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2012年06月08日

「COVERS」#170

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「WIND」


(2012年6月作)



素材は、片瀬那奈ちゃんが2006年に出演されたCM「クアトロ4 フォーウーマン」です。



(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 23:23| COVERS | 更新情報をチェックする

「追悼・ボイスハンサム」

His Fleetwood Mac Years & Beyond Two


ボブ・ウェルチが自殺しました。66歳でした。彼を知ったのはフリートウッド・マック時代で、ラジオで「Sentimental Lady」と云う曲をエア・チェックした時です。でも、其の時には曲を書いて歌っているのがロバート・ウェルチとは知らず、曲名も分からず、ただただ繰り返しテープを聴きました。十代の僕は、渋谷陽一氏の「ヤングジョッキー」を聴いてロックの知識を得ており、彼が「ツェッペリンに似ている」との理由で推した「PARIS」と出会います。其の3ピース・バンドで曲を書き、ギターを弾いて歌う「ロバート・ウェルチ」が「Sentimental Lady」の人とは思いもしませんでした。何せ、パリスはハードロック・バンドだったのですから。

「PARIS 3」として製作が開始されたソロ・アルバム「フレンチ・キッス」が発売され、初めて全てが繋がったのです。一曲目には「Sentimental Lady」の再演が収録されていました。其れで、フリートウッド・マック時代のアルバムを探して聴き捲くったのです。現在でも、マック、パリス、ソロと全てを愛聴しています。あたくしは、奇奇怪怪なフリートウッド・マックと云うバンドの全キャリアが好きですが、最も好きなのが「ロバート・ウェルチ時代」です。彼の書くロマンチックな曲が好きです。ポップスでもハードロックでも、元の曲は全て「ボブ・ウェルチ色」でした。そして、ボイスハンサムと云われた声が素晴らしい。

病に悩み、遺書を遺して、覚悟の拳銃自殺だったと伝えられています。自殺してしまったのは残念でなりません。まだ訃報を知ったばかりで、頭が混乱しています。謹んで御冥福をお祈り致します。僕は生涯、彼の音楽を愛すると思います。合掌。



(小島藺子/姫川未亜/鳴海ルナ)



posted by 栗 at 14:59| FAB4 | 更新情報をチェックする

時をこえろ!「カエルの王女さま」

太陽にほえろ!全曲集 「傷だらけの天使」 MUSIC FILE


カエルの王女さま #9『時には昔の話を』完全版
カエルの王女さま #9『たしかなこと』完全版


片瀬那奈ちゃんの最新作にして最高傑作であります「桜井玲奈さん」を演じておられるドラマ「カエルの王女さま」の、お楽しみであります別ヴァージョン動画でございます。第9話からは「時には昔の話を」と「たしかなこと」が歌唱シーンの完全版で公開されました。玲奈さんは「たしかなこと」にしか参加しておりません。本編では、どちらもサリーの回想シーンが加えられており感動的な場面でした。

こうして歌唱のみになりますと、Singers で「時には昔の話を」を歌っているのは練習として不自然ではないものの、やはりサリーを囲んでの「たしかなこと」は異空間です。歌っているシャンソンズと突っ立ってるぼんくら亭主に包囲され、ただただ聴くしか術がないサリーの熱演がギラリンコ!と光りますねっ。りりちゃんのソロ歌唱も貴重です。いえね、とっても感動的であたくしもホロリとしたのですけどね。

第9話の数字は「8.5%」と相変わらずの低さでしたが、もう此のドラマは本当に、本当に、本当にぃ、数字じゃない!でしょ。毎回、澪コーチや玲奈さんなどが細かいギャグをやっておりますが、第9話では澪コーチの「THIS IS IT !」がツボでした。シリアスとギャグを行き来するのは近年の片瀬クンが得意とする演技ではありますが、「カエルの王女さま」はどこか変なのだ。香奈絵せんせいが倒れた緊迫したラストで、練習場からはおそらく玲奈さんの素っ頓狂な絶叫が聞こえ、挙句に「ゲロゲロ」って笑わせてませんかしらん。


(小島藺子/姫川未亜)



「カエルの王女さま」フジテレビ公式サイト


元フリートウッド・マックのボブ・ウェルチさん、自殺 66歳(シネマトゥデイ 6/8)
元FLEETWOOD MACのボブ・ウェルチが銃で自殺(OOPS! 6/8)


ボブ・ウェルチが自殺したみたいです。ショックです。御冥福をお祈り致します。


(小島藺子/姫川未亜/鳴海ルナ)



posted by 栗 at 12:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

浜辺で「シルビー!シルビー!」とジュリーが叫び、UFOは飛び去った。

ザ・タイガース 世界はボクらを待っている [DVD]


片瀬那奈ちゃんが「歌って踊る桜井玲奈さん」を演じておられるドラマ「カエルの王女さま」は、残すところ二話となりました。此の作品での「桜井玲奈さん」は、片瀬那奈ちゃんを愛するファンにとって「待ってました!」と云うべき適役です。デビューから14年の歴史に裏打ちされた、正に「片瀬那奈にしか出来ない演技」を見せ付けて下さっております。然し乍ら、ドラマとしては大絶賛すべき作品とは云えないのです。確かに楽しく見させて頂いておりますし面白いと思っておりますが、グダグダな展開もありツッコミどころも沢山あります。

此のドラマは、ショークワイアが売りです。ゆえに毎回、多くの楽曲がシャンソンズによって披露され、ストーリーも其の歌詞に沿って展開したりもしております。合唱団が主役なので、歌うのは自然です。が、然し、重要な時に解決するのが「歌のチカラなのだ」とする為なのか、ヘンテコリンな事が何度も起こりました。第3話では、元・ゼルエルを陥落させる為に公開処刑を澪コーチがやらかした後にシャンソンズが「終わらない歌」を歌うのですが、あたくしが一希くんだったら「はあ?おまえら、何やってんの?」と思いますよ。何ゆえ歌うのか、分からんのだ。第4話で南さんが「せっかく、歌ってやったのに」とか云ってましたけど、アノですね、ゼルエルは頼んでないっすから。第6話で澪コーチを呼び戻す為に「何度でも」を市内放送するのも、かなり強引なチカラ技でした。

第7話では、散々引っ張った不倫ネタを「ウエディング・ベル」を歌って解決ってトンデモ展開となり、第9話でも最大の敵と思われたサリーを「たしかなこと」を歌って陥落させてしまいます。「ゼルエルの加入」も「忠子さん、ぼんくら亭主、玲奈さんの三角関係」も「サリーの改心」も、全てが物語を引っ張って来た重要な事なのに、其れが全部「歌で解決」って何だ?いえ、歌で解決でも構わないしテーマとしてはそうしなければならないのでしょうけど、思いっきり無理矢理なのです。「ウエディング・ベル」なんて、玲奈さんに「くたばっちまえ!」と云わせる為だけに選曲したわけでしょ。アレで「めでたし、めでたし」って、那奈話も引っ張って如何なものか。

昨夜の第9話で「たしかなこと」をいきなりだナァと歌われてサリーが心を揺るがす場面は、もう「カエルの王女さま」の世界に慣れてしまった方々にとっては感動的としか云えない名場面でした。でもですね、忠子さんが説得するのはリアリティがありますけど、何ゆえ歌うのよさ。しかも、ガッツリとレッスンしてシャンソンズがハモるわけですよ。あたくしがサリーなら、それこそ憤慨して「ふざけるな!」と去りますよ。何でサリーは、黙って座って聴いて感動しちゃってんのよさ。サリーは熱演でしたけど、笑いを堪えるのに大変だったんじゃまいか。こんなの現実じゃ有り得ないでしょ。必死に語っていた娘が、いきなり歌い出して合唱しちゃうって、ファンタジーではありませんか。

此の「カエルの王女さま」と云うドラマは、ミュージカルではありません。でも、突然に歌い出す事もあり、其れがかなり重要な場面で行われています。あたくしが想起したのは、クレイジー・キャッツの映画です。植木さんは、何の脈略もなく、唐突に歌い出すのですよ。社長の家に勝手に行ったら社長の息子たちがバンドの練習をしていて「一寸、拝借」とか云ってギターを奪いいきなり歌い出すなんてのは序の口で、歩いていたら気分が高揚して踊りながら歌ったりもするのです。そうそう、アキラも歌うんだよね。敵陣に乗り込んで行くのにギターを背負っていて、階段の上に登場するとギター弾いて歌っちゃうのですよ。敵はアキラが歌い終わるまで待っているのだ。う〜む、「カエルの王女さま」って深いぞ。


(小島藺子)



「カエルの王女さま」フジテレビ公式サイト


posted by 栗 at 04:14| ACTRESS | 更新情報をチェックする