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2012年08月28日

「小町People」で蘇る「読売新聞」夕刊の片瀬那奈ちゃんインタビュー!

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多趣味 仕事にもプラス…片瀬那奈さん(YOMIURI ONKINE 8/28)


一週間前(8/21)の読売新聞夕刊五面に掲載された片瀬那奈ちゃんのインタビューが、ネットの「小町People」でも公開されました。朝刊と違って夕刊は入手が困難ですし発行されていない地域もありますから、誰もが読めるネットでの公開は嬉しいです。記事はノーカットだし、紙面に掲載された写真もバッチリと載っておりますので、買い逃した方々も安心ですよ。ま、流石に一面に掲載されていた別ショットまではありませんけど、コレはとても親切な転載と云えるでしょう。


【関連記事】
 「読売新聞」夕刊 第49024号(2012年8月21日)


(小島藺子/姫川未亜)



「読売新聞」公式サイト
「サイケデリック・ペイン」公式サイト


映画「闇金ウシジマくん」も、よろしくね☆

AKB大島優子を仕留めるコツとは!? 「百獣の王を目指す男」武井壮が徹底シミュレーション!(シネマトゥデイ 8/28)
『闇金ウシジマくん』「超ヤベーぜ!TV ライジング 〜エンジョイ!ウシジマくん編〜」特別番組


posted by 栗 at 20:13| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「闇金ウシジマくん」第9話(最終回)、再放送

闇金ウシジマくん ディレクターズカット版 DVD-BOX


TOKYO MX 1:00〜1:30

片瀬那奈 as 大久保千秋


片瀬那奈ちゃんが、あたくしの「推しキャラ」であります大久保千秋を演じた、ドラマ版「闇金ウシジマくん」再放送の最終回です。既に映画が公開中(なな、なんと、しらたま姉さんもカメオ出演されていた!)ですが、まずはじっくりとドラマ版を振り返ってみましょう。最終回ですので、原作の「フーゾクくん」編と「サラリーマンくん」編、そして「タクシードライバーくん」編が、全て決着します。「タクシードライバーくん」編は、ほぼ原作通りに進みますが、DVDのディレクターズ・カット版だとウシジマくんが柄崎と一緒に足立のタクシーに乗る時に、千秋が酔っ払った柄崎をタクシーまで肩をかして連れてゆき、柄崎が「ホントにEカップか?」と千秋の胸を触ろうとしたり、「ウシジマ社長と俺は小学校からの同級生なんだぜ」などと話す場面があります。原作の柄崎は、マサルに「ホモなんじゃないっすかね」と疑われる程にウシジマ社長にゾッコンですが、中学校時代のエピソード(「ヤミ金くん」編)を読むと二人の固い絆の理由が分かります。てか、原作の柄崎ってダンダンダンとイケメンになってませんかしらん。

「フーゾクくん」編は結末がかなり変わっています。瑞樹が三千万を盗まれるまでは同じですが、原作だと其れで終わってしまうのです。ドラマだと最終回の冒頭での、瑞樹にウシジマくんと大久保千秋が出くわして、ウシジマくんが「困ったコトがあったら、事務所へ来い。俺は、金貸しだから、、、」と云う救い様がない場面で原作での瑞樹の出番は終了です。勿論、千秋はいません。ところが、ドラマでは其の後の展開が描かれ、カウカウファイナンスの活躍で瑞樹の三千万を取り返す展開となります。杏奈も沖縄には売られず、原作では杏奈をカモにしようとしたホストの輝稀は、何故か瑞樹の金を奪ったアサミと一緒に持ち逃げしようとするホスト役で登場します。モコに関しては「サラリーマンくん」編のしおりとミックスされていますので、結末はしおりと同じのおいしい役となります。高田が元ホストとして捜索で活躍していますが、原作で高田のホスト時代を描いた「ホストくん」編を読むと深みが増します。

最終回でのメインとも云える「サラリーマンくん」編は、基本的には原作通りです。でも、板橋が它貫にやられそうになるのは、ドラマのゴルフ拷問ではなく、原作ではビルから突き落とそうとする即死確実の荒業でした。板橋の誘いに小堀が来るかどうかでウシジマくんと千秋を賭けをしたり、遂に柄崎が「悶絶Eカップ美脚ストッキング秘書・3」を見つけるエピソードなどは原作にはありません。小堀と板橋が公園で会う時に見守っているのは、原作ではウシジマくんとマサルです。ドラマだとウシジマくんは黙って状況を見守り、板橋にトンデモ発言(「此の侭じゃ、オホーツク海で殺されるのよっ」「ちゃんと説得して!ダメなら、脅して取り込み詐欺でも何でもやらせて生き延びて!」など)を連発する千秋を止めたりしています。でもですね、板橋を唆すのは、原作では別行動しているウシジマくんとマサルなのだよ。つまり、大久保千秋は此の場面で、ウシジマくんとマサルのセリフを全部ひとりで云わされているのです。其れじゃ、支離滅裂になるのも仕方ないでしょう。

最終回で、片瀬那奈ちゃん演じる大久保千秋は「お金よりも信じられるものがあるはず」との信念を貫き、ウシジマくんとの賭けにも勝って野菜を食べさせ、退社することで「勝ち逃げ」してしまいます。本放送を観た時には「えっ。コレで終わり?続編作らなきゃイカンでしょ」と思ったものですが、見事に映画化されました。最終回では、ウシジマくんと賭けをする時に「いいっすよ!」と相変わらず粗雑な言葉遣い(結構、素の片瀬クンのしゃべりに近い)をして「目力対決(ガン飛ばし合戦、とも云える)」をしたり、ロシアン・マフィアに売られる板橋を見送る時に千秋だけ傘をささずに濡れて「イタバシー!」と絶叫したり、捕まえたホストの脚を柄崎と二人で「オーエス、オーエス」と引っ張ったり、「悶絶Eカップ美脚ストッキング秘書・3」を見つけた柄崎と高田のセクハラ会話を完全スル〜したり、と見せ場はたっぷりありました。千秋はドラマ版のオリジナル・キャラクターであり、青森出身で津軽弁なまりがある「元・AV女優」で、闇金に対して視聴者目線でナレーションも担当すると云った設定は、確かに原作にはない要素です。でもですね、基本的なストーリーは原作に沿って展開しているので、千秋は其れに関わってゆく上で原作の多くのキャラクターの役割をひとりで担わなくてはならなくなったのです。

ドラマ版では、「高田、マサル、ウシジマくん、柄崎、芳則、輝稀、リサ、etc.」と、何人ものセリフや役割を千秋に担当させてしまったわけで、完全なる多重人格者としか思えない場面ごとでの豹変ぶりが凄まじいのです。特に、最終回で板橋を救おうとして在ろう事か「脅してでも小堀に取り込み詐欺をさせろ」と云うのは、千秋ちゃんのポリシーからハズレ捲くっていませんかしらん。千秋は悪人には容赦なく豪腕パンチを炸裂させて来ましたけど、小堀くんは何も悪い事をしてないじゃん。完全なる被害者じゃん。其処まで非情になったのなら話は分かるけど、結局はカウカウファイナンスを辞めちゃうわけで、どーも納得がゆかないのよさ。其れよりも「悶絶Eカップ美脚ストッキング秘書・3」が実在したと云うのに、ジャケットしか見せないって何だ?視聴者も柄崎と同じように探していたのですよっ。さて、ドラマの再放送が終わっちゃったので、来週は映画の事を書く予定です。公開されて十日も経てば、多少のネタバレもアリざんしょ?果たして、大久保千秋の不可思議な設定はどうなったのか?お楽しみに。


本放送:2010年12月15日(TBSでの放送日)

【参考過去記事INDEX】
 「闇金ウシジマくん」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



映画「闇金ウシジマくん」公式サイト


posted by 栗 at 01:37| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-185:COME TOGETHER

アビイ・ロード ライヴ・ブートレッグ


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ジェフ・エマリック、フィル・マクドナルド
 2E:ジョン・カーランダー
 録音:1969年7月21日(take 1-8、take 6 をコピーして take 9)、
    7月22日(take 9 に SI 「歌、エレクトリック・ピアノ、ギター、マラカス」)、
    7月23日(take 9 に SI )、
    7月25日(take 9 に SI 「コーラス」)、
    7月29日(take 9 に SI 「ギター」)、
    7月30日(take 9 に SI 「ギター」)
 STEREO MIX:1969年8月7日(take 9 より 1-10)

 1969年9月26日 アルバム発売 (「ABBEY ROAD」 A-1)
 アップル(パーロフォン) PCS 7088(ステレオ)

 1969年10月31日 シングル発売(最高位:英国4位、米国1位「米国発売は、1969年10月6日」)
 アップル(パーロフォン) R 5814(ステレオ)


ビートルズの実質的なラスト・アルバムとされる「ABBEY ROAD」の冒頭を飾るジョン・レノンが書いた楽曲です。アルバム発売後に「SOMETHING」と両A面でシングル・カットされましたが、英国で現役時代のビートルズがアルバムからシングル・カットしたのは此れが最初で最後です。新たにビートルズのマネジャーとなったアラン・クラインがアメリカ流のやり方で行った様で、英国では4位どまりでしたが、米国では首位を獲得しました。1969年のビートルズは、1月は丸ごと「THE GET BACK SESSIONS」に費やします。先行シングルとして「GET BACK / DON'T LET ME DOWN」を発表したものの、アルバム「GET BACK」はお蔵入りとなり、ビートルズは2月から別のアルバムへ向けての録音を始めてしまいます。

そして、おそらく4月に「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO」を録音したあたりで、ポールがジョージ・マーティンに「もう一度、一緒にアルバムを作りたい。本当の意味で、プロデュースして欲しい」と要請し、マーティンは「本当に昔の様にプロデュースさせてもらえて、ビートルズとしてやる気があるならやるけど、そうじゃないならお断りだ」と了承しました。ジェフ・エマリックもビートルズの現場へ復帰し、既に完全にバラバラとなっていたビートルズは「此れが最後のアルバムになるだろう」と意識しつつ、プロとして一丸となり「ABBEY ROAD」を作り上げるのでした。

「COME TOGETHER」は、ティモシー・リアリー(「ドラッグの教祖」と云われていた心理学者)が、アメリカ合衆国カリフォルニア州知事選挙に出馬を表明した際に応援ソングをジョンに依頼したのがキッカケで書かれました。ところが、ティモシーは選挙運動中にマリファナ所持で投獄されてしまい、ジョンはチャッカリとビートルズの楽曲にしてしまったのです。然し、此の曲はチャック・ベリーの「YOU CAN'T CATCH ME」から歌詞を引用し曲調も似ていたので版権を持つモリス・レヴィーから訴えられてしまいます。結局、モリスが版権を持つ楽曲をカヴァーする事で和解し、ジョンのカヴァーの名盤「ROCK'N'ROLL」の誕生へ繋がります。ジョンは、わざわざ「YOU CAN'T CATCH ME」を「COME TOGETHER」風のアレンジでカヴァーし収録しやがりました。

演奏は、ポール・マッカートニー(ベース、エレクトリック・ピアノ)、ジョージ・ハリスン(ギター)、リンゴ・スター(ドラムス)の三人で、ジョンはタンバリンを叩いて歌っています。ポールがハーモニーをつけましたが「昔みたいには、上手くハモれなかった」とションボリしております。レコーディング時からジョンはノリノリだったと云われ、かなりお気に入りの曲だったのでしょう。1972年に行われた「ワン・トゥ・ワン・コンサート」では、ビートルズ時代の曲としては唯一「COME TOGETHER」を歌っています。歌詞の内容は難解で、ピーター・バラカン氏は「英国人のボクが聴いても、何を歌っているのかサッパリ分かりません」と語っております。

ところで、確かにジョンの曲ですけど、クレジットは「レノン・マッカートニー」なわけで、ポールは何にも責められないって何故かしらん。挙句に、1995年に「The Smoking' Mojo Filters」名義でポール・ウエラーとノエル・ギャラガーが此の曲をレコーディングしていたら、たまたま隣のスタジオにいたポール・マッカートニーが「お前ら、なにやってんだよ。おいおい、ボクの曲じゃん!(違うから、ジョンの曲だから)」と乱入し、「ダメだ、ダメだ!ジョンはそんな風には歌わない。よし、お手本を見せてやろう」と出しゃばり捲くり、結局は三人のユニットになってしまいました。プロモで張り切るポール・マッカートニーを、ウンザリした顔で見るポール・ウエラーとノエル・ギャラガーの顔を見ると切なくなります。「THE GET BACK SESSIONS」から四半世紀経っても、ポール・マッカートニーはちっとも変わっていませんでした。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする