えっと、てなわけで寝てしまって観れなかった昨夜の「ザ・ビートルズ祭り」を「今宵は片瀬那奈ちゃんの番組もないからナ」とばかりに流しているのですけど、ドキュメンタリー系は確かに映像はビートルズだけど音源はカヴァーとかなのよさ。ま、よーするに「音源使用に莫大なお金が掛かる」からなのでしょう。そんでもって、何ゆえ「いきなりだナァ」とばかりに「ザ・ビートルズ祭り」を放送したのかと云うと、デビュー・アルバムから50周年だからなのです。おいおい、昨年(2012年)には「メジャー・レコード・デビュー」の50周年で大騒ぎしていたじゃまいか。こんなのだったら、毎年やらかせますよ。来年(2014年)は、映画「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」公開50周年記念とか、次の2015年には、映画「HELP ! 4人はアイドル」公開50周年とかさ。おやおや、ビートルズは本日が「ナイアガラ記念日」の大瀧師匠か?
でもですね、昨年の50周年でも、例えば、ザ・ビーチ・ボーイズは再結成コンサートを行ったし、ザ・ローリングストーンズもベスト盤を出したりしました。ところが、ザ・ビートルズは何もしなかったのです。大騒ぎしていたのは周りだけで、何かやらかせば確実にバカ売れすると分かっているザ・ビートルズは、せいぜい「MAGICAL MYSTERY TOUR」を再び商品化した程度で、そんなこたぁ毎年やっている事でした。「ビートルズなんて、40年以上も昔に解散したバンドなのだから、50周年でもないざんしょ」と云うなかれ。現在でも、例えば新たなベスト盤でも出そうものなら、かつての「1」の様に全世界で売れ捲くり年間チャート首位を獲得するのは確実なのだ。「何十周年記念」とかゆー普通の事をしないのが、ビートルズです。そー云えば、片瀬那奈ちゃんも「十周年記念」とか「十五周年記念」とかやりませんナァ。
(小島藺子/姫川未亜/鳴海ルナ)