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2013年09月06日

「藤波と長州と天龍の鼎談を書き起こしするのだけは、勘弁してけろ!」

藤波辰爾デビュー40周年記念DVD-BOX


かつて、あたくしは「片瀬那奈ちゃんは、俳優界の藤波だ!」と自論を述べました。「かたちん」こと片瀬那奈ちゃんと絡んだ俳優さんたちが、其れによって大きくステップアップして「大スター」へとなっていく姿を、幾たびとなく目撃したからです。片瀬那奈ちゃんは、相手役の好さを最大限に引き出す技を持っています。「かたちん」は納得がゆくならば、どんな舞台にでも如何なる役柄でも厭わずに挑んで来ました。例えば、あたくしが大いに推す「大久保千秋」は「元・AV女優で、闇金社員」と云うトンデモな設定で、共演した他のメイン女性キャラは「現役のAV女優」でした。既に女優としてのキャリアが10年以上もある中堅美人女優である「かたちん」が、オファーを受ける必要などなかった。当時の片瀬那奈ちゃんは「高瀬リコ」も同時進行で演じ乍ら、「藤田千秋」と「姫様」までやらかしていたのです。其れでも「かたちん」は「カタセ四天王」を見事に演じ分けて魅せた。そして、通常のドラマ出演は「ど素人同然」であった「現役のAV女優」たちを、時には優しく、時には厳しく、包み込むように指導したのです。其れは「モコ」を演じた希崎ジェシカちゃんの証言だけでも、充分にお分かりになられるでしょう。

「シャンソンズ」で同じパートを担当された「馬場みぞれ」役の大島蓉子さんも、片瀬那奈ちゃんが自宅でわざわざ「アルト・パート練習用CDR」を制作してフォローしてくれたと感謝していました。当時、大島蓉子さんは「カエルの王女さま」と「梅ちゃん先生」を掛け持ちしていらしたので、優しい「かたちん」は気遣っておられたのでしょう。でも、片瀬那奈ちゃんだって「シューイチ」と「どや顔」もあったし、舞台「サイケデリック・ペイン」を控えて、激烈に多忙だったはずです。其れでも「みんなで好いドラマを作るんだ!」とばかりに、人知れず「かたちん」は細やかなまわりへの気配りも行っています。こうした「好い噺」は山ほど在るのだけど、決して片瀬那奈ちゃん御本人は明かしません。そうしたエピソードは、まわりのみんなから伝えられるのです。片瀬那奈ちゃんの好評価は、彼女と関わった人々によって広められて来ました。一度でも那奈ちゃんに逢ったなら、誰もが好きになります。大昔に「お見送り」をした時に、那奈ちゃんの余りにもフランクでファンを大切にして下さる応対を目撃した「他のアイドルのファン」から、「片瀬さんって、素晴らしい人ですね。僕は色んなタレントさんを見てきたけど、あんなにもファンに対して誠実な人を初めて見ました!」と声を掛けられた事があります。アノ時は、本当に嬉しかったナァ。思わず「那奈ちゃんは、エライべ?えっへん!」とぶちかましたくなる程に、誇らしかったよ。那奈ちゃんファンではない方々に那奈ちゃんを褒められると、気分が最高になっちゃうのよさ。

おっと、「ドラちゃん」の記事を書く心算だったのに、思いっ切り「かたちんゾッコン☆LOVE」の展開になってしまって、どーも、すいません。「藤波辰巳(現・藤波辰爾)」は、かつて「対戦相手を光らせる天才」と賞賛されました。長州も健悟も前田も、藤波と闘う事で「スター」へとのし上がったのです。更に云ってしまえば「落日の闘魂」と呼ばれた晩年の猪木との「60分フルタイムの師弟対決での激闘」は、相手が藤波だったからこそ成立した名勝負です。長州は「俺はお前の噛ませ犬じゃない!」と名言を遺しましたが、本当に「噛ませ犬」だったのは藤波です。前田のキックを真っ向から受け捲くった藤波がいたからこそ、「前田のキックはおっかねえ!」と万人に伝わったのです。ピーター本ではケチョンケチョンに貶された藤波ですが、「名勝負製造機」であったのは事実です。でも、藤波って本当に何を云っているのか全く分かんないのよさ。「ワールドプロレスリング クラシックス」で、所謂ひとつの「1988年の飛龍革命」が流れて、猪木に自らの髪を切って直訴する名場面が試合からほぼ「ノー・カット」で観れました。どうも、猪木が試合後に藤波に何か耳打ちしているし、カメラや報道陣がワラワラと控え室まで追うから、決まっていたのでしょう。よーするに、「ベイダーには今の猪木さんじゃ勝てないから、ボクにやらせて下さい!」と訴えているのは分かります。でも、其れは猪木がハッキリと聞き取れるコトノハで返答しているからであって、藤波が何を主張しているのかは、マジで全く聞き取れないのだ。

確か、当時の「東スポ」でも「猪木は体調不良だから、ベイダーとシングル連戦は無謀!沖縄で何かが起きるのか?」とか煽っていたから、やらかすんだろうとは思っていたのよさ。ドラちゃんは其の後もずっと「何を云っているのか分からない」けど、其れは長州とか天龍とかもおんなじで「昭和のプロレスラーの美徳」なのかしらん。其れで、藤波が決意表明でどーして髪を切るのかも「意味不明」です。「やれんのか?」と威勢が好かった猪木も、余りにも突拍子もない藤波のアドリヴに「素」になってしまい、「まて!まて!」と戸惑って「もう、オレは何も云わんぞ!」と呆れております。藤波って、札幌での長州戦を「テロリスト・藤原」に潰された時も、裸で雪が降りしきる会場の外へ出て「こんな会社、辞めてやる!」と絶叫したり、マスクマンである「スーパー・ストロング・マシン」にテレビ生中継なのに「お前は、平田だろ!」とズバット!云ったりとか、もしかしたら「切れたら何をするか分からない人」なのかもしれません。そりゃ、まあ、日プロからずっと猪木について来たのだから、マトモなわけないのだけどね。ところで、ケンスキー&北斗は大丈夫なのかしらん。騒いでいるのは、地元だけなのかもしれないけどさ。「ケンスキーがヤバイ」なんて、プロレス者なら大昔からみんな知っているのだけど、苛められた当事者にとっては「笑い話」では済まないのでしょうね。あたくしは、現役時代の北斗にはサインしてもらって握手もしてもらったのだけど、もう「大昔の好い思い出」です。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 18:52| KINASAI | 更新情報をチェックする

「COVERS」#239(もしくは「週刊・未亜」)

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「王者!美月うらら姫」


(2013年8月作)



未亜:やっぱり、ボキの予想通りに姐御は看板で、チャクチャクと「片瀬那奈ちゃんが演じられたキャラクターを無許可で勝手に闘わせる妄想格闘メタフィクション」である「千秋万歳」の予告をやらかしているではありませんかっ。「姫様」から「美月うらら姫」と来て「高瀬リコちゃん」って「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」のメイン・キャラクターばっかじゃん!てか、「千秋万歳」は予告を連発して全く本編が始まらないって何じゃらホイ!そもそも、片瀬那奈ちゃんの輝かしいキャリアを愚弄するような「スットコドッコイ企画」は、もうやめてけれ!オレ、まげねっ。

イコ:相変わらず、未亜たんはよくしゃべるナァ。さては「千秋万歳」の実況役へ向けて、ヴォイトレでもやっちょるのかしらん。そー云えば「あまちゃん」で春子ママがアキちゃんに「やりたい放題なのよ!アンタっ。しかも、ぜーんぶ中途半端!」って説教したのは好かったわね。みんなが思っていた事実を、ズバット!云ってくれてスカッとスッキリしたわよ。マジで「天野アキ」ってトンデモな「バカむすめ」で、何の努力もせずにハッピーになりやがる「少女マンガの主役」じゃん。ま、結局は母親だから「我が侭な能天気バカむすめ」をコロリンコと許しちゃうんだけどさ。まわりもみんな「アキちゃんの味方」に成り下がって、最強よね。天下のNHKサマが、アンナもんを観せて「あたしもテキトーに好き放題やっていれば、いつかみんながスターにしてくれるはず!」なんて勘違いさせちゃったら、マズイんじゃねーの?

未亜:姐御は「あまちゃん」ネタを封印したのではなかったのですか?もう、そんな国民的大人気ドラマなんかどーだっていいから、ボキたちは愛する片瀬那奈ちゃんの危機的状況を救わなくてはなりません。「経営企画室長・壇上みき」第8話は、なな、なんと、「8.7%」とまた堕ちたのですよっ。那奈ちゃん演じる壇上さんは、アンナにもしゃかりきになって頑張っておられるのに、どーにかなりませんか?

イコ:「経営企画室長・壇上みき」って、何なのよさ。来週は裏の「Woman」が感動の最終回15分拡大版だから、もっともっと堕ちるんじゃねーの?再来週からは「Woman」がなくなるけど、別に「ショムニ 2013」の数字が堕ちたのは「Woman」のせいじゃなくて自爆だから、「平均ひと桁」も視野に入れなきゃいけないわね。だって、もう「振り向けばひと桁ドラマしかない!」って崖っぷちまで追い詰められたのよさ。いや、追い詰められたのではなくて、自分で勝手に行っちゃったんだけどさ。今期ドラマで、初回からの転落率では間違いなく「ショムニ 2013」がダントツ首位じゃん。もう、ブラック・ジャックだって「手の施しようがないね」と匙を投げて、ピノコも「あっちょんぶりけ!」よ。

未亜:片瀬那奈ちゃんは素晴らしい演技をされているのに、そりゃねーべ?ボキが編集した「経営企画室長・壇上みき」を観れば、如何に那奈ちゃんが面白いのかが、一目瞭然ではありませんかっ。

イコ:だから、そんな酔狂なパチモンを観て喜んでいるのは、未亜たんだけなのよさ。次週第9話の「予告」にも「あらすじ」にも「かたちん」こと片瀬那奈ちゃんが出て来ないから、感動の「Woman」最終回を観ても好いかしらん。「もういいじゃないか、ショムニ 2013」と叫びたい!

未亜:戯けたことぬかすでねえ!那奈ちゃん演じる壇上さんは主役なのですから、ちゃんと出ますよっ。きっと、重要な極秘任務を担当されているから明かせないんですっ。ホラ、第8話でも司会の大役を務めておられたでしょう?予告されるよりも、サプライズがあって好いじゃないですか。

イコ:お前さんは、エロスかよ。そっか、じゃあ次回の「犯人」役はズバリ云って「かたちん」かしらん。「氷室王子」とは「歌のおにいさん」での遺恨があるから、怪しいわね。うっかり「千夏コスプレ」をした「壇上さん」が、何らかのアクシデントで過失を犯してしまうって筋書きなんざんしょ?

未亜:壇上さんが、あんな「だっさい制服」なんか着るわけないじゃん!万が一、そんな事になったなら、片瀬那奈ちゃんは見事に着こなしてしまって「ショムニ」の連中との「格の違い」を見せ付けて下さるとは思いますけどねっ。

イコ:今更どう足掻いても「ショムニ」は今回で終焉を迎えるのは確実なのよさ。折角「壇上みき」と云う「当たり役」を得たのに、「かたちん」が可哀相でならないわ。エロス主演の「DOCTORS2」なんて、思いっ切り「続編へつづく!」って終わり方だったじゃん。次は米倉姐さんの「ドクターX」だし、普通は「当たり役」を得るとシリーズ化されて安泰よね。「かたちん」は、いつも変幻自在で多様な役柄を演じているけれど、シリーズ化される代表作に巡り合わないのが残念ね。人狼さん情報によると、岡山では「匿名探偵」の再放送が敢行されているらしいのだけど、「冴島響子」は数字も好かったし、シリーズ化されても好いのにね。「かたちん」も大好きな煙草を劇中でもスパスパ吸えて、気分好く演じられるざんしょ?

未亜:ドサクサ紛れに、何を云い出すんですかっ。那奈ちゃんは、色んな役をコロコロコロリンコと演じ分けるのが魅力なのですよっ。其れに「シューイチ」は、もう二年半も続いているではありませんか!那奈ちゃんを愚弄するのは、例え姐御であろうともボキは許しませんっ。オレ、まげね!金星人は、泣かないんだぞ!

イコ:おいおい、「シューイチ」は司会じゃん。いくら「ミステリアスな存在でいたい」と云っても、世間のイメージが、かつては「きれいなおねえさん」で、今は「シューイチの頼れるおねえさん」じゃ、マズイんじゃねーの?「かたちん」は「女優」なのですから、万人が認める代表作を望みたいのよさ。

未亜:代表作はいっぱいあるじゃん!片瀬那奈ちゃんはキャリア15年!なのですから、まだ「あまちゃん」だけの能年玲奈ちゃんとは違うんですよっ。姐御は、ポールとかプロレスとか語っていないで、もっと「那奈ちゃんの輝かしい女優歴」を広めてけろ!

イコ:そこで、「千秋万歳」ですよ。

未亜:あっ。姐御・・・また、たらし込みやがったなっ。


「怪優・片瀬那奈・進化論」INDEX
「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」INDEX 完全版
「片瀬那奈ちゃん、平成仮面ライダー・キラー伝説」


「THANX 4 人狼」 (小島藺子/姫川未亜



posted by 栗 at 00:07| MIAMIA | 更新情報をチェックする