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2011年09月18日

「完全なる崩壊」

新日本プロレス「崩壊」の真相 (宝島社文庫)


片瀬那奈ちゃんが大暴れした「シューイチ」を観た後で、深夜に録画していた「ワールドプロレスリング」を観て絶句しました。最近は「G1」と「ALL TOGETHER」を流しているわけで、今回も「G1」から「中邑VSみのる」ってのは別にいいんですけど、メインがアナウンサーって何だ?おいおい、新しいシリーズも始まっているのに、何ゆえ試合を流さずにこんな茶番を大フューチャーしやがるのですかっ。此れは「プロレス中継」ではなかったのかしらん。

今や「風前の灯」どころか、とっくの昔から「オワコン」と認定されている「プロレス」ですが、何ゆえそんな事になったのかが決して「ピーター本」のせいでは無いと分かります。現在、深夜とは云え唯一地上波放送されている「ワールドプロレスリング」の貴重な「30分」の半分以上が「ど素人のアナウンサーとプロレスラーの猿芝居」って、プロレス者は勿論のこと、視聴者全てを完全に舐め切った愚行としか云えません。

あたくしは、よく「片瀬クン、プロレスラーになってはくれないか」と書きます。其れは、かつて師匠・ナンシー関さんが「瀬戸朝香は、プロレスラーになってくれないだろうか」と書いた事に由来しています。然しですね、瀬戸さんも片瀬クンも安易にプロレスはやっていませんよ。もしも大したトレーニングもせずに片瀬クンが格闘技界へ挑んだなら、アニキの如く粉砕されるでしょう。ゆえに、永田さんやへっぽこアナウンサーが「芝居」の世界に冗談でも踏み込んではならないのです。マジで「ふざくんな!」ですよ。

わざわざ深夜午前二時半頃にチャンネルを合わせた誰が、こんな下らないモンを望むでしょう。新日もテレ朝も、かつての「ギブUPまで待てない!!」や数々の暴動事件から全く何にも学んでいないのかっ。親会社がゲーム会社だから「携帯ゲーム」の宣伝を番組の半分以上も使ってやらかしたとしか思えません。酷い、酷過ぎる。新日及びプロレスの衰退が猪木のせいだなんて、こんな事をやらかしたら絶対に云えません。かつて「アレッサンドロ・デル・ピエロ特集」を30分全部やらかした時よりも、最低な事をやってしまったな。正に「新日崩壊」と云うしかありません。いや、テレ朝が莫迦杉なのだ。嗚呼、小鉄が草葉の陰で泣いているぞ。ホント、もーダメかもしれんな。


(小島藺子)


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2011年09月19日

もういちど「テレビでスペイン語」を買おう。

NHK テレビでスペイン語 2010年 04月号 [雑誌]  NHK テレビでスペイン語 2010年 05月号 [雑誌]  NHK テレビでスペイン語 2010年 06月号 [雑誌]

NHK テレビでスペイン語 2010年 07月号 [雑誌]  NHK テレビでスペイン語 2010年 08月号 [雑誌]  NHK テレビでスペイン語 2010年 09月号 [雑誌]



当ブログ既報通り、来る「9/29(木)」からNHK教育テレビで昨年4月から9月まで片瀬那奈ちゃんがナビゲーターを務められた伝説の語学番組「テレビでスペイン語」が再び放送されます。内容は当然乍ら昨年とおんなじと甘くみておりましたが、一昨日(9/17)に発売されたテキストは、

「表紙が片瀬那奈ちゃんで、別ヴァージョン!」

と発覚したのです。う〜む、侮れないぞ日本放送協会出版。うっかり買いそびれてしまったので、本日にでもしっかりと「三冊買い」して過去記事で対応しますよ。ネットで見たところ今回は「2010年4月号」の別ショットと思われます。と云う事は、此れから半年は新たな別ヴァージョンの表紙が楽しめると期待出来ますね。然し、一体僕たちは何冊「テレビでスペイン語」のテキストを買わされるのでしょうかしらん。嗚呼、思えば「内容が同じなのに表紙が違う」って手法は、片瀬クンの得意技でした。


【過去記事 INDEX】
 「テレビでスペイン語」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 00:29| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「月刊・未亜 リターンズ #110919」2011年9月号

恋のハートビート


イコ:ポールがまた結婚するな。70近いのに18も下のヨメを娶るとは、お盛んだな。

未亜:いえ、最近は日本の芸能界でもっと「歳の差婚」がブームみたいですから大した事ないでしょう。ほら、ビートルズの前座を務めたカトちゃんなんて45も下の孫みたいなお嫁さんをもらってますよっ。

イコ:カトちゃんのヨメも「財産目当て」とか云われて可哀想だな。カトちゃんも云ってたけど、お金持ちのお嬢様なんだろ?ま、お父さんが未だ30代ってのはアレだけどな。ポールの新しい奥さんも結構裕福らしいから、二番目の悪妻みたいな事にはならないと思うぞ。娘のステラ達も今回は祝福しているらしいじゃまいか。ところで、片瀬クンも本格的に「婚カツ」するらしいな。

未亜:おっと、姐御から那奈ちゃんの話題に振って来ましたねっ。那奈ちゃんも気が付けばもうすぐ「三十路」ですから、そろそろ御結婚なんて目出度い話があっても不思議ではありません。結婚されても芸能活動を続けて下されば、其れで好いです。

イコ:そっかあ?何だか最近のイベントで囲み取材となると「片瀬さんも御結婚は?」とか定番で訊かれているだけで、何やら片瀬クンは「そろそろ結婚するかもキャラ」でも売り出そうって企んでいる気がするけどな。色んなトコに踏み込んでいるからさ。

未亜:姐御は「伊集院光」かよっ。

イコ:そんな枝葉じゃなくて、片瀬クンの最近のドラマはどーなのよさ。

未亜:枝葉って、、、其れは姐御の十八番じゃん。那奈ちゃんはドラマ二本にレギュラー出演している「売れっ子女優」ですよっ。

イコ:ふ〜ん、其の二本ってもしかしたら、出番が毎回「一分」でもレギュラーの「美男ですね」と、平均が一桁どころか「いちぱーせんと台」になろうってゆう「荒川アンダー ザ ブリッジ」の事かしらん。

未亜:那奈ちゃんは司会も二本レギュラーで持っているから多忙なんですっ。だから「美男」にはあんまり出ておられないだけなのですよっ。「荒川」の数字は深夜なんですから充分好いのですよ。ゴールデンなら十倍くらいの価値がある数字です!ぜいぜい、はあはあ、、、

イコ:そんなに涙目になって主張しなくともええよ。てかさ、片瀬クンって女優なのに「司会が忙しいからカメオ出演」なんて本末転倒だろ。ま、司会で認められたら将来安泰だから、もう女優なんてやってらんないのかもしれないけどさ。

未亜:うんにゃ、那奈ちゃんは「本分は女優」と明言していますよっ。「バラエティも司会も、女優の糧にする」って云っているじゃないですかっ。

イコ:でもさ、今やってるので最も面白いのって「シューイチ」だろ?昨日も現場に出て来たけど、あんなの普通に「ディスニーシーで片瀬クンが遊び惚けている」だけじゃまいか。

未亜:だからあ、那奈ちゃんは存在するだけで素晴らしいんですっ。有り難や、有り難や。那奈ちゃんが遊んだり食べたりするだけで「芸術」なのですよっ。

イコ:あのさ、もしも其の「未亜たん理論」が正しいとすれば、片瀬クンはわざわざ女優として科白を覚えたりペンキを被ったりしなくともいいわけでしょ。普通に遊んで食ってるトコを映せば其れでオッケー!じゃん。

未亜:其れは素晴らしい発想ですねっ。流石は姐御だ、分かってらっしゃる。

イコ:莫迦か、おまいはっ。其れじゃ片瀬クンの芸能活動を全否定しちゃう事になるぞ。

未亜:いえいえ、そりゃ「グラビア・アイドルの那奈ちゃん」も「歌手の那奈ちゃん」も「女優の那奈ちゃん」も素晴らしいのですけど、ファンは「素の那奈ちゃん」にイチバン惹かれているのですよ。「追っかけ」ってのは、そーゆーもんです。(きっぱり)

イコ:何が「きっぱり」だよっ。「素の片瀬クン」なんて分かりっこないだろ。あたくしたちが感受出来るのは「虚像としての片瀬那奈」だけなの。

未亜:そんにゃ、夢のない噺はやめてけろ。

イコ:莫迦だナァ、未亜たん。だからこそ夢があるんだよ。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 02:44| MIAMIA | 更新情報をチェックする

2011年09月20日

「美男ですね」に関するアレコレ

「美男(イケメン)ですね」 OFFICIAL PHOTO BOOK (TOKYO NEWS MOOK 249号)


片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」が毎回「チラリ」と技を魅せて下さるドラマ「美男ですね」も、いよいよ今週(9/23)が感動の最終回を迎えます。舞台化も決定し、A.N.JELLのCDデビューも決まりましたが、舞台は全く別のキャスティングだし、「A.N.JELLのCD」もサントラがオマケに付くらしいけど此処で取り上げる程ではないかと思われます。其れで、毎週「A.N.JELL」が生出演して来た音楽番組「Coming Soon !!」もチェックはするものの記事にはして参りませんでした。

今週は最後の出演と云う事で何となく眺めておりましたが、先日(9/15)発売された「美男ですね / OFFICIAL PHOTO BOOK」の紹介がありましてですね、司会の中居くんがペラペラと頁を捲る時に片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」の御姿が映ったのでした。登場人物紹介の頁らしく、主要人物をそれぞれカラー1頁で取り上げているみたいです。那奈ちゃんはポスターで御馴染みのポーズの様に見えましたが掲載されて居るのは確かですから、現物でチェックしておかねばならないでしょう。

最終回の日(9/23)の昼(13:55〜15:50)に予定されていた再放送も、どうやら正式決定した模様です。再放送されるのは、第9話「最終章別れ…残酷な運命!!」と第10話「最終話前編−衝撃の真実!!」と決まった様で、夜の最終回と合わせて「最終回三部作」が一挙に観れるみたいです。二時間枠なので、此れまでのダイジェストを放送する手もあったとは思いますが、まあ無難な選択でしょう。

ところで、エキストラ募集情報を見ますと「美男ですね」の撮影は本日(9/20)まで予定されておりました。いやはや、撮って出しですね。


(小島藺子/姫川未亜)



「美男ですね」TBS公式サイト

posted by 栗 at 01:45| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「人々に勇気を」

POWER TO THE PEOPLE - THE HITS


ビートルズが解散状態になって、ジョン・レノンは「ジョンの魂(1970年)」「イマジン(1971年)」と後世に遺る傑作アルバムを発表しました。然し、1971年秋にニューヨークへ移住した事で何かが変わってしまいました。多くの反体制活動家と知り合い、政治的な活動へのめりこんでゆくのです。シングルとして発表した「Power to the People」や、1972年のアルバム「Some Time in New York City」などで顕著な様に、其れは音楽作品にも大きく反映されました。現在市販されている「Power to the People」のPVでは、レノンが米国各地でデモ行進を先導する映像が観れます。

レノンには「前衛音楽作品」などもあり、其れは「大衆音楽家・レノン」を愛するファンは勿論、一般人には「聴くに耐えないゴミみたいな音源」です。でも、其れはまだ「許せるお遊び」だったと思うのです。レノンの最大なる失敗は「音楽に政治を持ち込んだ」事でしょう。確かに、流石はレノンだけあって政治色満載の「Power to the People」や「Woman Is the Nigger of the World」なども「力強いロケンロールの名曲」として聴かせてしまいました。特に「Power to the People」は本来の意図した内容を超えて、楽曲として遺ってしまった名曲でしょう。

当のレノンは毎度の事ですが「政治的活動」も「マイ・ブーム」のひとつに過ぎず、其の後は別のテーマで曲を書く様になりますが、何せ天下無敵のビートルズのボスがやらかしたお騒がせの数々を米国政府が「はい、そうですか」と無かった事にはしませんでした。レノンは国外退去命令を受け、永住権を得るまで何年も闘わなければならなくなりました。其の間は流石のレノンも荒れて、所謂ひとつの「失われた週末」と云われるロスでの日々を送ったりもしますが、其の時期の音源が結構「お気楽」で好かったりもします。其の後、ニューヨークに戻ったレノンは引退し、五年以上の「ニート」生活を経て復帰した直後に射殺されました。

近年のデモにおいても「Power to the People」が歌われたりしますが、レノンは「反体制とか左翼の人」ではありません。たまたま「Power to the People」を作った頃にそんな気分になっていただけで、事実、レノンは特定の団体を支持した事もないのです。世界で最も有名なバンドのボスだったウブなロケンローラーが、政治的な団体に上手く利用されてしまったのかもしれません。レノンが、例えばベッドインしても、ドングリを送っても、世の中は何も変わらなかった。そして、実際にデモ行進の先陣をきっても、変わったのは「レノンの立場」だけでした。レノンは純粋な人なので常に色んな活動を本気でやりましたが、少なくともリアルタイムでは「またジョンが変になった」としか思われていませんでした。

あっちのデモもそっちのデモも、あたくしは賛同しません。主張に賛成出来ても「デモでは何も変わらない」と思います。デモに駆り出されたレノンは、ピエロです。彼がやるべきなのはデモの先導者ではなく、音楽を奏でる事じゃないですか。「Power to the People」は、イカレタ歌です。現にレノンも、晩年はちゃっかりレーガン政権を支持する保守派に変節しています。平和ソングと呼ばれる「イマジン」が誇大妄想狂の世迷言である様に、レノンの歌は出鱈目なのです。一貫した思想性なんて、全く在りません。只の「大衆音楽」です。其れをどう捕らえようとも、レノンの知ったこっちゃないのです。


(小島藺子)


posted by 栗 at 18:51| FAB4 | 更新情報をチェックする

2011年09月21日

「荒川アンダー ザ ブリッジ」第9話

荒川アンダー ザ ブリッジ Blu-ray BOX


TBS 0:55〜1:25

■ キャスト

 林遣都:リク
 桐谷美玲:ニノ
 小栗旬:村長
 山田孝之:星
 城田優:シスター
 片瀬 那奈:マリア
 安倍なつみ:P子
 平沼紀久:ビリー
 有坂来瞳:ジャクリーン
 徳永えり:ステラ
 末岡拓人、益子雷翔:鉄人兄弟(鉄雄、鉄郎)
 駿河太郎:ラストサムライ
 手塚とおる:シロ
 上川隆也:市ノ宮 積
 、ほか

■ スタッフ
 原作:中村光
 監督・脚本:飯塚健、原桂之介
 撮影:相馬大輔
 照明:佐藤浩太
 録音:田中博信
 特殊造形:百武朋
 音楽:海田庄吾
 VFXスーパーバイザー:小阪一順
 製作:AUTBパートナーズ、毎日放送



先週も「1.9%」と破滅的な数字を叩き出しつつも、既に映画公開も決まっており「カルト・ドラマ」として残ろうと企んで居るとも思われる「荒川アンダー ザ ブリッジ」です。気が付けば来週がドラマ版の最終回なのですけど、前述の通り「映画へ続く」と分かっているので其れ程ワクワクしません。あっ。ちなみに「美男ですね」第10話の数字は「11.1%」と微妙に上がりました。明後日の最終回次第では、「平均二桁」も期待出来るトコまで持ち直したと云えるでしょう。

さて、「荒川」です。繰り返しますが「来週で最終回」だと云うのに、相変わらず訳が分からない噺が展開されております。荒川河川敷村でのお話なのですが、何故か片瀬那奈ちゃん演じるマリア様が不在で進んでゆきます。村長、P子、シロもいませんが、何ゆえ彼らが不在なのかは全く分かりません。村に出現したスズメバチの巣を何とかしようってだけで、二つのエピソードを費やしてしまいました。何だかナァ。予告だとマリア様も出られていたので、後半に期待しましょうかしらん。

後半は天体観測の噺で、村民も全員勢揃いしました。何故かリクを引っ叩きたくなったマリア様が追いかけると、リクがコケて、シスターとマリア様が偶然にもキス!と云うハプニングになります。シスターがマリア様を慕っているのはずっと描かれて参りましたが、余りにも唐突なラヴ・シーンですね。「うっかり」とは云えシスターとチュー!してしまったマリア様は、いつもの「どS女王」振りは何処へやらで「恥らう乙女ちゃん」になってしまわれた。見事な「ツンデレ」演技で御座いました。シスターを慕うステラがしょげてしまいますが、何が何だかよく分かりません。

物語は巻き戻され、リクが何故「荒川」へ来たのかが明かされます。再三再四繰り返しますが次回はドラマ版の最終回ですから、一応の決着を見せなければいけないでしょう。兎も角、荒川に不法占拠している村民達をリクは追い出さなければいけないみたいです。然し乍ら、ドップリと村に馴染んでしまっているわけで、とても次回の30分で解決するとは思えません。それぞれの村民の過去も、明かされていない部分が多過ぎます。あっ。映画に続くのでしたね。其れにしても、贅沢なドラマですね。こんなの数字を取れるわけないじゃん。なのに此の豪華キャストで、端から映画化も決定!って、よく企画が通ったと感心致します。在る意味、すげぇ。

第9話の数字は前回と同じ「1.9%」で、余裕で平均「1%」台をキープしました。矢張り、第那奈話の「1.1%」が効きまくっております。次週の最終回で「2.4%」以上取らないと平均「1%」台の「奇跡の神ドラマ」が確定します。「2.4%」なんてチョロイチョロイと云うなかれ。「荒川」は過去9回で「2.4%」以上は二回(第2話「3.0%」現在まで最高、、、と、第4話「2.5%」)しかありません。いえ、それどころか第1話「2.0%」と第5話「2.1%」を加えた四回しか「2%」以上もなく、他の半分以上の五回は「1%」台を叩き出しているトンデモなドラマなのです。枠的にも過去平均「2%」を超えたのは「闇金ウシジマくん」のみ!(其れでも平均「2.28%」)と云う「鬼門」です。今回の「荒川」も、深夜ドラマでも「ぶっちぎりの最下位」で在り乍ら、キャスティングは「無駄に豪華」と云う凄まじい作品です。此れは「伝説」になるかもしれません。


(小島藺子/姫川未亜)



「荒川アンダー ザ ブリッジ」公式サイト

posted by 栗 at 01:27| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「君は東京ドームに行った事がないのかい?」

見るまえに跳べ (新潮文庫)


後楽園ホールで初めてプロレス観戦をしたのは1992年8月15日で、全日本女子プロレスの「豊田VS山田」の敗者髪切りマッチがメインエベントの興行でした。当日券を求めて後楽園ホールへ行き何とか自由席を確保したのですけど、同日は昼夜興行で「WAR」も行われる事になっていて、北側の良席が残っていたのでうっかり購入してしまったのです。其れで、後楽園観戦デビューでいきなりだナァと「全女」と「WAR」の梯子を敢行したのでした。

当時の「全女」は対抗戦ブーム前夜のイケイケ状態で、観客も超満員札止めでした。あたくしは自由席なので後楽園ホールの汚い階段に並び南側最後列の後ろの柵越し一番前で立ち見出来たのですが、後で考えればバルコニーに行くべきでした。何せ初めての後楽園ホールだったので、其の辺の旨味は未だ理解していなかったのです。其れでも後楽園ホールは最後列でも充分にリングサイドと云える狭い会場ですから、充分に試合は楽しめました。

夕方からの「WAR」は北側の指定席で、もうリングは間近です。天龍とカブキくらいしかお目当てのレスラーはいなかったけど、新間が猪木の「天龍戦受諾書」を持って現れると云う見せ場がありました。ま、そんな事よりもですね、天龍の親友である楽太郎師匠(現・円楽師匠)のお弟子さんが前振りで出て来て「今日は満員ですねぇ、1,200人くらい入っているそうです」とガチ発言をしたのが引っ掛かったのだよ。確かに、後楽園ホールの客席数は「1,403」なのだ。どんなに詰め込んでも「2,005」がマックスで、消防法の規定だと「1,600」くらいなのです。

同じ様に「東京ドーム」は「46,314人収容」でありましてですね、アリーナ(グラウンド)を開放したとしてもせいぜい「55,000人」と云われています。「東京ドーム」のグラウンド面積は「1万3千平米」ですから、其処には「一万人も収容出来ない」のです。其れで考えたのですけど「明治公園」の集会広場に、果たしてどれだけの人が入れるのでしょうかしらん。全体の面積は「5万7千3百9.34平米」と広大ですが、其の大部分は「東京体育館」などの施設です。実際に人が集まる「広場」は、たった「1万平米」でありましてですね、「東京ドーム」のグラウンド面積よりも狭いのだよ。

もしも其処に「四万人」入ってしまったなら、スタンドに四万那奈千くらい座席もある「東京ドーム」には「十万人」近く入ってしまうよね。アノ広場には、せいぜい「16,000人」しか入らないよ。しかも、立錐の余地も無い状態でね。それなのに「広場に四万人で、溢れた人も含めれば軽く六万人」って、おいおい、頭、大丈夫か?空撮で沢山人がいるってのを見て「四万」って思うのは分からんでもないけどさ。少なくとも、ドームのスタンドからアリーナ席を観た事があるのなら、アレで「四万」とか、ましてや「六万」なんて数は出て来ないぞ。いやぁ、世の中には「プロレスよりも酷い水増し」ってのもあるんだナァ。

そもそも何万人集めようが「実現不可能な妄言」を垂れ流して、お祭り騒ぎみたいに闊歩する事で、一体何が変わるのよさ。「脱原発」は、ほとんどの国民の総意だし、みんな代替エネルギーを確保して原発を失くす方向に向かっています。いきなり「全廃」とか云って、其の後はどーすんの?なーんも考えてないじゃん。そんなもんで世の中は変わらないって、未だ分からないのかしらん。其れとも、単に騒ぎたいだけか、何らかの利権とか在るんですか?フジテレビ・デモの方が、未だ分かり易くて好いですよ。

だってさ、少なくともフジテレビ・デモでは「組織で人を集めて、交通費を支給もしくはバスツアーとか組んで、挙句に日当まで出した」なんて噺は聞こえてこないもんね。全体の六割以上とも云われている「召集された方々」の交通費や日当って、一体どこから出てるのかしらん。そんな巨額なお金が在るなら、義捐金にしたら好いんじゃまいか。でも、どうしても「大規模なデモを実現させたかった理由」が在るわけざんしょ?其れは本当に「反原発」なのですか?あたくしは、ライトもレフトもどっちにも賛同はしませんよ。なんちゃら思想とかって、何だかおっかねぇナァ。オラ、関わりたくないだ。ノンポリと蔑んでもらって大いに結構です。あたくしは「跳ぶまえに見る」よ。


(小島藺子)


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2011年09月22日

「COVERS」#123

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「9/17〜9/21 の看板」


(2011年9月作)



「公開は終了しました」:(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| COVERS | 更新情報をチェックする

「これからの、女優・片瀬那奈 展望」

未来神(紙ジャケット仕様)


今期(2011年7月期)の連続ドラマ二本にレギュラー出演されて来た片瀬那奈ちゃんですが、いよいよ明日(9/23)は「美男ですね」が、そして来週(9/28)には(TBSで)「荒川アンダー ザ ブリッジ」が、それぞれ最終回を迎えます。此処に来て「マネ日記」では「9/20」の「美男ですね」オールアップ情報や「9/17」から発売中の「荒川」映画前売り券特典、及びに「9/21〜9/30」の十日間限定モバイルサイトでの「無料フラッシュ待ち受け」などを押っ取り刀で告知し出しました。告知が在るのは好い事ですが「マネ日記が矢鱈と告知し出す時、何か別の重大事項が背後に隠されて居る」と云うのが、長年の「那奈ヲタ」の常識となってもいます。あと、注文を付けたいのですけど、「シューイチ」での衣装のブランドを明かすのは止めちゃったのかしらん。アレはとっても好い試みなので、しっかり継続して下さいね。

「連ドラ二本掛け持ち」と云えば正に「売れっ子女優」となった片瀬那奈ちゃんではありますが、どちらも其れ程に出番が多くはない役どころです。春には撮影が終了した「荒川」は兎も角として、前述の「マネ日記」で明かされた通り「オールアップが9/20」と撮って出し状態であった「美男ですね」は「ほとんどカメオ出演」とも云えるでしょう。然し乍ら其の理由を、片瀬クンが現在「二本のレギュラー司会番組も持っている」からと考えるのは、些か短絡的かと思われます。確かに主役である「A.N.JELL」の専属スタイリストの「RINA」がバンドにとって重要なイベントなどで不在だったのは、初回での「大人の事情」からして不自然ではありました。でもですね、ストーリー展開を観て来ますと「RINAって、別に居なくともいいじゃん」との脇役です。何度か「RINA」が原因で事件に発展しましたけど、其れすら「他のキャラが担当しても構わない」のです。そんな「端役」に過ぎない「RINA」の出番が少ないのは当然でありますが、其処は「流石は片瀬那奈」と云える演技を僅かな出番でもしっかりと魅せて参りました。例えば「マネ日記」でも明かされた様に「どすこいアタック」は片瀬クンのアドリブです。

マリア様を演じる「荒川」に関しては「美男ですね」よりは出番が多いのですけど、こちらは来年公開の映画も控えておりますので、未だ評価するには早いでしょう。只、最近何度も書いて来た繰り返しになりますが「RINA」も「マリア様」も「片瀬那奈なんだから、此の水準は当然」と云うのが、あたくしの個人的な評価です。来るべき最終回で例え「RINA」や「マリア様」がどんなに大暴れしようとも、「エレナ様」や「うらら姫」や「リコちゃん」には及ばないでしょう。「落日の西豪寺エレナ様は、見たくない!」ぞ、片瀬クン。ま、そんなに酷いわけじゃないのだけど、どうにも物足りないのだ。てなわけで、現在最も期待しているドラマは「ボクら星屑のダンス」です。おそらく片瀬那奈ちゃんが演じた「木田敦子」は「どシリアス」な役柄と思われますが、ここらでビシッ!と決めて頂きたい。「片瀬那奈は、やっぱりコメディだよね」との定評を覆して下さい。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 20:18| ACTRESS | 更新情報をチェックする

2011年09月23日

「美男ですね」第9話&第10話、再放送

未来から来たトッド+1(紙ジャケット仕様)


TBS 13:55〜15:50

最終章別れ…残酷な運命!!
最終話前編−衝撃の真実!!

片瀬那奈 as RINA


今宵、最終回を迎えるドラマ「美男ですね」は、オンエア中にも関わらず怒涛の再放送を敢行して参りました。此れまで、初回拡大版、第3話、第4話、更に初回から第6話まで一挙にと来ましてですね、本日は第9話と第10話を最終回前にズガン!と決めて煽り捲くろうとしております。つまり、第那奈話と第8話は再放送されず、初回と第3話と第4話は既にそれぞれ二回も再放送されたわけです。こうなると、第那奈話と第8話の立場が些か可哀想になってしまいますね。特に、第8話「チャングンソク遂に登場!!」(おそらく伝説となるであろうトンデモなサブタイトル)とは何だったのか?

さて、再放送であたくしが語るべきなのは「片瀬那奈ちゃんの出番は斬られたのか?」しか在りません。今回再放送された「第9話と第10話」での片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」の出番は、オープニングを含めてもそれぞれが「三分」にも満たないわけでして、純然たる出番となると「一分」くらいです。まさか、そんなに短い貴重な出番がカットされるとは思えませんが、過去の再放送を鑑みれば全く以って予断は許されません。

「第9話」は「美男(ホントは美子)」と「廉」が相思相愛となったものの、「廉」の母親(水沢麗子)の策略で仲を引き裂かれるお話です。片瀬クン演じる「RINA」は、冒頭で「美男(ホントは美子)」と「廉」の仲を知った「勇気」がショックのあまり番組収録をすっぽかして失踪する展開で出番がありました。其れは「勇気」との二人芝居と、「美男(ホントは美子)」と「馬渕マネ」との三人芝居で、物語的にも重要な場面だったので再放送でも目出度くカットされずに残っていました。「RINA」の「何なのよ」から「NANA」の「何なのよ」へ繋いで場面展開する演出もあるので、まぁ此れは斬れないだろうと思ってはおりました。

問題は「第10話」です。こちらでも片瀬クンの出番は冒頭のみなのですが、其れが「馬渕マネ」との二人芝居だったので不安でした。パパラッチが「美男と美子は同一人物ではないのか?」とようやく気付き、二人同時に出席する会見を開く様に要求します。其れで慌てふためく「馬渕マネ」が「RINA」に控え室で相談する場面が、此の回での「RINA」の唯一の出番なのです。此れまでの再放送で斬られたのは、初回での「美男(ホントは美子)」と「馬渕マネ」との場面(此れに関しては「美男(ホントは美子)」のシャワー・シーンがある為に、其れに関わる前後の顛末が丸ごとカットされています)、第2話での屋上で「馬渕マネ」と二人芝居した名場面、第3話での「トオル」とのオチ部分でした。初回は兎も角として、他は「A.N.JELL」が絡んでない場面ですからねぇ。

結果的に「第10話」での片瀬クン演じる「RINA」の出番は斬られずに済みました。其れは、おそらく前の「廉」がひとり車で黄昏ている場面に「馬渕マネ」の声が被っている事と、クレジットに堂々と「片瀬那奈」と出ているのに唯一の出番を斬ったら辻褄が合わなくなるからでしょう。初回、第2話、第3話以外でカットがないのは、其れだけ片瀬クンの登場場面自体がドドンガドンドン!と少なくなったからとも云えます。例え出番が少なくとも、片瀬那奈ちゃんの演技が観れる方があたくしは好いですけどね。「どや顔」の「15分」よりも、「美男ですね」の「一分」の方が価値が在ります。

最終回三部作の「前編」と「中編」と位置付けられる「第9話と第10話」は、基本的には「美男(ホントは美子)」と「廉」の恋愛がクライマックスへ達する展開です。しかし「四角関係」とも「五角関係」とも謳われたのですから、脇役たちにも其れなりの決着がありました。「勇気」は爽やかに「美男(ホントは美子)」に振られ、「NANA」は「恋する乙女ちゃん」に変貌してゆく姿が「第9話」で描かれますが、矢張り「柊」は引っ張ります。「第10話」では全ての想いを「美男(ホントは美子)」にぶつけ粉砕するわけですけど、其処に至るまでの執拗な「重過ぎる片思い」振りは凄まじかった。「第10話」でも、沖縄の海辺で「美男(ホントは美子)」と二人っきりになった時(「勇気」も居るのだけど、間違いなく「柊」の脳内では「邪魔な廉が不在で二人きり」)に、其の横顔を見つめて生唾を飲み込む場面など鬼気迫るものがありました。

「NANA」を演じた「こじはる」ちゃんに関しては結構辛辣な評価を与えて参りましたが、此の「第9話と第10話」での演技で随分と株が上がったと思います。もしも其れまでのステレオタイプ過ぎる単なる悪役振りが、最終局面での変貌への「壮大なる前振り」だったとしたなら、大したモンだと賞賛してもいいでしょう。個人的には「悪役を演じながらも、可愛らしさを垣間見せる」って方が好きなので、こーゆー「手のひら返し」の演出は納得がゆかないんですけどね。僅か乍らでも「実はイイコかも?」みたいな伏線も張って欲しかったと思います。ま、兎も角、此のドラマの主役は「美男(ホントは美子)」でも「廉」でもなく、天下無敵のストーカー「柊」であると、再放送を観て改めて思いました。何が素晴らしいかって「柊」の目ですよ。常に、全く笑っていません。


第9話本放送:2011年9月9日
第10話本放送:2011年9月16日


(小島藺子/姫川未亜)



「美男ですね」TBS公式サイト

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「ポールはうっかり調子に乗るのだ」

1 (Remastered)


ビートルズの「1」がリマスター再発されて、一寸嬉しい噺もありました。其れは「ベストヒットUSA」で二週続けて彼等のプロモーション映像が流された事です。小林克也さんも熱弁されておりましたが、通常ならビートルズの映像は簡単にはTVで流せません。今回は「1」が出たから宣伝で特別に放送許可を得た様です。其れですら「フル・ヴァージョンで流すには結構大変だった」と語られておりました。PVはレコードを売る為の宣伝媒体としての役目が大きいはずですが、ビートルズの場合は「別にPVなんか流さなくとも、バンバン売れ捲くるもんね」てな感じなのでしょう。

其れで「LET IT BE」と「ALL YOU NEED IS LOVE」が二週に渡ってそれぞれ完全版で放送されました。どちらも首位を獲得した代表曲なので、当然「1」にも収録されています。然し乍ら、其処は天下無敵のビートルズですから「PV」は別ヴァージョン音源なのだ。まず、「LET IT BE」は「take27」で、此れは以前も書きましたが「take27」は二回続けて演奏されています。其の内の最初の演奏「take27-1」がシングルやアルバムでのヴァージョンの元になりました。プロモとして流れたのは二回目の「take27-2」で、此れは映画「LET IT BE」で使われた映像と音源を元にしています。ポールがエンディングで「れりびーいぃーへへへい!」と調子に乗る歌い方の差で、両者の違いは簡単に判別出来ます。挙句にジョージのリードギターがダビング前の「丸裸状態」ですから、リマスターされた「1」(シングル・ヴァージョン)との違いは歴然でしょう。

「ALL YOU NEED IS LOVE」の方は世界同時衛星生中継された「Our World」の映像を元にしています。公開レコーディングと云われましたが、実際にはベーシックトラック(take10)に合わせて演奏され、ヴォーカル、ベース、リードギター、ドラムス、オーケストラが生録です。ならば、此の音源は「1」に収録されたシングル・ヴァージョンと同じかと云えば違うんですね。公開録音後にジョンのヴォーカルとリンゴのドラムロールが加えられ、シングルになるのでした。更に、現在プロモで観れる映像は総天然色ですが、元々はモノクロ映像です。映像版の「アンソロジー」を出した時に、CGでモノクロ映像を着色したのです。こちらの映像でも調子に乗り捲くるポールが観れますが、生中継のプレッシャーからガムを噛みながら目を閉じて冷静に歌っていたジョンも、エンディング間近では「天然莫迦」ポールに釣られて大騒ぎしているのが微笑ましいですね。

「ビートルズのプロモ映像が放送される」となると血眼になって「エアチェックだっ」と色めき立つファンが多いのは「なかなか放送されない」との希少価値もありますが、単に同じプロモを何度もリピートしているわけではないからでもあります。今回の「LET IT BE」と「ALL YOU NEED IS LOVE」は、未だ詳しく検証しておりませんが、やはり「どうも何か違っているんじゃまいか?」と思わされました。二週と云わずに、折角だから「27曲」全部を半年掛けて放送して欲しいナァ。てか、アップルは映画「LET IT BE」と「PV集」をさっさと出しなさい。


(小島藺子)


posted by 栗 at 18:04| FAB4 | 更新情報をチェックする

「美男ですね」第11話(最終回)

ザ・ダンス~グレイテスト・ヒッツ・ライヴ [DVD]


TBS 22:00〜22:54

運命の再会…最後の告白

■ キャスト

 瀧本美織 :桜庭美男、美子(二役)
 玉森裕太 :桂木廉
 藤ヶ谷太輔 :藤城柊
 八乙女光 :本郷勇気
 柳沢慎吾 :馬淵始
 高嶋政伸 :安藤弘
 萬田久子 :水沢麗子
 小嶋陽菜 :NANA
 片瀬 那奈 :RINA
 、ほか

■ スタッフ
 原作:韓国ドラマ「美男(イケメン)ですね」(韓国SBS)
 脚本:高橋麻紀、ほか
 演出:坪井敏雄、平野俊一、大澤祐樹
 音楽:市川淳、michitomo
 プロデュース:高橋正尚
 協力プロデュース:加藤章一
 制作:TBSテレビ



此の夏は「片瀬那奈ちゃん二時間連発の金曜日」と謳われて参りましたが、先週と今週は「どや顔」がお休みです。其れゆえか、来週は「どや顔・三時間スペシャル」なる身の毛もよだつ様な番組が予定されている様です。でもですね、先週の「MステSP」は改変期には御馴染みですけど、今週まで特番ってのは何故?と思いましたら、何の事はない「キングオブコント2011」が生放送されていましたよ。いやはや、片瀬クンが「美男ですね」の初回でやらかした「大人の事情」が、浜ちゃんにも巡って来たのですね。そして奇しくも本日が「美男ですね」の最終回であり、其の直前番組が「キングオブコント2011」なのです。

さてさて、お昼の二時間再放送でたっぷりと煽って、遂に「美男ですね」の「感動の最終話」で御座います。片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」の出番は、まずは前半、駐車場で「美男(ホントは美子)」に別れを告げハグする名シーンでした。何やら虚実混同とも思える「何も力になってあげられなくてゴメン」「いえ、RINAさんが居てくれて、すんごく心強かったですっ」には、ホロリと来ました。他の脇役陣も同様に前半で「最後の見せ場」が演出されていった感じですが、片瀬クンの「オールアップ」は此の抱擁場面だったとしか思えない程に、情感が込められた演技でした。

序盤は、本物の「美男」が戻って来て「美子」は去ったのだけど、何故か「馬渕マネ」が本物の「美男」を勝手に福岡での仕事に行かせたので、其れを怪しいと思った社長から「美男を連れて来い」と命じられ、ふたたび「美子」に身代わりを要請する展開が中心でした。重大局面に「RINA」が関わるのは当然ですが、既に「美子がアフリカ行きを決意している」ことを、早い時点で何故か「RINA」は知っています。「A.N.JELL」のメムバーも知らない決意を「RINA」は何故知っていたのでしょうかしらん。居場所まで教えていた「馬渕マネ」から聞いていたって事なのでしょうけど、「美子」は其れ程までに「馬渕マネ」と「RINA」を信頼していたわけですね。此の三人の信頼関係の深さを、物語全体でもう少し深く掘り下げて描いて欲しかったと思います。

そして後半は、最大のクライマックスである横浜アリーナでの場面になります。流石に「RINA」もしっかりと楽屋に居りますが「只居るだけ」です。其の前に「廉」と擦れ違いながら会話する「RINA」は、片瀬那奈ちゃんではなく代役ですね。那奈ちゃん、多忙だナァ。もう見せ場は前半で在りましたから、此の辺からは最終回ならではの「顔見せ」って感じです。「史上最大の告白」での大団円でも、舞台袖で大喜びしている姿が観れました。めでたし、めでたし。と云いたいトコですけど「ツッコミどころ」が満載です。例えば、美子が潜伏していたのは初回の舞台だった「青空学園」ですよね。なのに、園長はどこに行ったの?こんな時に頼るべき修道院の院長も消えちゃったね。ま、両方とも大物だから致し方ないとしてですね、折角帰国した本物の「美男」は一体何だったのよさ。「馬渕マネ」が独断で入れた「何だか分からない仕事」に行ったきり、失踪しちゃったのですか。

だって「A.N.JELL」が横浜アリーナで実演しているのに「美男」が居ないって変でしょう。もしも福岡での仕事で来れなかったのなら、其れこそ「美子」に代役をさせなきゃ観客が納得しませんよ。そもそも双子で逢いたがっていたはずなのに、何ゆえ「美男」と「美子」は逢えないのでしょう。てゆーかさ、本物の「美男」は何処へ行ってしまったのだ?さっぱり分かりません。こんなんじゃ、帰国させない方が好かったんじゃまいか。舞台版の「廉」をカメオ出演させるお遊びは別に構わないのだけど、あたくしは本物の「美男」の行方が気になって仕方ないのよさ。もしかしたら、どっかの科白とかで説明があったのかしらん。う〜む、うっかり見逃してしまったのかナァ。

そんでもって、早くも「DVD」発売が告知されたのですけど、えっとですね、「初回拡大版に特典映像を入れた壱枚モンと、第2話から最終話までと特典映像のDVD箱での発売」って何だ?バラ売りするか、全部入れた箱にするか、美男ならばハッキリして欲しかったっ。ま、どーせ買わないんだけどさ。片瀬那奈ちゃんが出ているからと云って、其の全てのDVD箱まで買ってらんないですよ。此の作品に関しては、本放送と再放送(及び再々放送)で充分です。でも、クライマックスで「廉」の「愛してる」には泣けました。総評はまた別の記事で書きますが、那奈ちゃん、いやさ「RINA」さん、お疲れ様でした。


(小島藺子/姫川未亜)



「美男ですね」TBS公式サイト

posted by 栗 at 22:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

2011年09月24日

「美男ですね」INDEX

サウンドトラック~ドアーズ/まぼろしの世界


2011年5月18日:「美男(イケメン)ですね」に出演決定!!
2011年6月6日:「コジハルがNANA役って、、、」
2011年6月24日:「美男ですね」予告
2011年7月6日:「美男ですね」プレミアム制作発表会
2011年7月7日:「朝ズバッ!」で「美男ですね」プレミアム制作発表会!
2011年7月7日:「ひるおび!」で「美男ですね」プレミアム制作発表会!
2011年7月9日:「情報7daysニュースキャスター」で「美男ですね」関連ニュース!
2011年7月13日:「美男ですね」7/15スタートナビ
2011年7月15日:「美男ですね」7/15スタートナビ、ふたたび


2011年7月15日:「美男ですね」第1話(初回拡大SP)
2011年7月16日:「ノー・モア・バッティング」
2011年7月19日:「今後の伸びに期待したいところ」
2011年7月22日:「美男ですね」第1話(初回拡大SP)再放送


2011年7月22日:「美男ですね」第2話

2011年7月29日:「美男ですね」第3話
2011年8月4日:「美男ですね」第3話 再放送

2011年8月5日:「美男ですね」第4話
2011年8月12日:「美男ですね」第4話 再放送

2011年8月12日:「美男ですね」第5話

2011年8月19日:「美男ですね」第6話
2011年8月22日:「ななちゃんとみーちゃん」

2011年8月22日:「美男ですね」再放送祭りだ、わしょーい!!
2011年8月24日:「美男ですね」第1話(初回拡大SP)再々放送
2011年8月25日:「美男ですね」第2話再放送&第3話再々放送
2011年8月26日:「美男ですね」第4話再々放送&第5話再放送
2011年8月26日:「美男ですね」第6話再放送


2011年8月26日:「美男ですね」第那奈話

2011年8月27日:「美男ですね」番外篇「柊の道」

2011年9月2日:「美男ですね」第8話

2011年9月9日:「美男ですね」第9話

2011年9月16日:「美男ですね」第10話

2011年9月20日:「美男ですね」に関するアレコレ
2011年9月23日:「美男ですね」第9話&第10話、再放送


2011年9月23日:「美男ですね」第11話(最終回)

2011年9月26日:「二桁の壁は、大きかったです(白鵬声で)」
2011年10月12日:「美男ですね」の行方


2011年12月22日:「怪優・片瀬那奈・進化論」act 068「RINA」

2011年12月28日:「美男ですね コンプリートDVD-BOX」発売!
2012年1月3日:「美男ですね」の原作ドラマを最終回だけ観ました。


2012年7月20日:「美男ですね(日本版)」の再放送が始まります。
2012年7月24日:「美男ですね」第1話(初回拡大SP)、再々再放送
2012年7月25日:「美男ですね」第2話再々放送&第3話再々再放送
2012年7月26日:「美男ですね」第4話再々再放送&第5話再々放送
2012年7月27日:「美男ですね」第6話再々放送&第7話再放送
2012年7月30日:「美男ですね」第8話再放送&第9話再々放送
2012年7月31日:「美男ですね」第10話再々放送&第11話(最終回)再放送


2013年7月15日:「美男ですね」第1話(初回拡大SP)、再々再々放送
2013年7月16日:「美男ですね」第2話再々再放送&第3話再々再々放送&第4話再々再々放送
2013年7月17日:「美男ですね」第5話再々再放送&第6話再々再放送&第7話再々放送
2013年7月18日:「美男ですね」第8話再々放送&第9話再々再放送&第10話再々再放送
2013年7月19日:「美男ですね」第11話(最終回)再々放送



昨日(9/23)に「感動の最終話」を迎えたドラマ「美男ですね(2011年、TBS)」で、片瀬那奈ちゃんはスタイリストの「RINA」を演じました。レギュラーとは云え出番が極端に少ないドラマとなりましたが、其処は「流石は片瀬那奈」と云われるだけあって、コミカルで在り乍らもシリアスな情感も在る「最新型の怪優・片瀬那奈」を実践していました。「RINA」に関しては「怪優・片瀬那奈・進化論」で詳しく語りましょう。

早急に目次を作ったのは、此のドラマがオンエア中に再放送を連発したので記事が貯まってしまったって事も在ります。でもですね、此のドラマが現時点で最新の「女優・片瀬那奈」を記録した作品との「旬」の旨味も考えての事でも在るのです。公表されている今後公開される「荒川アンダー ザ ブリッジ」も「ボクら星屑のダンス」も、「美男ですね」のオールアップ(9/20)以前に撮影は終了しています。ゆえに、此れから「何らかの撮影情報」が在れば、其れは毎度御馴染みの「秘密の作品」って事になるのでしょう。出来れば「秘密の作品」と謎掛けしたいのならば、其れが公開された時に「アレはコレでした」とか云って欲しいですね。


「2013年7月19日 補足改訂」 (小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 02:17| INDEX | 更新情報をチェックする

2011年09月25日

「ポールは天才なのだ」

NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition


ビートルズのプロモーション映像は、なかなかテレビで流されなかったり、キチンとしたカタチで商品化されていません。でも世の中には「海賊盤」とか「ようつべ」とかも在りますので、結構容易く大抵の映像を観る事は可能です。「ベストヒットUSA」で二週続けて貴重なビートルズの映像が放送されたので、他の映像も観たくなって妖しげな「PV集」と映画「LET IT BE」及び関連映像なんかを観ました。

其れで思ったのは「ポールは、やっぱり天才バカボンのパパ」です。元祖「KY」とも云えるかもしれません。確かにレノンは現場に小野洋子さんを帯同すると云う暴挙を犯しましたし、彼女に影響されたのか「前衛音楽」をビートルズに持ち込もうとしました。エマリック本で、既に「HEY JUDE」がシングルに確定した時点でレノンがいきなりだナァと「Revolution 9」をシングルにすると云い出し「おい、此れからのビートルズはこーゆー革新的な音楽を演るんだ!」とイカレポンチ爆裂発言をぶちかます下りには大爆笑しましたが、志としては間違ってない気もするのです。

結局はビートルズ名義としては「Revolution 9」しか発表しなかったものの、ジョンはヨーコと数々の前衛作品も出しましたし、ジョージの「電子音楽の世界(Electronic Sound、1969年)」とかも出鱈目で聴いてられません。ポールも虎視眈々とそーゆーガラクタ音源の発表を狙っていて、ザップルが潰された時に最も怒ったのはポールだと云われています。ポール曰く「ジョンとジョージが出したから、次はボクが出すはずだったのにぃ!」なのだ。ん?リンゴですか、まあ、ポーカーでもやっていたのでしょう。

勿論「Revolution 9」のシングル化など大反対され却下されますが、ポールは「反対の賛成なのだ」みたいな曖昧な態度を取ります。「HEY JUDE」のカップリングは録音し直した「Revolution」となり、初期ヴァージョンは「Revolution 1」と「Revolution 9」に変貌し「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」に収録されました。其れで「Revolution」のPVが制作されます。此の楽曲にはニッキー・ホプキンスが鍵盤で参加しているのですが、当時の英国では「口パクや音パクはイカン」と決められていてですね、ビートルズはレコードを下敷きにして音を重ねるって手法を試みました。う〜む、片瀬那奈ちゃんの先取りですね。

其れで、普通にレコードみたいに演奏すれば好いのに姑息な改変を加えてしまったのです。簡単に云えばシングルの「Revolution」に「Revolution 1」を足した様な感じで、ポールとジョージがコーラスを加えています。レノンは歌詞を変えて歌ってますし、冒頭のシャウトはレコードではレノンなのにPVではポールが喜色満面で決めております。「ドゥワップ・ヴァージョン」とも云われる此の「PV」でコーラスを加えたのは明らかにポールでしょう。いえ、此の映像はかなり格好良くって、裏で鳴っている元の音源をベーシックトラックのみにしたなら最高レベルだったと思えます。1968年のビートルズを伝える映像としては「HEY JUDE」のPVを遥かに凌駕しているでしょう。なんてったって、ジョンとジョージがギターで、ポールがベースで、リンゴがドラムなんですから、そんでもってジョンが歌ってポールとジョージがコーラスなんですよ。もう、完璧です。

其れで味を占めたのか、1969年の「ゲバ」でポールはやらかします。シングルになったレノンの「Don't Let Me Down」はシンプルで力強く美しい楽曲です。完成版ではジョンが歌い、ポールとジョージは決めの「どんれみだーん!」でハモリますが、制作過程を聴くと全編に渡ってコーラスを付けようとするポールが居ます。♪あいみんらーふぉざふぁすたい♪とレノンが歌うと、ポールが♪ららら、なんたらかんたら♪と対位法で別メロを歌い、ジョージに「お前も一緒にハモるのだ」と命令します。楽曲が破壊されてゆく様を堪能出来ますし、ジョージがキレて脱退騒動になるのも音源だけで伝わって来ますので「ゲバ」はやめられませんね。

映画「LET IT BE」や其れに関連する「THE GET BACK SESSIONS」が面白いのは、こんなにも克明に記録されたビートルズの録音現場が他には無いからです。おそらく他の時でもトンデモな事は沢山在ったのでしょう。多くの伝記本などで其れに触れられますが、映像と音源で遺されてしまい擬似体験が出来るのは「ゲバ」だけです。そして、其処で観られるポールは「莫迦丸出し」なのだ。映画がDVD化されないのは、ポールが許可していないからなんじゃまいか。だって、映画「LET IT BE」のポールって「美男ですね」の「柊」なんだもの。但し、ヨーコが「廉」で、ジョンが「美男(ホントは美子)」だから、ややこしいのだ。


(小島藺子)


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「シューイチ」#024

恋する日曜日 私。恋した [DVD]


日本テレビ 8:00〜9:55

【MC】中山秀征、片瀬那奈
【コメンテーター】中丸雄一(KAT-TUN)、手嶋龍一、尾木直樹
【プレゼンター】笛吹雅子(日本テレビ報道局)、辻岡義堂(日本テレビアナウンサー)
【シューイチガールズ】木村好珠、杉ありさ、中村アン、中村果生莉、ヒガリノ、三宅ひとみ、谷中麻里衣


日曜日の朝に、今週も片瀬那奈ちゃんが参上です。濃紺に花柄のミニワンピースに生脚全開!腰のリボンも愛らしく、出だしのスポーツ・ニュースにお気に入りの川澄選手が登場したのでニコニコで御座います。つづく台風の話題では一転した「しょんぼり顔」と、相変わらず「小窓ちゃん」芸でも魅せますね。「中山のイチバン」に進むとメートルも上がり「ダハハ、ガハハ」とオッサン笑いが炸裂!バッチリとマイクが拾っています。

「ショービズ」では、矢張り「蛭子せんせい」の似顔絵が凄まじかったですね。相変わらず全く「目が笑っていない」蛭子さんは、朝っぱらから邪気を出し捲くりですよっ。今週の「那奈ちゃんの口ずさみ」は「SHAKE」でした。ところで「まじっすか?」での「ツィッギー」はそうだけど、「バルドー」は「BB(ベベ)」なんじゃないのかしらん。片瀬クンから「JJ」モデル時代の噺が出たので「ま、いっか」。

さて、「トレナビ」はお弁当便利グッズの特集ですが、片瀬クンの興味はグッズではなく「お弁当」であるのは云うまでもないけれど云いましょう。番組も後半になり「トレナビ」や「ぐるXとら」となりますと、もう片瀬クンの脳内は「生放送が終わったら、何を食おうかな」でいっぱいになっていると思われます。其れが証拠に「気になったグッズは?」に「ライスクッカー」と応えています。可愛いお弁当を作るグッズよりも「兎に角、炊きたての米が食いたいんじゃ!」なのだ。

そして「ぐるXとら」は「尾木ママが現場へ乱入」です。先週は片瀬クンで今週は尾木ママでは、シューイチガールズの立場がありませんよっ。然し、矢張り此れは「修行」なのです。現に、シューイチガールズもそれぞれの個性が発揮される様になって参りました。尾木ママが地元の吉祥寺をナビゲートしますが、片瀬クンの興味は「食い物」だけです。「カツサンドも大福やヨーグルトも好いけど、まずはやっぱり米だな」と思っていたら、試食は大福と来て、思わず手掴みで食し「旨い!」が出ました。でも、那奈ちゃんは甘味が苦手なのだ。此れでは、後で野菜カレーを食べるしかありませんね。


(小島藺子/姫川未亜)



「シューイチ」日本テレビ公式サイト


posted by 栗 at 09:57| TV | 更新情報をチェックする