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2012年09月14日

「Oh ! どや顔サミット」INDEX Part 6

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 「Oh ! どや顔サミット」INDEX Part 1(パイロット版、#1〜#10)
 「Oh ! どや顔サミット」INDEX Part 2(#11〜#21)
 「Oh ! どや顔サミット」INDEX Part 3(#22〜#27)
 「Oh ! どや顔サミット」INDEX Part 4(#28〜#37)
 「Oh ! どや顔サミット」INDEX Part 5(#38〜#46)

 2012年7月6日:「Oh ! どや顔サミット 2時間スペシャル」(#047)
 2012年7月13日:「Oh ! どや顔サミット」#048
 2012年7月20日:「Oh ! どや顔サミット」#049
 2012年7月27日:「Oh ! どや顔サミット」#050

 2012年8月10日:「Oh ! どや顔サミット」#051
 2012年8月17日:「Oh ! どや顔サミット」#052
 2012年8月24日:「Oh ! どや顔サミット」#053
 2012年8月31日:「Oh ! どや顔サミット」#054

 2012年9月7日:「Oh ! どや顔サミット」#055
 2012年9月14日:「Oh ! どや顔サミット」#056


【主要関連過去 INDEX】
 「浜ちゃんと!」ゲスト出演リスト(2005年〜2008年の出演リスト)
 「検事・鬼島平八郎」INDEX
 「ボクら星屑のダンス」INDEX


来週(9/21)と再来週(9/28)がお休みですので、片瀬那奈ちゃんが司会を務める「Oh ! どや顔サミット」は「6クール」目を無事に終了いたしました。次回予告(恐怖の「三時間スペシャル!」)が流れましたので、普通に「7クール」目に突入するのは確定でございます。片瀬那奈ちゃんのレギュラー番組が続行決定!なのに、何ゆえワクワクしないのでありましょうかしらん。もう「56回」も放送され、「二時間スペシャル」や「三時間スペシャル」も制作されているわけで、イチオーそれなりに人気がある番組なのでしょう。嗚呼、「東スポ」を信じたあたくしがアホでした。

でもですね、個人的には此の番組を面白いと思った事がほとんどありません。いや、ズバリ云って、片瀬那奈ちゃんがレギュラー出演された多くの番組の中でもぶっちぎりに「つまらなく下らない最低最悪の番組」だと思っております。全く以って「片瀬那奈ちゃんの無駄遣い」です。浜ちゃん&西村さんと組んで、何ゆえこんなにも酷い結果になってしまったのか?ま、立場上、片瀬那奈ちゃんが御出演する限りは我慢して観続けますよ。此れも、チャレンジャーにとっては「修行」なのでしょう。それにしたって、酷いよナァ。何とかならんのか?

あたくしは、此の「Oh ! どや顔サミット」と云う番組に対しては、パイロット版から徹頭徹尾「批判的立場」を取り続けて来ました。其れは、浜ちゃんと片瀬クンが絡んだ過去の番組がとても面白かったので「大いに期待したものの見事にスカされた」との理由もあります。でもですね、今にして思えば「どや顔」も初期の方がまだマシでした。現在のカタチになってから、もっと酷くなってしまったのだ。回を重ねるごとに、ダンダンダンと悪くなってゆくんですから、呆れ返ってしまいます。但し、此の番組に関してはオリジナル版は遺さず、ズタズタに斬り捲くった「片瀬那奈ちゃんヴァージョン」にしています。其れを観ると、片瀬クンのリアクションや表情が実に好いのだ。

つまり、片瀬那奈ちゃん、そして浜ちゃん&西村さんの司会陣は、しっかりと好い仕事をされているのです。取り上げるネタも、他のバラエティ番組にパクられたりしていますので、着眼点は決して悪くないはずなのです。嗚呼、それなのに、何ゆえこんなにも酷い番組になっているのでありましょうかしらん。あたくしは、原因はハッキリと分かっておりますが、其れを明かす事はしません。批判も宣伝になっちまうからね。リアルタイム視聴で我慢して「居なかった事に編集」すると、とっても「快適な番組」に変貌するのですよ。ま、編集する手間が勿体ないので、最初から居ない方がいいって事です。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 23:28| INDEX | 更新情報をチェックする

「Oh ! どや顔サミット」#056

東大全共闘1968‐1969


テレビ朝日 21:00〜21:54

【MC】浜田雅功、西村雅彦、片瀬那奈
【おバカ芸能人】山田親太朗、ユージ、道重さゆみ、飯窪春菜、坂口杏里、他
【高学歴芸能人】高田万由子、八田亜矢子、本村健太郎、三浦奈保子、加藤ゆり、瀧口友里奈(以上、東大)、ラサール石井、小島よしお(以上、早稲田)、パックン(ハーバード)


めっちゃ頭のいい芸能人が大集合!僕たち賢すぎてゴメンナサイ。でもね、頭良くても、いい事もあれば悪いこともあるんですよスペシャル!
超高学歴芸能人が大集合!僕たち賢すぎてゴメンナサイSP 偏差値32おバカ芸能人ブチ切れ?部活とバイト三昧で世界のハーバードへ?3カ月の勉強で東大に合格する方法?東大6人早稲田2人ハーバード1人!高学歴芸能人が?必勝勉強法を伝授!ノートを○○?教科書を回すとは?医者、弁護士…同級生もスゴイ人だらけ!そんな彼らにおバカ芸能人が噛み付いた!私の自慢はオール1?



毎度おなじみの「どや顔」ですが、来週と再来週はお休みです。其のお知らせには、思わず「ホッ」としてしまいましたが、先週は西村さんが「役者さんは役者、役者は役者さん!」とばかりに堂々と欠席されましたので、司会者三人揃い踏みは「一ヶ月で一回しか観れない!」と云うプレミアムな今宵となりますよっ。番組表に「終」と記されておりませんので、10月には大復活!しやがるのでしょう。「チッ」まだおわんねーのかよ。天下の「東スポ」によれば「昨年(2011年)中に打ち切り決定!」だったはずなのにナァ。ところで、本日(9/14)ウエッティが入籍されたそうですね。お誕生日とダブルでおめでとうございます。

片瀬那奈ちゃんは、いつもの制服姿で髪は上を編み込んでウェーヴをかけて下ろしています。やっぱり、真ん中に西村さんが居ると落ち着きます。初っ端から「つまらなさ全開モード」ですけど、暫くはお休みされるそうですから我慢して見てやるか。てか、芸人よりモー娘。のボケの方が面白いって、どーよ?完全に負けてるじゃん。もう次からアイドルをボケ要員ゲストにして、つまらない芸人は外しなさい。そんでもって「続いては、こちらです!」って云う時は、片瀬クンを映してくれなきゃ困るぞ。益々、編集が困難になるざんしょ。こっちとら、つまらない芸人の映像に被ったら、泣く泣く片瀬クンの声もカットしなきゃならんのだよ。其の口惜しい気持ちを、どーしてくれるんだ!

次回は10月なのですけど、なな、なんと「三時間スペシャル!」と告知されちまったじゃまいか。おいおい、それじゃ二週休んだ分も帳消しで、一気に三回分のゲンナリ感を味わえって事ではありませんか。そんなんだったら、毎週一時間ずつの方がまだマシですよっ。其れよりもだ、何事もなく平然と「どや顔」が「7クール」目に突き進むって、どーゆー冗談なのでありましょうかしらん。一体、誰がこんな最低な番組を支持しているのか、あたくしにはサッパリ分かりません。10月12日からは片瀬那奈ちゃんが「冴島響子」役で御出演される「匿名探偵」が同じテレビ朝日(「どや顔」は朝日放送制作ですけどね)で同じ金曜日に始まりますので、「どや顔」でのトホホ感を払拭して下さる名演技を大いに期待いたします。


(小島藺子)



「Oh ! どや顔サミット」朝日放送公式サイト


posted by 栗 at 21:57| TV | 更新情報をチェックする

FAB4-202:ACROSS THE UNIVERSE

WorldCov.jpg ヤング・アメリカンズ(紙ジャケット仕様) Pleasantville: Music From The Motion Picture



 w & m:LENNON / McCARTNEY


 P:ジョージ・マーティン('68-2/4、8、'69-10/2)、グリン・ジョンズ('70-1/5)、

   フィル・スペクター('70-3/23、4/1、2)

 E:ケン・スコット('68-2/4、8)、マーティン・ベンジ('68-2/4)、ジェフ・エマリック('68-2/8)、

   ジェフ・ジャラット('69-10/2)、ピーター・ボーン('70-3/23、4/1、2)

 2E:リチャード・ラッシュ('68-2/4、8、'70-4/1)、フィル・マクドナルド('68-2/4)、

    アラン・パーソンズ('69-10/2)、ロジャー・フェリス('70-3/23、4/2)

 録音:1968年2月4日(take 1-7、take 7 に SI 「歌、コーラス」、

    編集した take 8 に SI 「ベース、ドラムス(後に消去)」、未使用「効果音」)、

    2月8日(take 8 に SI 「歌、コーラス、ギター、マラカス、ピアノ」)、

    1970年4月1日(take 8 を編集した take 9 に SI 「ドラムス、オーケストラ、コーラス」)

 MONO MIX:1968年2月8日(take 8 より 1-2)

 STEREO MIX:1969年10月2日(take 8 より 1)、1970年1月5日(take 8 より 1)、

         3月23日(take 8 より 1-8)、4月2日(take 9 より 10-13)


 初出:1969年12月12日 (「No One's Gonna Change Our World」 A-1)

 リーガル(ゾノフォン)スターライン SRS 5013(ステレオ)



 1970年5月8日 アルバム発売 (「LET IT BE」 A-3)

 アップル(パーロフォン) PCS 7066(ステレオ)



ジョン・レノンが書いた傑作で、録音は1968年2月に行われました。シングル盤用に用意された楽曲で他のメムバーやスタッフの評判も非常に良かったものの、ジョン本人がレコーディングの出来に納得せず、結局シングルにはポール・マッカートニー作「LADY MADONNA」とジョージ・ハリスン作「THE INNER LIGHT」が選ばれました。前述の通り、「LADY MADONNA」のプロモーション・フィルムを撮影時には、ジョン作の「HEY BULLDOG」が録音されますが、そちらも1969年1月発売のサントラ盤「YELLOW SUBMARINE」へ回されます。「ACROSS THE UNIVERSE」は、映画「YELLOW SUBMARINE」用の未発表曲を中心にしたEP盤を出す企画でもラインナップに浮上しますが、企画自体がボツになってしまいました。ナンダカンダあって、録音されてから発表されるまで二年も経過してしまいます。


1969年1月の「THE GET BACK SESSIONS」で再びリハーサルで取り上げられ、其の演奏シーンは映画「LET IT BE」で観る事が出来ます。然し、正式なレコーディングは行われませんでした。1969年9月20日に、アップルの会議でジョン・レノンは「ビートルズと離婚する」と脱退宣言をします。アルバム「ABBEY ROAD」発売直前の事で其れは極秘とされますが、以後ジョン・レノンはビートルズ名義でのレコーディングには参加しておりません。ジョンは、自分で創ったバンドを自分で破壊しました。ポール・マッカートニーはショックのあまりスコットランドの農場に引き篭り、其れが「ポール死亡説」の信憑性を高める事となります。でもですね、ポールはチャッカリと宅録でソロ・アルバム「McCARTNEY」を作っていやがったのだ。兎も角、ビートルズは「ABBEY ROAD」を完成した時点で終わっていたのです。


然し、「ACROSS THE UNIVERSE」を「世界自然保護基金」のチャリティ・アルバム「No One's Gonna Change Our World」(此のタイトル自体が「ACROSS THE UNIVERSE」の歌詞に由来している)に収録する企画が進行していました。「ACROSS THE UNIVERSE」のレコーディングは、1968年2月4日と8日にビートルズの四人で行われ、ポールの提案でスタジオのまわりに集まっていたファンの中から女の子二人(リジー・ブラヴォーとゲイリーン・ピース)をポールが選びコーラスで加わりました。ビートルズの楽曲にファンの女の子が参加したなんて事は、此の曲だけです。1969年10月2日にジョージ・マーティンは其のレコーディングを引っ張り出し、テープ・スピードを早くした上に、「世界自然保護基金」用に合わせて勝手に「鳥のさえずりや羽ばたき音」を加えたミックスを制作し、其れが「No One's Gonna Change Our World」A面一曲目に収録され1969年12月12日に発売されました。此のミックスに関しては、ビートルズは関知しておりません。何せ、もう解散状態だったのですよ。尚、2009年の「MONO MASTERS」に初収録された「バード・ヴァージョン」のモノラルは、ステレオよりも遅くジョンの肉声に近くなっています。


チャリティー・アルバムは英国のみの発売で、すぐに廃盤になってしまいます。ゆえに、現在では「PAST MASTERS」で容易に聴ける所謂ひとつの「バード・ヴァージョン」も、かつては入手困難な「お宝音源」でした。さて、映画「LET IT BE」の企画も進行しており、グリン・ジョンズは幻のアルバムとなった「GET BACK」の改訂版で映画に演奏シーンがある「ACROSS THE UNIVERSE」をラインナップに加えます。テープ・スピードを元に戻し、コーラスなどを消して恰もライヴ音源の様にミックスしますが、元は同じテイクであり、未発表となります。そして、フィル・スペクターが登場します。「THE GET BACK SESSIONS」をジョン・レノンとジョージ・ハリスンに託されたスペクターは、大胆なアレンジを施してアルバム「LET IT BE」を完成させました。然し、「ACROSS THE UNIVERSE」はビートルズが1968年2月にレコーディングしたっきりだったので、「バード・ヴァージョン」と同じマスター・テイク(take 8)を元にしているのです。


フィル・スペクターは、ジョージ・マーティンとは逆にテープ・スピードを遅くし、ファンの女の子やビートルズのコーラスも消してジョンの歌だけにし、大仰なオーケストラと女性合唱団をオーヴァー・ダビングしました。ちなみに1970年4月1日に行われた其のレコーディングには、リンゴ・スターのみが参加しドラムスを叩いています。印象が大きく異なる二つのヴァージョンですが、元になったのは全く同じテイク(take 8)です。後に「アンソロジー2(1996年)」に別テイク(take 2)が、「LET IT BE...NAKED(2003年)」にはマスター・テイク(take 8)からコーラスなどを除きテープ・スピードを元に戻したリミックスが収録されました。でも、結局はジョン自身が望んだカタチでは遺されていない楽曲とも云えるでしょう。ジョンにとって相当な自信作で「詩だけでも通用する」と自画自賛していました。デヴィッド・ボウイがカヴァーした際には、ジョンがギターで参加しています。其のアレンジから判断すれば、おそらくジョンはフィル・スペクターによるスローなヴァージョンの方が気に入っていたと思われます。



(小島藺子)



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