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2012年07月21日

「カタセカイ列伝」は何となく休載中です。

織田信奈の野望 (1) (初回限定特典:ドラマCD付き) [Blu-ray]


片瀬那奈ちゃんが桜井玲奈さんを歌って踊って熱演されたドラマ「カエルの王女さま」は、一部で続編やスペシャル版が熱望されておりますが、主役の「澪コーチ」を演じられた天海祐希さんは年末に放送予定の「女信長」に御出演されるそうです。其れで、またしても玉山鉄二くんの名前が共演者にありました。いえ、お二人共に「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン(2005年)」と「カエルの王女さま(2012年)」で片瀬那奈ちゃんとも共演されているわけですが、「あまみん&玉ちゃん」は他にも「薔薇の十字架(2002年)」「離婚弁護士(2004年)」「BOSS(2009年、2011年)」などでも共演し捲くりなのです。

そう云えば今夜放送されていた「ゴーストママ捜査線」で仲間由紀恵ちゃんが生瀬勝久さんと共演されていますが、お二人も「TRICK(2000年〜2010年)」とか「ごくせん(2002年〜2009年)」とか「功名が辻(2006年)」とか舞台「テンペスト(2011年)」とか、思いっきり沢山共演されていますね。ちなみにお二人共(更に、エロスと志田ちゃんも)、やはり片瀬那奈ちゃんとも共演されているわけですが。「あまみん」に「玉ちゃん」とか、「仲間ちゃん」に「槍魔栗三助」とかって、別に事務所が同じ所謂ひとつのバーターではないわけで、其の濃密な共演頻度の高さは何故なのでしょうかしらん。

そんなわけで、片瀬那奈ちゃんにもそんなパートナーがいたかしらん?と考えたのです。片瀬那奈ちゃんは既に70作くらいのドラマや映画に御出演されておりますが、毎度おなじみの共演者さんは見当たりませんね。多くても五作くらいでしょう。あたくしが認識する限りだと、忍成修吾くんが那奈作くらいで共演されていたと思いますが、単発ドラマや再現ドラマも多いので其れ程多いと思えないかもしれません。と、此処まで書いて「おや、コレって何だか似た様な連載企画をやっていた気がするナァ」と思い出しました。ええ、「カタセカイ列伝」ってのをやっていて「58回目」で中断しています。他にも色々と連載があった気がします。「FAB4」をやっている場合じゃないのかしらん。あっ。そんでもって「あまみん」が演じるのは「織田信長」でありまして、決して「織田信奈」ではありません。


(小島藺子)



posted by 栗 at 23:58| KATASEKAI | 更新情報をチェックする

「COVERS」#176

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「大久保千秋」


(2012年7月作)



片瀬那奈ちゃんが演じられた多くのキャラクターで、最も復活を望んでいたのが、「大久保千秋」です。
舞台「サイケデリック・ペイン」に注目が集まってしまうのは当然ですが、
映画「闇金ウシジマくん」も、何卒宜しくお願い致します。
「闇金ウシジマくん」TVドラマ版全9話一挙見ナイト!のプレリザーブも始まりますよっ。
ところで、榮倉サマのドラマは期待していなかったのだけど、面白かったです。
今期初めてドラマで「毎週録画予約」しましたので、片瀬クン、バッティングしないでね。



(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:19| COVERS | 更新情報をチェックする

FAB4-147:BACK IN THE U.S.S.R.

バック・イン・ザ・USSR コンツェルト-ライヴ・イン・U.S.S.R. ザ・ビートルズ


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ケン・スコット
 2E:ジョン・スミス
 録音:1968年8月22日(take 1-5「ドラム、ギター、ベースのベーシック・トラック」)、
    8月23日(take 5 に SI 「ドラム、ベース、ギター」し、編集した
    take 6 に SI 「ドラム、ベース、ギター、ピアノ、歌、コーラス、手拍子」)
 MONO MIX:1968年8月23日(take 6 より 1 「効果音」を挿入)
 STEREO MIX:1968年10月13日(take 6 より 1 「効果音」を挿入?)

 1968年11月22日 アルバム発売 (「THE BEATLES」 A-1)
 アップル(パーロフォン) PMC 7067-7068(モノ)、PCS 7067-7068(ステレオ)


ポール・マッカートニーが書いた楽曲で、ビートルズの二枚組大作「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」の冒頭を飾るストレートなロケンロール。チャック・ベリー作「BACK IN THE USA」のパロディに、ビーチ・ボーイズ風コーラスを加えた「洒落が効き過ぎ(御存知の通り、ビーチ・ボーイズの大ヒット曲「SURFIN' USA」は、チャック・ベリー作「SWEET LITTLE SIXTEEN」の改作です)」なポール節が全開です。ビートルズが1968年2月から3月までインド滞在中に書かれた曲のひとつで、同じくマハリシ・マヘシュ・ヨギの元で修行していたビーチ・ボーイズのマイク・ラヴが「俺様が共作した!」と公言しています。確かに、海賊盤などで聴けるマイク・ラヴの誕生日(3月15日)を祝ってポールが中心で即興で演奏されたといわれる曲(「Happy Birthday Mike Love〜Spiritual Regeneration」)が「BACK IN THE U.S.S.R.」の原型とも思えますし、マイク・ラヴらしき声も聴こえます。真相は、よく分かりません。

そんな事よりも、此の楽曲は、ポール、ジョン、ジョージの三人で演奏されている方が重大です。「THE BEATLES」と云うタイトルなのに、一曲目(次に詳しく語りますが二曲目も!)で、なな、なんと、ドラムを叩いているのはポール・マッカートニーなのだ。ベーシック・トラックは、ポールがドラム、ジョージがギター、ジョンがベースの三人で録音され、其の後のオーヴァー・ダビングも全て三人で行われています。リード・ギターも、当然乍らポールです。リンゴは、どーした?はい、ポールにダメ出しされて「オラ、もうこんなバンドは辞めるだっ」と脱退してしまったのです。一説には、ポールが「え〜いっ、此の下手糞野郎めぇーっ!」とリンゴを殴って泣かせてしまったとも云われております。それで、リンゴが泣いて帰ったら「いいよ、ボクが叩くのだ。ボクの方が太鼓も上手いのだ!」と言い放ち、最初にリード・ギターを弾いたジョージよりも目立つリード・ギターも重ねちゃったのよさ。おいおい、非道だぞ、ポール・マッカートニー。ちなみに、ビーチ・ボーイズもライヴで何度も披露しており、レコードでは叩いていないリンゴが客演してドラムを担当した事もあります。何だかナァ。

ジョンはそんなこたぁ慣れっこですし、そもそも「自分とポールさえいれば、ビートルズは成立する」と思っていますからね。てか、少し前なら「まあ、まあ、みんなで仲良くしようぜ」とかリーダーらしさを見せたのでしょうけど、もう此の時期には「ヨーコに溺れドラッグにも溺れ捲くりでヘナヘナ」ですから、「ジョージやリンゴなんてどーだっていいさ状態」だったのでしょう。正直、ジョンもポールにむかついていたわけですよ。でも、最早ポールがいないとビートルズを維持出来ない状態でした。ジョンも自分の曲を録音したいわけで、そうなるとドラムも叩ける(しかも、リンゴより上手い!)ポールは必要なのよさ。多重録音が可能となって、自分で曲を書いている「ジョン、ポール、ジョージ」の三人はドンドンドンガラガッタ!と自分の曲を録音したいわけです。「8トラック」の導入で、益々音を重ねる事も可能になりました。

リンゴは太鼓を叩くだけでお役御免ですから、やる事がなくてポーカーばっかしてなきゃならないのよさ。ライヴ活動もとっくに休止していましたので「飼い殺し」ですね。そりゃ、辞めたくもなります。でも、実際に辞められたら、焦ったらしいです。其れで「リンゴ脱退」は極秘とされました。そもそも「ホワイト・アルバム」は、インド滞在中に書き溜めた曲をジョージ宅で四人仲良く27曲もデモ・レコーディングした時から始まりました。でもですね、アコースティック・ギター中心の所謂ひとつのアンプラグドで行われたデモ・セッションの段階から、リンゴは居心地悪かったと思われます。「BACK IN THE U.S.S.R.」は、飛行機の効果音(モノラルとステレオでは違っている)が飛び交う最高のオープニング・ナムバーですが、何もリンゴがいない曲から始めなくたっていいのにね。ちなみに、リンゴは此の曲でのポールのドラムを絶賛しています。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする