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2012年09月10日

「サイケデリック・ペイン」東京公演、十七日目(22/23)

sp-b.jpg The Devil Rides Out


18:30開場、 19:00開演 サンシャイン劇場

片瀬那奈 as レディー・パンドラ

THE DEVIL RIDES OUT


「サイケデリック・ペイン」公式サイト


片瀬那奈ちゃんが、ギンギラギンにさりげなく「レディー・パンドラ」を絶賛熱演中のロック・オペラ「サイケデリック・ペイン」東京公演も、残すは本日(9/10)夜公演と明日(9/11)昼公演の二公演のみとなりました。片瀬那奈ちゃんは、先週の水曜日(9/5)から休みなしで「一週間で九公演!」と云うハード・スケジュールを敢行中です。水曜日と土曜日は昼夜二公演でしたし、昨日(9/9)には生放送の「シューイチ」も穴を開けずに務められました。何度でも繰り返しますが、本当に立派ですねっ。でもですね、「シューイチ」で片瀬那奈ちゃんとタッグを組んでおられるヒデちゃんも働いていますねぇ。昨日(9/9)は、朝に「シューイチ(日本テレビ)」二時間生放送、昼には「ウチくる !?(フジテレビ)」、夜には「プレミア音楽祭 2012夏(テレビ東京)」三時間生放送(徳光さんと一緒に司会していて、日テレの番組かと思いました)、さらに深夜に「MUSIC LOVERS(日本テレビ)」、と合計「六時間半!」もテレビに出ておりました。其の内の「五時間は生放送!」だったわけですよ。そんでもって、バッティングするからと準レギュラーの「ほこ×たて(フジテレビ)」は欠席された模様です。う〜む、ヒデちゃん「売れっ子」ですねっ。

ところで、「サイケデリック・ペイン」公演に関する記事は、「片瀬那奈ちゃん舞台出演記事」の恒例に法りましてですね、主に洋楽ロックの曲名をそれぞれのキャッチ・コピーにして来ました。もうお分かりでしょうが、今回は曲名に「DEVIL」が入っているものを採用させて頂いたのですけど、本日は同名小説を原作とした映画のサントラ盤を貼っております。いえね、そろそろ終盤ですので「ネタ切れ」した訳ではなくて、The Monochrome set の「Eligible Bachelors」にも同名の「THE DEVIL RIDES OUT」と云う楽曲が収録されております。実は、此の日本では劇場未公開ホラー映画(ドラキュラ役で有名なクリストファー・リー主演で、意外にも「悪魔研究者」と云う善玉で登場し悪魔と闘う!)が商品化された時の邦題が「悪魔の花嫁」なのです。おっと、何やら余計な事をしゃべりすぎた気がするぞ。

明日の東京最終公演には、あたくしも二度目の観劇に出かけます。以前に確か「東京最終日が終わったら、思いっ切りネタバレします」と予告した気がしますけど、気が変わりました。片瀬那奈ちゃんは其の後に大阪公演を控えており、其れは「9月22日(土)から24日(月)の三日間で五公演!」と云う俄かに信じられない超過激な日程です。あたくしも、折角ここまで「ネタバレ」を避けて来たのですから、大阪公演を楽しみに待っておられる皆様の為にも途中でやらかしちゃアカン!でしょう。ゆえに、完全なる「ネタバレ」は大阪公演終了後までやりません。ま、個人的には「此の舞台は、例えばストーリーとかをネタバレしても、ほとんど問題ないんじゃまいか?」とは思いますけどね。尚、本日は盟友・うっぴー☆が、なな、なんと「四度目」の観劇に臨みますので(ちなみに、うっぴー☆は、大阪公演も二公演観劇予定で、合計「六公演!」を観ますよっ)、ネタバレにならない程度に特筆事項は書き足す予定です。あたくし&うっぴー☆の観劇録を元にした「完全ネタバレ」は、繰り返しますが、大阪公演終了後に公開いたします。

さて、うっぴー☆からの感想が届きました。本当に連日連夜超満員の大盛況で、当日券は電話では取れない状況の様で、劇場受付での僅かなキャンセル分などを求める方々が長蛇の列を作っていたそうです。下北沢の小劇場だったら、通路に座布団を敷いて増席してでも入れちゃうトコですが、規則がありますからそーゆーわけにもいきませんね。そもそも、通路にお客さんが座っちゃったら此の舞台は成り立たないしさ。レディー・パンドラの演技は、益々ボルテージが上がっている様子です。連日連夜、著名人も多く訪れており、此れまでも那奈ちゃん関連だと鴻上尚史さん、ヒデちゃん、瀬戸朝香さんなども観劇されていたようですが、本日は堤真一さんや天海祐希さんが訪れていたらしいです。そんでもって、本日(9/10)発売の「演劇ぶっく」10月号に「サイケデリック・ペイン」の記事が掲載されていて、レディー・パンドラもチラリと載っています。


「THANX 4 うっぴー☆」(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 19:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-198:GOLDEN SLUMBERS

ゴールデン・スランバー ゴールデンスランバー~オリジナルサウンドトラック~ Sesame Road


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:フィル・マクドナルド、ジェフ・エマリック(7/30-8/19)
 2E:クリス・ブレア(7/2-4)、ジョン・カーランダー(7/30-31)、アラン・パーソンズ(8/15-19)
 録音:1969年7月2日(take 1-15)、
    7月3日(take 13&15 を編集した take 13 に SI 「歌、ギター」、編集し take 16-17)、
    7月4日(take 17 に SI)、
    7月30日(take 17 に SI 「歌」)、
    7月31日(take 17 に SI 「歌、ドラムス、ティンパニー」)、
    8月15日(take 17 に SI 「オーケストラ」)
 STEREO MIX:1969年7月30日(take 17 より 1)、8月18日(take 17 より 1-2)、8月19日(メドレー編集)

 1969年9月26日 アルバム発売 (「ABBEY ROAD」 B-8)
 アップル(パーロフォン) PCS 7088(ステレオ)


ポール・マッカートニーが書いた楽曲で、アルバム「ABBEY ROAD」のB面メドレー第二部の最初に登場します。そして、其の後は最後までずっとポールが書いた楽曲が続くのでした。次の「CARRY THAT WEIGHT」とは、最初からメドレーとして録音されました。メドレー構想が固まってから最初にレコーディングされたのが「GOLDEN SLUMBERS」〜「CARRY THAT WEIGHT」と云う事になります。そして、其の時にジョン・レノンは交通事故に遭い入院中で不在でした。ゆえに、ベーシック・トラックは、ポール(ピアノ)、ジョージ(ベース)、リンゴ(ドラムス)の三人で行われ、おそらく其の後のオーヴァーダビングでもジョンは参加していないと思われます。ジョンは「ABBEY ROAD」のB面メドレーを「下らないガラクタの寄せ集め」と酷評しましたが、メドレー構想の初めに参加出来ず「ポール主導で進められていた」のが気に入らなかったのかもしれません。

此の「GOLDEN SLUMBERS」は、ポールが義理の妹ルース(ポールの父親ジムの再婚相手の連れ子)に絵本を読んであげていた時に見つけた16世紀に書かれたトーマス・デッカー作の子守唄から発想されています。余りにも古い曲なので、原曲が分からないポールは勝手に自分で曲をつけて詩も改変しました。でも、詩に関してはほとんど「モロパク」とも云えます。何百年も昔のもんだからって、こりゃマズイんじゃまいか。訴えられたら、完全に「アウト!」でしょう。ま、ポールは「パクリの常習犯」ですから、知ったこっちゃなかったのでしょうけどね。てか、自分でネタバレしちゃうし、挙句に「ビートルズは20世紀最大の盗作集団なのだ!(違う!其れは、ポール、お前だっ)」とか平気でぬかす「天然バカボン」です。そんでもって、子守唄なのに何でポールはこんなに大声でがなっておるのよさ。血管が切れそうな程にきばって♪ご〜るでんすらんば〜♪とか叫びやがってさ。こんなんじゃ、うるさくって全然眠れませんよっ。

「GOLDEN SLUMBERS」〜「CARRY THAT WEIGHT」は、否が応でもビートルズの終焉を聴く者に意識させる哀愁たっぷりでドラマティックな展開です。ジョージ・マーティンが書いた渾身のスコアによるオーケストラが盛り上げ、アルバム「ABBEY ROAD」を、そしてビートルズの評価を大いに高めました。然し!当のポール・マッカートニーは自分が成し遂げた事を全く理解していなかったのだ。1989年に、ポールは久しぶりの世界ツアーを開始します。1990年3月にはソロとして初の来日公演も実現しました。多くのビートルズ・ナムバーも解禁した素晴らしいライヴで、クライマックスで「GOLDEN SLUMBERS」〜「CARRY THAT WEIGHT」〜「THE END」が演奏されました。でもですね、ポールは当初セット・リストに入れる気はなくて、なんとなくリハーサルで演奏したのです。すると、スタッフが感動のあまり号泣し(其れは当然の反応だと思う)、其れを見たポールは「おやおや、そんなに受けるんだったら、本番でもやってみようかナァ」と決めやがったのよさ。

「サー・ポール、自分を過小評価しすぎですよ!」


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする