先日、近所の大手スーパーの家電コーナーに行って「DVD-R」と「CD-R」を買ったのですが、何やらワゴンで「CD」と「DVD」が叩き売りされていたのです。何かしらん?と見たら、おいおい、エイベックスの廉価版ではありませんか!すわっ、コレは大変だと全タイトルの曲目をチェックしたのだけど、片瀬那奈ちゃんの名前はありませんでした。えっとですね、そろそろ廉価版でも構いませんので、せめてアルバム「TELEPATHY」とミニアルバム「EXTENDED」を「CDDA」で再発していただけないでしょうかしらん。片瀬那奈ちゃんの歌手デビューが公式発表されたのは「2002年11月12日」で、初めてのライヴは「2002年11月22日」で、デビュー・シングル発売日が「2002年12月4日」です。正に、今、此の時期が「片瀬那奈ちゃんの歌手デビュー10周年!」なのです。
片瀬那奈ちゃんのエイベックスでのリリースは、2002年12月4日から2005年3月2日までで、シングルが「6枚」とアルバムが「3枚」の、計「9枚」です。いえ、そんなもんじゃないって話はたっぷりと語りました。然し、音源としては「9枚」でいいでしょう。其の内、なな、なんと、2005年3月2日発売の「RELOADED」のみが「CDDA」であり、他は全て「CCCD」なのです。2012年の世界では「CCCD」なんぞと云うコトノハの意味を知らない方々も多いでしょう。「CCCD」とは、「Copy-Controlled Compact Disc」の略で「コピーコントロール CD」と呼ばれておりました。そうです、其の通りです。此処の原題である「COPY CONTROL」の語源であります。
あたくしが2004年に片瀬那奈ちゃんを語るブログを立ち上げた時に「COPY CONTROL」と命名したのは、当時の片瀬那奈ちゃんは歌手活動を中心としており、それなのに音源が全て「CCCD」でしか発売されていなかった事への揶揄です。エイベックスは、2002年から2004年に「CCCD」を導入しましたが、不評でやめました。たったの三年と云うなかれ。欠陥商品である「CCCD」をエイベックスが売り続けた其の三年間とは、正に「歌手・片瀬那奈の現役時代」だったのだ!シングル集の「RELOADED」を「CDDA」で出しただけでは、到底許される事ではありませんよっ。「歌手デビュー10周年」となった2012年には、片瀬那奈ちゃんはドラマ「カエルの王女さま」と舞台「サイケデリック・ペイン」で歌って踊りました。御本尊様からの慈愛の手が差し伸べられたと、エイベックスは気付くべきです。片瀬那奈ちゃんの素晴らしい音楽を「CCCD」なんぞで出しやがった罪は永遠に消えませんが、罪をつぐなう事が出来るのです。さあ、今こそ、「TELEPATHY」と「EXTENDED」を、せめて「CDDA」で再発しなさい!もしもアナログ盤だったら、綺麗サッパリと過去の罪状は忘れ、恩赦です。
「片瀬那奈がきこえる INDEX」
(小島藺子/姫川未亜)