゃん&ルナちゃんに翻弄されたザンスの巻
7.「千秋万歳」を、いつまでも刮目して待っていてね。
8.「那奈ヲタ今昔物語」#01
9.「すべての片瀬那奈ちゃんファンよ、時は来た!」


10.「Hey Marlene」
11.「那奈ヲタ今昔物語」#02「10年越しで出逢えたシスターへ」
12.「千秋万歳」は、既に始まっているのか?
13.「筒井先生の心痛が、少しだけ理解できました。」
14.「MW-777」
15.「WHO ARE YOU ?」
16.「ダウンタウンにくりだそう!」
17.「ROCKよ、今夜もありがとう」
18.「Tears Dry on Their Own」が「千秋万歳」主題歌に決定!
19.「美しい人たちよ!」
20.「あっちなっち 2013」

21.「シュガータウンは恋の町」



「MW-777」(小島藺子/姫川未亜/鳴海ルナ)




Hey GIRLS & BOYS 「KINASAI」

ARE YOU 「FUNKY」 ?






(小島藺子/姫川未亜)



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COMING SOON !



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posted by 栗 at 06:04| CHIAKI | 更新情報をチェックする