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2013年10月11日

「雲霧仁左衛門」第二回で、内山理名ちゃん!

雲霧仁左衛門 忍びの女 (完本 池波正太郎大成)


NHK BSプレミアム 20:00〜20:43

第二回「子分の破門」

安部式部(國村隼)は雲霧仁左衛門(中井貴一)につながる情報を持ち込んだ者には多額の報奨金を出すという戦略を取り、雲霧一党を破門された者たちに裏切りを誘っていた。捜索の輪が狭まる中、仁左衛門たちは火付盗賊改方の岡田甚之助(甲本雅裕)に近づく。岡田は式部が長官になってから閑職に追いやられていたのだ。一方、式部が放った密偵に尾行され隠れ家を突き止められた六之助(柄本祐)は掟を破り相手を殺してしまう…。

内山理名 as 七化けのお千代


内山理名ちゃんが「七化けのお千代」を演じられているBS時代劇「雲霧仁左衛門」(全6話)の第二回です。ん?ゲストで「火付盗賊改方の岡田甚之助」を甲本雅裕さんが演じられるのですね。記憶も新しい2012年9月15日に本放送された、時代劇版「相棒」と云われる水谷豊さん主演ドラマ「だましゑ歌麿II」で、内山理名ちゃんと甲本雅裕さんは夫婦役でした。そして、内山理名ちゃんが第1話にゲスト出演され、レギュラーだった片瀬那奈ちゃんと「唯一女優として共演された」2005年の連続ドラマ「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」に、甲本さんも第5話にゲスト出演されています。見事な「カタセカイ・トライアングル」が、簡単に出来てしまいますナァ。同じ時代劇でも全く違った間柄を演じられておりますけど、兎に角、もう内山理名ちゃん演じる「七化けのお千代」が素晴らしすぎる!こんな役柄を演じられたら、未亜たんが「かたちん」から思わず「逆スッテンコロリン」しちゃいますよっ。

何が好いって、初回でも語りました通り、ドラマ自体が良く出来ていて安心して楽しめる娯楽時代劇なのよさ。BSとは云え、天下御免のNHKでございます。日本全国津々浦々、何処でも老若男女が観れてしまうのですから「内山理名?ああ、七化けのお千代ね」となるのよさ。「ハニー・トラップ」なんて地上波だけど深夜番組ですから、観る層は限定されます。「雲霧仁左衛門」を観ると、如何に内山理名ちゃんが「実力派で演技派の女優さん」であるのかが分かります。プライベートに近い「紀行番組」などでの「天然さん」との大いなるギャップ!「七化けのお千代」は、第一回でも第二回でも全く別の役柄を劇中でも演じています。女優さんが「時代劇の役柄でも毎回が七化け!」と云う難役なのですよ。其れを、内山理名ちゃんは文句の付けようがない名演で魅せています。

いや、何よりも「七化けのお千代」には「匂うような色気」がある!

僕がデビュー当時から愛する内山理名ちゃんは、実際にお逢い出来たら「可憐な妖精みたいなひと」でした。テレビや映画や雑誌なんかで見て来た何万光年倍もキレイで華奢で可愛くって優しくって面白くって、もう感動して涙が出てしまったよ。「どうして、あの時、こんなにも素晴らしい女性を蔑ろにして、別のアイドルに走ったのか?」と、激しく自分を責めました。でもね、相手が片瀬那奈ちゃんなんだから仕方ないでしょう。「雲霧仁左衛門」を観ていても、今回の「引き込み役」で「七化けのお千代」の亭主を演じた「州走りの熊五郎」を「おっと、AUTBのシロじゃん!」と瞬時に思ってしまうのです。つまり、内山理名ちゃんを観ているのに、常に背後には片瀬那奈ちゃんがいるのだ。其れにしても、やっぱり理名ちゃんは素晴らしい女優さんですよ。来るべき片瀬那奈ちゃんの新ドラマ「鼠、江戸を疾る」は奇しくも「NHK木曜時代劇」です。先手を取った理名ちゃんは最高の演技を魅せており、時代劇経験の浅い那奈ちゃんにとっては正念場でしょう。しかも「鼠、江戸を疾る」は、誰でも見れるNHK総合なのよさ。さあ、面白くなってまいりました。


(小島藺子/姫川未亜)



「HAPPINESS COLLECTION」HAPPINESSストーリー
 「素敵な自己満足」内山理名


「雲霧仁左衛門」NHK公式サイト


posted by 栗 at 20:47| RINA | 更新情報をチェックする

「熟年離婚」ACT 4 再々再放送!

必殺必中仕事屋稼業 VOL.7 [DVD]


テレ朝チャンネル1 10:50〜11:50

ACT 4 「嫁V.S姑、ついに夫が倒れる」

片瀬那奈 as 豊原みどり


本日も、2005年に片瀬那奈ちゃんが「みどりちゃん」を熱演された怪作ドラマ「熟年離婚」がCSで放送されます。えっとですね、まだ「スカパー!無料期間中」なので、CSが受信可能な方々は試しに録画予約をしてみて下さい。最近のHDDでBSを受信し録画可能な環境ならば、普通に視聴出来るはずなんだけどナァ。奇想天外な「豊原幸太郎」の「35年の結婚生活と同じ程の重い2ヶ月間」を描いた「熟年離婚」は、あくまでも幸太郎が述懐した記録であります。ゆえに、第3話で末娘である「みどりちゃん」が得体の知れない金髪野郎に孕まされたと知って狼狽し捲くったのにも関わらず、つづく第4話では山梨から母親がやって来ててんやわんやの大騒ぎ!と、如何に幸太郎がトンでもない状況に追い込まれたのかが、そして其のあらゆる困難を如何にして打破したのかが、幸太郎の思い出として描かれていくのです。結局はポツンとひとりぼっちになってしまった幸太郎が、本当に彼が語る様な2ヶ月を過ごしたとは、あたくしには思えません。何もかもが全て「幸太郎の夢物語」だと考えた方が辻褄が合うのよさ。

「本当の幸太郎は、安アパートに一人暮らしの老人で、定年退職後にシルバー派遣会社に登録して様々な派遣仕事をやっていて、洋子が勤める佐竹社長のお店とか、律子&善三の経営する工務店とか、俊介と聡美の事とか、みどりと敦也の様子とか、沙織が講師の英会話教室などを仕事中にチラリンコと見かけては空想にふけるのが楽しみなのだ。其れで、ついつい唯一の派遣仲間である児玉と屋台で呑んで語ってしまった妄想でした」と思って「熟年離婚」を観賞すると、不可解な豊原家の年齢差問題も「嗚呼、幸太郎が勝手に選んだ理想の家族だからなのね」と物凄く納得がいきます。でも、背筋が凍る様なホラー作品になってしまうのです。2011年に公開され片瀬那奈ちゃんがチラリンコと御出演された映画「ジーン・ワルツ」の原作には続編があって、同年にNHKでドラマ化されました。其れは当時にココでも全6話を記録した「マドンナ・ヴェルデ」と云う作品で、主演は奇しくも松坂慶子さんでした。「ジーン・ワルツ」と「マドンナ・ヴェルデ」は、同じ出来事を「娘」と「母親」の視点で描いたもので、つまりは「藪の中」なのだけど、双方で語る内容が違っているばかりか、登場人物まで異なっているのです。

片瀬那奈ちゃんが演じたジャーナリストの「田中美紀」は、「マドンナ・ヴェルデ」には姿かたちもありません。逆に「マドンナ・ヴェルデ」で主要キャラである「母親とただならぬ関係になる中年男性・丸山」は、「ジーン・ワルツ」には名前すら出て来ないのだ。其れよりもあたくしが注目してしまうのは、「ジーン・ワルツ」で風吹ジュンさんが、「マドンナ・ヴェルデ」で松坂慶子さんが、それぞれ演じられた「娘の代理母となる母親の役名」が、なな、なんと「みどり」だと云う衝撃の事実です。ドラマ「熟年離婚」で片瀬那奈ちゃんが演じた「みどり」は妊娠して、最終回では大きなお腹の妊婦姿を初めて披露されました。其の時に母親役だった松坂さんが「みどり」役で娘の代理母となる!コレは単なる偶然なのでありましょうかしらん。ちなみに、映画「ジーン・ワルツ」での主役は「娘の理恵」でして、演じられたのはアノ伝説の封印ドラマ「2001年のおとこ運」で片瀬那奈ちゃんが演じた「さくら」のお姉さんである「あたる」こと菅野美穂ちゃんでございます。


ACT 4 本放送:2005年11月3日
ACT 4 再放送:2013年9月16日
ACT 4 再々放送:2013年10月1日

「熟年離婚」INDEX
「ジーン・ワルツ」INDEX
「2001年のおとこ運」INDEX


(小島藺子)



posted by 栗 at 11:47| ACTRESS | 更新情報をチェックする