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2012年09月02日

「サイケデリック・ペイン」東京公演、十日目(13/23)

sp-b.jpg In the Wake of Poseidon : 40th Anniversary Series


13:30開場、 14:00開演 サンシャイン劇場

片瀬那奈 as レディー・パンドラ

THE DEVIL'S TRIANGLE


「サイケデリック・ペイン」公式サイト


本日(9/2)、片瀬那奈ちゃんは朝から「シューイチ」に生出演された後で、ロック・オペラ「サイケデリック・ペイン」昼公演でレディー・パンドラ様を演じられます。リアル・タイムでの片瀬那奈ちゃんの動向はそうなっておりますが、大久保千秋を演じられた映画「闇金ウシジマくん」も絶賛上映中であり、更に夏目理恵子を演じられたドラマ「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」の再放送もあると云う、贅沢過ぎる日曜日となります。そして、「サイケデリック・ペイン」の上演時間は「14:00〜16:30」で、「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」の放送時間は「14:00〜16:00」で、「闇金ウシジマくん」もメイン上映館である新宿バルト9では「13:45〜16:05」の回があります。えっと、女優・片瀬那奈が、まさか、まさかの「トリプル・バッティング」じゃまいかっ。

此の事態には、コピー・ロボットを一台持つパーマンでも、どこでもドアを持つドラえもんでも、完全制覇は不可能だ。藤子・F・不二雄先生も天国で「参ったナァ」と頭を抱えていますよっ。正に、片瀬那奈ちゃんが三つ巴の大決戦に、キングギドラも尻尾を巻いて宇宙の彼方に逃げ出し、「二人の猪木が闘っている!」とフルタチに絶叫された「1988・8・8」の「猪木 vs 藤波」も霞んでしまいます。「でも、藤波は、参ったはしてませんよ!」と小鉄が叫んでも勝負あった。「猪木 vs 海賊男」や「武藤 vs グレート・ムタ」でも歯が立ちません。おっと、何だかネタバレしそうになったじゃまいか。「シューイチ」での片瀬那奈ちゃんの肩書きは、以前は「お父さんの味方」でしたが、現在は「日曜日も頑張ります」となっております。(本日は「舞台公演中も頑張ります」に変わっていました)。えっと、ひとこといいかしら。

「片瀬那奈ちゃん、日曜日も頑張り過ぎですよ!」

さて、本日はうっぴー☆が三回目の観劇に出かけ感想を伝えてくれました。演出にも更に変化があり、カーテンコールでのレディー・パンドラはかなりテンションが高かったようです。


「THANX 4 うっぴー☆」(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 16:37| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」再々放送

時の剣―告発弁護士シリーズ (講談社文庫)


テレビ東京 14:00〜16:00

片瀬那奈 as 夏目理恵子

(撮影:2007年5月/京都、奈良ロケ)


2007年11月に放送された、今は亡き名優・藤田まことさん主演のドラマ「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」が蘇ります。片瀬那奈ちゃんが新人弁護士・夏目理恵子を演じられた此の作品は、テレビ東京では今回が三度目の放送となり、BS JAPAN や系列局でも何度も繰り返し放送されている人気作です。撮影は2007年5月で、片瀬那奈ちゃんにとっては初舞台「僕たちの好きだった革命」初演の次に挑まれた作品でした。もう五年前のドラマですから、片瀬那奈ちゃんが若いですね。髪は長いし、メイクも現在とは違っています。此の作品の前には、2006年に「鉄板少女アカネ!!」で西豪寺エレナを演じコメディエンヌとしての評価が確立し、前述の初舞台を経験し演技に深みが増していました。

2007年2月に放送された「らんぼう2」(撮影は、2006年12月)と此の作品の間に、初舞台「僕たちの好きだった革命」初演(2007年2月〜4月)がありました。同じ二時間ドラマが前後にあるので、初舞台前と後の演技の違いがとてもよく分かります。基本的にはシリアス路線での演技で、2007年に出演された連続ドラマ「地獄の沙汰もヨメ次第」や「暴れん坊ママ」でのコメディ路線とは違った魅力があります。新人弁護士の役ですので地味なスーツ姿ですけど、場面ごとにバリエーションを変えています。ロケ・シーンでの奈良と京都の風景も美しいですし、スタジオ・シーンも京都の撮影所で撮られたのでしょう。余談ですが、先日「ウチくる !?」で福士誠治くんがゲスト出演された時に、俳優の先輩として尾美としのりさんが出てらして「確か、尾美さんも片瀬クンとガッツリ共演された作品があった気がするナァ」と思ったのですけど、コレでしたね。

本編に関しては、本放送通りノーカットだと思います。本放送時には、未だ地デジ番組が一回しかダビング出来なかった為、CMもカットせずに「1時間48分」丸ごと焼いたので正確な数字は分かりません。今回はCMをカットして「1時間29分余り」でしたので、通常の二時間ドラマの尺です。然し、CMが「30分」もあるんですね。こうした単発の二時間ドラマは、DVD化される機会もほとんどありませんので、再放送は大歓迎です。テレビ東京さんには期待できそうなので、何れは昨年(2011年)の「ボクら星屑のダンス」も再放送されるでしょう。他局も沢山持っているのですから出し惜しみしないで、もっともっと片瀬那奈ちゃん出演ドラマを再放送して下さい。


 本放送:2007年11月18日(BS JAPAN)、2007年11月21日(テレビ東京)
 再放送:2009年10月25日(テレビ東京)

「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



「日曜ミステリー」テレビ東京公式サイト


posted by 栗 at 16:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「シューイチ」#070

佐々木健介&北斗晶 最強夫婦VS最凶都市伝説[DVD]


日本テレビ 8:00〜9:55

【MC】中山秀征、片瀬那奈
【コメンテーター】中丸雄一(KAT-TUN)、尾木直樹、渋谷和宏
【プレゼンター】笛吹雅子、辻岡義堂
【シューイチガールズ】加藤多佳子黒田有彩三原勇希上田眞央浅賀優美

24時間テレビ名場面をまとめて紹介します(1)家族4人でタスキリレー!健介&北斗一家のマラソンたっぷり…中山秀征がゴール後の4人直撃(2)武道館で熱唱!日本の名曲まとめて(3)フラガールが武道館に登場…シューイチカメラが密着 「ひみつのアッコちゃん」綾瀬はるか&岡田将生を直撃 大久保佳代子&いとうあさこと行く富士山麓グルメ旅…ワイン試飲し放題&ウマいバーベキュー三昧【生放送につき内容は変更の可能性があります】


先週は「24時間テレビ」でお休みだった「シューイチ」が帰って来ます。ところが「24時間テレビ」特集って、何じゃらホイ。片瀬那奈ちゃんは、本日は舞台「サイケデリック・ペイン」の昼公演の前に生出演となりますので、頑張って頂きたい!ところで、内山理名ちゃんのドラマ情報がドドンガドン!と入って来ましたね。既にお伝えした水谷豊さん主演で「相棒」出演陣もてんこ盛りな「だましゑ歌麿U」(9/15)に加え、NHK BSプレミアム「そこをなんとか」第一話(10/21)にゲスト出演、更に、10月スタートの連続ドラマ「捜査地図の女」(テレビ朝日系)にレギュラー出演!と怒涛の快進撃が始まります。地上波連ドラのレギュラー出演は「どや顔」の前番組だった「悪党〜重犯罪捜査班」以来ですから、嬉しいです。対して、片瀬那奈ちゃんはロック・オペラ「サイケデリック・ペイン」後の女優活動がサッパリ分かりません。またしても「司会業に専念!」となってしまうのでありましょうかしらん。

「舞台公演中も頑張ります」と、片瀬那奈ちゃんが髪をキリリン!とまとめ、染め込み花柄の派手なミニワンピース姿で生脚全開!オデコも全開!で登場です。早速、ヒデちゃんが「セクシーな舞台」と持ち上げると、片瀬クンは「(悪魔メイクをしていないので)久しぶりに自分に戻った様な気がして恥ずかしい」なんぞと御挨拶。加藤多佳子ちゃんが義堂アナと担当の「シューマツ5Min.」から始まるのも久しぶりです。おや、「小窓ちゃん」の位置が左へ変わった。おっと、上田眞央ちゃんがモデルとして取り上げられました。「トレナビ」で大酒かっくらってる姿とは全く違う凛とした姿は、流石は現役「ノンノ」モデルさんです。続いて「24時間テレビ」特集へ向かいまして、なるほど、ココで元のワイプが右に出るから移動したのね。「フラガール」の話題では、昨年(2011年)に片瀬那奈ちゃんがいわき市を訪れた映像や、2008年の主演舞台映像も流れました。そして、「フラガール〜虹を〜」に合わせて「小窓ちゃん」の那奈ちゃんが歌っております。う〜む、やっぱり「フラガール」は好いナァ。

「舞台フラガールは、いっぱい観たので記憶が曖昧」なんぞと書きましたが、とんでもない間違いでした。「フラガール〜虹を〜」が流れた瞬間に、デスノートを再び手にしたキラの如く舞台「フラガール」の記憶が蘇り、「あたくしは、伊達や酔狂で27公演も観てなかったのだナァ」と思い知らされましたわよ。てか、やっぱり「小窓ちゃん」の場所が変わると慣れてないので困っちゃうナァ。「健介&北斗一家のマラソン」をヒデちゃんがゴール後に取材(「中山のイチバン」の代わり?)していますけど、誠之介が眠くて欠伸しとるじゃまいか。生放送でゴールのトコだけ流していたのですけど、「息子二人は20時まわっているのにテレビに出ていて平気なのかしらん」と思ってしまったぞ。現役プロレスラー時代の北斗には、何度かサインしていただいたり握手してもらったりしたものでございます。あたくしが最も多く年間50興行くらいプロレスを生観戦していた頃って、北斗がエースでしたからね。「デンジャラス・クイーン」とか「女・猪木」とか呼ばれていたのですよ。

さて、ガッツリと「24時間テレビ」に尺を取って、9時近くなって黒田有彩ちゃんと義堂アナが担当の「ショービズ」です。おっと、「小窓ちゃん」が右に戻った。クロアリちゃんは突撃リポートでも登場だ。「恒例シューイチカード」って、まだ二回目だし、先週がお休みだったからすっかり忘れていましたよ。あらら、思いっ切り短縮版じゃん。「ZIP!」からの呼びかけに、「MOCO'Sキッチン!」と事務所の後輩をフォローをする片瀬クン。大好評の「まじっすか!?」は、渋谷で話題のカフェを調査です。中丸くんも「MOCO'Sキッチン!」とか云っていますね。「シューイチ」は、もこみち推しなの?てか、もこみちが浅見光彦でいいの?中丸くんは、今週の「どや顔」にも登場しますよ。上田眞央ちゃんと三原勇希ちゃんが担当の「トレナビ」は、ようやく富士山麓グルメ旅が蔵出しです。コレって、8月5日に放送予定だった分ですから、お蔵入りにならずに好かったですね。

「グルメ旅」ですから、片瀬那奈ちゃんの「お腹ぺこりんこタイム」でございます。本日は此の後に舞台が控えておりますので、生放送後にガツガツと食べるヒマもないでしょう。上田ちゃんは相変わらず、ひとりだけ大ジョッキでビールを呑んでいるぞ!おいおい、今度はワインかよ。食い道楽の旅じゃなくて、大酒呑み紀行じゃまいか。まだ呑むんかい。手元に白ワインをキープしとるじゃまいか。上田ちゃんにとって「トレナビ」担当は、願ったり叶ったりで天職だ。中丸くんの「ボク、ワインはちょっと(苦手)」とのボケに、片瀬クンのおっさん笑いも炸裂しました。「シューイチラボ」は片瀬那奈ちゃんの全身スタイリングが観れましたが、いきなりだナァとボードが落下!宝くじで一億円当たったら「ドンキホーテで全部買いたい!」と片瀬クンらしい回答です。浅賀優美ちゃんの天気予報は、強烈すぎる「秋刀魚のブローチ」にスタジオが大爆笑!の完璧なズッコケだっ。ゆみ介、スゲェな。

クロアリちゃんが最後のニュースを担当し、EW&Fの「セプテンバー」で、また来週。今週の「シューイチ」は、片瀬那奈ちゃんも絶好調!で、シューイチガールズも全員がレギュラー・ポジションに戻りました。些か「24時間テレビ」特集が長すぎた気もしますけど、日テレちゃんですからねぇ。てか、ゆみ介の「秋刀魚のブローチ」が物凄くって、細かい事はどーでもよくなりました。もう完全に初代・ズッコケお天気おねえさんの谷中ちゃんを超えましたね。「シューイチ」のオチ担当じゃん。那奈ちゃんなんて、ゆみ介のブローチを待ち構えていましたよ。さあ、此れから片瀬那奈ちゃんはロック・オペラ「サイケデリック・ペイン」に向かいます。爽やかな「シューイチ」での御姿から、可愛い悪魔「レディー・パンドラ」に変わりますよ。がんばれ!那奈ちゃん。


(小島藺子/姫川未亜)



【9/2の衣装】「Paul Smith」(「マネ日記」情報)


「シューイチ」日本テレビ公式サイト
「シューイチ」Facebook


posted by 栗 at 09:57| TV | 更新情報をチェックする

FAB4-190:I WANT YOU(SHE'S SO HEAVY)

Games Dames & Guitar Thangs (Ogv) [12 inch Analog] Unfinished Music #2: Life With The Lions


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:グリン・ジョンズ(2/22-23)、クリス・トーマス(4/18-20)ジョージ・マーティン(8/8-20)
 E:バリー・シェフィールド(2/22-23)、ジェフ・ジャラット(4/18-20)、
   フィル・マクドナルド(8/8-20)、ジェフ・エマリック(8/8-20)
 2E:ジョン・カーランダー(4/18-8/11)、アラン・パーソンズ(8/20)
 録音:1969年2月22日(take 1-35)、
    2月23日(take 9、20、32 を編集し、マスターとする)、
    4月18日(マスター に SI 「ギター」、編集した take 1 に SI 「ギター」)、
    4月20日(take 1 に SI 「ハモンド・オルガン、コンガ・ドラムス」)、
    8月8日(マスター に SI 「モーグ・シンセサイザー、ドラムス」)、
    8月11日(take 1 に SI 「コーラス」、take 1 の一部をマスターへも挿入)
 STEREO MIX:1969年4月18日(take 1 より ラフ・ミックス)、
         8月20日(take 1 より 1-8、マスターより 9-10、8 と 10 を編集)

 1969年9月26日 アルバム発売 (「ABBEY ROAD」 A-6)
 アップル(パーロフォン) PCS 7088(ステレオ)


ジョン・レノンがヨーコに捧げたヘビーなナムバーで、演奏時間は「7分44秒」もあり、サウンド・コラージュである「REVOLUTION 9」を除けば、ビートルズの楽曲では最も長いナムバーです。ところが、歌詞は非常に単純で、ほとんどがタイトルの「I WANT YOU」と「SHE'S SO HEAVY」を繰り返すわけで、発表当時には評論家に「ジョン・レノンの素晴らしい作詞能力は枯渇した!」と酷評されました。然し乍ら、此の手法は翌1970年のソロ・アルバム「ジョンの魂」にも踏襲されており、ジョン・レノンの新たな創作法として大いに評価される事となります。此の楽曲も、既に「THE GET BACK SESSIONS」で取り上げられていました。結局はアルバム「ABBEY ROAD」に収録され、アルバムで最初に録音が開始され、最後に完成した楽曲となります。

1969年2月22日に録音が開始された時には、グリン・ジョンズがプロデュースし、ビリー・プレストンがハモンド・オルガンで参加しています。「THE GET BACK SESSIONS」から三週間も経ってビートルズがレコーディングを再開したのは、ジョージ・ハリスンが扁桃腺摘出手術の為に入院(2/7-15)していた事も原因ですが、グリン・ジョンズとビリー・プレストンがアメリカへ行っていて不在だったからでもあります。つまり、此の曲の録音を開始した時点では、未だビートルズは「THE GET BACK SESSIONS」を投げ出してはいなかったと思われます。ジョン(ヴォーカル、ギター)、ポール(ベース)、ジョージ(ギター)、リンゴ(ドラムス)、ビリー(オルガン)の五人でベーシック・トラックが35テイク録音されます。当然乍らジョンが歌いましたが、一回だけポールも歌ったそうです。翌日に take 9、20、32 と三つのテイクを繋いでマスターとされます。

暫く放置されていましたが、4月18日と20日に、クリス・トーマスがプロデューサーとなり、ジョンとジョージのリード・ギターをマスター・テイクにオーヴァーダビングし、編集して「take 1」とし、更に、ギター、オルガン、コンガなどを重ねました。此の辺りまでは、未だ「ABBEY ROAD」の具体的な構想は無かったと思われます。そして、「ABBEY ROAD」制作が本格化した後で、今度はジョージ・マーティンがプロデューサーとなって、8月8日に何故か元のマスターへ戻って、ジョンのモーグ・シンセサイザーによるホワイト・ノイズとリンゴのドラムスが加えられます。此の日には「ABBEY ROAD」のジャケット撮影も行われました。ジャケットでポールが裸足なのは、真夏で暑かったし近所に住んでいるからポールが素足にサンダルで来て、脱いだショットが使われたからです。8月11日には、ジョン、ポール、ジョージのコーラスを録音し、何故か take 1 とマスターの両方へダビングします。此の曲のレコーディングは此れで終了しましたが、二つのヴァージョンが出来てしまいました。

二つのヴァージョンのどちらを採用するか決めかねたジョン・レノンは、またしても「だったら、二つを繋いじゃえばいいだけだ!」と考え実行します。8月20日に行われたミックスで、両ヴァージョンをそれぞれミックスし、更に其の二つのミックスを途中で繋いだのです。前半が「take 1」で、後半がマスターとなりました。そもそも、ベーシック・トラックで三つを繋いでいるわけで、かなり複雑な行程を経て完成されていますね。そして、此処からがジョン・レノンの才気が爆裂するトコなのですが、完成したミックス(8分4秒)を聴いていたジョンが「そこだ!そこでテープを切れ!」と叫び、ジェフ・エマリックが切ったので「7分44秒」で唐突に音が切れる衝撃のエンディングとなりました。其の日にはアルバム「ABBEY ROAD」の曲順が決められ、ビートルズの四人が立ち会いました。其れが、ビートルズが四人揃ってスタジオに集った最後の日となってしまいます。アナログではA面の最後が「I WANT YOU(SHE'S SO HEAVY)」となっていますので、最初に聴いた時には本当に驚きました。

然し、なな、なんと、アルバム「ABBEY ROAD」はAB面を逆にする案も検討されたのです。つまり、アルバムの最後が「I WANT YOU(SHE'S SO HEAVY)」となり、衝撃のカット・アウトで終わっていたかもしれないのですよ。其れは其れで、ビートルズの最後に相応しいエンディングとなったでしょう。ジョンはモーグ・シンセサイザーで作ったホワイト・ノイズを敢えてガツンガツンと入れましたが、エンジニアは堪ったもんじゃなかったようです。然し、其れはジョンだけが望んだ事ではなく、ビートルズの総意でした。此の曲のレコーディング中にジェフ・ジャラットが、ジョージに「(他のマイクが音を拾うので)ギターのヴォリュームを下げて欲しい」と云ったら、ジョージはジェフ睨みつけ、こう言い放ったそうです。

「ビートルズのメムバーに向って、そんな口はきくな!」


(小島藺子)



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