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2012年07月10日

「NANA DIARY」モバイル版 #092

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サブタイトル:「サイケデリック・ペイン」


おやまあ、片瀬那奈ちゃん御本人も、

「お久しぶりになっちゃってすみません…。」

と語る通り、久しぶりに「NANA DIARY」が配信されました。約一ヶ月ぶりですね。でも、いいんですよ。那奈ちゃんが書きたい時に書いてくれればええのよさ。日記とかブログとか、義務じゃないわけですから。此処は「片瀬那奈全記録」なので、毎日更新するのは当たり前田のあっちゃんお誕生日おめでとー!ですけど、「NANA DIARY」は不定期でええじゃん。昔と違って「マネ日記」もあるし、「シューイチ」で毎週最新の那奈ちゃんは観れるわけですからね。話題は「サイケデリック・ペイン」の稽古が先週から始まった事で、現在は歌のレッスンに励んでおられる模様です。

「恐ろしくのんびりしてました。」「今年は歌とダンス三昧ですわ!」「ワクワクするわ!」「では、またねん♪」などの「片瀬言語」が飛び交う文章は、実に好いですね。一読して「片瀬那奈本人が書いた」と分かる「個性的な文体」が素晴らしいのだ。


(「THANX 4 うっぴー☆」:小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 20:52| 7D | 更新情報をチェックする

「浅見光彦〜最終章〜」第一話、再放送

浅見光彦 ~最終章~  (沢村一樹 主演) [DVD]


TBS 13:55〜15:50

「恐山・十和田・弘前 編」

片瀬那奈 as 藤波紹子


片瀬那奈ちゃんが、憧れの先輩である沢村一樹さん主演ドラマの初回二時間スペシャルにマドンナ役でゲスト出演された「浅見光彦〜最終章〜(2009年)」の再放送が始まります。初回は当然二時間枠ですが、二話以降も二時間枠で二本連続で流し、僅か五日で全話を再放送してしまうみたいです。当初は「7/9(月)」からスタート予定でしたが、多部ちゃんにぶっ飛ばされて本日(7/10)からとなりました。そして、本日、7月10日は主演のエロ男爵こと沢村一樹さんの45歳のお誕生日なのです。ちなみに、エロスとCMで共演している「AKB48」を卒業する「あっちゃん」も今日が21歳のお誕生日です。おめでとー!う〜む、コレはデカワンコの粋な計らいと云うべきでしょう。てか、多部ちゃん「6.0%」って、、、。

さて、今回の再放送ですが、初回に関しては「完全ノーカット版」だと思われます。煽りのテロップもほとんど入らず、見事に2009年の片瀬那奈ちゃん演じる藤波紹子が蘇りました。連続ドラマで、全編を通して描かれる浅見光彦の亡くなった妹に関する謎が描かれますが、基本的には「一話完結」のオムニバス形式になっています。片瀬那奈ちゃんは初回のマドンナ役ですので、当然乍ら出番は多いのです。青森ロケで撮影され、片瀬クンは得意の津軽弁を披露したかったらしいのですが、叶いませんでした。其れは翌2010年の「闇金ウシジマくん」で実現するわけで、現在その両方が再放送されているのは興味深いですね。

此の作品での片瀬那奈ちゃんは、徹底的なシリアス路線で演じておられます。然し、役名が「藤波」で「卍」のシンボルとか、神楽坂で修行している料理人で「かわいいコックさん姿」を披露するとか(思いっきり「神楽アカネ」を連想しました)、何より「エロス&片瀬クン」の所謂ひとつの「2トップ」が共演しているわけでして、笑えてしまいます。本放送時には当日にナビ番組も放送され、メイキングで「おもしろいおねえさん」を炸裂させる片瀬クンを観てしまったのも影響しているでしょう。山本學さん、前田吟さん、中山仁さん、佐久間良子さんなどの大御所とガッツリと共演し、真摯にシリアス演技をされている片瀬クンは立派なのですけどね。仲良しの原さっちんとの絡みも好いですし、エロスとシリアスに絡んでいるのも貴重でしょう。でも、浅見が藤波紹子を抱き寄せるシーンなんかを観ると、どーしても「セクスィ〜部長」を思い出してしまうのです。どっかで暴走するんじゃないかしらん?とハラハラしましたよっ。

ドラマ自体はシリアス展開の中にもギャグも交えており、肩がこらずに観れます。そーゆーお笑い場面では、シリアスを通している片瀬クンもさりげなく「おもしろリアクション」をしていたりもします。原作の「恐山殺人事件」とは、役名が「藤波紹子」と云う以外は設定が全く違っています。マドンナ役だけに浅見光彦を演じるエロスとの二人芝居も多く、二人で歩く場面も多用されていますが、エロスの方が背が高いのに片瀬クンの方が脚長なのだ。2011年の「Message 2011」で総合司会をお二人が務められた際には、エロスが「片瀬と並ぶと足が短く見えるからイヤだ」と云っておりました。ねぶた祭りの場面がありますので、撮影は「2009年8月」から始まったと思われます。翌2010年には片瀬那奈ちゃんはNHK BSハイビジョンの「シリーズ日本の祭2010 青森ねぶた祭」に御出演されていますが、御存知の通り青森はお母様の出身地です。


本放送:2009年10月21日

【参考過去記事INDEX】
 「浅見光彦〜最終章〜」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



「浅見光彦〜最終章〜」TBS公式サイト


posted by 栗 at 15:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「闇金ウシジマくん」第2話、再放送

闇金ウシジマくん ディレクターズカット版 DVD-BOX


TOKYO MX 1:00〜1:30

片瀬那奈 as 大久保千秋


ドラマ版「闇金ウシジマくん」第2話の再放送です。当ブログ既報通り映画版の公式サイトがリニューアルされましたが、キャストに「希崎ジェシカちゃん」の名前があって驚きました。ドラマ版で演じた「モコ」は、原作の「フーゾクくん」編の「モコ」に加え「サラリーマンくん」編の「しおり」も合わせたキャラクターになっておりまして、エロリアーノで働いていた風俗嬢の中では最も再登場させやすい結末を迎えていました。果たして、同じ役柄での復活なのでしょうかしらん。てか、モコが再登場するのなら、杏奈と瑞樹も出してしまえばよかったのにナァ。原作と違って、三人とも普通に物語に戻って来られる結末だったじゃまいか。

其れは其れとして、第2話でも片瀬那奈ちゃん演じる大久保千秋は大いに活躍します。第1話は原作の「バイトくん」編を中心に描かれていました。此の回からは、原作の「若い女くん」編と「フーゾクくん」編を中心に「楽園くん」編なども交えた構成で描かれ、さらに「闇金狩りくん」編、「サラリーマンくん」編、「タクシードライバーくん」編などが絡み合う展開となり、キャラクターの役割も変わっている部分もありますが、原作にいない大久保千秋は全てに深く関わってゆきます。第2話での「杏奈&モコと三人で屋台のおでん屋で呑む名場面」は、原作では当然乍ら大久保千秋はいなくて、「フーゾクくん」編で「杏奈&モコが他の風俗嬢二人と四人で食事したエピソード」と「若い女くん」編で「ちはる(村田久美子)とリサが屋台のおでん屋で呑んだエピソード」を元にしています。其の場面で大久保千秋が「AV時代」を少し語ったり、柄崎と高田(と云うか、柄崎)が「悶絶Eカップ美脚ストッキング秘書・3」(千秋のAV代表作)を執拗に探すエピソードなどは、ドラマ版のオリジナルです。柄崎は原作の「柄崎と加納を合わせたキャラ」だと思われるのですけど、些か性癖は違うようです。

村田久美子に対して千秋が「自分を見失わないで!あたしは、昔、見失ったから」と意味深に諭す展開も、原作にはありません。おでん屋で「話すと長くなるんですけど、、、」と云い掛けたりもした「自分を見失った大久保千秋の過去」は、先を急げばドラマでは明かされずに終わってしまいました。第2話ではウシジマくんまでもが「おまえがもういっかいAVに戻って、あいつの借金払ってやんのか?」とか云うわけで、大久保千秋の過去は何度も蒸し返されるのですが、おそらく、8月に公開される映画版でも描かれるとは思えません。大久保千秋は、ドラマに於いて主役のウシジマくんと同等の扱いとも思える程に出番が多く物語にも大きく関わっています。ウシジマくん、柄崎、高田などの過去は原作の「ヤミ金くん」編や「ホストくん」編〜「元ホストくん」編などで明かされていますが、ドラマ版オリジナル・キャラクターである大久保千秋の過去は「謎」なのです。

原作での「カウカウファイナンス」は「ウシジマくん、柄崎、加納、小百合」の四人に「高田」が加わり、さらに「マサル」も加わって六人になって展開されていきます。ドラマでは「柄崎と加納」を「柄崎」に統合し、「マサル」の代わりに「大久保千秋」で五人となっています。然し乍ら「大久保千秋」は入社時には「高田」の役を奪っており、其の後は「マサル」の美味しい正義感溢れるトコだけ内包しちゃうのです。そもそも、マサルと千秋は全く違うキャラクターです。片瀬クンは、更に多くのキャラを取り込みつつ、独自の「大久保千秋」と云うキャラクターを創造してしまったのだ。コレは、ドエライことです。

第2話で村田久美子が堕ちてゆくのに関わるのは、原作だとリサの役割ですが、リサはウシジマくんから借金しているのでドラッグを久美子に与えて救い様がない状態へと向わせます。千秋は逆に更生させようと忠告するのです。大久保千秋は、原作のファンにとっては「邪魔な存在」でしょう。でも、千秋がいなければ救いが全くなくなってしまうのですよ。ホントに、片瀬クンはよくぞこんな難役を受けて演じたもんだと思います。しかも、同時期に「高瀬リコ」と「姫様」と「藤田千秋」を併行して演じていたのですからね。今年(2012年)の桜井玲奈さんも素晴らしかった。でも、二人を「片瀬那奈・怪優グランプリ」で闘わせたら、あたくしは大久保千秋を勝たせるブックを書きます。よーするに、大久保千秋はあたくしの「推しキャラ」なのだ。まだ、誰も勝てないよ。


本放送:2010年10月20日(TBSでの放送日)

【参考過去記事INDEX】
 「闇金ウシジマくん」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



映画「闇金ウシジマくん」公式サイト


posted by 栗 at 01:38| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-136:HELLO, GOODBYE

HELLO!THE GOOD-BYE Hello Goodbye ウクレレ・ビートルズ


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ケン・スコット(10/2〜25)、ジェフ・エマリック(11/1〜15)
 2E:グレアム・カークビー(10/2、25、11/1)、リチャード・ラッシュ(10/19、11/15)、
   フィル・マクドナルド(10/20)、ジェフ・ジャラット(11/2)、ケン・スコット(11/6)
 録音:1967年10月2日(「Hello Hello」take 1-14、take 14 を編集し、take 15-16)、
    10月19日(take 16 に SI 「歌、ギター、コーラス」、編集し take 17)、
    10月20日(take 17 に SI 「ヴィオラ」)、
    10月25日(take 17 を編集し、take 18-21、take 21 に SI 「ベース」)、
    11月1日(「Hello, Goodbye」take 21 を編集し、take 22-25)、
    11月2日(take 22 に SI 「ベース」)
 MONO MIX:1967年11月2日(take 22 より 1-6)、11月15日(take 22 より 10)
 STEREO MIX:1967年11月6日(take 22 より 1-2)

 1967年11月24日 英国シングル発売(最高位:英米1位)
 パーロフォン R 5655(モノ)


ポール・マッカートニーが書いた楽しいポップ・ソングで、TV映画「MAGICAL MYSTERY TOUR」の先行シングルとして発売されました。然し「MAGICAL MYSTERY TOUR」ではエンディングのアドリブ部分しか使われず、自信作「I AM THE WALRUS」がB面に甘んじたジョンは「エンディング以外は、つまらん!」と酷評しました。ところが、プロモーション・フィルムではジョンが最もノリノリになっているのです。やけくそだったのかもしれませんが、ツイストを踊り出したりとはしゃぎ捲くっています。其のプロモ用(当時の英国ではTV放送で生演奏以外は禁止されていた為)にヴィオラを抜いたモノラル・ミックスが行われていますが(11月15日)、ビートルズ自身が明らかな口パクと擬似演奏のパントマイムを演じていたので英国では放送されませんでした。ポールが監督したプロモは三種類あり、演奏は同じですがそれぞれ衣装も違いビートルズ(特にジョン)の演技も異なります。英国ではシングルのみの発売だったので、ステレオは米国編集盤「MAGICAL MYSTERY TOUR」(1967年11月27日発売)が初出で、英国では1973年の「青盤」まで発表されておりません。

徹底的にお気楽で天然ポールの莫迦丸出しな下らない歌詞は、ジョンが「ふざくんな!」となったのが無理もありません。然し、楽曲はバロック風な下降進行を使いながらも見事な「単なる大衆音楽」として聴かせてしまう「ポール・マジック」が炸裂した名曲です。録音にも時間を掛けており、1967年のビートルズを代表する楽曲のひとつでしょう。ジョンとジョージが弾くツイン・リードギターも、ギンギラギンにさりげなく決まっております。此れが「A面」で、ジョンの傑作「I AM THE WALRUS」が「B面」と云うのが、正にビートルズの恐るべきところです。1967年にジョンが主導だったなら、一般大衆には受け入れられなかったでしょう。何だか難しい楽曲を作る様になった時期にも、誰にでも分かる単純なポップスを出したのは戦略としては間違っておりません。ジョンが前衛志向へと傾けば、ポールがしっかりと大衆路線を守る「バランス」が素晴らしいのです。

ビートルズとしてのライヴは行われておりませんが、作者であるポールが21世紀になってから定番曲としております。現時点では最後の来日公演(2002年)の一曲目も此の曲でしたし、あたくしが初めて生でポールを観れた1990年の来日公演でも、「PUT IT THERE」に続けて「HELLO, GOODBYE」のエンディングが歌われました。2012年現在のライヴでもオープニング曲として披露される機会が多いのですけど、近年の演奏はややスローテンポで「明るく楽しい」だけでなく「ほろ苦い哀愁」も感じさせます。下降進行で展開するバロック風なコードの引用(「G線上のアリア」が元ネタ)は、例えばプロコル・ハルムの「青い影(A Whiter Shade of Pale)」とも共通するわけでして、其の上に「ハロー、ハロー!」なんぞと赤ん坊でも理解できる単純な歌詞とメロディーを乗せてしまうポール・マッカートニーの才気がギラリンコ!と光っているのでした。

ちなみに、プロコル・ハルムの「青い影」は「1967年5月」に発売されておりまして、英国ではチャート首位になっています。ジョン・レノンも絶賛し「1967年の音楽業界で、この曲以外は聴く価値がない」とか「人生でベスト3に入る曲」とまで発言した名曲です。もう、お分かりでしょう。ポールも「青い影」に強烈なショックを受けたのです。そして、おんなじコード進行を弄くりまわして「HELLO HELLO」なる曲をでっちあげたのです。そりゃ、ジョンが「全然たいした曲じゃない、ふざくんな!ポール」と云ったのも無理もないでしょう。此の後もポールは「ラストダンスは私に」から「HEY JUDE」を書いたりしますけど、パクリ癖はデビュー当時からでありまして、ダンダンダンドゥビドゥビダンダンとばかりに「元ネタが分からない」様にする術を学んだのでしょう。ポールは「ビートルズは、世界最大の盗作集団さ!」と云いましたが、えっとですね、ポールが最もパクリ捲くっているわけじゃん。ま、「HELLO, GOODBYE」は、お上手ではあります。でも「パクリで上手い」もないもんだ。全く、ポール、おまいって奴は、、、。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする