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2012年08月26日

「次週の日曜日は、女優・片瀬那奈ちゃんが三つ巴!」

三大怪獣 地球最大の決戦 [DVD]


今週の「シューイチ」は「24時間テレビ」でお休みでしたが、来週と再来週は舞台「サイケデリック・ペイン」公演の前に片瀬那奈ちゃんが生出演される模様です。昨日(8/25)から映画「闇金ウシジマくん」も公開中で、舞台と映画で「レディー・パンドラ vs 大久保千秋」が展開されております。ところが、次週の日曜日(9/2)には「シューイチ」復活だけでなく、なな、なんと、「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助(2007年)」の再放送もあるのです。

今は亡き名優・藤田まことさんと片瀬那奈ちゃんがガッツリと共演された此の作品は、片瀬那奈ちゃんにとって初舞台となった「僕たちの好きだった革命(2007年)」初演の直後に撮影されました。つまり、初舞台を経験して次に挑まれたドラマなのです。ゆえに、其れ以前のドラマとは佇まいが全く異なっており、如何に舞台での経験が女優・片瀬那奈を成長させたかが如実に分かります。

奇しくも、テレビ東京での放送時間は「14:00〜16:00」と、完全に舞台「サイケデリック・ペイン」とバッティングしております。当然、同時刻には映画館で「闇金ウシジマくん」も上映されているでしょう。今度の日曜日には同時刻に、舞台、映画、ドラマと片瀬那奈ちゃんが三つ巴で対決するわけですよっ。リアル・タイムで「シューイチ」から「サイケデリック・ペイン」へと挑まれる日に相応しい、絢爛豪華な史上最大の決戦でございます。う〜ん、ワクワクするね。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 17:21| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「サイケデリック・ペイン」東京公演、四日目(5/23)

sp-b.jpg Quatro


13:30開場、 14:00開演 サンシャイン劇場

片瀬那奈 as レディー・パンドラ

DEVIL GATE DRIVE


「サイケデリック・ペイン」公式サイト


片瀬那奈ちゃんが「レディー・パンドラ」役を熱演中のロック・オペラ「サイケデリック・ペイン」は、四日目で五公演目を迎えます。まだまだ公演は続きますが、此の公演を楽しみに待っていた熱心な方々は、おそらく本日(8/26)までの何れかの公演を観劇されると思われます。まずは、初日から最初の土日公演で、いち早く観たい!とファンならば思うでしょう。そして、更に何度か足を運ぶ心算でおられるでしょう。舞台はナマモノですので、全28公演の全てが「一期一会」で、其の時にしか味わえません。ゆえに、世の中には全公演を観たいと望み実行する方々もおられると思います。

ええ、かつて、あたくしも片瀬那奈ちゃんが主演された舞台「フラガール(2008年)」の東京23公演を全て観劇してしまった事がありました。経験者としてエラソーに云いますけど、そーゆー酔狂な事は、やれる時にはやっておくべきだと強くオススメいたします。今回の「サイケデリック・ペイン」は、東京公演の初日と最終日しか観劇できそうにないのですけど、そりゃあもう、出来る事なら、其処に片瀬那奈ちゃん演じる「レディー・パンドラ」が居る限りは、全ての公演に足を運びたい!、とは思っていますよ。

事前に初日と最終日のチケットしか入手しなかったとは云え、当日券もあるわけです。「もっと行けよ!」って思われるでしょう。「フラガール」は全国公演にも行き、27公演も観たのです。「僕たちの好きだった革命」も、初演と再演を合わせて13公演も観たのですよ。それを、「サイケデリック・ペイン」は、たったの二公演って、何じゃそりゃ?そもそも、何ゆえ初日と最終日しか押さえなかったのか?なのだ。未だ余り詳しい事は云えませんけど、もう一度繰り返しますが、其処に片瀬那奈ちゃん演じる「レディー・パンドラ」が居る限りは、全ての公演に足を運びたい!、と云うのが、あたくしの偽らざる本心です。

尚、本日(8/26)は初日(8/22)に続いて、うっぴーが二度目の観劇に出掛けましたので、初日との演出の違いなどをメールで教えてくれました。詳しく書くとネタバレになってしまうのでやめときますけど、色々と演出の変化はあったみたいです。日曜日だからか、客層も初日とは違っていた(男性客や年配の方も多かった)ので、観客の反応も変わっていたそうです。


「THANX 4 うっぴー☆」(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 14:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-183:THE BALLAD OF JOHN AND YOKO
(ジョンとヨーコのバラード)

Deep Fried Fanclub ロックンロール・トリオ


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ジェフ・エマリック
 2E:ジョン・カーランダー
 録音:1969年4月14日(「The Ballad Of John And Yoko(They're Gonna Crucify Me)」take 1-11)
 STEREO MIX:1969年4月14日(take 10 より 1-5)

 1969年5月30日 英国シングル発売(最高位、英国1位、米国8位)
 アップル(パーロフォン) R 5786(ステレオ)


ジョン・レノンが、ヨーコと再婚(1969年3月20日)した顛末を書いた楽曲です。時事性が高い内容でもあり、レコーディングからステレオ・ミックスまで、1969年4月14日に行われ、5月30日にはシングルA面曲としてリリースされました。其れゆえなのか、此の曲の録音は、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの二人だけで行われています。録音当日に、ジョージ・ハリスンは休暇中で英国には居らず、リンゴ・スターは映画「マジック・クリスチャン」の撮影中でした。ところが、ジョンは一刻も早く此の曲を録音したくて盟友・ポールを誘い、ポールもホイホイと駆けつけ、チャッカリと二人だけで録音し、在ろう事か其れを「ビートルズのシングル」として発表してしまったのです。ちなみに邦題は「バラード」となっていますが、勿論「バラッド」の「完全なる誤訳」です。どこが「バラード」なのよさ。曲を聴かずに邦題を付けたのでありましょうかしらん。

そして、ジョンとポールだけなのに、サウンドは完璧な「ビートルズ」になっております。ベーシック・トラックは、ジョンがアコーステイック・ギター、ポールがドラムスで行われました。其のセッション中に、ジョンがポールに「テンポを上げろよ、リンゴ!」と云い、其れを受けたポールがジョンに「OK ! ジョージ!」と返したりして、実に和気藹々としています。此の時期は、悪夢の「THE GET BACK SESSIONS」が終わり、既に後に「ABBEY ROAD」となるアルバムへの録音も始まっていました。但し、状況的には最悪と云える時期で、最早「ビートルズ解散」は時間の問題かとも思われる時でした。其れなのに、ポールはジョンの提案に乗り、ガッツリとサポートしたのです。

演奏に関しては、ジョンがリード・ヴォーカル、アコースティック・ギター、パーカッションを担当した以外は、ポールがドラムス、ベース、ピアノ、コーラス、マラカス、リード・ギターと八面六臂の大活躍をしたようです。リード・ギターはジョンが弾いたとも云われておりますし、おそらく録音中にはジョンも担当したのでしょうけど、レコードで聴けるのはポールが弾いていると思われます。其のギターでのエンディング・フレーズが、ジョニー・バーネット・トリオの「Lonesome Tears In My Eyes」からのモロパクで、曲調もかなり似ています。ビートルズは「LIVE AT BBC」でも聴ける通り、無名時代からレパートリーとしており、ジョンが歌っています。余りにも大胆で、清々しい「パクリ」じゃまいか。

前作シングルである「GET BACK」が発売(1969年4月11日)されてから、僅か三日後に録音され、未だ発売後一ヶ月半の「GET BACK」が売れ捲くっていた時に強引に発売されました。アメリカでは、ポールも難色を示したと云われる歌詞の「Christ! you know it ain't easy, You know how hard it can be. The way things are going They're gonna crucify me」によって放送禁止となったりもして、最高8位とビートルズとしては些か不本意な記録となりましたが、本国イギリスでは堂々と三週連続で首位を獲得しています。ジョンとポールだけで「ビートルズ」を名乗った「やっつけ仕事」が普通に売れちゃったのですから、ジョージとリンゴの立場はありませんよっ。

そして、此のシングルからビートルズは「ステレオ・ミックス」しか行わなくなります。ゆえに、以後の楽曲には基本的にはモノラル・ミックスは存在しません。此の時期(1969年4月)は、非常に混沌としておりましてですね、グリン・ジョンズは懸命にアルバム「GET BACK」の制作を行っており、対してビートルズは「THE GET BACK SESSIONS」の延長線で当時から演奏していた楽曲(「I WANT YOU(She's So Heavy)」「OLD BROWN SHOE」「SOMETHING」「OH! DARLING」「OCTOPUS'S GARDEN」など)の録音を進めていました。其れがいつから「ABBEY ROAD」と発展するのかは定かではないものの、「THE GET BACK SESSIONS」からのシングル「GET BACK」を打ち消すように急遽「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO」が発売された後に、間違いなく彼らは「ABBEY ROAD」を意識します。ジョンとポールの微笑ましい楽曲(皮肉にも、内容は「ジョンとヨーコの噺」であり、よくぞ、ポールが全面協力したもんです)に乗せて、物語は、とうとう終盤へと向うのでした。


(小島藺子/鳴海ルナ)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする