10年ぶりも苦戦 「ショムニ2013」最終回は7・8%
(スポニチ 9/19)
片瀬那奈ちゃんが「壇上みき」サマを演じたドラマ「ショムニ 2013」最終話の数字は「7.8%」と、最終回にして史上最低数字を大幅に更新!当ブログの予想通りに「惨めで砂を噛む様な結末」を迎えました。ちなみに、前座だった「AKB48第4回じゃんけん大会SP」も「7.5%」と大惨敗!フジテレビの無策無能ぶりを満天下に改めて知らしめたのでした。アノですね、最終回で「7.8%」って、何じゃらホイ!初回が「18.3%」だったドラマが、遊園地のアトラクションも驚く急降下!こんなに数字が堕ちたドラマなんて聞いた事がありません。平均で「11.14%」とギリギリで「二桁」を死守したものの、其れは初回だけ好かった貯金があったからです。しかも、たまたま15分拡大の時だけ「二桁」を取っての加重平均値であって、全10話を普通に平均すると「10.85%」じゃまいか。
此の無惨な結果を、スタッフ陣は真剣に受け止めているのでありましょうかしらん。あたくしには、全く反省などしていないとしか感じられません。ドラマの数字が悪いと、何故か出演俳優さんたちに批判が向きますが、数字を持っている役者なんぞ此の世には存在しないのだ。「家政婦のミタ」が最終回で「40%」を叩き出した直後に、おなじ「二代目」主演の映画「ゴースト」を放送したら「ひと桁」だったのだよ。「半沢直樹」でイケイケの「菅ちゃんの旦那」だって、次が「ショムニ 2013」の後番組では不安です。「リーガル・ハイ」は、もともとが平均「12.47%」のそこそこな数字しか残していませんので、今期のブッチギリ首位で前回は「35.9%」で平均も「27%」に迫り、最終回は「40%」超えを期待されている「半沢直樹」と比べたら「ショボイよ」なのよさ。どう転んだって「半沢」超えなど望めず、フジテレビが「また数字を持っている役者を潰した」と非難される未来が見えます。
「ショムニ 2013」は、本当にどーしよーもない駄作でした。昨夜の最悪な最終回を観た後で、CSで放送された10年前の「ショムニ FOREVER」を観たら、もう末期で飽きられていた最終作だったにも関わらず、「ショムニ 2013」の何十倍も面白かった。同じ千夏が主演で、基本的なノリは全く変わっていないのに、全くの別ものでした。千夏は「ちょっと待ちな!」と云うけれど、結局は自己中心的で好い加減なクズ社員です。でも、かつてはみんなに愛されていました。蛍光灯を取り替えるのに「ショムニ」全員でぞろぞろと徘徊していても、別に変だとは思わなかった。ところが、10年後に同じ事をやらかしたら、其の長所が全て裏目に出て「単なる我が侭で呑んでばっかりのお局ダメ社員が、エラソーに社長や上司を説教する噺」となってしまった。新生「ショムニ」の連中もキャラ設定は踏襲しているのに、千夏のコバンザメ軍団で尻馬に乗ってエラソーにしているイヤなクズ社員にしか見えなかった。
どーしてこーなった?そりゃ、脚本が酷過ぎるからです。アンナ出鱈目なホンでは、どんなに片瀬那奈ちゃん演じる壇上さんが孤軍奮闘したって、どーしよーもねーざんしょ。何も悪いことなどしていない壇上さんを「こいつは外せないだろ」なんぞと云う千夏の気分だけで何度も陥れ苛めるなんて、視聴者が面白がると思っていたのかしらん。完全なる「いじめ」だし、まっすぐに仕事を頑張る壇上さんが可哀相で、不快感しか抱かなかったわよ。確かに酷いドラマだったし、コレばっかりは「数字は正しい!」と申し上げなければなりません。其れでも、片瀬那奈ちゃんだけは間違いなく素晴らしかったのも厳然たる事実です。「ショムニ 2013」と云う、近年でも稀に見るホンモノの「ゴミクズドラマ」の廃墟で、たった一輪の美しい花が咲きました。其れは「壇上みき」さん、アナタです。あたくしは、片瀬那奈ちゃんのファンであることを誇りに思います。ありがとう、壇上さん。お疲れ様でした。「ニセ変態仮面」や「キノコ」とは、もっとマトモな作品で再共演して下さい。大いに期待しております。
「ショムニ 2013」INDEX
(小島藺子/姫川未亜)
「ショムニ 2013」フジテレビ公式サイト
「満帆ブログ」