nana.812.png

2012年10月11日

「集団行動 3時間スペシャル」

One Step Beyond


テレビ朝日 19:00〜21:48

【MC】石原良純
【ゲスト】高田延彦、佐藤弘道、土田晃之、ドランクドラゴン、瀬川瑛子、片瀬那奈、大家志津香(AKB48)
【特別ゲスト】清原伸彦、松尾京子、若葉高校3年生12名

一糸乱れぬ行進で観客を魅了する日本体育大学名物『集団行動』。 今夜は日体大の秘蔵映像をたっぷりお届け、初公開の行進を大放出の3時間スペシャルです!

(スタジオ収録:2012年9月30日)


モノの見事に「第18回がんばった大賞」とバッティングする此の番組です。然し、二者択一となれば「新撮映像」であるこちらとなります。主役は「集団行動」ですから、片瀬那奈ちゃんの出番は少ないと予想されます。其れにしても、早くも「桜井玲奈さん」を自ら潰した「冴島響子さん」の闘志には驚愕するしか術がありません。片瀬クン、そりゃ「共食い」ではありませんか。それで、こちらを選んだわけですが、片瀬那奈ちゃんはグリーンのブラウスにグレーのショーパンで黒いタイツ姿です。予想通り、小窓ちゃんとスタジオでチラリで、ほとんど出て来ません。小窓ちゃんも、ちっちゃ!でも、片瀬クンの顔芸はこんなに小さいワイプでもハッキリと分かります。

「どや顔」とは違って、編集するのは楽チンな番組と云えるでしょう。いっその事、小窓ちゃんで抜くのも無い方がもっとスッキリして宜しい。てか、こんな内容だったら「カエルの王女さま」のNG集が流れるまで「第18回がんばった大賞」を観ていれば好かったナァ。19時40分頃までに放送されたらしいしさ。でも、そーゆー事をすると、渋々ながらもバッティングを認めてしまう事になるわけですよ。バッティングが如何に恥ずべき愚挙であるのかを、チーム片瀬は全く認識していないのですかっ。何ら反省せずに幾度と無くバッティングを繰り返すのは、到底、許される事ではありませんよ!

此の番組自体が、長々と三時間も流すべき内容なのか甚だ疑問です。色んなグループの集団行動の練習風景と成果を追うのだけど、やっている事は基本的に同じなわけで、何度もおんなじ展開が繰り返されるだけじゃん。片瀬那奈ちゃんが出ていなければ、とても延々と三時間も付き合い切れません。いえ、もう30分位見て「長げぇ〜し、三時間やるって、まじっすか?」ですよ。正直に云って、「よふかしゴーちゃん。」で「120秒」予告を見ただけで「勘弁して下さいよ」と思いました。明日の「Oh! どや顔サミット 3時間スペシャル」も、早くもゲンナリ感が半端ではありません。

「集団行動 3時間スペシャル」は、小窓ちゃんを含めても編集したら「16分」になりました。片瀬那奈ちゃんの見せ場は、中盤の「スタジオでの行進場面」と「一回だけのコメント」のみ!観覧者が居た様ですから、現場に居れば印象は違ったのでしょうけど、テレビ桟敷には伝わって来ません。確かに、那奈ちゃんの姿勢が良い行進は好かったけれどさ。小窓ちゃんを含めた編集をするのにエライ時間が掛かってしまったぞ。一回ダビングしたら、小窓ちゃん部分は消しちゃうんだけどね。だから「小窓ちゃんはやめてけれ!」とお願いしているのですよ。もう、大変なんですから。

前述記事の通り、盟友・うっぴー☆の速報によれば「第18回がんばった大賞」での片瀬那奈ちゃんのVTR出演は「ほんの数秒」であり、こちらの「集団行動 3時間スペシャル」も小窓ちゃんを除けば「ほんの数分」でしょう。正に「大山鳴動して鼠一匹」と云うべき「バッティング事件」の結末です。結局は「またしても、片瀬那奈ちゃんはバッティングをした!」との不名誉な記録だけが遺りました。片瀬那奈ちゃんは、9月30日の「シューイチ」二時間生放送の後で、「只、見ている人」とは云え三時間番組の収録に臨まれたわけで、其れに関しては「お疲れさまでした」と云うしかありません。別に、片瀬クンを責めているのではないのです。

明日の「Oh! どや顔サミット 3時間スペシャル」は、なな、なんと、ロック・オペラ「サイケデリック・ペイン」千秋楽の翌日(9月25日)に収録されています。大阪での昼夜公演翌日に、東京で三時間番組の収録ですよ!そうした片瀬クンの頑張りには、シャッポも脱ぎ深々と頭が下がるばかりです。然し、其れと番組の評価は全く別です。「集団行動 3時間スペシャル」は無駄に長くて退屈でしたし、片瀬那奈ちゃんの出番もほとんどなかった。「Oh! どや顔サミット 3時間スペシャル」は、此れまでの経験上「鉄板の下らなくつまらない番組が恐怖の三時間!」と絶対保障されております。此の堪りに堪った鬱憤は、ドラマ「匿名探偵」でスカッと晴らしていただきたい!片瀬那奈ちゃんは、女優です。


「THANX 4 うっぴー☆」:(小島藺子/姫川未亜)



「集団行動3時間スペシャル」テレビ朝日公式サイト
「匿名探偵」テレビ朝日公式サイト


posted by 栗 at 21:57| TV | 更新情報をチェックする

「第18回がんばった大賞」

カエルの王女さま DVD-BOX カエルの王女さま Blu-ray BOX


フジテレビ 19:00〜21:54

今夜限定ドラマNG集は鍵部屋GTO37歳医者…月9木村拓哉に木10菅野の新着ハプニング 27時間TV貴重映像マラソン&大なわとび 五輪なでしこ伝説瞬間


片瀬那奈ちゃんは、「カエルの王女さま」NG集でVTR出演される模様です。10月9日に放送されたドラマ「ゴーイング マイ ホーム」初回を観たら、此の番組の予告が流れました。おっ、またドラマのNG集を放送するのね、当然「カエルの王女さま」もノミネートされて桜井玲奈さん役の片瀬那奈ちゃんも出ているナ。と思いましたが、何故か「10月11日、19時から!」とか云っていたのだ。「そんなバカな?」と思い、録画予約をしたら般若弐号に思いっきり「モロに重複して年子になっちゃったわよ、ヒヨッコちゃん!」と怒られました。あららららん、「集団行動 3時間スペシャル」と完全なるバッティングですか。ゆえに、10月10日に押っ取り刀で研音ちゃんが前日バッティング告知をやらかしても、「なるほどね、バッティングしているからギリギリまで告知が出来なかったのかしらん」と思ったわけよ。

三時間の長尺番組ですが、片瀬那奈ちゃんは「カエルの王女さま」のVTRがほんの僅かな時間流されるだけだと思われます。常識的に考えて、裏の「集団行動 3時間スペシャル」にゲスト出演されているのに、こちらにも出るのは「反則」です。然し、過去のVTRですから「ギリギリ・セーフでしょ?」って云う気なのだな。アノですね、こっちも「NG集」なんだから「未公開映像」じゃん。何をやらかしてくれちゃってんのよさ。もしかして、あたくしが面白がって「片瀬那奈ちゃんはバッティング女王」と書いて来たとでもお思いなのかしらん。えっとですね、本気で頭に来ているからこそ、書いているのだよ。「地球に落ちてきた男」じゃないんですから、一度に何チャンネルも観れませんよっ。いいかげんにして下さい。

さて、二番組同時録画で対応してくれた盟友・うっぴー☆から報告がありました。

「19時32分〜37分くらいまで「カエルの王女さま」でしたが、那奈ちゃん主体のNGはなくて天海姉さんと石田ゆり子さん。そして大島優子がメインのものばかりでした。那奈ちゃんは千葉クンの時にほんの少しだけ登場。ほんの数秒でメインではないので残す価値もないほどです。」

あららららん、バッティング告知の上に此の結果ですか。もうお話になりませんナァ。


「カエルの王女さま」INDEX


「THANX 4 うっぴー☆」:(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 21:47| TV | 更新情報をチェックする

「よふかしゴーちゃん。」で「集団行動 3時間スペシャル」&「Oh! どや顔サミット 3時間スペシャル」!

スペシャルズ (紙ジャケット仕様)


テレビ朝日 2:36〜2:50


「相棒 11」の初回は、普通に面白かったです。「相棒」の場合は「一話完結」なので、気楽に観れるのも好いですね。二時間スペシャルでも、イチオーは事件が決着するのでスッキリします。次回からも観ると思いますけど、うっかり何話か見逃しても楽しめますから安心です。片瀬那奈ちゃんが冴島響子役で御出演される「匿名探偵」も「一話完結」らしいので、途中参加とかも大いに期待できて数字にも繋がるのではないでしょうかしらん。別に数字なんてどーだっていいのですけど、片瀬那奈ちゃんも「シリーズ化したい!」と意気込んでおられるわけで、其の為には数字も大事です。

其れで、何となく深い時間のテレビをザッピングしていたら「シュガーレス」と云うドラマに「シューイチガールズ」の「大酒呑み」上田ちゃんが出ていました。モデルでシューイチガールズで深夜ドラマも出るって、上田ちゃんは片瀬クンの後継者になれますね。そんでもって、「よふかしゴーちゃん。」の前に「東京上級デート」って番組をやっていたのだけど、「AV」かと思ったわよ。さて、「よふかしゴーちゃん。」ですけど、予想通り「集団行動 3時間スペシャル」と「Oh! どや顔サミット 3時間スペシャル」の「120秒」長尺版予告が流れました。「集団行動 3時間スペシャル」予告には、片瀬那奈ちゃんは出ておりません。

「匿名探偵」予告も「CMとして」流れていたのですけど、「Oh! どや顔サミット 3時間スペシャル」予告には、僅かながら司会の片瀬那奈ちゃんが映っておりました。特筆すべきなのは、既に「Oh! どや顔サミット」公式サイトの画像でチラリと見れた通り、司会陣のユニフォームがリニューアルされている事でしょう。つまり其れは、此の「Oh! どや顔サミット」なる番組を今後も延々と続ける気まんまん!との「地獄の宣告」です。最悪ゲストも平気で居座っており、頭が痛くなっちゃったじゃまいか。別にあたくしは悪い事をしていないのに「きんこじ」で締め付けられている気分です。御本尊様、勘弁して下さい。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 02:50| TV | 更新情報をチェックする

「SESSIONS」INDEX

sessions.jpg



 プロデューサー:ジョージ・マーティン

 エンジニア:ノーマン・スミス、ジェフ・エマリック、他

 歌と演奏:ザ・ビートルズ


 (録音:1962年9月4日〜1969年1月29日)


 1985年 発売中止



ビートルズの編集盤で大儲けしたレコード会社は、当然CD化でまた儲けようと企んでおりました。然し、天下のビートルズですからテキトーにCD化するわけにも行かず、結構な時間が掛かります。そこで「だったら未発表音源を出そう!」と企画されたのが「SESSIONS」です。此の企画は随分と前から進行しておりまして、1981年からジョン・バレットがビートルズの録音テープを収集し整理しています。1983年には「The Beatles Live at Abbey Road」と云う未発表音源を公開するプレゼンも行われ、当然の如く海賊盤業者の餌食となりました。そうなれば「本物を出そうじゃないか!」となり、1985年にリリース予定と発表されジャケットまで制作されたのです。


ところが、ビートルズ(ポール、ジョージ、リンゴ、ジョンの代理人のヨーコ)は発売を認めず、「GET BACK」に続いて二作目の幻のアルバムとなってしまいました。特に断固として反対したのは、ポール・マッカートニーだったと云われています。結局、其の企画は十年後に「アンソロジー」として日の目を見る事となります。其の間に、何故かマスター・テープをコピーしたとしか思えない程に高音質のアウト・テイク集「Ultra Rare Trax」や「Unsurpassed Masters」などの海賊盤がぞくぞくと発売されてしまいます。アルバム「SESSIONS」に収録予定だった曲は、以下の通りです。



01. COME AND GET IT (McCARTNEY)

(ポール・マッカートニーがバッドフィンガーの為に書いた曲で、アルバム「ABBY ROAD」制作中の1969年7月24日にたったの一時間で全ての演奏と歌をポールひとりで多重録音したデモです。プロデュースを務めたポールは「此の通りにコピーすれば売れるよ」と指示し、バッドフィンガーがそっくりそのままマネして録音し、リンゴ・スターが出演した映画「マジック・クリスチャン」の主題歌にもなり大ヒットしました。ポールのヴァージョンは、後に「アンソロジー 3」に収録されています。)


02. LEAVE MY KITTEN ALONE (John / Turner / McDougal)

(オリジナルは1959年のリトル・ウィリー・ジョンで、1961年にジョニー・プレストンがカヴァーした此の楽曲は、1964年8月14日にアルバム「BEATLES FOR SALE」のセッションで録音されボツになった音源です。カヴァーの帝王であるジョン・レノンの熱唱が素晴らしく、何ゆえアルバムに収録されなかったのか理解に苦しみます。未発表となった此のアルバム「SESSIONS」からは此の曲がシングル・カットも予定され、B面はアルバム未収録の「OB-LA-DI, OB-LA-DA」別ヴァージョンとなるはずでした。「LEAVE MY KITTEN ALONE」は「アンソロジー 1」に、「OB-LA-DI, OB-LA-DA」は「アンソロジー 3」に、それぞれ収録されました。)


03. NOT GUILTY (HARRISON)

(ジョージ・ハリスンが1968年に「ホワイト・アルバム」用に書いた楽曲で、レコーディングは100テイク以上も行ったもののボツになってしまいました。ジョージは、1979年に発表したソロ・アルバム「慈愛の輝き」でリメイクして発表しています。時間を掛けてテイクを重ねた楽曲ですから、様々なテイク違いやミックス違いも存在し、海賊盤業者にとっては「おいしい楽曲」です。後に「アンソロジー 3」に収録されたのは、1984年にジェフ・エマリックが「SESSIONS」用に「take 102」からミックスした音源です。)


04. I'M LOOKING THROUGH YOU (LENNON / McCARTNEY)

(アルバム「RUBBER SOUL」に収録されたポール・マッカートニーが書いた楽曲の初期ヴァージョン(1965年10月24日録音の「take 1」)で、後に「アンソロジー 2」に収録されました。未だ中間部が出来ていない未完成状態であり、ポールとしては「完成版があるのに、今更どうしてこんなもんを出さなきゃいけないんだ?」との思いもあって発売に反対したのでしょう。1985年頃のポールは、まだまだ現役で「やる気まんまん!」だったわけですね。いや、ポールは2012年の現在でも「やる気まんまん!」だけどさ。)


05. WHAT'S THE NEW MARY JANE (LENNON / McCARTNEY)

(ジョン・レノン作で、1968年の「ホワイト・アルバム」用にレコーディングされたものの収録されず、1969年に「プラスティック・オノ・バンド」名義でシングル化しようとして却下され、未発表となった楽曲です。後に「アンソロジー 3」に編集されたヴァージョンが収録されました。此の楽曲は1969年11月26日にジョンとヨーコがオーヴァー・ダビングを行ったり、ミックスも何種も作られたので、多くの別ヴァージョンが存在します。内容は単調な曲で、ヨーコに影響されたジョンが「バカになった」としか思えない「出鱈目な代物」です。しかも「REVOLUTION 9」程には狂っていないので中途半端であり、「ホワイト・アルバム」から外されたのも納得の「ヘッポコ曲」です。)


06. HOW DO YOU DO IT (Mitch Murray)

(1962年9月4日に、ジョージ・マーティンがビートルズのデビュー・シングル曲として推薦し録音された音源です。ジョン・レノンが歌っておりますが、ビートルズは他人の曲でデビューするのを嫌い、わざとテキトーに演奏しました。「折角いい曲を見つけて来たのに、何て好い加減な演奏なんだ?分かったよ、もうキミたちがやりたい様にオリジナルでやろう」と折れたマーティンは、「HOW DO YOU DO IT」をジェリー&ザ・ペースメイカーズのデビュー・シングルにまわし、ガッツリとプロデュースして全英首位の大ヒット曲となります。マーティンの選曲センスが抜群でプロデューサーとしても一流だと証明されちゃうのだけど、ビートルズに相手にされなかったからマーティンがムキになって張り切ったのかもしれません。何にせよ、後に「アンソロジー 1」に収録された此のビートルズ・ヴァージョンは本人たちもやる気がない「完全なるボツ音源」です。)


07. BESAME MUCHO (Velázquez / Skylar)

(1962年6月6日にビートルズが初めてEMIで録音した音源のひとつです。ポールが歌っていて、1962年1月1日のデッカ・オーディションや、1969年1月29日の「THE GET BACK SESSIONS」でも演奏しています。ポールのお気に入りナムバーなのでしょうけど、ジョンは「つまらん!お前が選ぶ曲は、つまらん!」と大滝秀治声で云ったでしょう。此の時のドラマーは、ようやくデビューが決まった途端にクビにされた、哀れなハンサム・ボーイ「ピート・ベスト」です。「アンソロジー 1」に収録されていますが、よーするに、コレはEMIでのオーディション音源なのです。そんなもんまで、公式発売しなくたってええじゃまいか。)


08. ONE AFTER 909 (LENNON / McCARTNEY)

(1963年3月5日に「FROM ME TO YOU」と「THANK YOU GIRL」が録音されたセッションで取り上げられボツになった音源です。公式音源としては、1969年1月30日の「ルーフトップ・コンサート」で再演され、アルバム「LET IT BE」に収録されました。此の1963年ヴァージョンは「アンソロジー 1」に収録されましたので、お聴きになれば「何ゆえボツになったのか」がお分かりになると思います。)


09. IF YOU'VE GOT TROUBLE (LENNON / McCARTNEY)

(1965年2月18日に、後にアルバム「HELP !」となるセッションで録音された楽曲です。レノン・マッカートニーが「アルバムに一曲はリンゴにも歌わせよう」との温情で提供したのですが、「どーせ、リンゴ用だから」と手を抜いたのか出来が悪い曲の上に、リンゴの歌も酷い!結局、こんなんじゃアルバムに入れられないとなって、リンゴの歌はカヴァーの「ACT NATURALLY」に変更されたのです。「アンソロジー 2」にエラソーに収録されていますけど、こんな恥ずかしい「ボツ音源」を公開するのはイカンでしょ。)


10. THAT MEANS A LOT (LENNON / McCARTNEY)

(天然バカボンであるポール・マッカートニーが、1965年のアルバム「HELP !」セッションでしつこく何度も録音した挙句に「ボツ」になった「クズ音源」です。手をこまねいて、P.J.プロビーに丸投げしカヴァーさせましたが、最高24位と当時の「レノン・マッカートニー作品」としては信じられない結果となりました。よーするに、曲が酷いのだ。矢鱈と大仰でドラマティックな展開は、それこそフィル・スペクターにアレンジしてもらえばよかったんじゃまいか。てか、ポールは思いっきりライチャス・ブラザーズを意識して書いたんだろ?ホントはフィル・スペクターが好きなんだろ?「アンソロジー 2」に「take 1」が収録されています。)


11. WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS (HARRISON)

(「ホワイト・アルバム」に収録されたジョージ・ハリスンが書いた名曲の、1968年7月25日に録音された「take 1」です。後に「アンソロジー 3」に収録されたので聴く事が出来ますが、公式録音とは全く違ったアコースティック・ギターでの弾き語りを中心にしたシンプルなアレンジで、コレはコレで素晴らしい出来栄えとなっております。こーゆーのは、堂々と公式発売しても好いでしょう。)


12. MAILMAN, BRING ME NO MORE BLUES (Roberts / Katz / Clayton)

(1969年1月に行われた「THE GET BACK SESSIONS」では膨大な音源が残されましたが、ほとんどが正式発表できないクズばかりでした。此のバディ・ホリーのカヴァーも、ルーズな演奏でジョンがけだるく歌います。録音は1969年1月29日で、後に「アンソロジー 3」に収録されました。)


13. CHRISTMAS TIME(IS HERE AGAIN) (LENNON / McCARTNEY / HARRISON / STARR)

(ビートルズは1963年から1969年まで、毎年ファン・クラブ会員にクリスマス・レコードを送っていました。メッセージや即興寸劇など愉快なもので、毎年多忙なレコーディングの合間にキチンと正式レコーディグした心の篭った内容です。ファンを大切にしたビートルズらしいサービスで、ファンは毎年クリスマスが楽しみだったでしょう。1967年版は1967年11月28日に録音され、テーマ曲として書かれた「CHRISTMAS TIME(IS HERE AGAIN)」は正式な楽曲として6分を越える長尺ヴァージョンがレコーディングされました。クリスマス・レコードには断片しか収められなかったので、「SESSIONS」にはオリジナルを編集して収録予定でした。公式音源としては、「アンソロジー」のアルバムではなく、シングル「FREE AS A BIRD」のカップリング曲として短縮ヴァージョンが発表されました。)



上記の通り、現在ではアルバム「SESSIONS」に収録予定だった楽曲は公式盤「アンソロジー」で容易に聴けます。但し、あくまでも「未発表音源」なのです。こーゆーのは、所謂ひとつの「海賊盤でしか聴けない音源だったと云う事実」が、最早、2012年の世界では全く理解不能でしょう。何てったって、2011年にはビーチ・ボーイズの「SMiLE」が公式発売されてしまったのですからね。簡単に手に入ってしまうのが、幸福なのか不幸なのかは分かりません。「いつでも買えるから放っておこう」と思ったなら、其れは大したモンじゃないのです。ビートルズは、出逢った時からどこのレコード店に行っても沢山ありました。でも、あたくしは「今しかない!」と思って買いました。早く針を落として、聴きたかったのです。もっともっと、いっぱい、ビートルズが聴きたかった。其れは、今も変わらず同じ気持ちです。



(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする