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2012年08月08日

「カタセカイ・コンヒュージョン」

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE スペシャルエディション (完全生産限定版)[Blu-ray] 闇金ウシジマくん 24 (ビッグ コミックス)闇金ウシジマくん 25 (ビッグ コミックス) カエルの王女さま 公式パンフレット


「荒川アンダー ザ ブリッジ」に関して、結構手厳しい感想を書いてしまいました。でも、片瀬那奈ちゃんのファンとしての立場なら面白い部分も沢山あります。あたくしは、ドラマも映画も「マリアと星の絡み」がツボだったのですけど、其れはキャスティングが「闇金ウシジマくん」と被っていたからでもあったのです。ドラマ「闇金ウシジマくん」は2010年10月から12月に放送され、ドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」は同枠で2011年7月から9月に放送されました。おんなじ枠のドラマで半年後に「ウシジマくん」が「星」になって「大久保千秋」が「マリア」になって再登場したのですから、もう「出オチ」でしたよ。

そして、もうすぐ公開される映画「闇金ウシジマくん」では、「リク」が「小川純」になって出ているじゃまいか。挙句に、片瀬那奈ちゃんとドラマ「カエルの王女さま」で共演した「まひるちゃん」が「鈴木未來」と来たもんだ。もう、こっちとら、片瀬那奈ちゃんが「大久保千秋」なのか「マリア」なのか「桜井玲奈」なのか分からなくなっちゃうよっ。そんでもって「大久保千秋」は「パンドラ ソフト」専属だったのに、舞台「サイケデリック・ペイン」では「レディー・パンドラ」なんですよ。おいおい、狙ってませんか?

「ウシジマくん」と「星」や、「大久保千秋」と「マリア」と「桜井玲奈」がそれぞれ違う様に、「リク」と「小川純」や、「まひるちゃん」と「鈴木未來」も全く別のキャラクターです。其れでも、「カエルの王女さま」は2012年4月から6月まで放送されたばかりで、「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」は2012年2月に公開され本日(8/8)にBlue-rayとDVDが発売されたばかりで、映画「闇金ウシジマくん」は2012年8月25日に公開されるのですから、此の被り具合ってどーなのよさ。「星」と「リク」は親友だったのに、「ウシジマくん」は「小川純」を追い込んでしまうんざんしょ?山田クンと片瀬クンは上手いからコロコロと演じ分けちゃってますけど、凄い事やってるよナァ。


【関連過去記事】
 「闇金ウシジマくん」INDEX
 「荒川アンダー ザ ブリッジ」INDEX
 「カエルの王女さま」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 21:47| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「ありがとう、八周年!」

All Things Must Pass (30th Ann) (Dig)


御蔭様で、当ブログは本日で八周年を迎え、九年目と向います。此処は「COPY CONTROL」として「2004年8月8日」に「片瀬那奈ちゃんを語るブログ」として始めました。ところが、何故かメインである「片瀬那奈に関する記事が邪魔だ」との批判を受け、「the diary of nana katase」として「2004年12月29日」に分家し、以後ふたつを併行しておりましたが、「2009年3月20日」に「COPY CONTROL」を「the diary of nana katase」に吸収合併して現在に至ります。

片瀬那奈ちゃんの公的活動を記録する処ですので、最古の記事は「1981年11月7日」ですが、リアルタイム更新は「2004年8月8日」からとなっています。但し、其れ以前の記事にも「月刊・未亜(2002年6月〜2005年5月)」や多くの「掲示板」に書き散らしていた記述を復刻した部分もあります。ゆえに、此処の正式な発祥日は曖昧なんですけど、分かり易いので「COPY CONTROL」開始の「2004年8月8日」にしています。

何度も繰り返して云っておりますが、2004年に「片瀬那奈ちゃんを語るブログ」を始めた時には、こんなに長く続くとは思っていませんでした。記録を中心とした「the diary of nana katase」を分家した2004年12月29日には「1998年から2004年までの、片瀬那奈ちゃんの輝かしい歴史を遺そう」と思ったわけで、其の後の未来など全く考えていなかったのです。「もうすぐ引退するだろうから、まとめちゃえ」ってな気分でした。其れが延々と続いてしまったのですから、分からないもんですナァ。

そんでもって、最近はアクセス数も増えていて当然乍ら「片瀬那奈ちゃん情報」を求めてらっしゃる方々が大半でしょうから「何で、ビートルズ全曲解説とかやってんだよ!」と思われるかもしれません。前々から云っておりますけど、片瀬那奈ちゃんに関する記事以外は無視して頂いて大いに結構です。そして、もしかしたら「コピコン」時代からの枝葉ネタを期待しておられる稀有な片には、メインである片瀬那奈ちゃんの記事をスル〜して頂いて構いません。此処は、たかが「ど素人が書いているブログ」なのですから、お好きな様に楽しんで頂ければ幸いです。


(小島藺子/姫川未亜/鳴海ルナ)



posted by 栗 at 10:26| LOOK UP THE # | 更新情報をチェックする

「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」Blue-ray & DVD 発売!

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE スペシャルエディション (完全生産限定版)[Blu-ray] 荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE スペシャルエディション(完全生産限定版) [DVD] 荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE スタンダードエディション(通常版) [DVD]


販売元: アニプレックス

片瀬那奈 as マリア


今年(2012年)2月に公開された映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」が、Blue-rayとDVDで発売されました。通常版DVDの他に、二枚組の「完全生産限定版」Blue-rayとDVDの三種仕様となっております。注目の「映像特典」は「メイキング映像」、「舞台挨拶映像」、「ナビ番組(24分)」、「予告編(特報)」で、ナビ番組と云うのはTBSでは2月8日に放送された「映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」ナビ」でしょう。

此の作品は、2011年7月から9月まで連続ドラマとして放送され、映画が完結篇となりました。然し、元々ドラマと映画は同時進行で撮影され、片瀬那奈ちゃんの撮影時期は「2011年3月6日〜5月18日」だと思われます。ドラマはオムニバス形式で様々なエピソードを断片的に提示し、結局なんのオチもつけずに終了してしまいました。映画は、ちゃんとストーリーが進んでオチもありますので、ドラマよりも普通に楽しめると思います。

但し、既にドラマ版を観てしまった後ですと、映画にドラマと同じ場面が余りにも多く流用されている点が気になるでしょう。一本の映画として成立させる為には致し方ないのですが、其れではドラマとは何だったのか?と思えてしまいます。あたくしが気になったのは、ドラマと被るエピソードで映画ではオチが違っている事です。よーするに同じ場面を複数テイク撮って、ドラマと映画でヴァージョン違いにしているのです。其れはマニアックな楽しみ方をするには面白いかもしれませんが、結局は制作陣が楽しんでいるわけですよ。其れによって、ドラマと映画の整合性がなくなってしまいました。

ハッキリ云ってしまえば、映画を観ればドラマはいらないです。ドラマ版は映画のオマケでありまして、副読本と云うべきものです。前述のお遊びは「どちらかがアウト・テイク」を意味していますが、完成度から云って映画の方が上ですので、ドラマは「ボツ映像集」としか思えません。映画を観なければストーリーが完結しないどころか、ドラマではストーリーがそもそもないのだ。そして、もしもドラマのシュールな感じが好いと云うのなら、映画で普通にストーリーがベタに展開する事にドッチラケになりますよ。片瀬那奈ちゃんが演じたマリアは、キャスティングが最初に決まったと云うだけあって適役ですが、ドラマは駄作ですし、映画も凡作です。コスプレをした俳優陣の迷いがない怪演は面白いけれど、ただそれだけです。ま、現場の雰囲気もよく、舞台挨拶は楽しいし、ファンにとっては嬉しい商品化ではあります。

コアな片瀬那奈ちゃんファンとしての此の映画での最大の見どころは、クライマックスでリクに対してマリアが云うセリフです。其れは、役柄上では当然至極の内容ですが「怪優・片瀬那奈」にとっては「自己否定」とも云うべき重過ぎるコトノハです。完全に「ネタバレ」しちゃうけど、マリアは「土下座しようとするリク」に「リク!そんなみっともないまねはやめなさい!」と忠告するのです。正直に云いますと、那奈ちゃんには云って欲しくなかった。でも、たぶん、那奈ちゃんは「ケント!土下座はあたしの必殺技なんだから、やめなさい!」と含みを持たせていたのかもしれませんね。


【関連過去記事】
 「荒川アンダー ザ ブリッジ」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 07:56| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-165:YER BLUES

唄ひ手冥利~其の壱~ ロックン・ロール・サーカス [DVD] ライヴ・イン・トロント’69 [DVD]


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ケン・スコット
 2E:ジョン・スミス
 録音:1968年8月13日(take 1-14、take 6 を編集し take 15-16、take 14 を編集し take 17)、
    8月14日(take 16 と take 17 の編集版に SI 「歌」)、
    8月20日(「リンゴによるカウント(編集パート 1)」を録音し、モノ・ミックス 3 へ編集)
 MONO MIX:1968年8月14日(take 16 と take 17 の編集版 より 1-4)、8月20日(3 を編集)
 STEREO MIX:1968年10月14日(take 16 と take 17 の編集版、編集パート 1 より 1-5)

 1968年11月22日 アルバム発売 (「THE BEATLES」 C-2)
 アップル(パーロフォン) PMC 7067-7068(モノ)、PCS 7067-7068(ステレオ)


ジョン・レノンがインドで書いた曲のひとつで、当時のブルースロック・ブームを揶揄した内容です。演奏はビートルズの四人で行われ、ジョン(ヴォーカル、リード・ギター)、ポール(ベース)、ジョージ(リード・ギター)、リンゴ(ドラムス)と云う完璧な布陣です。敢えて二つのテイクを繋ぎ合せ、其の繋ぎ目もハッキリと分かるカタチで完成版としました。ジョンの自信作だったようで、アルバムに収録した後に二度もセルフ・カヴァーしています。但し、其の二度ともに、未だビートルズが解散する前だったにも関わらず別のバンドとして行われたのです。其れは「THE DIRTY MAC」と「THE PLASTIC ONO BAND」としてでありまして、其の辺の経緯は此処が未だ「COPY CONTROL」と名乗っていた頃(2004年9月)に書き、「コピコン・リマスターズ」#08(2004年9月)として復刻しています。

ゆえに其の記事の焼き直しになりますが、「YER BLUES」は、1968年8月にビートルズが録音し、11月に「ホワイト・アルバム」に収録されました。ところが、12月にローリング・ストーンズがメインのテレビ番組「ロックンロール・サーカス」にゲスト出演したジョン・レノンは「THE DIRTY MAC」と云うバンド名で此の曲を演奏します。メムバーは、ジョン・レノン(ギター、ヴォーカル)、エリック・クラプトン(ギター)、キース・リチャーズ(ベース!キースにベースを弾かせたっ)、ミッチ・ミッチェル(ドラムス)と云う強烈な布陣でした。更に、1969年9月に「THE PLASTIC ONO BAND」として「ロックンロール・リヴァイヴァル・ショー」に出演した時にも、此の曲を演奏しました。メムバーは、ジョン・レノン(ギター、ヴォーカル)、エリック・クラプトン(ギター)、クラウス・フォアマン(ベース)、アラン・ホワイト(ドラムス)と、これまたトンデモなスーパー・バンドです。

ビートルズの楽曲を他の連中とやらかされたのですから、ポール・マッカートニーは深く傷ついたでしょう。アルバム発表直後の「ロックンロール・サーカス」では「THE DIRTY MAC」と名乗られたのですから、もう完全に莫迦にされているわけですよ。ポールは「そうか、ジョンはライヴをやって、テレビに出たいんだ」と思い「THE GET BACK SESSIONS」を提案します。ところが、其れはビートルズの関係を更に悪化させる事となってしまうのです。気を取り直して「ABBEY ROAD」を制作しますが、ジョンの心はもう既にビートルズにはなく、「THE PLASTIC ONO BAND」としてまたしても「YER BLUES」を演奏されてしまいます。挙句にジョンに脱退宣言までされちゃうのですから、ポールは踏んだり蹴ったりですよ。ビートルズの解散は「ポールの脱退宣言」で確定したと云われましたが、実は、リンゴが辞め、ジョージが辞め、ジョンも辞めて、ポールがひとりぼっちになってしまった結果だったのです。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする