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2012年02月11日

「これが最後」は、何度目だ?

名勝負数え唄 俺たちの昭和プロレス (アスキー新書)


早くも一週間前の事になりますが、片瀬那奈ちゃんがマリア役で御出演され絶賛上映中の映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」の初日舞台挨拶が行われました。其の時に「宝物は何?」との問いに片瀬那奈ちゃんは「荒川の仲間と、メッシのサイン」と答え、更に「那奈ちゃんと相談したんですけど」と受けた有坂来瞳ちゃんが「旦那と、長州力のサイン」とぶちかました事実は『片瀬那奈、宝物は「メッシのサイン」』とか『家族より「サイン」が宝です!?』などと見出しにもされたりもしました。片瀬クンは昨年(2011年)12月に「FIFAクラブワールドカップ ジャパン2011」中継のスタジオ・メイン司会を務め、メッシと対談し、まんまとサインもゲットしたのです。職権乱用とも思える「お宝ゲット!」でしたが、嬉しくて堪らない片瀬クンは、方々で自慢し捲くっておられます。「バルセロナ公認ファン」のシスターから自慢されていたかもしれませんけどね。

其れに対抗して有坂来瞳ちゃんが「長州力のサイン」を持ち出したのは、別に「受け」を狙ったわけではなく、来瞳ちゃんは大のプロレス・ファンで熱狂的な「長州信者」だからなのだ。「子供の頃から長州さんのファンで、いつかリキラリアットを受けてみたい!」なんぞと、おそらくプロレス者でなければ「アンタ、正気か?」と思えるトンデモ発言を堂々とど真ん中でやらかしたのですから、在る意味「片瀬クン、一本取られたね」と思えました。あたくしも、来瞳ちゃんが「長州ファン」と云う事実は知っていたものの、まさか舞台挨拶で熱く語る展開は想定外で驚きましたよっ。

そんな事で唐突に「カタセカイ」へ踏み込んで来た長州が、一昨日(2/9)発行(2/10付け)の「東スポ」裏一面カラー全面で取り上げられておりました。「これが最後の革命だ」と、新日がまた身売りした事に対して、物申す!との「革命戦士」ならではの「爆弾投下」発言との事ですが、つまりは「俺を全権現場監督に!!」と云う切実な「就職活動宣言」です。「俺が現場監督になり全権を持てば、もう壱回キレて、大量にリストラして、新日は再生するぞ。ダメなら全責任を取りますよ」なんちゃらかんちゃらと、熱く語り捲くっておりますが、いやはや、流石は「天下の長州力」ですねっ。「ブシロードの社長が、来年のドームに俺を呼んでくれるのは大変光栄なことだけど、なんちゃら」と、うっかり「一年後の未来」まで予言しちゃうのですから、天晴れです。

でも、過去の経験から「長州に全権を渡したなら、どうなるか?」は想像出来るので、如何なものかしらん。其れよりも、「革命戦士・長州力(60)」との記述に、今更ながら驚いてしまいました。なるほど、今や三十路で人妻となった来瞳ちゃんが「子供の頃から大ファン」なわけだ。猪木とか長州とかが、まだまだ元気溌溂って、いよいよプロレスは政界みたいになって来ましたね。佐山が大仁田とやるとか、もう無茶苦茶です。此の調子で行けば「馬場 vs 猪木」も実現して、コールドスリープから目覚めた力道山が前田とメインエベントとなってしまうかもしれませんよっ。だって、一面は「エイリアンと巨大生物が実在」なんですからねっ。てか、やっぱ「東スポ」は呑気だナァ。和むナァ。

そして、シスターからの御言葉です。

『荒川アンダー ザ ブリッジ』城田優が語る「ここは夢の河川敷、見れば絶対笑えます!」(MovieWalker 2/11)


(小島藺子)


posted by 栗 at 01:25| KINASAI | 更新情報をチェックする