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2012年03月15日

「テレビでスペイン語」再び!#22

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NHK Eテレ 23:25〜23:50

「産地・出身を言う」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ



片瀬那奈ちゃんと学ぶ楽しい「テレビでスペイン語」の再放送も、いよいよ終盤です。今回を含めて、たったの3課しか残っておりません。もう暫くリピートはないと思われますので、是非とも「姫様」の勇姿を心に刻んで下さい。さあ、♪てれれんててんてんてん♪と、第22課の再々放送が始まりました。壱年半前の片瀬那奈ちゃんは、茶色の豹柄風ノースリーブ・ミニワンピースに黒い穴あきレギンス姿で髪をまとめて「オラ〜!」と元気溌溂に登場です。

ナビゲーター時のネイルは「右が赤、左が白」と第21課と同じに見えます。二本撮りの二回目だから「復習もバッチリ!」なのでありましょうかしらん。「どこどこ産って訊けたら、カッコイイね!」なんぞと、相変わらず「タメグチ」全開です。てか、片瀬クンは「生ハム」で頭がいっぱいですね。「食べてもいいかな?」とおねだりしますが、フリオに「おあずけ」をされ、練習問題全問正解で食べられるみたいな展開になります。「ガチ」なのか、最終問題で外れたのですが、マリアの計らいで食べられて御満悦です。

姫様のネイルは、左がよく分かりませんが、たぶん両方とも赤で「第19課と第20課でのナビゲーター時と第21課の姫様」と同じかしらん。チョコがテーマなのに「わらわは、甘いものは苦手でのぉ」と「ガチ発言」をぶちかまし、最後も「島倉チョコ、じゃ!」とオヤジ・ギャグを炸裂させますが、えっと、此れって、やっぱ「素」じゃまいか。「クリオス」とか「ショコラレザン」って、何だったのだ?

そう云えば、明日(3/16)に、BSジャパンでお昼の12時から「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」の再放送があるみたいです。今は亡き名優・藤田まことさんと片瀬那奈ちゃんガッツリと共演した名作ですので、是非御覧下さい。


本放送:2010年9月10日
再放送:2010年9月16日


(小島藺子/姫川未亜)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト


posted by 栗 at 23:57| TV | 更新情報をチェックする

「梶原イズム」

四角いジャングル 最終章 格闘技オリンピック [DVD]


劇画原作者の巨匠である「梶原一騎」氏の作品には多くの名作がありますが、カジワラ・イズムが炸裂した破天荒な代表作と云えば「四角いジャングル」でしょう。カジワラ世界では「巨人の星」の様にリアルとフィクションを混同させる手法は御馴染みですし、実録と称して「空手バカ一代」の様なファンタジーも描きました。然し乍ら、例えば「巨人の星」でどんなに魔球を駆使しても、現実世界でジャイアンツが勝てなければ物語にならないのです。「新・巨人の星」の失敗は其れが最大の原因だったと思われます。実録モノも、幾ら盛っていても基本的には「史実に沿ったカタチ」でなければリアリティが失われます。

ゆえにフィクションとしての「あしたのジョー」は、自身の経験や実在のモデルがあったとは云え、筆がノッタと思われます。でも、其の傑作も「ちばてつや氏との壮絶なコラボレーション」で生み出されたのでした。力石の葬儀が実際に行われた事実に触発されたのか、梶原は、劇中のヒロインを歌手や女優の芸名にして売り出したりもします。梶原の中でリアルとフィクションが混沌とし、遂に「劇画世界が現実世界を操作する!」と云うトンデモな発想を実現するのでした。其れが「四角いジャングル」です。

物語は、当初は「赤星潮」と云う主人公で展開し、云ってみれば「格闘技版の巨人の星」かと思われました。「打倒!ベニー・ユキーデ(潮の兄がユキーデに負けたから)」とのモチベーションで頑張るわけですけど、最初から「謎のマスクマン」としてミル・マスカラスと引き分けたりして、かなり強いのだ。ところが、物語が進むにつれて何やらおかしな展開になるのです。何故か、ストーリーは現実の格闘技世界を同時進行で追うドキュメンタリーとなり、挙句に「私(梶原)だけは知っている!」とか「これは事実である!」とか云って、現実世界よりも先を預言し、主役はアントニオ猪木とウイリー・ウイリアムスになってしまい、実際に行われた二人の対戦を描いて完結しちゃったのだっ。「赤星潮」は、ウイリーの通訳に成り下がっていましたとさ。なんじゃ、こりゃ。

当時は「極真」とも「新日」とも懇ろだった梶原は、クライマックスの「猪木 VS ウイリー」の実質的なプロデューサーでありまして、筋書きも梶原が書いたのです。但し、猪木とウイリーは打ち合わせしていたけど、両セコンドは「ガチ」だと思っていたらしいです。よーするに、梶原はフィクションでリアルを喰ってしまおうとしたのだ。伝説の「ミスターX」のくだりなんかは、劇画をみてワクワクしたのに、リアルは何だ?って事にもなったのですけど、オチの「猪木 VS ウイリー」はビシッ!と決まったので格好はつきました。「夢のオールスター戦」も描かれているので、当時の有名レスラーはほとんど出て来ますが、主役が猪木になってからは新間が名脇役として登場します。「空手バカ一代」で有名な「極真」の面々も、勿論、梶原本人も弟のマッキーも出捲くりですよっ。こんなにオヤジが目立っているマンガって、、、。そう云えば、女の子が全然出て来ません。男くさぁ〜っ。

此れで調子に乗った梶原は、タイガーマスクをデビューさせるわけですよ。でもですね、やっぱり、梶原が創ったのはフィクションです。偉大なる「虚構」で「現実」に立ち向かったのです。自分がシナリオを書いたのに、「猪木 VS ウイリー」が一旦は引き分けになって再戦となる場面で、観客が「いいぞーッ梶原一騎!!」と叫びます。劇中の梶原は「いいぞなんてもんじゃない、、、、おれはプロレスとカラテの威信と今後のためを思い、いつのまにか夢中でリングに立っていただけのこと」などと独白しますが、其の場面をドキュメンタリーと称して書いたのも梶原なのです。梶原は「いいぞーッ梶原一騎!!」と、自分で書いたのだよ。もう此れは梶原の「魂の叫び」です。臆面も無く「いいぞーッ梶原一騎!!」って自分で書けるのは、梶原しかいませんよっ。明らかに、此の場面の主役は梶原です。流石は、最後に「男の星座」(遺作となってしまった未完の自伝劇画!勿論、主人公は「梶一太」こと梶原本人!!滅茶苦茶、面白いです)を書くわけだ。


(小島藺子)



posted by 栗 at 20:07| KINASAI | 更新情報をチェックする

「テレビでスペイン語」再び!#21 再放送

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NHK Eテレ 13:30〜13:55

「時期を尋ねる」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ



♪てれれんててんてんてん♪とテーマ曲が鳴り、片瀬那奈ちゃんがモデル・ポーズを決めるオープニングで御馴染みの「テレビでスペイン語」第21課の再々再放送です。遂に最終月となりましたが、片瀬クンの「たどたどしいスペイン語」とエラソーな「タメグチ」は健在です。練習問題の「ガチ」な感じが好いですね。其れにしても片瀬クン、自分で「よく出来た!」って、、、。フリオに「誘われた!」って、、、。面白いナァ。

姫様は「どうも、世の中、マリアだらけじゃのぉ、のぉ、マリア」なんぞと洒落ておりますが、約半年後には自ら「マリア」を演じます。もう此の時期(収録は2010年7月頃?)には「マリア」役のオファーがあったのかもしれません。「荒川」のキャスティングは「シスター」と「マリア」から決まったらしいので、撮影開始の半年前には話が出来ていたと考えるのが自然でしょう。となりますと、此の姫様の科白にも深みが増しますね。

「マルタのお母さんも出ていましたね!」と云いつつ、片瀬クンが注目したのはクッキーで「是非、食べてみたいですね!」と来ました。えっと、此の番組は「NHK教育」での「語学番組」なのですけど、片瀬クンの「食いしん坊」モードも出捲くりであります。


本放送:2010年9月3日
再放送:2010年9月9日
再々放送:2012年3月8日


(小島藺子/姫川未亜)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト


posted by 栗 at 13:57| TV | 更新情報をチェックする