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2013年09月17日

「レディー・パンドラ歌唱全曲解説」2013年改訂新版!

sp-b.jpg Ziggy Stardust and the Spiders from Mars


2012年に片瀬那奈ちゃんが挑んだ舞台「サイケデリック・ペイン」は、「ロック・オペラ」と謳われた所謂ひとつのミュージカルでした。ゆえに、全篇に渡って歌が披露され、片瀬那奈ちゃんが演じた悪魔「レディー・パンドラ」も歌って踊りました。其の楽曲を解説いたします。


01 : “悪”ってなあに?
 (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)

片瀬那奈ちゃん演じる「レディー・パンドラ」が第一幕で初登場し歌われる楽曲です。ロック・オペラなのに、ボードヴィル風の曲調で、とてもコミカルでありしかもセクシーな演技も求められる見せ場でした。「レディー・パンドラ」が初めて現れる時に、彼女は椅子に座って観客に背を向けています。振り向くと美脚を組み替えるムーヴをやらかすのですが、其れは「西豪寺エレナ様」の初登場シーンを鮮明に思い起こさせるものでした。悪魔メイクでセクシーな衣装よりも、その登場シーンの動きが感動的でした。悪魔三人組は明らかに「タイムボカン」シリーズを意識したもので、片瀬那奈ちゃんはドロンジョ様の役どころです。お色気たっぷりの♪あは〜ん♪を連発したり「ぐわおぉー!!」と吠える等、かつての歌手時代には隠していた牙が露わになりました。


02 : ザ・ミュージカル〜天使と悪魔は双子の兄弟〜
 (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)

結論から申しますと、「サイケデリック・ペイン」の本編で片瀬那奈ちゃんが歌ったのは2曲のみです。こちらは第二幕で披露された楽曲で、正にタイトル通りの内容。非常に表現力を要求された楽曲で、曲調もコロコロコロリンコと変化します。歌手時代を彷彿とさせる見事なダンス、そして観客の爆笑を誘った演歌歌手パフォーマンスなど、片瀬那奈ちゃんの引き出しの多さを魅せつける凄技が連発されました。二幕構成でパンドラ様が担当した楽曲は、2曲共に難易度が高く、ロック・オペラの見せ場となりました。余りの悪魔ぶりに、通路を威嚇しながら通る場面では、そばで観劇していたチビッ子が泣き出してしまった程の迫力の熱演ではありました。然し!最も素晴らしかったのは、片瀬那奈ちゃんの生歌です。本当に、歌が上手い!片瀬那奈ちゃんの生歌を聴けただけでも、「サイケデリック・ペイン」を観劇する価値は充分にありました。


以上、舞台本編では「たったの2曲」しか片瀬那奈ちゃんは歌っておりません。ゆえに劇場限定で発売されたCDでも此の2曲でしか那奈ちゃんの歌声は聴けません。いや、2曲も新たなる曲が聴けるだけでも「大事件」なのですけどね。其れでも宝の持ち腐れとも思えますが、実は劇場へ足を運ぶと他にも那奈ちゃんが歌って踊る姿が観れました。全公演でのカーテンコールで「Paychedelic Boogie Man」が披露されたのですが、「レディー・パンドラ」も乱入し、歌ったり踊ったり楽器を演奏したりと、やりたい放題でした。さらに、大阪千秋楽では「神様!アンタにケンカを売ってやる!」もオーラスで披露され、片瀬那奈ちゃんも参加しました。其の模様は、DVDの特典映像で観れます。那奈ちゃんはマイクを奪い、バッチリと歌っちゃっているではありませんかっ。此のカーテンコールでの大騒ぎを観る為だけでも「サイケデリック・ペイン」を観劇する意義は在ったと思います。

そして、2013年9月14日と15日に「ゲキ×ソニック!」が敢行され、「サイケデリック・ペイン」がライヴを行いました。「レディー・パンドラ様」を名乗る片瀬那奈ちゃんもゲスト・ボーカルとして参加し、なな、なんと、「6曲」も披露された!まさかの純然たるライヴでの9年ぶりの降臨に、発表された途端に心臓がバクバク状態でしたが、期待を遥かに上回る「歌手・片瀬那奈」の大復活には、コトノハを失うメガトン級の衝撃を受けました。以下は、其の全貌です。


03 : “悪”ってなあに?(another version)
 (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)

ゲストとして降臨されたレディー・パンドラ様を、詩音が「やはり、パンドラ様と云えばコノ曲を」と紹介して歌われました。でも、舞台では「パンドラ様、キザーラ、クラッシュ」の悪魔トリオが披露した楽曲です。そこで、なな、なんと、詩音が「キザーラ&クラッシュ」のパートを担当したのです。しかも、舞台ではボードヴィル調のカラオケ伴奏だったのに、バックを務めるのは宿敵であるバンド「サイケデリック・ペイン」だ!バンド・アレンジに変わり、パンドラ様もバリバリのロッカー仕様ファッションとなり、初っ端からぶちかまして下さいました。初日には緊張からか歌詞を間違えましたが、2DAYSでのパンドラ様の失敗は其れのみです。トチる「かたちん」は、レアですよっ。


04 : みんなロックが教えてくれた
 (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)

前述の通り、舞台本編で片瀬那奈ちゃん演じるレディー・パンドラ様が歌ったのはたったの2曲です。「ザ・ミュージカル〜天使と悪魔は双子の兄弟〜」をバンド・スタイルで再現するのは困難と思われたので、「“悪”ってなあに?」をやっちゃったら持ち歌が無くなってしまいました。ところが、ココからが初登場音源満載のトンデモな展開となります。コノ曲は、舞台ではサイケデリック・ペインのメムバーとリナ&玲子によって歌われた楽曲です。魁人がメイン・ボーカルで始まり、準、麗次、翔太、そして詩音とまわっていく、云わば「サイケデリック・ペインの絆」を歌った讃歌でした。ライヴでもメムバー全員がメイン・ボーカルを取りましたが、パンドラ様もうっかりメインで歌ってしまった!しかも、詩音の主旋律に低音パートでハーモニーをつけやがりました。更に、準がコーラス指導して観客のコーラスと詩音&パンドラ様のデュエットでのアカペラとなり、大いに盛り上がったのです。よーするに「ヘイ・ジュード」ノリなのですけど、片瀬那奈ちゃん、いやさ、パンドラ様と一緒に歌う感動に、ウルルンしてしまいました。


05 : 時は来たれり (救世主の復習 〜 組曲:降臨前夜)
 (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)

舞台では、詩音と天使・ソフィによって歌われた楽曲で、何度かリプライズされた組曲となっていました。ライヴでは「天使もやりたい!」とパンドラ様がおねだりし、チャッカリとソフィのパートを強奪!バンド・アレンジにして組曲をひとつにまとめ、一旦ブレイクした後にビートが早まりハード・ロックとなってギンギンにキメ捲くりました。「ダンスはちょっと」なんぞとぬかしていたパンドラ様ですが、鬼神の如き弾けたキレキレのパフォーマンスで圧倒!詩音に合わせて低音でハモっていたものの、後半には高音で主旋律を絶叫し、観客を煽り捲くってガンガンとノリ捲くりで、完全に主役を食う気マンマン!のロッカーぶりを魅せつけました。髪を振り乱し、全身で躍動し、シャウトする、余りにも神々しいパンドラ様!そう、コレが観たかった!文句なしに、「ゲキ×ソニック!」でのパンドラ様のベスト・パフォーマンスでした。感動した!


06 : A Million Secrets of Angel
 (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)

3曲を全く違ったパフォーマンスで魅せたパンドラ様は退場しましたが、本編のラストにコッソリと後方に登場し、感動的なコノ楽曲でしっとりとしたコーラスを決めました。先ほどの大暴れから一転した「静」の魅力で、メイン・ボーカルまでチラリンコと披露!個人的には、コノ前が苦手な「ハンマー」だったので、物凄く癒されてしまいましたよ。魁人が音楽を愛しているのも、やりたい事は分かるのだけど、如何せん技術や歌唱力が決定的に欠けています。ロックは、ただ喚けば好いってもんじゃないのだ。其の点、詩音はマジで歌が上手いですね。純然たるライヴである「ゲキ×ソニック!」で聴いたら「救世主の恋」の熱唱には、マジで泣きそうになりましたよ。森雪之丞さんは、やっぱり偉大な作詞家です。脚本なんか書かないで、素晴らしい曲を作り続けて下さい。


07 : Psychedelic Boogie Man
 (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)

アンコールでパンドラ様が乱入するのは、舞台でのカーテンコールでもお約束でした。でも、あくまでも主役はサイケデリック・ペインだったので、舞台を縦横無尽に暴れ回りながらも、些か遠慮がありました。でも、ライヴではマイクを初めから握って出て来やがりましたので、もうやりたい放題となってしまわれた。メイン・ボーカルは奪うわ、魁人、麗次、翔太、準、そして詩音と絡み捲くるわ、観客を煽り捲くるわ、もう「紅一点」の女王様状態で乱れ咲きでございました。「Fuー!」のキメは、パンドラ様ならではのハイ・テンションで、詩音もタジタジです。詩音は素直で正直なので、ライヴ中に何度も「パンドラ様には敵わないナァ」って表情をしちゃっていました。あたくしは、胸がすく思いで「やれ!やれ!那奈ちゃん、じゃないや、パンドラ様、もっとやれ!」と大コーフンでしたけど、サイペのファンは「ちょっと、パンドラが目立ちすぎなんじゃないの?」と不満だったかもしれません。


08 : 神様!アンタにケンカを売ってやる!
 (作詞:森雪之丞、作曲:布袋寅泰)

オーラスは、やはりコノ曲です。冠さんも加わって、正にお祭り騒ぎの大盛り上がり!舞台では大阪での大千秋楽でのみパンドラ様も参加されてDVD化されていますが、ズバリ云って一年後のライヴでのパンドラ様は比べ物にならない程に進化しておりました。オーラスなので、詩音は左右の観客も盛り上げようと移動しながら歌っていたのですが、気が付けばチャッカリとステージのど真ん中にパンドラ様がいて、前方のPAに片足を乗せてガンガンバリバリに前のめり状態でメイン・ボーカルを絶唱しているではありませんかっ。おいおい、コレじゃ「レディー・パンドラ様&サイケデリック・ペイン」ですよ。主役はパンドラ女王様で、サイケデリック・ペインは下部のバック・バンドじゃん!やっちまったな、パンドラ様。最後の御挨拶でしおらしくはじっこに行ってサイケデリック・ペインを立てたって、もう遅いのよさ。一旦点火した「歌手・片瀬那奈」の暴走を止める事など不可能でした。本当に物凄いもんを魅せて頂きまして、ありがとうございます!


以上が、2012年の舞台と2013年のライヴで披露された「レディー・パンドラ歌唱全曲」です。あたくしは舞台に関してはかなり辛口な評価をしておりますし、其れはDVDで何度か再見している現在でも変わりません。但し、楽曲に関しては高い評価をして来ましたし、実際に劇場限定販売だった「サイケデリック・ペイン」のCDはヘビロしております。ライヴを体感し「コレこそが求めていたカタチだ」と実感しました。勿論、舞台を観劇したからこそライヴが楽しめたとは分かっていても、圧倒的に舞台よりもライヴが好かったし、感動しました。其れは、決して、パンドラ様と名乗った片瀬那奈ちゃんのパフォーマンスだけではありません。バンド「サイケデリック・ペイン」としても、ライヴの方が比較にならない程に素晴らしかった。

確かに、演奏は稚拙な部分もありました。でも、本気度がビンビンと伝わって来たよ。ココまで来たら解散なんかするなよ!まだ、コレからだぞ。尚、パンドラ様の名称表記は「レディー・パンドラ」と「レディ・パンドラ」のふたつが公式でも混用されており「ゲキ×ソニック!」では「レディ・パンドラ」となっておりますが、ココでは公式プログラムでの「レディー・パンドラ」表記に統一しています。そして、ライヴで完璧に魁人をフォローしていたSKOMBのリーダーである岡崎司さんは、舞台「サイケデリック・ペイン」の音楽監修をされております。サントラや舞台で聴いたギターは、実は岡崎さんが弾いていました。魁人の影武者だったパパが、息子と並んでギターを弾いた!正に天界から蘇った救世主親子の共演であり、物語の大団円ではありませんか。余りにも感動的なライヴでした。


「サイケデリック・ペイン」INDEX(完全版)
「片瀬那奈がきこえる INDEX」


「2012年12月30日初出を大幅に補足改訂」 (小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 20:16| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「月刊・未亜 リターンズ #130917」2013年9月実演号

In the Court of the Crimson King: 40th Anniversary Series


未亜:姐御!観ましたかっ、片瀬那奈ちゃんのライヴを。アレが那奈ちゃんの実力です!

イコ:あのさ、未亜たん、あたくしたちが行ったのは「ゲキ×ソニック!」ってライヴで、SKOMBとサイケデリック・ペインの対バンざんしょ。ゲストで登場したのは「かたちん」こと片瀬那奈ちゃんではなくて、魔界から蘇ったレディー・パンドラ様ですよ。ちなみに「SKOMB」は「新感線・冠・岡崎・メタル・バッテリー」の略なのよさ。中丸くんの「KAT-TUN」とおんなじね。

未亜:うんにゃ、やっぱりアレは姐御が預言した通りに「歌手・片瀬那奈☆復活祭!」でしたよ。どうですか、アノ素晴らしいステージング!歌は上手いし、ダンスも完璧で、MCは面白く、客いじりも巧みで、バカうけだったではないですか。

イコ:だったら「かたちん」には、あんなに女性ファンがいたのかよ。超満員の観客はほぼ全員が「サイケデリック・ペイン」の熱狂的な女性ファンだったじゃまいか。未亜たんは、さぞかし肩身が狭かっただろうね。よりによって、初日は「魁人ゾーン」の最前ブロックに行ってしまったしさ。

未亜:ええっ。そうだったの?でも、パンドラ様は「綾野剛くんファン」じゃなくて「魁人ファン」にも大好評でしたよっ。

イコ:女性ファンは、自分が支払ったチケット代の分だけキッチリとイベントを楽しもうとするのよさ。だから、SKOMBもノリノリで盛り上がったし、パンドラ様の事も内心は自分が贔屓のメムバーと馴れ馴れしくしていて気に入らなくとも「可愛いー!」とコールするのですよ。ま、其れを受けたパンドラ様も「食べちゃうぞ!」とか威嚇して、ステージとフロアでバチバチと「女の闘い」が繰り広げられていたけどね。

未亜:那奈ちゃん、じゃないや、パンドラ様は、悪魔のような振る舞いから一転してカワイコぶりっこな態度に変わったりして、面白いMCでしたよ。サイケデリック・ペインのメムバー全員と分け隔てなくステージで絡んでいたし、司会者としての経験も活かされていましたね。

イコ:だから、あーゆーパンドラ様の全方位外交が、女性ファンの嫉妬心を煽るのよさ。特にイチバン人気の「魁人ファン」は、パンドラ様がずっと昔から魁人とプライベートでも友達で、思いっ切り姐さん気取りで舎弟あつかいしているのを知っているから、ムカついて仕方がないのよさ。今回のライヴでも魁人に対して最も鋭いツッコミを入れ捲くっていて、完全に上から目線だったじゃん。それだけ、メムバーの中ではイチバン古くからの付き合いがあって、仲がいいって証明なのだけど、そんな「パンドラ様と魁人」の姿を見せ付けられたら、ジェラシーを感じない「魁人ファン」はいないざんしょ。

未亜:でも、俳優さんがやっているのにイケテル演奏で盛り上がったし、好かったですよ。

イコ:其れだって、会場では大盛り上がりだけど、一歩外に出た女性ファンの評価はシビアだぞ。曰く「やっぱり、マトモに演奏出来るのは準と翔太だけね。ギターとキーボードは、ほとんどSKOMBの助っ人にお任せだったじゃない。魁人なんて、カッティングしかやれないんだもん。俳優で忙しくてロクに練習も出来ないんだろうけどさ」とかボロクソに云っていたぞ。でも、事実だからナァ。女って怖いぞ。

未亜:そー云えば、ボキも片瀬那奈ちゃんの悪口を、特に初日の「魁人ゾーン」では開演前に物凄くいっぱいまわりで話しているのが聞こえた様な記憶もありますけど、ライヴが素晴らしかったので全て水に流しました。

イコ:お前さんは、初日にSKOMBで年甲斐もなくヘビメタのり全開で騒いじゃったから、ガス欠したヘタレじゃまいか。「かたちん」を観に行って「かんむり」でノッテ、どーすんのよさ。

未亜:だって、SKOMBは演奏も上手いし、面白かったし、ハード・ロックは血が騒ぎますよ。

イコ:おいおい、何だか「サイペは演奏も下手で、つまんなかった」って誤解を招くぞ。

未亜:な、なな、なにを訳が分からない世迷言を云いだすのですかっ。ボキが片瀬那奈ちゃんがゲスト・ボーカルで参加されたバンドをディスるわけがないでしょーが。邦衛のモノマネは姐御の担当でしょーが。ぜいぜいはあはあ・・・。

イコ:まーそーコーフンしないで。未亜たんは、「かたちん」じゃなくて「パンドラ様」だって、何万光年回おせーてあげたら覚えるの?まったくもう、甘ちゃんね。

未亜:ボキは、ブログにツールを使って疑惑のコメントを大量に投稿したりしませんよっ。でも、其れは誤解なんだ・・・

イコ:おやおや、今度はこないだまで夢中だった「あまちゃん」をディスるのか?

未亜:だから、誤解だって解説しようとしているではありませんかっ。そんなことより、片瀬那奈ちゃんを語りましょう。てか、今回の画像は何なのですか。

イコ:「サイケデリック・ペイン」と云ったらコレでしょ。今回の「ゲキ×ソニック!」も「シリーズ・エピタフ」だったし、客出しBGMは相変わらず「クリムゾン・キングの宮殿」だったぞ。最後にアノ曲を流されると物悲しくなっちゃうから止めて欲しいのよさ。サイペの女性ファンはキング・クリムゾンなんて知らないだろーから、カンケーないんだろーけどね。最後にみんなで手をつないで挨拶する時に、パンドラ様は敢えてイチバンはじっこに自ら行って目立たない様にして立派でしたね。でも、本番のライヴでは詩音を差し置いてステージのど真ん中でギンギンにノリ捲くりで歌っていて、そりゃもう目立ち捲くっていたんだけどね。なんてったって、パンドラ様には輝かしい「プロ歌手」としての経歴があるのですから、俳優の余技なんかに負けてらんないのよぉ!デカイ箱ばっかしか経験していないサイペなんか、まだ顔じゃないのよさ。SKOMBやパンドラ様みたいに、地道に小さい箱でドサ回りもやらなくてはいけませんよ。お前さんたちは、狭い名古屋のディスコのお立ち台で歌った事があるのかい?富士急ハイランドの野外ステージで歌った事があるのかい?パンドラ様はあるんだぞ。イベントでドサクサ紛れに武道館に立ったくらいで威張ってもらっちゃ困るのよさ。いっつもファンに囲まれているだけなんだから、完全なるアウェーの「ViVi night」でも歌ったパンドラ様よりも、十万光年を遥かに超えて打たれ弱いに決まっているわよ。

未亜:えっと・・・姐御がデジャヴした上に何やら本格的にディスり出したから、このへんでお開きにしませんか。

イコ:なによ!これから面白くなるトコなのに、コノ、バカ未亜たん!


「サイケデリック・ペイン」INDEX(完全版)
「片瀬那奈がきこえる INDEX」


予告!当然ですが「レディー・パンドラ歌唱全曲解説(改訂版)」をやらかします。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 01:27| MIAMIA | 更新情報をチェックする