片瀬那奈ちゃんが毎週「日曜日も頑張ります!」と生放送で司会を務めておられる「シューイチ」は、昨日で9クール目を終え、勿論、10クール目に突入です。コレまで「112回」中、片瀬那奈ちゃんは舞台「サイケデリック・ペイン」大阪公演があった「73回」を流石に物理的な理由で無念の欠勤されましたが(ドラえもんでも居なければ、到底無理なので仕方在りません)、他の「111回」は見事に生放送の司会を務めて来られました。あたくしは、当初は「シューイチ」に期待しておりませんでした。2011年4月に「シューイチ」と同時期には「Oh ! どや顔サミット」も始まりましたが、片瀬那奈ちゃんは「女優」なのですから、「司会」として週に二本もレギュラー番組を持つ事に危惧しました。かつて「女優を休業して歌手専念した過去」と「歌手を辞めて女優に回帰し、一から出直して悪戦苦闘した過去」の記憶が、昔からの片瀬那奈ちゃんファンにとって「トラウマ」となっています。
そして、明らかに「2011年」は「司会」に重きを置いていたとも感じられました。片瀬クンは其れ以前も司会を担当した事はありましたが、生放送の情報番組での司会は「シューイチ」が初めてでした。トークショーや舞台挨拶などで、片瀬那奈ちゃんのトークの面白さは分かっていたので司会に関する不安はなかったものの、明らかに「司会」へと傾倒してゆく片瀬クンを観て、ハラハラしたものです。然し!やはり片瀬那奈ちゃんはモノが違った。「女優はやっぱり特別です。芝居をしなくなったら意味がないと思っています。私自身は、芝居をしている人が司会もやるっていうところに意味があると思っていますから。だから、核は女優で、そこから色んな枝がニョキニョキと生えているという感じです」(「+act.」2013年7月号でのインタビューより引用)と語っておられる通りの軌跡を歩まれます。
今や、「シューイチ」は片瀬那奈ちゃんを愛するファンにとって、とっても大切な番組となりました。あたくしは立場上、初回から全てを「完全版」と「片瀬那奈ちゃんヴァージョン(未亜たん入魂の編集!)」で保存しておりますが、見返すと、其の週の情報番組と云う時事性を越えて、実に貴重な「片瀬那奈史研究」に於ける資料的価値もあると思います。片瀬クンは、うっかり「女優最新作」の情報を明かしたり、話題に沿った「自分史」をさりげなく語ったりしています。そして、現場へ出た時の弾けっぷりには、惚れ惚れいたします。シューイチガールズも「片瀬クンの妹分」として、初代から現役の三代目まで、みんなを推してしまいますね。
卒業したシューイチガールズを別の番組で見かけても「確かに、片瀬クンの遺伝子を継いでいる」と微笑ましく思います。其れは、女優や歌手としての後輩たちにも受け継がれているのですが、「シューイチの頼れるおねえさん」である「司会者・片瀬那奈」からは、より明確に「カタセ魂伝承」が強く感じられます。片瀬クンは、デカクなりました。「彷徨って下さい」とのファンに対する挑発は、決して「三役を同時に演じた」事だけを指すのではなかった。「表現者・片瀬那奈の全てを受け止めてみろ!」と云う過激なアジテーションなのです。もう二度と「司会ばっかやってんじゃないわよ!」なんぞと申しません。御本尊様、参りました。今回も完敗です。
「司会で片瀬那奈ちゃん!」INDEX(改訂版)
(小島藺子/姫川未亜)