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2012年08月23日

「レディー・パンドラ vs 大久保千秋」開戦なのだ。

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ドラマ「闇金ウシジマくん」、5日間限定の無料配信スタート!!(CINEMA TOPICS ONLINE 8/22)
ドラマ「闇金ウシジマくん」無料動画(GyaO! 8/22-8/26)
AKBこじはる「借金の取り立てに負けない優子もかわいい」大島優子の演技を大絶賛!(シネマトゥデイ 8/22)


昨日(8/22)は、片瀬那奈ちゃんが「秘密結社“ダークネス”のセクシー・デビル、レディー・パンドラ」を演じられる舞台「サイケデリック・ペイン」の初日でしたので、そちらに集中しておりました。イチオー、ウシジマ社長が怖いので「ホンマでっか!?TV」も留守録しましたけどね。映画公開へ向けて、ドラマ「闇金ウシジマくん」は、先日のニコニコ動画24時間ループ無料配信に続きまして、GyaO!での5日間限定の無料配信も昨日から始まっております。片瀬那奈ちゃん演じる大久保千秋が大活躍するドラマ版を、此の機会にガッツリと無料でお楽しみになっては如何でしょうかしらん。

「こじはる」が映画「闇金ウシジマくん」を絶賛!と云う記事は、何ゆえ沢山いる「AKB48」のメムバーから「こじはる」なのか?との疑問が湧くかもしれません。然し!此処的には、「こじはる」は片瀬那奈ちゃんとドラマ「美男ですね」で共演し、「コリス」は片瀬那奈ちゃんとドラマ「カエルの王女さま」と映画「闇金ウシジマくん」で共演しているからなのだ!(杏奈声で)と論破できます。となりますと、ドラマ「桜からの手紙」で片瀬那奈ちゃんの妹役を演じた「ともちん」が、花火見物の時みたいに「ハブにされている」とも云えますね。「ともちん」でらでらカワイソス。

さてさて、昨日が初日だった舞台「サイケデリック・ペイン」に関しても触れておきましょう。シーサーちゃんのメンテナンスが入るので、昨晩は取り急ぎ「片瀬那奈ちゃんを絶賛する記事」を書きました。余りのベタ褒めに「褒め殺しか?」と勘ぐられる片もおられるかもしれませんが、マジっすよ。てか、片瀬那奈ちゃんを絶賛する事で色んな核心に触れるのを避けたとも云えます。「幾ら、片瀬那奈を賛美する狂信的なファンが書いている処とは云え、アレじゃサッパリ分からん!」と云う御意見もあるので、なるべくネタバレをしないように、もう少しだけ初日の様子をリポートしましょう。

会場へ着くと、入り口の辺りで、演出のいのうえひでのりさんと、脚本の森雪之丞さんが談笑されておりました。いのうえさんは、相変わらずヘビメタ系のTシャツ姿でした。布袋寅泰さんが森雪之丞さんと共に客席に現れたのは、開演直前でしたが、拍手が凄かったので振り返ったら布袋さんが入って来たのが見えました。やっぱ、デカイから目立つんですね。開演までのBGMは、デヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」、THE WHO の「トミー」、T-REXの「ザ・スライダー」などから選曲されていました。T-REX は、カーテンコール時にも流れていましたけど、客出しはキング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」でして、あたくしは其れまでの盛り上がりが一瞬にして吹き飛び、思いっきり重たいムードで退場しましたよっ。ま、大抵のお客さんは、キング・クリムゾンなんて知ったこっちゃなかったでしょうけどね。

「何ゆえ、T-REX がカーテンコールに流れるのか?」も、おそらくほとんどのお客さんは分かっていなかったと確信を持って云えます。でも、あたくしは「森雪之丞、布袋寅泰、いのうえひでのり」の気持ちが痛いほど分かった!とだけは、云っておきます。肝心の本編ですけど、えっと、まぁ、ロック・オペラでした。福士誠治くんはとても歌が上手かったし、前川紘毅くんと松田翔くんのリズム隊は本職ですから、演奏もしっかりしていて、かなり盛り上がれると思います。綾野剛くんのギターと内田朝陽くんのキーボードは、被せも多かったけれど、俳優さんなのだから致し方ないでしょう。布袋さんのギター・ソロを弾け!とは云えませんよ。初日でしたし、特にギターを弾く場面が多い綾野くんはダンダンダンと腕が上がってゆくのではないかしらん。役柄的にも非常に重要ですし、綾野くんに掛かる比重がたぶん一番大きいと思います。

北乃きいちゃんも歌手もやっておられるだけあって、歌もしっかりとしていました。ロック・オペラと謳われていますけど、簡単に云えばミュージカルですから、歌がキチンとしていなければなりません。布袋さんが書き下ろした楽曲は、どれも好い出来で、しかも随所に60年代から70年代のロックへのオマージュも入れてあり、ロック好きには楽しいと思います。ま、そんな薀蓄もほとんどのお客さんには知ったこっちゃないでしょうけど、其れでいいのです。あっ。其れから、舞台では恒例の花ですけど、どうやら「サイケデリック・ペイン」は辞退されたのか全く飾られていませんでした。話題作ですから、誰からも贈られていなかったからではないと思います。会場の事情とかもあるのかしらん。(気になって調べたら、震災時の動線確保の為に、ロビーにお花を飾れないのだそうです。)

片瀬那奈ちゃんは、えっと、コレを云っちゃうとネタバレになるのでアレなのですが、在る事情で、かなりハードな舞台となっております。イヤハヤ南友、まさか舞台であーゆー事をやらかして下さるとは、恐れ入りました。歌って、踊って、刀も振り回すってトコまでは明かされておりましたが、レディー・パンドラのビジュアルも含めて、大きな見どころとなっている重要なサプライズがあります。是非、劇場に足をお運びになって、吃驚仰天して頂きたい。客席は、ほとんどが「サイケデリック・ペイン」のメムバーのファンであろう女性で埋め尽くされておりました。そんな中でも、片瀬那奈ちゃんの演技は大受けしていました。あたくしは、其れだけで充分に満足です。そんでもって、橋本じゅんさんが流石に面白過ぎですので、覚悟なされて観劇されて下さいませ。


【参考過去記事INDEX】
 「闇金ウシジマくん」INDEX
 「サイケデリック・ペイン」INDEX #1


(小島藺子/姫川未亜)



映画「闇金ウシジマくん」公式サイト
「サイケデリック・ペイン」公式サイト


posted by 栗 at 10:30| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-180:IT'S ALL TOO MUCH

L The Beatles In Mono


 w & m:HARRISON

 P:ジョージ・マーティン(6/2、10/12)
 E:デイヴ・シドル('67-5/25-10/12)、ケン・スコット('68-10/16-17)
 2E:マイク・ウェイエル('67-5/25-10/12)、デイヴ・ハリーズ('68-10/16-17)
 録音:1967年5月25日(「Too Much」take 1-4)、
    5月26日(take 4 を編集し take 1-2、take 2 に SI 「歌、コーラス、打楽器、手拍子」)、
    6月2日(take 2 に SI 「トランペット、クラリネット」)
 MONO MIX:1967年10月12日(take 2 より 1-2)、
        1968年10月16日〜17日(take 2 をコピーした take 196 より 1「実質 3」)
 STEREO MIX:1968年10月16日〜17日(take 2 をコピーした take 196 より 1)

 初出:1969年1月13日 アルバム発売 (「YELLOW SUBMARINE」 A-5)
 アップル(キャピトル) SW 153(ステレオ)

 1969年1月17日 英国アルバム発売 (「YELLOW SUBMARINE」 A-5)
 アップル(パーロフォン) PMC 7070(モノ)、PCS 7070(ステレオ)


ジョージ・ハリスンが書いた傑作で、録音は1967年5月25日から6月2日に行われています。実に全く「1967年のビートルズ」を象徴するサイケデリックなサウンドで、ジョージ本人がハッキリと「LSDの影響で書いた」と明言しています。ジョン・レノンとジョージ・ハリスンは、1965年には既に「LSD」を試していたそうです。そして他の二人にも勧めたのですが、リンゴ・スターはすぐに仲間に入ったものの、ポール・マッカートニーはなかなか参加しなかったのです。ところが、ようやく1967年になってポールも「LSD」を試した途端にマスコミが嗅ぎ付け、ポールに「麻薬をやらかしてるんじゃねーの?」と取材したら、アッサリとポールは「やってるけど、其れを報道するかどーかは、アンタらの責任だぞ!天下無敵のビートルズ様がそんな事をやっているからって、未来あるファンがマネしたらどーするの?」と、まるで片瀬那奈ちゃん演じる小早川妙子に「カナさんを好きになって、カナさんと寝たんでしょ?」と問い詰められた小早川伸木が開き直って「ああ、寝たよ!」と言い放ったが如く応えたのです。ま、そのまんま報道されちゃったわけですけどね。ポールってば、相変わらず「天然」過ぎです。其の経緯を元にして、ジョージは「SEE YOURSELF」と云う曲を書きますが、発表されるのは約十年後のソロ・アルバム「33 1/3(1976年)」まで待たなければなりません。

冒頭のフィードバック・ギターは、ポールがジミ・ヘンドリックスの影響でやらかしたようです。ジョージ・ハリスン(リード・ヴァーカル、ハモンド・オルガン、ギター)、ジョン・レノン(ギター、コーラス)、ポール・マッカートニー(ベース、ギター、コーラス、カウベル)、リンゴ・スター(ドラムス)、のビートルズ四人による演奏にトランペットとクラリネットが加えられ完成されます。ちなみに、トランペットで「PENNY LANE」にも参加したデヴィッド・メイスンも再び参加していますが、「ジョージ・ハリスンが指揮したけど、彼は何をやりたいのか、自分でも分かっていなかったようです」と語っています。最初からアニメ用として録音されていたようで、正式なミックスは1968年10月16日〜17日の「ホワイト・アルバム」最終セッションまで放置されていました。映画ではクライマックスで使われ、其れは公式盤には含まれない歌詞も含む別ヴァージョンになっています。リアル・モノラル・ミックスは、2009年の「MONO-BOX」が初出となります。

ジョージが書いたビートルズの楽曲では最も長い「6分28秒」もあり、前述の通り映画用では更に長くなっています。然し、後半部は混沌とし、ジョンとポールによる悪乗りコーラスが目立ちます。「ALL TOGETHER NOW」「HEY BULLDOG」でのエンディングにも共通する出鱈目な展開は、セッションでは他の楽曲でも頻繁に行われていました。但し、完成版では其れはカットしてキチンとまとめていたわけです。アニメ用の曲だからと、ビートルズはテキトーに投げ出してしまったから、こんな滅茶苦茶な仕上がりとなったのかもしれません。でも、其れまでは明かされなかった部分が見えてしまった事が、「ボツ音源」四曲を収録したアルバム「YELLOW SUBMARINE」の価値でしょう。端からアニメ用として制作された「IT'S ALL TOO MUCH」での好い加減さは、すこぶる魅力的です。たった四曲しかビートルズの新曲が入っていないのに、やっぱり買わなきゃイカンわけですよ。ま、「MONO-BOX」を買えば「リアル・モノラル・ミックス」で四曲が入っているんですけどね。しかも、アルバム「YELLOW SUBMARINE」で初出の四曲には、ミックス違いは在りません。ん?「YELLOW SUBMARINE SOUNDTRACK」は違うだろって?だから、あんなのは「ど素人がやらかしたリミックス海賊盤」と変わらんざんしょ。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする