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2012年01月24日

「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」を終えて

猪木詩集「馬鹿になれ」


片瀬那奈ちゃんが演じたキャラクター同士で闘う夢の競演として企画した「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」を、プロレス対決でやってみたのですが、如何だったでしょうかしらん。プロレス対決とした時点で、優勝の最右翼は「高瀬リコちゃん」しかいないと考えました。実際に多くのプロレス技も駆使した高瀬リコちゃんは、強烈なキャラクターもあり圧倒的に強いと思えましたので、敢えて準々決勝で「疑惑のフォール負け」で敗退させる事に決めました。其れによって、リコちゃんの破天荒な活躍が描けなくなってしまったのですけど、脇に回り、意外にもストイックなキャラとして最後まで物語を盛り上げてもらいました。リコちゃんが助演に甘んじてくれた事で、予想外の展開が描けたと思います。

大久保千秋と姫様が決勝戦に勝ち上がるまでの絵図は、最初から決めておりました。但し、当初の予定では決勝で「伊藤ハナが姫様の代役でチャッカリと優勝する」事にしていました。西豪寺エレナ様と姫様には徹底的に汚い手で勝ってもらい、大久保千秋が最後まで一人で奮闘するも決勝戦で敗れると云う残酷な結末だったのです。当然、ラスボスで片瀬那奈ちゃんが出て来る事もなく、「金髪の姫様と銀髪のレイナに、大久保千秋とリコちゃんがタッグで挑み、両軍乱闘の隙に、エレナ様の独断裁定で何故かハナちゃんが勝つ!」みたいなオチを考えていました。でも、西豪寺エレナ様や姫様にも正攻法でも出来るとの見せ場を作りたくなりまして、大久保千秋との準決勝と決勝ではガチンコで闘わせてしまいました。結局、最後まで優勝者を決める事が出来なかったので、結末は「ドサクサ紛れにエレナ様が優勝」としました。

片瀬那奈ちゃん本人がラスボスで出て来た「姫様軍団」の決勝戦での展開や、美月うらら姫や高瀬リコちゃんの更なる活躍など、書き足りない部分もあります。ゲスト解説も、沢山出て来る予定でしたが、うらら姫で試したらマジで難しくて止めてしまいました。そもそも「未亜イコ対談」だけでも、かなり消耗するわけで、鼎談なんてやってらんないですよ。矢鱈とアングルが変わるのは、プロレスのアングルとは結構好い加減だと思うからでして「何ゆえあの時にあーゆー事件が起こったのか?」に関する説明が曖昧な事が多いのですよ。だから、例えば大久保千秋が突然に豹変してリコちゃんと藤田千秋を倒したり、其の後にあっさりと和解するなんて展開は、全く深い意味が無く、単にアクシデントで盛り上げただけです。何となく説明していますけど、整合性が全くないと思います。あたくしとしては、準決勝の「大久保千秋 VS 西豪寺エレナ」がベストバウトと考えて書いて燃え尽きたので、決勝戦はオマケですね。


【一回戦 INDEX】
 「○ 西豪寺エレナ VS マリア ×」(15秒、エレナ様ビームで失神TKO)
 (※ 西豪寺エレナが準々決勝進出)
 「○ 柏木礼奈 VS 花輪倫子 ×」(53分46秒、天国固め)
 (※ 柏木礼奈が準々決勝進出)
 「× 有森みさと VS 姫様 ○」(7分7秒、リングアウト)
 (※ 姫様が準々決勝進出)
 「○ 高瀬リコ VS 荒木理恵子 ×」(3分0秒、パンチの連打で、TKO)
 (※ 高瀬リコが準々決勝進出)
 「○ 大久保千秋 VS 平山まどか ×」(17分2秒、裸締め)
 (※ 大久保千秋が準々決勝進出)
 「△ 迫田七海 VS 高田清美 △」(13分13秒、両者死亡により引き分け)
 (※ 両選手失格で、藤田千秋がリザーバーとして準々決勝進出)
 「○ 小早川妙子 VS 山田バーバラ ×」(9分58秒、タオル投入でTKO)
 (※ 小早川妙子が準々決勝進出)
 「× 美月うらら VS 小野未来 ○」(33分8秒、ハイキック一閃!大逆転、KO!)
 (※ 小野未来が棄権し、手塚モモコがリザーバーとして準々決勝進出)

【準々決勝 INDEX】
 「× 西豪寺エレナ VS 柏木礼奈 ○」(21分39秒、頭部を踏みつけ、KO!)
 (※ 柏木礼奈が準決勝進出)
 「○ 姫様 VS 高瀬リコ ×」(15分31秒、疑惑の3カウント)
 (※ 姫様が準決勝進出)
 「○ 大久保千秋 VS 藤田千秋 ×」(23分45秒、豪腕パンチで、KO!)
 (※ 大久保千秋が準決勝進出)
 「× 小早川妙子 VS 手塚モモコ ○」(20秒、リングアウト)
 (※ 手塚モモコと入れ替わっていたと主張する西豪寺エレナが準決勝進出)

【準決勝 INDEX】
 「× 柏木礼奈 VS 姫様 ○」(2分9秒、疑惑の反則判定)
 (※ 姫様が決勝進出)
 「○ 大久保千秋 VS 西豪寺エレナ ×」(37分25秒、レフェリー・ストップ)
 (※ 大久保千秋が決勝進出)

【決勝戦】
 「△ 姫様 VS 大久保千秋 △」(27分59秒、無効試合)
 (※ 大久保千秋が勝利決定後に攻撃を続けた事で両者失格!)
 「○ 西豪寺エレナ VS 柏木礼奈 ×」(7秒、後出しジャンケン)
 (※ 準決勝敗退二名での三位決定ジャンケン戦が決勝戦となり、西豪寺エレナが優勝!)


(小島藺子)


posted by 栗 at 10:22| ERENA | 更新情報をチェックする

「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」決勝戦
「姫様 VS 大久保千秋」

私、プロレスの味方です (新風舎文庫)


未亜:銀河系那奈億人の心優しき片瀬那奈ちゃんファンの皆さん、こんばんは!とうとう「第壱回・片瀬那奈・怪優グランプリ」も決勝戦となりましたっ。遂に、片瀬那奈ちゃんが演じたキャラクターの頂点に立つ王者が決まりますっ。実況は姫川、解説は小島藺子さんでお送りいたします!小島さんっ、いよいよコノ時がやって来ましたねっ。

イコ:大久保選手は、準々決勝と準決勝を合わせて既に60分を超える激闘を勝ち上がって来ましたし、左腕も負傷しています。対する姫様選手は、準々決勝こそ高瀬選手と15分闘いましたが、準決勝では替え玉を投入しましたので、余力は充分でしょう。更に、姫様選手には軍団が付いていますから、大久保選手は不利ですよ。

未亜:さて、決勝戦を前にリング上ではライヴが行われております。

イコ:此のライヴの為に特別に組んだユニットで、ヴォーカルがレイカ選手で、ピアノが原田リョウ選手です。水と油かとも思えましたが、素晴らしい演奏です。いやはや、再び「Shine」を生で聴けるとは嬉しいですね。

未亜:そして、おっと準決勝で大久保千秋に敗れた西豪寺エレナ様が、驚異の回復力で復活だっ。ビシッとタキシード姿に決め、今、西豪寺エレナ様がリング・アナを張る!「此の西豪寺のエレナさんを倒した、大久保千秋ちゃん、出ていらっしゃい!」とのコールを受けて「孤高のグラップラー」大久保千秋が決戦のリングへと向かいますっ。「Change this World」に乗せてぇ、セコンドには高瀬リコちゃん、柏木礼奈、山口梨香の「ガチンコ・トリオ」が付いているぞっ。

イコ:矢張り、繋がっていましたか。準々決勝での大久保選手の謎の暴走から、高瀬選手の反乱、そして西豪寺エレナ選手に寝返ったと思わせてレフェリーになり、結果的にエレナ選手を本気にさせたとの流れは、全て綿密に練られた事だったんでしょう。もしも木田敦子レフェリーだったら、疑惑のレフェリングでエレナ様を勝たせてしまったでしょうからね。

未亜:おおっ、大久保千秋の前時代的で地味なコスチュームは何だ?白いトレーナーにグレーのミニスカート、そして黒いフード付きのコート、小島さんっ。コレは、もしかしたらっ。

イコ:アレは「最後のデート」で片瀬クンが着ていた衣装ですね。山口選手と柏木選手のアドバイスがあったと思われます。原点回帰と云った意味でしょう。

未亜:なな、なんと、片瀬那奈ちゃんの女優デビュー当時の姿でリングインした大久保千秋!おおっと、そのコスチュームを脱いだっ。戦闘モードとなったのかっ。ああっ、コレは!

イコ:う〜む、此れは「きれいなおねえさん」時代の「ぬけちゃう、ぬけちゃう、ぬけちゃうの」ファッションです。クリーム色のキャミソールに黒いショートパンツで、此れは動きやすいですね。おや、左腕の包帯も外しサポーターもしていませんね。此の辺の「プロ意識」の高さは立派です。

未亜:大久保千秋には「片瀬那奈ちゃんの歴史」が内包されているぞっ。さあ、西豪寺エレナ様がコールだ!「大久保千秋ちゃん、アナタと闘うのは、此の軍団よ!」姫様の入場ですっ。おおっ、那奈人の姫様軍団が入って来たーっ!レイボー・カラーに頭を染めておりますっ。本物はどれだ?いや、其の後ろからさらに二人の姫様が現れたぁ!金と銀の頭だっ。9人の色とりどりな髪の色をした姫様軍団がぁ、おおっと、最後に黒髪の姫様が続いております!総勢10名の姫様だっ。小島さん!コレは大変な事になりましたね!

イコ:派手な演出ですが、髪の色が全員違いますから増殖した意味がありません。虹色の那奈人は、おそらく「村井ひろみ選手、柴田広子選手、柚木さくら選手、長谷部真理選手、加藤絵里選手、新村慶子選手、白石理恵選手」といった面々でしょう。銀髪は「レイカ選手」で、金髪が本物の「姫様選手」と、あたくしには見抜けましたが、最後の黒髪の選手だけはよく分かりません。一寸、考える時間を下さい。えっと、未だ出てないのって誰だったかしらん。

未亜:おおっと、小島さんが考え込んでしまいましたっ。ボキの記憶が正しければ、残っているのは「実在の人物」である「夏目雅子さん」や「横田めぐみさん」と「再現ドラマやコントに出たキャラクター」である「仁藤智美、西田陽子、キシモト、カンザキ、バーに来た女性」くらいじゃないですかっ。あっ。「伊藤ハナ」も出てない!

イコ:夏目さんや横田さんを出すわけにも行かないし、再現ドラマやコントのキャラが「ラスボス」なわけないざんしょ。ハナちゃんは「スジナシ」だから、何をやらかすか分からなくてプロレスには使えませんよ。そっか、分かった。アノ黒髪の戦士は「片瀬那奈」其の人ですよ。

未亜:はあ?だってコレは那奈ちゃんが演じたキャラクターによる対戦じゃまいかっ。那奈ちゃん本人が出て来たら反則じゃん!誰も勝てませんよっ。

イコ:姫川さん、片瀬クンは「最後のデート」や「残り夏」で「片瀬那奈」を演じています。う〜む、姫様も考えましたね。確かに「片瀬那奈」も片瀬クンが演じたキャラクター名です。其れを利用して「テレビでスペイン語」でのコネクションを活かして「司会者としての片瀬那奈」をも味方に引き込んだのでしょう。西豪寺エレナ社長とも通じていますから、大久保選手の味方は「ガチンコ三人娘」だけですよ。他の60名以上は全員「西豪寺グループと姫様軍団」と云う図式で、しかも本家本元の御本尊様であらせられる「片瀬那奈」様まで担ぎ出して来たのです。勝負ありましたね。

未亜:おおっと、御本尊様の登場にぃ、山口梨香と柏木礼奈が寝返ったぁ!高瀬リコちゃんは「レフェリーをやります」とぉ、どっちつかずでレフェリーになったっ。横浜アリーナでのライヴを終えた美月うらら姫たちも駆けつけたっ。コレはもう「70対1」だ!大久保千秋がぁ、たった一人で他の全てと闘うのかっ。しかもぉ、姫様サイドには片瀬那奈ちゃん本人も加勢したっ。コレは酷い!こんな状況で大久保千秋が勝てるわけがありません!!おおっと、ウシジマくんだっ。ウシジマ社長が元・部下である大久保千秋の窮地にやって来たのかぁ!いや、違うっ。「そんな甘っちょろい考えじゃ、生き残れないぞ」とボソッとつぶやいて去って行きましたっ。どうやら、姫様に大金を賭けている模様です!もはや、誰も味方がいないのかぁ!頑張れっ、大久保千秋ちゃん!!と叫びたいっ。

イコ:姫川さん、叫びたいって、もう涙目で絶叫していますよ。ま、所詮は正義感だけでは勝てないと云う事ですね。西豪寺グループと姫様の国家が手を組み、御本尊様までも味方としたとなればね。ま、大久保選手も健闘しましたよ。意地をはらずに長いものに巻かれれば、実力はあるのですからスター選手として活躍出来るでしょう。

未亜:おっと、片瀬那奈ちゃんがリングに入ったっ。エレナ様に何やら耳打ちをしておりますっ。そして、エレナ様とリコちゃんを伴ってリングを降りた!リング上には、大久保千秋ちゃんと本物の姫様だけが残りぃ、何だっ、金網が下りて来たぁーっ!おおっと、リングがオクタゴンに変わって金網に囲まれ、大久保千秋ちゃんと姫様の一騎打ちとなったぁ!!

イコ:またまた、勝手な事をやらかしますナァ。エレナ社長もいざとなると真面目になってしまいますし、御本尊様は頑固ですからねぇ。ま、ガチンコになっても姫様は強いですよ。大久保選手は手負いですし、此処までの激闘でスタミナも消耗しています。

未亜:流石は、片瀬那奈ちゃん!そして、西豪寺エレナ様!さらには、高瀬リコちゃん、美月うらら姫、など全ての片瀬那奈ちゃんが演じて来られたキャラクターが、勢揃いでリングを見守りますっ。おおっと、死んだはずのキャラクターも全員よみがえっているぞっ。

イコ:アレは演出ですから。どうも皆さん「死ぬ役をやりたい!」と云うもんですから、結構いっぱい死んでもらいました。

未亜:さあ、姫様がぁ「ゴングじゃ、ゴングじゃ、早くゴングを鳴らすのじゃあーっ!」とマジキチ・モードとなり、今、決戦のゴングだっ。小島さんっ、姫様はココまでの戦歴では全く実力が分かりませんねっ。おっと、しかし、姫様がいきなりだナァとばかりに大久保千秋にローリング・ソバットを炸裂だっ。姫様はフワリと浮いて回し蹴り!延髄に入ったぁ!ガクリと膝をついた大久保千秋にシャイニング・ウイザードだっ。倒れた大久保千秋の顔面にぃ、姫様は狂った様にサッカーボール・キックを撃ち捲くる!大久保千秋、何も出来ずに沈没かぁ!!

イコ:姫様選手は此れほどの実力が在り乍ら、決勝戦まで省エネ戦法で勝ち上がったわけです。スタミナも充分ですし、大久保選手は圧倒的に不利です。但し、姫様選手は、矢張り大久保選手の寝技にだけは気をつけないといけません。

未亜:おおっと、小島さんの指摘通り、ボコボコに蹴られながらも大久保千秋は狙っていたっ。姫様のドレスに隠された美脚を掴んでぇ、得意の寝技地獄へ持ち込んだ!さあ、こうなりますとぉ、大久保千秋の逆襲かっ。ああっと、しかしぃ、姫様が負傷している大久保千秋の左腕を決めた!小島さんっ、姫様は寝技もなかなかのもんですねっ。

イコ:大久保選手、高瀬選手、姫様選手、藤田選手の四人は「カタセ四天王」として将来を嘱望された同期生でした。何れも才能豊かな四人で、切磋琢磨し強くなったのです。此の決勝戦も、新時代の二人による同期生対決となりました。実力は互角でしょうから、負傷している大久保選手は苦しいですね。

未亜:しかし、寝技で負けるわけにはいかない大久保千秋は、全然効いてないと余裕の表情だっ。姫様が決まらないと見て立ち上がり、おおっと蹴りだ、蹴りだ!早すぎて分からないっ。ミドルだローだハイキックだ!右左と滅多打ちだっ。ダウン!!大久保千秋、絶体絶命だ!!おおおっ、立ったぁ!大久保千秋が立ち上がったっ。ならばと姫様がぁ、ケンカ・キックを真正面から放ったぁ!うわっ、負傷した左腕で掴みブロックした大久保千秋が、魂を込めた豪腕パンチを炸裂させたぁ!!おおっと、姫様が両腕でブロック!!しかし、衝撃で姫様がダウン!!大久保千秋も上から覆いかぶさる様にダウン!!そして、姫様に絡みついたっ。変型の羽折り固めでガッチリと姫様を捕らえたぁ!コレはアブナイぞっ。姫様はギブアップしない!高瀬リコちゃんが金網をスピニング・クリオネで破壊して乱入しようとしておりますっ。

イコ:此れ以上やらせるのは、危険ですよ。プロレスは殺し合いじゃないんですからね。

未亜:おおっと、西豪寺エレナ様も試合を止めようとしているっ。御本尊様が動いたっ。「もう試合は決まっています。大久保千秋の勝ちです!」とぉ、片瀬那奈ちゃんがマイクを持って宣言したっ。ところが、姫様が納得していないっ。「わらわは、負けてないのじゃ!折れっ、折るのじゃ!千秋っ、勝ちたいなら、わらわの腕を折るのじゃーっ!」と絶叫だ!大久保千秋が鬼になったぁ!!

イコ:一寸、此れは洒落になりませんよ。千秋!やめろっ。

未亜:姫様が失神したっ。腕が折れています!大久保千秋が、我に返って「あたしは、仲間の腕を折ってしまったぁー!」と叫び号泣しております!!余りにも壮絶な結末に、大観衆も「ドン引き」だっ。小島さん!場内は騒然となっておりますね!

イコ:此れは、大問題ですよ。大久保選手の勝利が決まった後で、攻撃を続けてしまったのですから、幾ら姫様選手が負けを認めずに喚いたとは云え、許される事ではありません。アンナ危険な選手を美月うらら選手に挑戦させるわけにはいきませんよ。「プロレス道にもとる」と、大久保千秋選手と姫様選手は除名解雇処分とするべきです。こんなんじゃ、両選手失格ですよ。決勝戦は、準決勝で惜しくも敗れた西豪寺エレナ選手と柏木礼奈選手でやり直してもらいます。

未亜:おっとドサクサ紛れに、西豪寺エレナ様と柏木礼奈がジャンケン対決をして、明らかな後出しで西豪寺エレナ様が勝ち優勝となりましたっ。しかし、その結末に会場から大ブーイングの嵐だっ。確かに、コレは納得がいかない!何が何だか分からない滅茶苦茶なオチに、15万大観衆が怒りの大暴動だ!!それでは、大混乱の横浜国際総合競技場からお別れいたしますっ。皆さん、ごきげんよう!


(小島藺子/姫川未亜)


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