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2013年08月23日

「破壊女王・片瀬那奈ちゃんは、全てを叩き潰すのだ!」

悪玉―憎まれる生き方


かつて、年間50興行を生観戦していた頃、あたくしが最も多く足を運んだのは「JWP」と云う女子プロレス団体の興行でした。そして、あたくしは、身長がたったの「公称158センチメートル」しかない「尾崎魔弓」と云う名の選手を熱狂的に応援していました。対抗戦ブームの頃、ダイナマイト関西と組んで全女のタッグ王座を奪取した試合には、大阪まで駆けつけて生観戦し感動して泣きました。3本勝負の決勝は、圧倒的にひとりだけ体格的に劣る尾崎が、豊田真奈美を合体技ながらフォールして決めると云う劇的なラストで、史上初の「全女」のタイトルが他団体に流出した歴史的瞬間の主役となったのです。一緒に遠足した友人は、メインエベントで贔屓の北斗が神取に腕を折られたので放心状態になっていましたけどね。「特リン三万円!」なんてトンデモな価格のチケットを買って、いそいそと女子プロレスに足繁く通っていたのですから、20年前のあたくしは完全にイカレポンチでしたね。後楽園ホールで試合後に偶然に出くわした私服の「尾崎魔弓」は、中学生か?と思える程に華奢で小さくって、俄かに本人とは気が付かなかった。でも、売店でサインしてもらった時には、チビなのに「物凄い殺気」を感じました。

尾崎は「全女」のオーディションを「チビだから」と落とされ、新団体の「ジャパン女子プロレス」に拾われたものの団体が崩壊し「JWP」で再スタートしました。団体対抗戦で活躍しスターになりますが、女子プロレス界が斜陽となりフリーとして活躍の場を求めます。ところが、タッグマッチで「ジャパン女子プロレス」時代からの盟友である「プラム麻理子」にライガー・ボムで勝利した後に、プラムが意識不明の重体となり翌日に亡くなってしまうと云う大事件が起こってしまいます。此れは色々な要因から起こった不幸な事故であり、尾崎に過失があったのではありませんが、精神的なショックは計り知れません。「尾崎は大丈夫なのか?」と心配しましたが、其の事故があった直後に弟子である「シュガー佐藤」が「尾崎の化身(いつもは純白だったのに、敢えて当時の尾崎と全く同じ赤いコスチューム姿!)として登場し、ライガー・ボムで勝利する」と云う衝撃的な試合もありました。対戦相手は、当然ですが命を落としたりはしなかった。あたくしは「もう、分かったから、尾崎!」と叫びたかったっ。でも、もう尾崎は後輩に託して引退するのか?とも思えました。

其れでも、尾崎は死んだプラムの為にもプロレスを続ける覚悟を決め、多くの後輩を育成する事となります。ちなみに、尾崎にプロレスを教えたのは「山本小鉄」です。そんでもって、「ジャパン女子プロレス」選手のリングネームを考えたのは「秋元康」だったと記憶しております。「国生さゆり」が尾崎のマネジャーになったのは、デビュー当時からの盟友だからです。そんな重すぎる過去を背負った尾崎が、2013年の現在でも実質的な「OZアカデミー」の首領として君臨しているのです。現在進行形のプロレスで、あたくしが最も面白いと思うのは「OZアカデミー」です。最後にプロレスを生観戦したのは、1998年の「JWP」後楽園ホール大会でした。前年に「尾崎が、プラムを殺してしまった!」と思えた事が、あたくしを「もうプロレスを生観戦したくない」と思わせる一因でもありました。猪木も引退したし、もういいじゃないか。でも、もういちどだけ、苦しみの中から立ち上がった尾崎を観たかった!とかなんとか云って、「日向あずみ」にサインしてもらってニヤニヤしちゃったんだけどさ。

♪あれから、15年♪、あたくしはプロレスを全く生観戦せず、テレビ桟敷で楽しむ様になっております。でも、「OZアカデミー」中継が面白いので、「そっか、横浜文体で9月にビッグマッチを開催するのね。大昔から馴染みの選手も沢山出るし、新人も育っているから、こりゃ15年ぶりにプロレスを観に出掛けようかしらん」と、かなり思いっ切り「行く気マンマン」になっておったのです。ところが、開催日を見たら「2013年9月15日(日)」じゃまいか。えっとですね・・・

「もう其の日は、片瀬那奈ちゃんが御出演されるライヴのチケットを買っちゃったわよ!」

御丁寧に、時刻も「16時から」と、完全なるバッティングです。渋谷と横浜に同時刻に行けるわけないじゃん!御本尊様、恐るべし!片瀬那奈ちゃんは、ファンの「僅かな浮気心」も、決して見逃しませんよっ。各々方、覚悟して挑んで下さいませ。


(小島藺子)



posted by 栗 at 19:09| KINASAI | 更新情報をチェックする

「闇金ウシジマくん」一週間で一挙再放送(第9話・最終回)

闇金ウシジマくん 21 (ビッグコミックス)


TBSチャンネル1 13:00〜13:30

片瀬那奈 as 大久保千秋


片瀬那奈ちゃんが「大久保千秋(壱号)」を演じられたドラマ版「闇金ウシジマくん」再放送は、あれよあれよと云う間に最終回です。初回から血眼になって「柄崎」が探していた「悶絶Eカップ美脚ストッキング秘書・3」を、遂にレンタルしたとの決着も付きます。でも、「大久保千秋(壱号)」にとって、そんな過去など「どーだっていいや」であり、「柄崎」の執拗なセクハラにも完全にシカトで、「ウシジマくん」とのイデオロギー闘争の決着が大切なのです。二人は「負けたら何でも云う事をきく」との条件で、「借金で追い詰められた板橋の誘いに、小堀が来るか来ないか」で賭けをします。当然「お金以外にも信じられるものがあるはず」と主張する「大久保千秋(壱号)」は「小堀さんは、必ず来ます!」と賭け、実際に小堀はやって来て、「大久保千秋(壱号)」が賭けに勝ちます。やはり、何度となく騙されても他人との信頼関係を信じ続けた「大久保千秋(壱号)」の信念は正しかったのだ!(杏奈声で)。

其れはいいんだけど、いざ小堀が来たら、「大久保千秋(壱号)」は、板橋にイヤフォンを通して「此の侭じゃ、オホーツク海で殺されるのよっ」「ちゃんと説得して!ダメなら、脅して取り込み詐欺でも何でもやらせて生き延びて!」なんぞと、小堀を道連れにさせようと唆すのでした。千秋ちゃん、もう滅茶苦茶じゃまいか。何ゆえ、小堀が其処まで自己犠牲で板橋を救わなければならないのだ?以前も解説しましたが、原作では「ウシジマくん&マサル」が二人で別々に板橋に指示を出している場面のセリフを、全て「大久保千秋(壱号)」に云わせているから、「おいおい、千秋ちゃん、アタマ平気?」と思える奇怪な言動となっているのです。ドラマでの「ウシジマくん」は「大久保千秋(壱号)」を制止し、板橋は最後に保身よりも友情を選び(コレは原作通り)、まるで「大久保千秋(壱号)」が悪者みたいになっています。ま、最後には「ウシジマくん」に野菜を食べさせて勝ち逃げで「カウカウファイナンス」を退社するのだけど、何だか潔く負けを認めた「ウシジマくん」がカッコよく見えてしまうので、「大久保千秋(壱号)」は完全なる「汚れ役」です。大雨の中、板橋がロシアン・マフィアに売られていく場面でも「大久保千秋(壱号)」だけ、傘もささずに「ずぶ濡れ」ですよっ。

あたくしは「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」の事実上の優勝者を「大久保千秋(壱号)」とし、決勝戦で実況の未亜たんに「なな、なんと、片瀬那奈ちゃんの女優デビュー当時の姿でリングインした大久保千秋!大久保千秋には「片瀬那奈ちゃんの歴史」が内包されているぞっ。」と絶叫させました。其の根拠のひとつに、最終話で「ホスト・輝稀」役で「滝直希(丹直樹)くん」がゲスト出演し、「大久保千秋(壱号)」&「柄崎」に両足を「オーエス、オーエス」と引っ張られる名場面があります。彼こそは、片瀬那奈ちゃんの女優デビュー作「美少女H2 最後のデート」の相手役「悟」なのですよ。「タクシードライバー・足立」役の「酒井敏也さん」とも、片瀬那奈ちゃんは「氷の世界」「できちゃった結婚」で共演しております。主演の「怪優・山田孝之くん」を始め、役者さんは皆さん名演です。特に、現役の「AV女優」である「エロリアーノ三人娘」は、よく頑張ったと思います。「モコ」役の希崎ジェシカちゃんは、「現場ではとても緊張していたけど、共演した片瀬那奈さんにとても優しく接してもらってうれしかったです」と語っておりました。ドラマとしての出来も素晴らしく、総合評価で「大久保千秋(壱号)」が最強!としました。最終話はDVD版では特に未公開シーンが多いので、是非とも合わせて御覧になって下さいね。やっぱり、「大久保千秋(壱号)」はカッコイイのだ!(杏奈声で)。


【第9話】
 本放送:2010年12月15日(TBS での放送日)
 再放送:2012年8月28日(TOKYO MX での放送日)

 全話一挙再放送:2013年3月31日(TBSチャンネル1)

「闇金ウシジマくん」INDEX


(小島藺子)



posted by 栗 at 13:30| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「COVERS」#237(もしくは「週刊・未亜」)

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「続々続・壇上みきサマ」


(2013年8月作)



未亜:姐御、大変だ!おら、フォーゼ先輩を鬼が居ぬ間に部屋さお持ち帰りして・・・。

イコ:だから、もう其のアングルは終了したって云ったざんしょ。ココは「the diary of nana katase 片瀬那奈全記録」なのだから、いつまでも「あまちゃん」だの「ブースカ」だの枝葉ばかり語っていてはいけませんよ。

未亜:散々おらに「あまちゃん大好きキャラ」を強要しといて、そりゃねえべ?そんなにコロリンコとキャラ設定は変えられね。おら、片瀬那奈ちゃんみてえな変幻自在ではねえんだ。それに、おらが語ってたのは「あまちゃん」ネタで、「ブースカ」を推してたのは姐御でねえか。

イコ:あら?そうだったかしらん。でも、結局「ブースカ」は第那奈位に届かなかったから「かたちん」こと片瀬那奈ちゃんとの「熱愛宣言」も出来なくて「シオシオのパー!」になっちゃったわね。「ブースカ」にまでふられた「かたちん」が可哀相でならないわ。

未亜:アノですね、姐御の妄想で片瀬那奈ちゃんを貶めるのはやめてけれ!オレ、まげね!でも、私は金星人だから、10月には青山劇場で舞台の主演を務めるんだ。青山劇場はあるけど、青山放送はないんだぞ。

イコ:おいおい未亜たん、また、キャラがコンフュージョンしてないか?

未亜:姐御がいろんなギミックをボキに強いるから、アイデンティティーが崩壊しちゃったんですよっ。

イコ:「かたちん」みたいになれて、好かったじゃないのよさ。

未亜:幾ら姐御といえども、片瀬那奈ちゃんを愚弄する発言は許せません!那奈ちゃんは演技で多彩な役柄を演じられているのであって、ビリー・ミリガンじゃありませんよ!

イコ:そー云えば、昔ダニエル・キイスとヒッキーが対談したら、何の脈略もなくヒッキーが「あたしは、自殺はしない!」とか云い出して、ダニエル・キイスが「コノコって・・・」と呆然としていたっけナァ。

未亜:やめて、とめて、やめて、とめて!

イコ:なんだ?屋根から落ちるのか?あたくしは押してないぞ。

未亜:だから、そーゆー過激な発言はやめてけろ!

イコ:何を勘違いしているのか皆目見当がつかないけど、話題を変えるわよ。「裸の大将」が手塚先生を演じて、ドラマのオリジナル・キャラクターで「裸の女王」大島優子ちゃんが共演するらしいわね。秋田書店の女性社員役なんだってさ。実にタイムリーな設定よね。

未亜:お願いしますから、もうやめてけれ、ゲバゲバ。片瀬那奈ちゃんを語りましょう!

イコ:おいおい、ヒッキーは「かたちん」が記念すべき初写真集「first time」撮影時にヘビロしてたじゃん。「同志・宇多丸」も名前をパクリンコしたんざんしょ?優子は「かたちん」と何度も共演しているし、マンガ原作でドラマのオリジナル・キャラクターと云ったら「大久保千秋」を想起させるじゃないのよさ。あたくしは、思いっ切り「かたちん」を語っておるのよさ。其れに「かたちん」の「GALAXY」のコード進行は「夢は夜ひらく」と同じではありませんか。

未亜:やっぱり、その話題だったんじゃん!

イコ:其の話題って、洒落のつもり?確かに「夢は夜ひらく」は園まりさんの歌だけどさ。

未亜:なるほど、そー来たか。


小島藺子/姫川未亜



posted by 栗 at 03:55| MIAMIA | 更新情報をチェックする