ゴールデンウィークが終わり、五日分の数字が一挙に発表されました。片瀬那奈ちゃんが歌って踊るドラマ「カエルの王女さま」第四話は「9.0%」と初回と同じに戻ってしまいました。とりあえず固定客は逃していない様ですから、宜しいんじゃないでしょうかしらん。次回が片瀬那奈ちゃん演じる桜井玲奈さんメインとも噂されますので、些か不安ではあります。でも、数字が上がったら「やっぱり、片瀬那奈ちゃんがメインだと違うね!」だし、下がったら「流石はクラッシャー!数字なんて、どーでもええんやっ」と云います。ま、ファンなんてそんなもんですよ。
今期のドラマは軒並み数字が低く、最新では最高でも「15%」を下回っております。ゆえに「カエルの王女さま」が四話平均で「9.6%」でも、そんなに低迷しているとは感じられません。いえ、分かり易いウソをついてしまいました。目立たないのは、史上最低記録を樹立してしまった「家族のうた」が凄すぎるからです。昨夜の第四話は、なな、なんと「3.1%」ですって。あたくしも、三話までは付き合っていましたけど、うっかり「相棒 劇場版2(貫禄の「19.1%」)」を見てしまいました。其れにしたって、21時台のドラマで「3.1%」なんて深夜ドラマ以下の数字が出てしまうとは、驚きました。裏の「ATARU」は「13.8%」と上げておりますので、「相棒」があったからとの言い訳すら出来ませんね。
数字が悪いと「誰が戦犯か?」てな噺にもなりますが、例えばサリーは「相棒」にも「カエルの王女さま」にも出ているわけです。「家政婦のミタ」と「家族のうた」は同じ斉藤和義さんが主題歌を担当しているのです。「レガッタ」のコンビ(もこみち&愛撫ちゃん)も其の後は持ち直し、愛撫ちゃんは「ミタさん」にも出ていました。「ミタさん」で好演した長谷川さん主演の「鈴木先生」は平均「2%」だったし、「ミタさん」が終わった直後に松嶋さん主演映画「ゴースト」を放送したのに「一桁」でした。決して、役者さんが数字を持っているとは云えないのです。でもナァ、流石に「3.1%」じゃ、クウガの立場がないですね。初めてドラマに出たベンジーもガックリでしょう。そー云えば「ATARU」の主題歌は林檎ちゃんだナ。
(小島藺子)
「カエルの王女さま」フジテレビ公式サイト