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2013年08月13日

「月刊・未亜 リターンズ #130813」2013年8月「スイム×3」号

スイム!スイム!スイム! あの娘と僕(スイム・スイム・スイム) (MEG-CD) 恋のメキシカン・ロック (MEG-CD) 
いつでも夢を (MEG-CD) 橋幸夫 ザ・ベスト



イコ:おいおい、昨日も前後編の2部構成でやらかしたのに、今日も対談ですか。そりゃ「かたちん」こと片瀬那奈ちゃんは「お盆も頑張ります!」と働いていらっしゃるから仕方ないわね。其れで、明日放送の「ショムニ 2013」第5話の展望でも語ればええのか?

未亜:片瀬那奈ちゃんのドラマは、あした観てから語ればいいべ?おら、「幸橋夫さん」に感動したんだ。もう46年も昔のことなのに、「幸橋夫さん」は、おらの「夏ばっぱ」をひとめ見て「なっちゃん、だよね?昔、北三陸の体育館で一緒に歌ったよね?」って云ったんだぞ。そのうえ、また「夏ばっぱ」とデュエットしてくれたんだ。神様みてえなひとだべ?

イコ:何だよ、まーた本日の「あまちゃん」噺ですか。イチオー、ボケている心算なのかもしれないけど「橋幸夫さん」だからね。ユキオを語らせたら、あたくしは「俄かの未亜たん」なんか足元にも及ばないのだけど、ココは「the diary of nana katase 片瀬那奈全記録」なのだから、敢えて、敢えて、枝葉ネタには走らずに「かたちん推し」を貫いているのに、何なのよさ。

未亜:おら、姐御が書いたブック通りにボケてるだけだぞ。でも、感動したべ?橋幸夫さんってすげえんだな。今度、ベスト盤のCDを買ってやっぺ。

イコ:ユキオのCDなんて、大昔からあたくしが持っているわよ。♪ゼッケンナンバーワーン!スタートだー♪って、日本初の「ホッドロッド・ソング」なんだぞ。♪スイムスイムスイム、スイムでおどろ♪とか♪メキシカン・ロック、ゴーゴー、ゴーゴー♪とか「元祖・リズム歌謡」でもありながら、デビュー曲の♪いたこの、いたろおお♪に始まる「股旅モノ」とか、♪いつでもゆーめをー♪に代表される小百合ちゃんとの爽やかな青春歌謡デュエットとか、しっとりとしたバラード路線の♪むひょおー♪とか、「子連れ狼」の主題歌♪しとしとぴっちゃん♪とか、何でもかんでも歌えるのよさ。あたくしは、特に「雨の中の二人」がお気に入りよ。近年は「音頭モノ」にもチカラを入れておられて、最近ブームの「ゆるキャラ」だって、既に2009年にみうらじゅんプロデュースで「ゆるキャラ音頭」を発表するなど、時代を先取りした活躍を続ける偉大な歌手なのよさ。

未亜:なんだか、おら、よくわがんね。でも「ムヒョー!」は知ってっぞ。「ガチョーン!」とか「ビローン!」みてえなギャグだべ?

イコ:其れは、谷啓じゃん。そー云えば、ユキオはアキちゃんに「ところで、キミは誰?」と、「あんた誰?」を彷彿とさせる「谷啓ギャグ」をさりげなくやらかしていたわね。

未亜:おら、夏ばっぱと一緒に歌った「いつでも夢を」だけでいいから、そんなにコアなとこまで知らなくてもええんだ。それにしても、ユギオの懐の深さには感心したぞ。

イコ:アノね、ユキオは「元祖・御三家」のひとりで、ハッキリ云って他の二人である舟木さん&西郷さんよりもダントツに人気者だったのよさ。当時のトップ・アイドルの頂点であったわけで、ギャラだって今みたいに給料制じゃなくて出来高だったから、途轍もない額を稼いでいたのですよ。ユキオ本人も「僕が御三家でアイドルだった頃と、今のジャニーズのトップクラスのコなんかじゃ、悪いけど、とても比べられないよ。もう、人気も収入も、遥かに僕の方が上すぎるんだもん」と別に威張るわけじゃなく平然と云っちゃうんだぞ。

未亜:そんなに「ユギオ☆LOVE」を炸裂されても、おらサッパリわがんね。姐御はいつから「夏ばっぱ」になったんだ?ココは「片瀬那奈ちゃんがめんこい」っていうトコなんだべ?片瀬那奈ちゃんの話題にしてけろ!まったく、姐御は枝葉ネタばっかでどーしよーもねーな。もしかして、鈴鹿さん気取りか?「ちゃんりんしゃん!で、ちゃんちゃらおかしい!」とかいう気か?

イコ:お前さんは「タメグチで暴言」まで「天野アキちゃん気取り」じゃまいか。未亜たんが橋幸夫の話題を振ったから、あたくしが仕方なく丁寧に解説してあげたんじゃないのよさ。そもそも、「あまちゃん」と「かたちん」の関係だって強引なのに、「夏ばっぱ」が憧れの「橋幸夫」に46年ぶりに逢った話の、どこが「かたちん」と関係あるのよさ。

未亜:姐御は、サッパリ分かってねえな。大スターの「橋幸夫さん」が、たった一度しか会ってねえ単なるど素人の「夏ばっぱ」と46年の歳月を経て再会したのに、一瞬にして「なっちゃん?なっちゃんだよね」って分かってしまったのは、おらが片瀬那奈ちゃんとお逢いすると、いっつも那奈ちゃんがおらを覚えていてくださるのとおんなじだべ?

イコ:えっとですね、「46年も前にたった一度逢ったファンを覚えていた橋幸夫さん」と「一途に想い続けた夏さん」の「感動的なエピソード」と、「未亜たんの合法的ストーカー噺」じゃ、根本的に全然違うざんしょ。未亜たんは、何百回と「かたちん」が「好い加減にしてよ。まーたあいつが来てたわよ」とスタッフに愚痴っているのにも関わらず、己の欲望に忠実にひたすら「かたちん」を追っかけて強引に逢っているんだから、覚えたくなくとも「かたちん」はイヤでもお前さんを記憶しちゃっているのよさ。どうですか、今後は四十年くらい「かたちん」には逢わないと決めて、那奈十歳位になった「かたちん」と♪あれから四十年♪で再会して記憶していてもらえるのか試してみる「壮大なる賭け」に出てみませんか?今後は、もうチケットを取ってしまった「ゲキソニ」を皮切りに「かたちん」の公的イベントには、あたくしがひとりで行くから、未亜たんはお留守番して思う存分「あまちゃん」を観ていればいいじゃないのよさ。四十年後の再会に夢を託すなんて、ロマンチストの未亜たんにピッタリざんしょ。

未亜:ふーん、って、おら、その手にはのらねえぞ。ところで、おら、今年は「紅白」をみるぞ。だって、ママは「潮騒のメモリー」の大ヒットで出場確定だべ?おらも応援で出れっかもしんねえし「GMT5」のみんなも出れるべ?ユギオと夏ばっぱも「いつでも夢を」を歌うんだべ?「あまちゃん紅白だ!じぇじぇじぇ!」ってなるんだべ?

イコ:おいおい、そりゃもう格闘技番組もやらない時代だから「紅白」を観たって構わないけど、万が一、裏番組に「かたちん」が出たらどうする気なのよさ。地上波じゃなくとも、BSかCSでバッティングする可能性はあるざんしょ。

未亜:おら「片瀬那奈ちゃん命」なんだから、迷わず片瀬那奈ちゃんを般若参号さんで録画しつつ観るに決まってっぺ!でも「あまちゃん」も好きだから、般若弐号さんに頼んで裏番組も録画してもらえばいいだけだべ?エライべ?えっへん!ぐわっ!な、なんでいきなり殴るんだ?おら、ほんとに泣くぞ!

イコ:あたくしは「多番組同時録画は絶対にしない!」って云っているでしょ。其れは「かたちん」がバッティングを繰り返す事に対する「挑戦者としての意地」なのよさ。あたくしが多番組同時録画をしちゃったら、「かたちん」に負けた事になるじゃん!其れに、「杜撰なスケジュール管理してんじゃねーよ!」と「チーム片瀬」を叩けなくなっちゃうざんしょ。

未亜:そんなくだらねえ理由で、せっかく便利な機能をつかわねえって、姐御はバカなんじゃ・・・ばかっ(イコの掌底打ちが炸裂し、未亜は失神!)

イコ:あら?未亜たん、白目剥いちゃって痙攣しているけど、平気?おーい、鳴海、こいつをどっかに捨てときな。あっ。それから「チーム片瀬」に物申しておきますが、片瀬那奈ちゃんの公式ブログのコメント欄で、一見すると何の変哲もないコメントと見せかけて「アダルト系サイト」へ誘導する仕掛けになっているって「単純なトリック」に騙されて承認しちゃうって、マズイでしょ。しっかりしてよ、女子マネちゃん!


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 17:07| MIAMIA | 更新情報をチェックする

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 071「桜井玲奈」

(カエルの王女さま)ゆめちゃん ぬいぐるみ


 出演作:『カエルの王女さま』(フジテレビ)

 放映日:2012年4月12日〜6月21日(木曜日 22:00〜22:54)

 撮影日:2012年2月下旬〜6月17日(レッスンは、1月から開始!)
     全11話 平均視聴率 9.1%

 映像作品:Blu-ray「カエルの王女さま Blu-ray BOX」(ポニーキャニオン)
        DVD「カエルの王女さま DVD-BOX」(ポニーキャニオン)
        2012年11月7日発売


片瀬那奈ちゃんの女優歴を追う連載を、久しぶりに再開いたします。一年半以上も溜めましたが、理由はコノ「桜井玲奈」から「第四期女優時代」が始まったと考えていたからです。片瀬那奈ちゃんは、2011年4月から「シューイチ」と「Oh ! どや顔サミット」の、週に2本のレギュラー番組で司会の大役に抜擢されました。勿論、女優としても7月から「美男ですね」と「荒川アンダー ザ ブリッジ」へレギュラー出演されましたので、週に4本のレギュラーと云う「売れっ子」になったのです。然し乍ら、片瀬那奈ちゃんの性格上、新たに挑戦している「司会」への比重が大きくなっているのでは?との危惧がありました。事実、9月に「美男ですね」をクランクアップされた後は、待てど暮らせど女優としての新作情報は得れない状況となります。ちなみに、10月に放送された「ボクら星屑のダンス」の撮影は5月です。「もう此の侭、片瀬那奈ちゃんは司会を中心として活動されるのかしらん」とも思ってしまいました。だって、かつてのトラウマがあるからね。「司会に専念したいので、女優は休業します!」なんぞと、「かたちん」なら云い出しても不思議ではない!

2011年11月7日に三十歳のお誕生日を迎えた片瀬那奈ちゃんは、11月11日に長い髪を30センチも切ってイメージ・チェンジしました。あたくしは、11月9日に「麻布消防フェアで一日消防署長」を務められた長い髪の片瀬那奈ちゃんを間近で目撃したばかりでしたので、11月13日の「シューイチ」34回目生放送でバッサリと髪を切った片瀬那奈ちゃんを観て、ひっくり返りました。そして、何かが起こる予感がビンビンと伝わって来たのです。2012年となり、片瀬那奈ちゃんは、CM「麦のごちそう」で西島秀俊さんとコミカルな夫婦を演じシリーズ化されます。8月からの舞台出演も公表され、4月クールの連続ドラマ「カエルの王女さま」へのレギュラー出演も発表されました。司会ばっかりやっていたと思えた片瀬那奈ちゃんが、女優として凱旋されたのが「桜井玲奈」です。しかも、歌って踊るショークワイアと云うではありませんかっ。通常の1クール連続ドラマよりも倍近い「約半年もの長期に及んだ撮影」は、演技だけでなく歌とダンスのレッスンも行わなければならなかったからです。第2話で野外で歌い踊る片瀬那奈ちゃん、いやさ、桜井玲奈さんをテレビ桟敷で観たあたくしは、矢も楯もたまらず「エキストラ参加するしかない!」と決意しました。

具体的には、第8話と第11話(最終話)にエキストラ参加し、生で「シャンソンズ」を観ました。どちらにも思いっ切り映っておりますが、あたくしは「ど素人」なので分からないでしょう。個人的には、片瀬那奈ちゃんと一緒にドラマに映っていると云うだけで「カエルの王女さま」は途轍もなく重要な作品です。何百回と片瀬那奈ちゃんと逢えたし、歌手としてのステージも、舞台で演じる姿も、何度も体験したけれど、撮影現場を目撃したのは初めてでした。そして、其れは、物凄い衝撃でした。やっぱり、片瀬那奈ちゃんは素晴らしい女優さんなのだと、ハッキリと分かりました。「桜井玲奈」は市役所に勤める「キラキラ女」で、些か不純な動機で「シャンソンズ」に入団します。実は、市役所の上司(「シャンソンズ」のりりちゃん演じる学級委員のぼんくら亭主)と不倫していたのだ!片瀬那奈ちゃんは、大好きなラーメンを我慢しておへそを出したり、焼き肉桃太郎と呼ばれつつ「シリアスとコミカルを行き来する絶妙の演技」を魅せました。ま、其の辺の事は過去記事で散々書いたので割愛しますけど、あたくしにとって「桜井玲奈」は十年越しの夢が実現した役柄です。かつて、片瀬那奈ちゃんは順風満帆な「アイドル女優」の座を捨て、歌手に転向してしまわれた。当時のあたくしは、激しい憤りを感じました。いきなりだナァと「グラビア卒業宣言」をして、半年後にひょっこりと帰って来たら「女優はお休みして、歌っちゃうよ!」ですよ。正に、ファンは「ぽかーん!」です。

「おいおい、なぜ女優と歌手を両立しないのだ?そんなのみんなやらかしているのに、片瀬那奈ちゃんはアタマ平気なのかしらん?」と思いつつも、逢える機会が格段と増えたので歌手としてのライヴに足繁く通ったら、ドップリとハマリました。ところが、女優回帰が決まったら片瀬那奈ちゃんはアッサリと音楽活動を休止しやがったのだ。「そりゃ、ねーべ?」なのよさ。「いいじゃん、歌って踊って演技したって、いいじゃん!」と「ふざくんな、どんだけファンの気持ちを振り回せば気が済むのよさ?」とリベンジを誓い、「こーなったら、歌って踊って演技する片瀬那奈ちゃんを、いつか必ず観てやるから、覚悟しとけよ!」とばかりに、ココを立ち上げました。「大願成就」のロケに参加し幕が開き、桜井玲奈さんとして片瀬那奈ちゃんが歌い踊り演技する御姿を目の当たりにした時に、あたくしは絶句し、ただただ見つめる事しか出来なかった。思えば、ふたたび髪を伸ばしてしまった片瀬那奈ちゃんの「セミロングでの演技」が観れるのは、コレだけです。何度でも何度でも云いますが、幕が開いて「Don't Stop the Music」を歌い踊る姿を観た時、桜井玲奈さんを演じていると分かっていても、「歌手・片瀬那奈が蘇った!」と錯覚した感動に震え、涙が出てしまいました。

主演の「あまみん演じる澪コーチ」を始め「シャンソンズ」のみんなは、本当に素晴らしかった。サリーも好かった。でも、現場に居た時には「片瀬那奈ちゃん演じる桜井玲奈さん」しか見えなかった。申し訳ないけれど、あたくしは「桜井玲奈さんを生で何度も観てしまった」から、「サイケデリック・ペイン」には「たったの二回しか行かなかった」のです。ズバリ云って、あたくしにとって「怪優・片瀬那奈」2012年の最高傑作は「桜井玲奈」です。「レディー・パンドラ/ミツコ」も「冴島響子」も素晴らしかった。されど、あんなにも「コトノハに出来ない心の底から湧き上がって来る得体の知れない感情」を与えてくれたのは「桜井玲奈」しかいません。其れは、長い挑戦者としての歴史に、見事に応えて下さった片瀬那奈ちゃんの晴れ姿を目の当たりにしてしまったからでしょう。片瀬那奈ちゃんが歌手としてファンの前に立ち続けて下さった「アノ熱い時代」を共に生きた同志諸君ならば、あたくしが「歌い踊る那奈ちゃん」を那奈年半ぶりに観た瞬間の「怒涛の想い」を分かって頂けると思います。ドラマ「カエルの王女さま」は、数字は「平均ひと桁」でしたし、過去記事でも書いた通りに「脚本も些かヘッポコだった」とは思います。でも、あたくしは「シャンソンズ」をこよなく愛しています。数字なんて、どーだっていいのよさ。片瀬那奈ちゃんが、歌って踊って演じたってだけでも、ドエライ事だぞ。

「ハッキリ云って、桜井玲奈さん贔屓だっ!」


「カエルの王女さま」INDEX

「怪優・片瀬那奈・進化論」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 02:05| ERENA | 更新情報をチェックする