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2011年09月01日

「COVERS」#117

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「8/27〜8/31 の看板」


(2011年8月作)



「公開は終了しました」:(小島藺子/姫川未亜)



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2011年09月02日

「カタセカイ列伝」# 041「谷原章介」

松本清張ドラマスペシャル 顔 [DVD]


谷原章介は、1972年7月8日生まれの俳優です。1992年「メンズノンノ」の専属モデルとして活動を始め、1995年に映画「花より男子」の「道明寺司」役で俳優デビューしました。ちなみに、此の時「花沢類」役で俳優デビューしたのが、同い年で同じく「メンズノンノ」出身の藤木直人です。其の後は、映画、ドラマ、舞台とコンスタントに出演し、2005年から2008年に掛けては連続ドラマに15クール連続でレギュラー出演する売れっ子になっていました。現代劇から時代劇まで、二枚目も三枚目も演じられる幅広い役者活動を続けています。また、2007年からは「王様のブランチ(TBS)」のメイン司会を務めており、甘い声を活かしたナレーターとしても活躍するなど多才です。

片瀬那奈ちゃんとは、彼女の初出演・月9ドラマ「氷の世界(1999年、CX)」で絡みは無いものの名を連ねております。本格的な共演は「小早川伸木の恋(2006年、CX)」で、其の時には「笑っていいとも!」などのバラエティ番組でも多く共演されました。「小早川伸木の恋」には、同期の藤木直人さんもレギュラー出演されております。また、片瀬クンが出演していた「外交官・黒田康作(2011年、CX)」の続編映画「アンダルシア 女神の報復(2011年)」にも谷原さんは出演されています。片瀬クンが代打MCを担当していた時期の「グータンヌーボ(KTV)」にも、2009年11月11日放送で谷原さんがゲスト出演されました。

此処では谷原さんを「上様」の愛称で呼ばせて頂いておりますが、其れは内山理名ちゃん初主演連続ドラマ「大奥〜華の乱〜(2005年、CX)」で演じられた「徳川綱吉」役に由来します。そう云えば、理名ちゃんが次に主演された連ドラ「嫌われ松子の一生(2006年、TBS)」にも上様は出てらしたのですけど、北村一輝さんと小池栄子さんも両方に出てましたね。四人共双方で主要キャストだったわけで、他局なのに意図的としか思えませんでした。テレビの「松子」って「アカネ」と同じクールで両方とも「伝説のドラマ(平均視聴率一桁)」となったのですけど、あたくしは当然乍ら両方とも全話視聴し録画もしましたし、面白かったです。個人的には映画の「松子」のミュージカル風演出が過剰でつまんなかったので、TV版の方が好きです。上様は、ちゃっかり映画にもTVドラマにも出ていましたね。

さて、上様の俳優デビュー映画「1995年版・花より男子」で主演されたのが、(つづく)


(小島藺子/姫川未亜)


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「遊星より愛をこめて」

DVDウルトラセブン 全12巻セット


J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS(読売 9/2)

「サカつく7」の評判が好いですね。

【関連過去記事】
2011年8月4日:「J.LEAGUEプロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS」発売!!(発売までの過去記事「INDEX」あり)
2011年8月18日:片瀬那奈:『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! 7 EURO PLUS』【週刊ファミ通Face完全版】


「失敗は許されない」Windows Phoneがついに船出、コボレ話あれこれ(日経パソコン 9/2)

「Windows Phone7.5」の「出だしはまずまず」だそうです。

【関連過去記事】
2011年8月25日:「Windows Phone IS12T」発売記念イベントに片瀬那奈ちゃん登場!!


てか、どちらも「7」だから那奈ちゃんなわけですか。其れだけですか。そんな駄洒落だけでゲスト選考したわけ?そりゃ「7」だから那奈ちゃんってのも本当ですけど、其れだけじゃないでしょ。其れをですね、「片瀬那奈さんがゲストに呼ばれたのも、Windows Phone7.5ということでの「7」つながり。」で済ますって、どーよ?


(小島藺子)


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「Oh ! どや顔サミット」#019

Super Sessions


テレビ朝日 21:00〜21:54

バストアップやモテ女になれる、見るだけで女子力が上がるスーパーテクニックを大公開!男性も要チェックの特別バージョン!!!


最新号の「駅」ちゃんで片瀬那奈ちゃんの「9月上旬(9/16まで)」のTV出演予定を見たら、レギュラー番組のみでした。其れで「な〜んだ、レギュラーだけか」と些かガッカリしたものの、現在の片瀬クンは「週に四本」ものレギュラー番組(ドラマ二本、司会二本)を持つ「売れっ子さん」なのです。全く、あたくしも贅沢になったもので御座います。

そんでもって今週の「どや顔」なんですけど、どうも予告からして「デジャヴしてるよ」と思ったら、案の定「総集編」じゃまいか。だったら「イラネ」となるかと云えば、そうでは無いのです。何故ならば、司会の片瀬那奈ちゃんは「別撮りヴァージョン」だからなのだ。通常は立っての司会で「腰上」しか映らない片瀬クンが、リラックスして腰掛けた全身像で映し出されたのだから「貴重」ですよっ。此れって「美男ですね」の初回とバッティングした時の回からも持って来てますね。つーか「ぐだぐだ」の流れで収録後にやっつけたってバレバレじゃまいか。

おそらく「どや顔」は二本撮り、下手すりゃ三本撮りなのでしょう。片瀬クンは毎回ユニフォームで決め乍らも、髪形などを変えています。ゆえに、一見すれば「毎回、那奈ちゃんは違うスタイリング」と思えます。でもですね、小手先の技では「那奈ヲタ」の目は誤魔化されませんよっ。更に、単なる総集編では無く「未公開シーン」も含まれていました。いえね「つまんない」と云いつつも、一応は毎回観ているわけですよ。てか、片瀬クンの未公開場面が在ったから気付いただけですけどね。

此の番組は「小窓ちゃん」も排除して「片瀬クンのみ」って編集でしか基本的には遺しておりません。何度でも云いますけど、ゲストのネタが「つまらない」のだよ。いえ、ズバリ云いまして「不快」なのだ。今回わざわざリピートされたのは、其の中でも最も「マジで、気持ち悪い」ってネタばっかでした。もう、完全に投げてしまったのでしょうね。やる気がないのでしたら、さっさと終了すべきです。


(小島藺子/姫川未亜)



「Oh ! どや顔サミット」朝日放送公式サイト

posted by 栗 at 21:57| TV | 更新情報をチェックする

「美男ですね」第8話

THE ROMANCE JPLUS PHOTOGRAPH COLLECTION LIMITED [DVD]


TBS 22:00〜22:54

チャングンソク遂に登場!!

■ キャスト

 瀧本美織 :桜庭美男、美子(二役)
 玉森裕太 :桂木廉
 藤ヶ谷太輔 :藤城柊
 八乙女光 :本郷勇気
 柳沢慎吾 :馬淵始
 高嶋政伸 :安藤弘
 萬田久子 :水沢麗子
 小嶋陽菜 :NANA
 片瀬 那奈 :RINA
 、ほか

■ スタッフ
 原作:韓国ドラマ「美男(イケメン)ですね」(韓国SBS)
 脚本:高橋麻紀、ほか
 演出:坪井敏雄、平野俊一、大澤祐樹
 音楽:市川淳、michitomo
 プロデュース:高橋正尚
 協力プロデュース:加藤章一
 制作:TBSテレビ



「何んですか、今回のサブタイトルは?」えっとですね、初回の「韓国No.1超胸キュンラブストーリーが日本上陸!!イケメンバンド新メンバーは女の子!? 恋の四角関係始まる」って二時間ドラマみたいな煽りは兎も角として、以後は「恋の初ライブ!!」「切なすぎるキス…」「告白!!届け…切ない片想い」「マジでキスした!?」「彼女は俺のモノだ」「運命のキスと奇跡の告白!!」と、物語に沿ってメインテーマを副題にして来たわけですよ。其れが、いきなりだナァで「チャングンソク遂に登場!!」ってさ。いえね、原作の主役がゲストで出るってのが「目玉」だってのは分かりますけど、だからって「グンちゃんはあくまでもゲスト」なんざんしょ?ストーリー展開、置いてけぼりじゃん。こんなドラマのサブタイトルは、初めて見ましたよ。オラ、びっくらこいただ。

「舞台化」も決定!と話題満載の「美男ですね」の、あしたはどっちだ?てなわけで始まりました「第8話」は、冒頭が前回の続きで片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」も登場!馬渕マネに「お前のせいだ」と責められて素直に謝るのですが、なな、なんと、日本語ならば「裸締め」で英語ならば「スリーパーフォールド」を馬渕に決めてしまったぞっ。う〜む、矢張り云わせて下さい。

「片瀬クン、プロレスラーになってはくれないか」

ま、見せ場が在ったので、もう那奈ちゃんの出番は無いと思えました。そして、サブタイトルで謳っただけに「グンちゃん」が序盤で結構たっぷりと出演しました。此れまでの顔見せゲストだった「くーちゃん」や「香取くん」に比べれば、しっかりと芝居もして流石で御座いました。でも、やっぱ、本筋とは関係ないわけですよ。其の後ストーリーは戻って、相変わらず「柊」の悲惨な展開へと向かいます。期待通りに「可哀想で見てらんない!」って見事な「当て馬」に徹する「柊」でしたが、遂に、やっと、「美男(ホントは美子)」に真正面から告白したっ。揺れる「美男(ホントは美子)」の心、と上げてズガン!と落とす。おいおい、またしても、嗚呼!「柊」は置き去りだっ。毎回、彼は叫ぶ。

「オレは、忘れられたのかっ」

今回の「置き去り」は、此れまでの経緯を「美男(ホントは美子)」が認識した上でやらかしたのですから「メガトン級」です。「柊」の想いを阻止する為に「廉」がやったのは「空に飛行機で星を描く」って大技でした。えっと、返し技としては「金持ってんナァ」と云うよりも、
「おまいは、小野洋子かよっ」
と、輪島のゴールデン・アームボンバーを放ちたくなる程ですよ。もう、此のドラマは完全無欠にぶっ壊れました。女の子を取り合って此処までやらかすって、常軌を逸して居ます。

てなわけで、予想通り片瀬那奈ちゃんの出番は最初だけだったわけで、そーなると注目すべきなのは「柊の道」なのです。告白したのに粉砕された「柊」の、あしたはどっちだ?ま、片瀬那奈ちゃんを記録する此処的には、もーどーだっていいです。


(小島藺子/姫川未亜)



「美男ですね」TBS公式サイト

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2011年09月03日

「COVERS」#118

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「on the way」


(2011年8月作)



「公開は終了しました」:(小島藺子/姫川未亜)



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「ビートルズ小辞典」の奇妙な世界

改訂・増補新版 ビートルズ事典


1973年にTHE BEATLESの公式ベスト盤「赤盤」と「青盤」が発売されたのは、当時「AΩ」なる非公式ベスト盤(所謂ひとつの海賊盤)が爆発的に売れ捲くってしまった事への対抗策だったと云われています。現在でも、公式盤と海賊盤の終わりなき不毛な戦いは続いておりますが、世の中には「ハーフ・オフィシャル盤」なるカモノハシの様なブツも存在するのです。

其れは、駅の売店とかデパートのワゴンセールとかで販売されている公式盤よりも安価な盤です。内容は公式盤をコピーした「パイレート盤」でありまして、音源的な面白味はほとんどないのですけど、たまに「何じゃ、こりゃ」と思えるモノもあったりします。何故か一曲目に「A DAY IN THE LIFE」しかもアウトロ付き!を収録したベスト盤とか奇怪な代物も在る世界ですが、今回は「ビートルズ小辞典」なる三枚組をご紹介しましょう。

かつては「1977年まではコピーして売ってもいい」との決まりだったのが、20年ほど前に「1967年まで」と取り締まりが強化されました。其れで、当時は未だCD化されていなかった「赤盤」と「青盤」のコピー盤は駆逐されたのです。其れからは「ビートルズ大全集」などと謳っても「マジカル・ミステリー・ツアー」までしか収められず、「ヘイ・ジュード」も「レット・イット・ビー」も聴けない「へっぽこベスト盤」しか作れなくなったのだ。其れじゃ困るね。

そこで、「ビートルズ小辞典」の登場です。此れは、一枚に20曲ずつ計60曲をアルファベット順に並べたベスト盤です。「赤盤」と「青盤」に近いものの、B面やカヴァー曲なども加えた渋めな選曲ですが、なな、なんと堂々と「1968年以降」の楽曲も入っているのです。「ヘイ・ジュード」も「レット・イット・ビー」も、ちゃんと聴けるのですよ。此れにはカラクリがありまして、「1968年以降」の楽曲は「海賊盤からのコピー」なのでした。「アンサパ(UNSURPASSED MASTERS)」音源(なな、なんと海賊盤なのに「ハーフ・オフィシャル盤」としても流通していたトンデモ音源)を混ぜて、何とか全キャリアからのベスト盤をでっち上げたわけです。ゆえに、何も知らずに安いからとうっかり買った初心者に、いきなりだナァとレアなアウトロ付きの「サムシング」とか、カウント入りの「レット・イット・ビー(未だ三番の歌詞が無い!)」とか、オーケストラ抜きの「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」とかを聴かせてしまったトンデモ盤となったのでした。

更に不可解なのは、正規盤音源を使用可能な「ドゥ・ユー・ウォント・ノウ・ア・シークレット」も「アンサパ」音源を収録したりしている点です。カヴァー曲は兎も角として、B面曲から「サンキュー・ガール」なんて超マイナーな曲を選んでいたりと、かなり「へんてこりん」なのだ。後、こうした「ハーフ・オフィシャル盤」は音源はコピー可能でもジャケットは肖像権が絡むから「イラスト」とか「風景写真」とか「クラシックカーの絵」とか「ユニオンジャックにシルエット」とかでお茶を濁すのに、此の「ビートルズ小辞典」は堂々と本物の写真を載せているのです。其れにしても、歌詞カードの「カタカナ英語」が強烈過ぎますよ。読んでいたら、眩暈がしました。


(小島藺子)


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2011年09月04日

「カタセカイ列伝」# 042「内田有紀」

内田有紀 パーフェクト・ベスト


内田有紀は、1975年11月16日生まれの女優です。中学時代からモデルを始め、1992年にドラマ「その時、ハートは盗まれた(CX)」で女優デビュー、翌1993年にユニチカの水着キャンペーンガールに選ばれ、さらに翌1994年にはフジテレビビジュアルクイーンに選出されました。同年には主演ドラマ「半熟卵(1994年、CX)」の主題歌「TENCAを取ろう! -内田の野望-」で歌手デビューし、オリコン史上初のデビュー曲で首位を獲得しました。当時「アイドル冬の時代」と云われた中で、突出したアイドル人気が爆発し、ドラマ、映画、歌手と大活躍します。2000年に「北区つかこうへい劇団」に入団し、歌手活動を停止し舞台を中心とした本格派女優への転身を図りました。其の成果が出て「さあ、此れから!」となった2002年に結婚し、事実上の引退となります。ところが、2005年に離婚し、再び女優としての活動を再開。其の後は現在まで、数多くのドラマや映画で活躍中です。

片瀬那奈ちゃんとは、「氷の世界(1999年、CX)」で共演し、片瀬クンが友情出演された「検事・鬼島平八郎(2010年、朝日放送、テレビ朝日)」で11年ぶりの再共演を果たしました。見比べますと、「氷の世界」の頃には既に「本格派女優」へと脱皮しようとしておられた内田さんは11年後も然程変わらない印象ですが、片瀬クンの変貌には驚かされるでしょう。アノいたいけな七海ちゃんが、前科持ちのスリになってしまわれた。惨殺されて散骨された七海ちゃんが、堂々と内田さんをハメる役柄を演じた姿に感慨深いものがありました。

ま、内田さんに関しては、あたくしなんぞが語るべきではないのかもしれません。人生賭けちゃった輩を知っておりますのでね。でもですね「1994年の内田有紀は最高だった」と、あたくしも云えますよ。だって「時をかける少女」も「17才」も「半熟卵」も全話観て録画してましたし「TENCAを取ろう! -内田の野望-」も「純情可憐乙女模様」も「YUKISS」も買ったんですからね。知世ちゃんの「時かけ」を200回くらいは観て、科白も暗記してしまったあたくしが「内田版」を認めてしまったのもトンデモでしたけど、何と云っても「17才」ですよ。アレは大傑作でした。当時、あたくしは録画したヴィデオを何度も観直して「生きる糧」としていたのです。なのに、打ち切られた挙句に再放送も映像作品化もされないって、理不尽過ぎるぞ。ぜいはあ、、、。

さて、内田有紀ちゃんが次女役を演じた「マグロ(2007年、テレビ朝日)」で父親役で主演されたのが、(つづく)


(小島藺子/姫川未亜)


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「シューイチ」#021

(What's the Story) Morning Glory


日本テレビ 8:00〜9:55

【MC】中山秀征、片瀬那奈
【コメンテーター】中丸雄一(KAT-TUN)、手嶋龍一、尾木直樹、北澤豪
【プレゼンター】笛吹雅子(日本テレビ報道局)、辻岡義堂(日本テレビアナウンサー)
【シューイチガールズ】木村好珠、杉ありさ、中村アン、中村果生莉、ヒガリノ、三宅ひとみ、谷中麻里衣


今週も「頑張っている皆さんの味方」片瀬那奈ちゃんが日曜日の朝に登場です。朱色のミニワンピース姿で生脚全開!腰の黒いリボンが愛らしいですね。研音の可愛い後輩・福士蒼汰クンが主演の「仮面ライダーフォーゼ」が本日より裏番組で始まりますが、「若い芽は摘む」とばかりに叩き潰すお心算かっ。サッカーの話題から入ったので、出だしからノリノリの片瀬クンで御座います。ところで余談ですが、先日「9月上旬のTVで那奈ちゃん☆はレギュラー四本のみ」と書きましたけど、関西では明日から「地獄の沙汰もヨメ次第」の再放送が毎日放送で始まるとの事です。

放射能、台風、新政権誕生と話題が進むと、片瀬クンの表情も曇り勝ちになります。いつもなら「時刻は8時45分を回りました」がクリシェの片瀬クンが、「時刻は8時53分を回りました」と来たので「ん?押してるのかしらん」と思われます。「ショービズ」では、今週も百恵ちゃんを口ずさむ「小窓ちゃんの片瀬クン」が拝めました。其れにしても「ショービズ」で登場する方々の半数以上が「カタセカイ住人」となっている事実に、片瀬クンの歴史を感じたりもしますね。「まじっすか!?」では笑顔満開と云うかオッサン全開になっておりました。

どうも今週は「押してる」と思えば「トレナビ」をぶっ飛ばして「ぐるXとら」になってしまったっ。此処と致しましては、メインの「ぐるXとら」さえ在れば全く問題在りません。さあ、今週も片瀬クンの目付きがギラリンコと変わったぞ。VTRに食いつかんばかりのリアクションだっ。ところが、最近メキメキとリアクション芸を磨いておられる「ヒガちゃん」が結構「小窓ちゃん」で抜かれています。危うし!片瀬クン。ちっちゃくってタイプだからと可愛がっていると、うっかり飼い犬に噛まれる事態へ発展するかもしれません。然し、まだまだ片瀬クンのリアクション芸には遠く及びません。何せ、片瀬クンは「出川師匠直伝」なのだよ。

いつものコーナーをひとつ抜いた今回の「シューイチ」は、ゆったり感があって好かったと思います。お天気コーナーでの英語講座が無かったのは、些か残念ですけどね。番組が始まって早や2クールが過ぎようとしておりますが、定番のカタチに拘ることなくマイナー・チェンジする姿勢は評価出来るでしょう。数字的にも充分に合格点と云われておりますし、益々頑張って頂きたいです。てか、最後に「※予定を変更してお送りしました」ってテロップが出てましたね。台風の影響で、生放送ならではの「緊迫した展開」だったのかもしれません。


(小島藺子/姫川未亜)



【9/4の衣装】「ANAYI」(アナイ)のワンピース(「マネ日記」情報)

「シューイチ」日本テレビ公式サイト


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「コピコン・リマスターズ」#10(2008年7月)

THE BEATLES 1


現在、THE BEATLES の「ベスト盤」と云えば「1」って事になって居ます。2000年11月に全世界一斉発売された「1枚のディスクに27曲入り」のお買い得過ぎる此のCDは、発売当時に日本だけで300万枚も売り上げたと云われて居ます。其れどころか、全世界規模では軽く2千万枚を超え、34か国でチャート首位を獲得し、在ろう事か「2001年度、つまり21世紀初頭の全米ビルボード・チャート最高売り上げアルバム」にまでなってしまったのです.

あのですね、此れってさ、2000年の当時でも「38年前〜30年前の音楽」を集めた作品でしかなかったのですよ。其れが年間首位って。

「30年間のロック史の面目丸つぶれじゃまいかっ!」

彼らの作品は1987年から1988年に、全世界統一規格で「英国オリジナル盤に準ずるカタチ」でCD化されて以来、2008年の現在まで一度もオリジナル・アルバムはリマスターされて居ません。他の一部マニアしか知らない様なアーティストのアルバムが、CDの寿命(CDは20年が記録メディアとしての限界だと云われています)の為に何度もリマスターされて来たのに、肝心の天下無敵の「THE BEATLES」作品は20年前の製品が未だに発売され続け、しかも確実に売れ続けて居るのです。

「THE BEATLES のCDは此れしか出さんっ!」
と大見得を切った手前、アップルとしてもEMIとしても、なかなか他の作品をCD化するわけにはいかなかったわけです。しかし、CD化完了の際に英国盤に未収録のシングル曲やEP盤の曲を集めた「PAST MASTERS」を出しちゃったわけでして、まぁ、其れは「だって、おまいら『抱きしめたい』とか『HEY JUDE』とかまでオリジナル・アルバムには入ってないんだからさ、仕方ないべさ?」で通ってしまったわけですよ。其れで、目出度く「公式213曲+1」がCDで聴ける様になって、記念に全部入れた箱を発売して、めでたしめでたし。

なわけなかったわけだ。其れだと、初期はモノだけ、中期以降はステレオだけしか聴けないわけです。其処で英国オリジナル・シングルとEP盤の箱も発売しました。けど、其れだと全部買わないと有名で好きな曲すらも手に入りません。其処で、1993年9月に、遂に「掟破り」が開始されます。もうCD化完了から5年も経ったから「禊ぎは済んだ」って事だったのでしょう。みんなが待って居たベスト盤がCD化されたのでした。有名な「赤盤」と「青盤」です。

ところが、此のベスト盤は基本的にステレオ・ミックスで全曲収録された為に「赤盤」の前半は「初CD化ステレオ音源」になって居ました。更に「青盤」でも例えば「A DAY IN THE LIFE」はサントラ盤「IMAGINE(1988)」で初公開された「イントロからキチンと始まるヴァージョン」に差し替えられて居たのです。てゆーかさ、此れってキチンとしたオリジナル作品なのよ。だからオリジナル通りのフォーマットで出したのは正しいわけですよ。なのに、みんな、もうCDに毒されて居て「収録時間が短いんだから、赤盤は一枚で入っただろ?」とか「青盤だってCDにしちゃ短いんだから未発表曲とか他の曲をボーナスで入れろよ」とか云い出したわけです。其れが後の「1」発売の布石にもなりました。

でもさ、長けりゃええってもんじゃないじゃん。彼らのオリジナル・アルバムは、30分〜40分で終わってしまうのですよ。其れで満足じゃん。ライヴは毎回、11曲でアンコールなしの35分だったじゃん。

さて、其処からはもう「音源統一化」なんてお題目は何処へやらの無法の世界となります。1994年に、たかがラジオ番組用の一発録りを編集した「LIVE AT BBC」が二枚組で発売されます。純粋な未発表音源としては、1977年の「LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL」以来17年振りの作品でした。しかし、つまり公式に出なかったって事は出来が悪い「お蔵入り音源」なのです。彼らだって、まさか一回こっきりラジオで流れた演奏が商品化される未来なんて予想して居なかったでしょう。

さらに翌1995年からは、悪夢の「ANTHOLOGY」シリーズが登場します。こっちは、最早「公式海賊盤」と云うしかない完全なる「マニア向けボツ音源集」でしたが残念ながら、すべて「バカ売れ」しました。兎に角、「THE BEATLES の新作」は売れる!のです。現役のどんな素晴らしいアーティストの誰ひとりとして太刀打ち出来ないのです。現に、「ANTHOLOGY」が発売されて居た1995年〜1996年に元・ビートルズのポールが新作を出そうとしたら却下されたのです。EMI は、こうサー・ポールに言い放ちました。

「ポール、空気嫁。今はアンソロだべ?
 ビートルズの新作はひとつで好いんだよっ!」


哀れなり、ポール・マッカートニー。今や「ひとりビートルズ」と化した彼は、其れ以来ずっと「THE BEATLES の新作が出る年にはソロは出せない」と云う縛りを受け続けるばかりでは無く、「THE BEATLES の新作が出たらツアーで其の収録曲を演奏してプロモートする」と云う任務まで課せられて居るのでした。ん、リンゴ?リンゴじゃ無理でしょ。例えば「1」で彼が歌っているのは♪イエロサブマリン♪だけじゃん。「アルバムで一曲のひと」じゃん。挙げ句に、書いたのはポールじゃん。

「アンソロ」が終わっても出せば売れる「ビー商品」は毎年発売され続けて居ります。ボツ音源集の次は、神をも恐れぬ「リミックス盤」でした。其の「YELLOW SUBMARINE - SOUNDTRACK(1999)」は、オールド・ファンから顰蹙を買いまくります。「おいおい、音をクリアにすりゃええってもんじゃねーだろ?」って話です。ピーター・コビン、永久追放決定。

其れで懲りたのか、「リミックスはしたらアカン!」と気付き、翌2000年に満を持して発売されたのが「1」だったのです。(ま、其の後、世紀のトンデモ・リミックス盤「LET IT BE ... NAKED(2003)」や「LOVE(2006)」が乱発されるわけだが。)

「1」は、一般的には「一家に一枚のビートルズの最強ベスト盤」と謳われる作品です。確かに、全曲初めてリミックスではなく「リマスター」された音を最初に聴いた時には、かなりの衝撃を受けました。例えば「DAY TRIPPER」なんか、ノイズどころか昔から気になっていた演奏ミスまで修正されて居たのですよ。然し乍ら、此の作品は「ベスト盤」ではありません。27曲と、丁度「赤盤&青盤」の半分が最新リマスターで収録され、しかもお手軽過ぎる一枚で輸入盤なら新品で千円一寸で買えてしまう商品です。有難い世の中になりました。でも、此れは「英米どちらかで首位を獲得したシングル曲」のみを集めたとの縛りでの企画作品なのです。

ゆえに此の作品には、在ろう事か「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」が収録されて居ないのです。シングル集として考えたとしても、其の時点でアウトでしょう。ましてや、「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」が入って居ない彼らのベスト盤なんて存在して良いわけないじゃん。「1」は、単なる「コンピ盤」です。「ROCK'N'ROLL MUSIC」や「LOVE SONGS」同様の編集盤なのです。いや、音の良さを抜いて考えれば、あたくしにとっては、

「駅売りパチモンCDとおんなじです」

だってさ、ジャケットを見てよ。何、コレ?ジョンはいないし、ジョージは死にかけてたから仕方無いけど、よくぞピンピンしてた「ポールとリンゴ」が許可したよね。

あっ。二人とも、美的センス最悪でした。


【参考画像:ポールとリンゴのトホホなジャケより一例】

Wings at the Speed of Sound Ringo the 4th



(小島藺子)



初出「COPY CONTROL AGAIN」
「『THE BEATLES 1』をぶっとばせっ!」(2008-7-17)



「リマスター盤」が売りだった「1」が、うっかり「最新デジタル・リマスター盤」で再発されやがったので、此の記事を引っ張り出しました。余談ですが、ウチは「シューイチくん」を見る度に、此のアルバムを思い出します。

(鳴海ルナ)


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「コピコン・リマスターズ」#11(2005年4月)

夢の翼 [DVD]


Part 1:4月10日

ビートルズ史に於いて、4月10日とは「負」をイメージさせる重大な日です。1962年4月10日に、スチュワート・サトクリフが21歳の若さで亡くなりました。1970年4月10日には、ポールの「ビートルズ脱退」発言が「デイリー・ミラー」紙のトップで報道されました。

スチュはジョンの親友で、画家志望だったのに半ば無理矢理ビートルズに加入させられ、弾けないベースを担当していました。彼が参加した演奏を公式に聴けるのは「アンソロジー1」に収録された1960年のポールの自宅での録音(3曲)しかありません。ハンブルグに巡業した時に知り合ったアストリットと恋仲になり、画家の道へもどる為に1961年の春に脱退したので、ポールがベースに転向するのです。ポールは、ジョンがスチュを特別に扱うことに嫉妬し辛く当たっていたと発言しています。ポールはスチュからビートルズでのすべてを奪い、其れが成功へと繋がりました。

ハーフ・シャドウのジャケットの原案や、マッシュルーム・カットを考案したのがスチュの恋人のアストリットであるのは有名です。スチュ自身も「ビートルズ」の命名や、黒を基調としたファションのアイデアを提供し、何よりジョンに、芸術や思想面で多大な影響を与えました。スチュが亡くなった年の暮れに、ビートルズは遂にメジャー・デビューを果たしましたが、彼は其れを見届けずに外国で逝ったのです。(余談ですが、「REVOLVER」や「アンソロジー」のジャケットを手がけ、ベーシストとしても有名なクラウスは、スチュが現れるまでアストリットと付き合って居たらしいです。)

8年後、翌週にソロ・アルバムの発売を控えたポールは、其のサンプル盤に付けたQ&A形式のプレス資料で「今後、ジョンとの共作やビートルズとしての活動は行わない」と公表します。此れがポールの脱退、ビートルズの解散、と大々的に報道されたのですが、其の日がスチュの命日だったのは単なる偶然なのでしょうか。

ビートルズの解散は何時なのか?と云う疑問に「其れはない(何故なら、現在も解散していないから)」と答えるのが一寸意地悪な正解だとは思いますけど、もし其れが在るとしたら、1970年4月10日であると云えるでしょう。「僕がビートルズを去ったのではなく、ビートルズがビートルズを去ったのだ。」とのポールの発言は、あまりにも深いです。


Part 2:4月11日

1969年4月11日に、ビートルズは、とても素敵なシングル盤を発売しました。「GET BACK / DON'T LET ME DOWN」両A面と云っても良い此のシングルは、ビートルズ&ビリー・プレストンとクレジットされていました。「ゲットバック・セッション」での成果が形になったのです。此の侭、アルバムの「GET BACK」も出してしまえば良かったのだけど、残念ながら彼等は既に別のアルバムを作ろうとしていました。

其れから11年後、1980年4月11日にポールが「COMING UP」と云うシングルを発売しました。此の曲を聴いたジョンが「オレもやったるか」と、復活への刺激を与えられたなんて逸話も在る名曲です。ポール単独名義では、唯一「全米1位」になった曲だと云われますが、残念ながら其れは WINGS のライヴ・ヴァージョンの方だったのです。当然の事ですけど、ポールの曲がソロでのビートルズ関連では一番チャートを賑わせてくれました。でも、ポールは単独名義では、全米首位を取ったことが在りません。其処がバンドマンであるポールらしくてええなぁ、と思うね。


Part 3:4月26日

1982年4月26日、ポール・マッカートニーは三枚目のソロ・アルバム「TUG OF WAR」を発表しました。三枚目とは云うものの、其れまでの二枚が宅録系一人多重録音だったのに対して、超豪華ゲスト(リンゴ・スター、スティーヴィー・ワンダー、カール・パーキンス、スタンリー・クラーク、スティーヴ・ガット、エリック・スチュワート、など)を加えたバンド・スタイルで、プロデューサーはジョージ・マーティン!!正に「元・ビートルズのポール」が本気になった名盤でした。

でも、此の作品は元々 WINGS のアルバムとしてレコーディングされて居たのです。デニー・レインが参加して居るのが、其の名残ですね。あの日から、一年以上経たなければポールはアルバムを出せなかった。此の時は、絶対に恥ずかしいモンを出してはいけなかったからです。ポールは見事に其れに答えました。此のアルバムを最初に聴いた時の感動を、あたしは忘れません。


Part 4:4月27日

1981年4月27日、リンゴがボンド・ガールと再婚した。ジョージとポールも参列し、楽しくセッションもしたらしい。ジョンだけが、何故か居なかったけれど、其の理由を訊く者も居なかった。でも、同じ日にデニー・レインが「WINGS 脱退宣言」をしたってのが興味深いんです。(もうね、あたしは「デニーが、き・ら・い ☆」ってことで通ってますからね。)

WINGS ってバンドは、レコード上では存在しないと思う。根っからのバンドマンであるポールがバンドを求めたのは必然だけど、其の作品を聴く側は「ポールのソロ」だと思っていた。実際、メムバーはコロコロ変わって、WINGS は同一メムバーでスタジオ盤を一枚ずつしか残せなかった。だからその後の様に「ポールと其のバンド」でよかったと思うのだけどね。

メムバーの入れ替わりが激しい WINGS だけど、最初から最後まで付き合ったのは「ポール、リンダ、デニー」の三人なんだな。だからデニーこそが WINGS なんだろう。其の彼が抜けたら、WINGS はいらない。ってゆーか、もともとなかったんだよ、WINGS なんてバンドはさ。

だけど、ライヴ盤「Wings Over America」が残されて居る。此れは、WINGS の最高傑作かもしれないな。いや、違う。ライヴこそが WINGS の存在証明だったんだ。つまり、此れはたったひとつ残された WINGS の作品なんだよ。♪ごーなう、ごーなう、ごーなう♪


Part 5:4月28日

「おまいはなんにもわかってない、WINGSは在ったんだよ」とファースト・アルバムを聴いてセルフつっこみ入れてみよーかとも思ったけど、やっぱり「ないもんはないんだべさ」なのだ。

宅録のソロ→ポール&リンダ名義の「ラム」(内容はほとんどポールの多重録音にセッションやオーケストラを加えて、リンダのコーラスをダビングしたって感じ)と来て、「ラム」のセッションで太鼓を叩いたデニーと、もうひとりのデニーをメムバーにしたジャム・セッションみたいなのをレコードにしたのが WINGS だったわけです。

で、次のアルバムでは「ポール・マッカートニー&WINGS」になっちゃうんだな。其れには、なんと「ラム」のセッションで録音したものをベースにした曲まで入れてしまったんです。よーするにだ、デニー・レイン抜きの WINGS ってのがレコードになってしまったんですよ。此れってね、ビートルズでの「イエスタデイ」とは全くもって違うんだよね。だってさ、デニーが加入する前の録音なんだもん。あ、ポールの録音とWINGSの録音で「ポール・マッカートニー&WINGS」かって?そーかしら?そんでね、WINGS のベスト盤には、そりゃもう堂々とソロ名義やポール&リンダ名義の曲が入ってるんですよ。

アレだ、WINGS ってのは、ポールの変名なんだな。となると「ポール・マッカートニー&WINGS」ってのは、何なんでしょう?


(小島藺子)


初出「COPY CONTROL」
「僕がビートルズを去ったのではなく、ビートルズがビートルズを去ったのだ。」(2005-4-10)
「GET UP AND GO!」(2005-4-11)
「WANDERLUST」(2005-4-26)
「WINGS」(2005-4-27)
「続 WINGS」(2005-4-28)


(編集:鳴海ルナ)


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2011年09月05日

「カタセカイ列伝」# 043「渡哲也」

ゴールデン☆ベスト


渡哲也は、1941年12月28日生まれの俳優です。1964年に「石原裕次郎に会えるかも知れない」との想いで日活撮影所へ訪問しスカウトされ芸能界入りし、翌1965年に映画「あばれ騎士道」で俳優デビューしました。日活を退社後、大手からの誘いを断り尊敬する石原裕次郎の「石原プロ」へ入社し、当時は倒産寸前だった「石原プロ」を再建する為に数々の映画に出演し、自社制作のテレビドラマ「大都会(1976年〜1979年、日本テレビ)」や「西部警察(1979年〜1984年、テレビ朝日)」で主演するなど、副社長として大いに会社に貢献しました。ちなみに、石原と渡は「御誕生日が同じ」です。石原の死後は社長に就任し活躍しましたが、2011年に石原の23回忌(2009年)を終えた事と健康上の理由(1992年に直腸癌を患い克服している)から退任しました。俳優としての輝かしいキャリアは云うまでもありませんが、歌手としても「東京流れ者」や「くちなしの花」などのヒット曲を持っています。2005年には「紫綬褒章」を受章されました。

片瀬那奈ちゃんとは、団長主演ドラマ「熟年離婚(2005年、テレビ朝日)」で親子役で共演しています。残念乍ら映像作品化されていないドラマですが数字は高く、最終回は関西では「30%」を叩き出したのです。とゆーか、再放送とか映像作品化とかしてもらいたいと願うのは、其の「スットコドッコイなストーリー展開」が滅茶苦茶に面白いからです。前回からの繋ぎで「マグロ(2007年、テレビ朝日)」を用いたのはですね、「熟年離婚」と「マグロ」のキャスティングが被り過ぎだからなのだ。団長が父親で、松坂さんが母親で、息子が「21世紀の裕次郎」ってトコまでは、許そう。然し、次男が「あっちゃん」で、高島姐さんも出てるのだ。そんでもって、長女は「あまみん」で、次女が「内田有紀ちゃん」と来たなら「完全無欠のカタセカイ」ではありませんかっ。

団長の様な御方をあたくし如きが語るのは畏れ多いのですが、大河ドラマ「勝海舟(1974年、NHK)」で途中降板されたのは子供心にも残念でした。当時「仁科明子さんのファン」だったので、本当に無念です。それと「浮浪雲」は好きで全話観てましたね。其の後の「西部警察」は、団長などと云いつつ、リアルタイムでは全く観てないのですけど、其れは当時あたくしがTVを持っていなかったからでしょう。事実、あたくしは「1979年〜1984年」の期間、TVを持っていなかったのです。そんな貧乏噺は置いといて、片瀬クンも「ゾッコン☆LOVE」になってしまうのが分かる程に、団長は「カッコイイ」です。舞台「フラガール」の時に、団長は最高級の御花を届けられていました。東京公演全てに足を運んだあたくしが断言します。団長の送られた御花は、千秋楽まで枯れることなく飾られていました。

さて、団長とドラマ「結婚(2009年、テレビ朝日)」で共演されたのが、(つづく)


(小島藺子)


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「コピコン・リマスターズ」#12(2005年10月)

ジョン・レノンの軌跡(紙ジャケット仕様)


ジョン・レノンのベスト盤がまた出た。今回の売りは21世紀仕様にリミックスされたりリマスターされた音源を二枚組で38曲も収録しているってことらしい。なんせ「決定盤!ジョン・レノン」なんだもんな。選曲及び曲順を見て、げんなりしちゃって買う気もなかったけど、やっぱジョンだから買ってしまったわけだよ。で、よせばいいのに聴き始めてしまったんだよ。ジョンのベスト盤はこれまでも沢山発売された。

最初は引退する前に、自分のシングル盤がほとんど廃盤になっている事実に愕然としたジョン本人によって出された「Shaved Fish(1975)」で、当時はシングルでしか聴けなかった曲も多くて喜ばれた。「Give Peace A Chance」を最初と最後に収録して曲順にも気を配りジャケット・デザインも凝って、トータル・アルバムとしても聴ける作品に仕上げてある。特にラストの「Give Peace A Chance」は当時未発表だったライヴ音源で、あまりにもソウルフルなスティーヴィー・ワンダーの熱唱がほんのちょっとだけ収録されていて、一体此れはなんなんだ?と度肝を抜かれた。ジョンの本当のベスト盤は此れだけだって、どうしても思う。

次に、死後「The John Lennon Collection(1982)」が出た。レーベルの枠を超えた追悼盤だったし、ジャケットは撃たれる日に撮影された最後のポートレートで、文句をつけたりしてはいけないんだろう。でも、当然本人が関わっていない此のベスト盤から選曲に疑問を持つ様になった。サントラとして出た「Imagine (Music From The Original Motion Picture)(1988)」は、ビートルズ時代の曲も収録されたのだけど、特にソロ時代に関して、益々「?」が頭をよぎる選曲だった。

そんな不満を解消してくれたのが「LENNON(1990)」だった。此れは四枚組の箱で、年代順に73曲、きっちりとジョンの歌だけを聴かせるベスト盤で、全シングルは勿論、ライヴ音源も含めてジョンのソロ・キャリアから満遍なく選曲した決定盤だった。敢えて未発表音源を排したところも良かった。しかし、何故か廃盤になった。

その代わり?に登場したのが「Lennon Legend(1997)」で、此処でついに一曲目が「イマジン」になってしまった。一見、すべてのシングル盤を網羅した様に見せて、明らかにジョンのイメージを歪曲して後世に伝えようとする意図がみえる選曲なのだ。その後、四枚組未発表音源集「John Lennon Anthology(1998)」と、其のダイジェスト盤「Wosaponatime(1998)」や、同じ様なデモ音源集「Acoustic(2004)」も出て、オリジナル・アルバムもリミックス、リマスターされて来た。

そうした流れで登場したのが「決定盤 ジョン・レノン」でありまして、繰り返すけど二枚組で38曲入りなのです。聴いていて、涙が出そうだよ。一枚目は「(Just Like) Starting Over」「Imagine」と必殺の泣かせるレノンじゃん。で「Happy Xmas (War Is Over)」で幕ですよ。二枚目なんか「Woman」でスタートだもんね。挙げ句に最後がよりによってアンソロ版の「サー・ジョージ・マーティン最大の筆の誤り」とも云われる「へなちょこ版」の「Grow Old With Me」と来たもんだ。はぁ。

リミックスされてへなへなになり単なるシングル曲として放り込まれた「Mind Games」からは、もはや何のメッセージも聴こえない。そもそも此の曲順はなんなんだ?確かに過激な曲も選ばれては居るし、シングル曲もすべて収められても居る。甘く美しい曲だって、すべてがジョン・レノンだ。でも、こんなのあんまりじゃないか。此れが「決定盤」として後世に残るのかよ。「Mother」や「Cold Turkey」は、こんなトコに居ても刺激的だけど、其れはあたしがオリジナルを聴いているからじゃないか。初めて此のベスト盤でジョンを聴くコには、一寸だけ変わった曲とかクッション的な役目か、いやたぶん、スキップさせる捨て曲にしか聴こえないよ。こんなことならいっそのこと、甘いバラッド集にしちゃった方が良いぞ。なんでこんなことになっちまったんだ?誰がジョンを殺したんだ?

1980年10月17日、ジョンの「(Just Like) Starting Over」が発売されました。一ヶ月後に出る復帰作「DOUBLE FANTASY」からの先行シングルで、高らかに復活を宣言したのです。精力的にプロモーションを行い、次作のレコーディングも継続して、翌年には日本からツアーもやったるでぇ!って燃えまくっていたジョンの再スタートは、たった二ヶ月足らずで終わってしまいました。彼の死後、沢山の未発表音源が公開されました。なかには、生きていれば決して発表しなかったと思われる音源も含まれては居ます。けれど、ジョン・レノンと云う才能は、其れがらくがきで在っても発表されて然るべきなのだと思いました。

さて、20世紀が終わり今世紀に入る頃から、今度は完成した作品を磨くと云う展開になります。其れがリマスターで留まればそんなに違和感もないのだけど、リミックスしてしまったことで多くのファンは戸惑いました。また「ジョンの魂」の様な完成された作品に、余韻をぶち壊す様なボーナス・トラックを加えたことは批難されました。そしてオリジナル盤を廃盤にしてしまったことも大いに叩かれました。

其れでもジョンの意図通りの曲順でアルバムは残って居るのだからと、我慢してきました。生前のジョンのアルバムは、来月発売予定の二作でリミックス&リマスターも完結します。「WALLS AND BRIDGES」はオリジナル通りの曲順で、ボーナス・トラック入りの様です。最新ベスト盤ではシングル曲がリミックスされていて、「真夜中を突っ走れ」のエンディングなんかは疑問が残るのだけど、まぁ目をつぶってもええよ。

で「SOME TIME IN NEW YORK CITY」なんですけど、此れだけは許すわけにはイカンな。もともと二枚組だったのを一枚にするのもリミックスしちゃうのも、もうええんだ。だけど、何故、ザッパと共演したアナログのD面から3曲も外してしまうんですか?オリジナルの曲まで変えていいわけないじゃないか。例えばポールとリンゴが今頃になってマーティンに同調して「ホワイト・アルバム」の曲を半分にして一枚にしちゃって、元の二枚組を廃盤にしたりするかい?こっそりと「バンガロービル」や「レボ9」の女性の声をポールの裏声に差し替えたりするかい?

ジョンもザッパも故人だからな。もう、やりたい放題だな。代わりに「Happy Xmas (War Is Over)」と「Listen,The Snow Is Falling」を入れるんだってな。違うでしょ、削るなら「Don't Worry Kyoko」でしょ。「Listen,The Snow Is Falling」なんてどさくさ紛れに入れないでよ。「ジョンならこうしたわ」って、よく云うよ。自分に都合のええカタチにしてオリジナルを廃盤にしないで下さい。「Lennon Legend」DVDで改変しちゃったプロモも、元にもどして下さい。ヨーコさん、お願いします。


【後記】其の後も、レノンの編集盤は毎年の様に発売されています。2010年には、全てのオリジナル・アルバムが元通りのカタチに戻されリマスターされました。其れに伴って、新たなベスト盤も単品とDVD付き二枚組と四枚組で発売され11枚組の箱も出ましたが、全ての音源を入手するには「19枚」買わないと揃わないと云うトンデモ商法でした。音源がオリジナルに戻ったのは好かったのですけど、映像は改悪ヴァージョンの侭でありまして「歴史の改竄」は続いています。其れは兎も角「決定盤 ジョン・レノン」の存在価値は、僅か五年で終わったのでした。


(小島藺子)


初出「COPY CONTROL」
「ジョンはどこへいった」(2005-10-16)
「Honey Don't」(2005-10-17)


(編集:鳴海ルナ)


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2011年09月06日

「カタセカイ列伝」# 044「上戸彩」

Happy Magic~スマイルプロジェクト~(初回限定盤)


上戸彩は、1985年9月14日生まれの女優です。1997年に「全日本国民的美少女コンテスト」の審査員特別賞を受賞し、1999年7月に4人組アイドルユニット「Z-1」の一員としてデビューしました。翌2000年に女優活動を開始し、「3年B組金八先生 第6シリーズ(2001年〜2002年、TBS)」で演じた「鶴本直」役でブレイク、数々の新人賞を受賞しています。2002年にはソロ歌手としてもデビューし、現在まで16枚のシングルと5枚のオリジナル・アルバムを発表、2004年には「NHK紅白歌合戦」にも出場、と「歌手」としても本格的な活動を続けています。本業の「女優」としては多くのドラマや映画で主演(ドラマ「エースをねらえ!(2004年、テレビ朝日)」「アタックNo.1(2005年、テレビ朝日)」「アテンションプリーズ(2006年、CX)」、そして映画「あずみ(2003年、2005年)」などの「マンガ女優」振りは素晴らしかった!)し、多くの番組で司会も務め、20社を超えるCMに起用され続けるなど「毎日テレビで見ない日はない」と云える活躍を続けています。

片瀬那奈ちゃんとは、ウエッティ主演の連続ドラマ「暴れん坊ママ(2007年、CX)」で共演し、翌年のウエッティ主演の連続ドラマ「ホカベン(2008年、日本テレビ)」にも片瀬クンがゲスト出演し再共演しています。「暴れん坊ママ」ではウエッティを苛める役どころをコミカルに演じた片瀬クンでしたが、半年も経たずに再共演となった「ホカベン」では一転して「強姦致傷被害者を演じた片瀬クンの加害者を弁護するウエッティ」と云う「どシリアス」な絡みを魅せて下さいました。今年(2011年)の6月に片瀬クンが「カバコレ」の発表会に特別ゲストとして降臨されたので「犬のCMでウエッティと絡むのか?」と色めき立ちましたが、片瀬クンはうっかり8月には「Windows Phone IS12T」発売記念イベントに特別ゲストとして出演してしまわれたっ。「スマフォをヨドバシかビックカメラのどちらで買うのか?」の前に、一体片瀬クンは「ソフトバンクとauの、どっちにするのかしらん?」と思わされる展開でした。数年前には「ドコモ関西」のメイン・キャラクターも務めておりましたので、携帯大手完全制覇ですね。

御存知の片もおられるでしょうけど、あたくしは「結構、ウエッティ好き」です。ドラマや映画は大抵観ていますが、ベストは矢張り「下北サンデーズ(2006年、テレビ朝日)」ですね。滅茶苦茶面白かったのに、数字が悪くて打ち切られてしまいました。ちなみに、其の「2006年7月クール」であたくしが面白がって観ていたのは「下北サンデーズ」と「レガッタ」でありまして、両方共も見事に打ち切られてしまったのでした。近年は「絶対零度(2010年〜2011年、CX)」がシリーズ化されて人気のウエッティですが、個人的にはコメディの方が好きです。ま、「絶対零度」も「犬のお父さん」と共演している時点で、あたくし的にはコメディですけどね。

さて、ウエッティがヒロインを演じた月9ドラマ「流れ星(2010年、CX)」で主演されたのが、(つづく)


(小島藺子/姫川未亜)


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「コピコン・リマスターズ」#13(2005年6月)

Let It Be (Dig)


ビートルズを聴けば聴くほど、好きな曲ってのは増えていきます。ソロになってからも沢山ええ曲は在ります。で、ひとに「ビートルズで好きな曲は何?」なんて訊かれると、ついつい、其の時の気分で「I NEED YOU」とか「WHAT YOU'RE DOING」とか「ASK ME WHY」とか一寸マイナーな曲を答えてしまったりもします。いや、其れは全て本当で「ビートルズに駄曲は無い」んだから仕方ない。

かつて古巣に「ビートルズのベスト3」ってスレが在って、「YESTERDAY」「HEY JUDE」「LET IT BE」とレスしました。半分洒落だけど、半分は本気です。「抱きしめたい」も「SHE LOVES YOU」も「HELP !」も大好きです。「1」に入ってる曲は全部最高ですよ。これらの大ヒット曲がなければ、きっとあたくしはビートルズを聴いていません。

其の事実に気付いたのは、ポールのライヴを初めて観た時でした。其の時あたくしは29歳で、ポールを生で観るってのは自分の青春に決着を付ける儀式だと思って居たんです。当然、隣に居るおねーちゃんなど関係なしに最初から大合唱大会ですよ。ビートルズだろーが、ウイングスだろーが、ソロだろーが、全部歌えます。いや、もう歌わずにはおれんのですよ。あたくしは「此の日の為に15年間聴いて来たんだっ!!」ってな気分でした。もう至福の時でしたね。で、いよいよ「LET IT BE」が来たんですよ、こりゃ誰でも歌えますな。「今日の誓い」とかでポカーンとしてた隣のおねーちゃんもイントロを聴いて「あ、これ知ってる」ってニコニコですよ。

なのに、肝心のあたくしは声を失ってしまったのです。正に呆然と立ち尽くすとは、アレですね。絶句するくらい物凄い歌でした。「天国から鳴り響く音楽」だと思いました。結局、其の時あたくしは「LET IT BE」と「YESTERDAY」だけは歌えなかったんですけど、「YESTERDAY」の方はお約束のマナーってことで口パクしてたんです。唯一「LET IT BE」だけは、完全に拝聴してただけで、其れは其れ以後のポールのライヴでも同じなんです。あたしは、きっと一生ポールと一緒に「LET IT BE」を歌えないと思います。

ちなみに「LET IT BE」のCD音源をどのくらい持ってるのか、さっき数えてみました。ビートルズだけで50を超えたあたりで止めました。ポールやカヴァーを加えたら、百は軽く超えそうです。きっと、あたしが一番所有して居る曲は「LET IT BE」なんでしょう。あと、ポールがチャリティー・ライヴで必ず此の曲を歌うのも、好きなんですよ。だって、歌詞を考えたら「一番似合わない」じゃない。(ポールってシニカルなんだよね、テロの時には「I'M DOWN」を歌ったんだもん。酷過ぎる。でも、そこがええ。)兎に角「レリビー、サイコー!!」ってこった。

さて、「LET IT BE」の歌詞が最後まで決まらなかったって話は、前にもチラッと書きました。1969年1月31日のレコーディングの、最後の最後で、やっとポールは現在聴かれる歌詞を完成したのです。所謂ひとつの「三番」で「朝、音楽に導かれ起きたら〜」と云う感動的な部分ですが、其れは最終テイクで初めて歌われたのでした。「take27」と呼ばれるのが其れで、つまりビートルズは此の時しか「完全なカタチ」での「LET IT BE」を演奏していません。

此の曲は、かつて現在ほど別テイクなんかが一般的でなかった時代にビートルズを聴き始めた誰もが「此れ、違う!」って気付くふたつのヴァージョンが現役時代に公式発売された、とても稀な例なんですね。シングルとアルバムで明らかに違うわけですよ。耳が在るひとなら、絶対に気が付く差が在ります。そして其れは、ジョージ・マーティンとフィル・スペクターと云う世紀を代表するふたりのプロデューサーによる闘いの記録でも在るわけです。

然し乍ら、元になった演奏は「ふたつ」しか存在しません。其れが「take27」です。あれ?それじゃ「ひとつ」じゃないかって?はい、そうです。シングルもアルバムも「take27」の最初の演奏に何らかのオーバーダビングを加えて完成されたのです。でも映画の「LET IT BE」を観るとポールの歌い方が違うことに気付くはずです。なな、なんと「take27」は二回続けて演奏されたんですね。其の二回目の「take27」が映画で使われたわけです。マーティンとスペクターが「同じ素材で勝負した」から面白かったんです。此れは「ACROSS THE UNIVERSE」も同様でして、あくまでも同じテイクからってのが、後出しであるフィル・スペクターの意地が伺えて好いですね。これらのヴァージョン違いが同一テイクから作られたと気付いた時、ひとは泥沼に入って行くのです。

「LET IT BE」は「ANTHOLOGY 3」と「NAKED」のヴァージョンも、公式として発表されました。
「ANTHOLOGY 3」の方は、25日に演奏された完全な別テイクです。聴いてみて下さい、ね、歌詞が完成してないでしょ。そして「NAKED」は「裸のビートルズ」と云う謳い文句なのに、なんとまぁベースとなるのが「ふたつ在るtake27」を合体させたモノです。当初の計画であった「オーバーダビングをしない」なんてコンセプトは、カケラも残って居ません。でも、幻のアルバム「GET BACK」が在るじゃないかって話になりますね。残念ながら、其れですら唯一「LET IT BE」だけはオーバーダビングされて居るんですよ。「GET BACK」を潰したのは、此の曲なんですね。結局、タイトルまで乗っ取ってしまったんですから。

何が駄目だったのかは、オリジナルの「take27」を聴けば明白です。其れは、間奏の「愛するジョージ」のギター・ソロですよ。「NAKED」で其れが聴ける様になりましたが、此れはホントにジョージが納得しての事だったのでしょうか?ポールにイヤになるほどダメ出しされ、何度もギター・ソロを録音し直して、最後までマーティンやスペクターと関わったジョージの努力で完成されたシングルとアルバムの立場が無いじゃないの。とほほ。

まとめますと「LET IT BE」のビートルズとしての公式音源は、4種類在ります。其れはシングル、アルバム、アンソロ3、NAKED で在って、全て「ステレオ」音源です。ビートルズはシングル盤はモノで、アルバムはモノとステレオで出していたのだけど、シングルの「GET BACK / DON'T LET ME DOWN」を最後にモノを出すのはやめてしまったのです。(此のシングルはステレオ盤も在ります。)ですから「ABBEY ROAD」と「LET IT BE」には(厳密に云うならステレオをモノにしただけの「YELLOW SUBMARINE」も)純粋なモノラル盤は存在しません。

何を云い出すんだ?って思うかもしれませんけど、個人的に「重要」な事なんです。と云うのは、あたくしが最初に手に入れたビートルズのシングル盤が「LET IT BE / YOU KNOW MY NAME」だったからなのだ。其れは「STEREO」って書いて在るのに「モノラル」だったんですよ。B面の「YOU KNOW MY NAME」は、ステレオが無い!(アンソロで公開されたロング・ヴァージョンはステレオなのに肝心のエンディングがカットされています。)のが有名ですけど、「LET IT BE」のモノラルなんて在るわけないんです。マスターがないんですから。なのに、モノラル。もちろんアルバムはステレオなんだけど、ヴァージョンが違うんですよ。当時は知識なんかないので、素直にシングル盤はモノラルなんだなって思って聴いていたわけです。

ところが、青盤を聴いて「LET IT BE」はシングルもステレオだったんだっ!!と分ってしまったのだ。何故か日本でだけ、モノラルで発売されていたんです。当然マスターがないから、ステレオをモノにしただけなんですけど、なんでこんなことが?って話ですよ。盤起こしだったなんて噂も聞きました。でも、其のインチキ盤を何回も聴いて居たわけで、愛着は在ります。永遠に公式CD化されない「インチキ日本盤シングル」ですけど、当然、あたくしは海賊盤CD音源まで持っています。「やっぱ、レリビーは此れだな」って、たまには聴きたいからね。


(小島藺子)


初出「COPY CONTROL」
「LET IT BE」(2005-6-25)
「LET IT BE -take27-」(2005-6-26)
「LET IT BE -mono-」(2005-6-27)


(編集:鳴海ルナ)



posted by 栗 at 20:29| FAB4 | 更新情報をチェックする

「ロッキーは階段を駆け上がるのだ」

「ロッキー」30周年記念エディション


テレビ東京が、先週の月曜日から本日まで真昼間に「ロッキー・シリーズ 一挙放送!」なるトンデモ番組を放送しやがったので、全六作を録画してしまいました。挙句に、一作目と二作目はそれぞれ「30分」くらいカットされていたので、オリジナルをレンタルしてしまったじゃまいか。こーゆーのは、ドドンガドン!とやって頂きたい。かつて新春に一日中「猿の惑星」を全作ぶっ通しで流しやがった快挙を、あたくしは生涯忘れません。

1976年に公開された「ロッキー」は、アカデミー賞を受賞した名作です。脚本を書き主演したシルベスター・スタローンは、長い不遇時代を経て一躍大スターとなったのです。確かに、最初の「ロッキー」は良く出来ています。テレビドラマ並みの低予算で撮影されたらしいのですが、クライマックスの試合までの展開が実に好い。ボクシング映画なのだけど、実際にロッキーが試合をする場面は多くなく、ゆえに、溜めに溜めてアポロと対戦し「エイドリア〜ン!」が効くのです。

其れで終われば伝説になったのですが、大ヒットしちゃったのでシリーズ化されました。アポロと再戦しチャンピオンになる「ロッキー2」、常勝チャンプとなり贅沢三昧で若手に惨敗しマネジャーのミッキーも死んでボロボロになったものの、ライバルだったアポロの手助けで再起し再びチャンピオンに返り咲く「ロッキー3」、其の盟友アポロをソ連のサイボーグ・ボクサーに殺されて、復讐に燃え敵地ロシアで勝利する「ロッキー4」、遂に引退してマネジャーに活路を見出すものの、育てた若造に裏切られストリート・ファイトで打ち負かす「ロッキー5」と来て、やっと終わったと思ったら「ロッキー5」からでも16年後、「ロッキー」からは30年後に蘇り、還暦なのに現役世界チャンピオンと互角に戦うファンタジー「ロッキー・ザ・ファイナル」と続いたのでした。

シリーズ化される映画は大抵は「どんどん腐ってゆく」のですけど、此の「ロッキー」ほど第一作目の名声に自ら泥を塗り捲った作品はないかもしれません。でも、あたくしはこーゆーシリーズ化されて堕ちてゆく作品が大好きなのです。個人的には、ホーガンとミスターTが大活躍する「ロッキー3」なんかツボですし、興行的には最も成功した「ロッキー4」のスットコドッコイ振りも笑えます。スタローンも「ロッキー4」まではイケイケドンドン状態で莫迦丸出しになってゆきますが、流石に「ロッキー5」では原点回帰を試み大失敗!それじゃ終われないと長年脚本を描き直し続けて、何とか「ロッキー・ザ・ファイナル」で決着をつけました。毎回のお約束で「階段を駆け上がる場面」も好いですね。完全なる「持ちネタ」です。

改めて全作を観ると、矢張り最初の「ロッキー」は名作で、他は大したことない凡作ばかりとも云えます。特に「ロッキー4」は酷いですね。丸っきり「MTV」じゃまいか。此れが最も受けたんじゃ、スタローンもマトモな映画なんか撮らなくなりますよ。30年に渡って活躍した「ロッキー」は、最早「ボクサー」ではなく「プロレスラー」です。「ロッキー5」や「ロッキー・ザ・ファイナル」を観る時、あたくしは「晩年の猪木」や今でも現役を続ける「藤波、長州、天龍、佐山」などを重ねてしまいました。そして「ロッキー・ザ・ファイナル」のクライマックスでは泣けちゃうわけですよ。ファンタジーでもいいじゃん。元々、最初から「ロッキー」は夢見るファンタジー映画です。


(小島藺子)


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2011年09月07日

「COVERS」#119

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「9/1〜9/6 の看板」


(2011年9月作)



「公開は終了しました」:(小島藺子/姫川未亜)



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「荒川アンダー ザ ブリッジ」第那奈話

荒川アンダー ザ ブリッジ DVD-BOX


TBS 0:55〜1:25

■ キャスト

 林遣都:リク
 桐谷美玲:ニノ
 小栗旬:村長
 山田孝之:星
 城田優:シスター
 片瀬 那奈:マリア
 安倍なつみ:P子
 平沼紀久:ビリー
 有坂来瞳:ジャクリーン
 徳永えり:ステラ
 末岡拓人、益子雷翔:鉄人兄弟(鉄雄、鉄郎)
 駿河太郎:ラストサムライ
 手塚とおる:シロ
 上川隆也:市ノ宮 積
 、ほか

■ スタッフ
 原作:中村光
 監督・脚本:飯塚健、原桂之介
 撮影:相馬大輔
 照明:佐藤浩太
 録音:田中博信
 特殊造形:百武朋
 音楽:海田庄吾
 VFXスーパーバイザー:小阪一順
 製作:AUTBパートナーズ、毎日放送



だから云ったじゃないのよさ、片瀬那奈ちゃんを出さないと数字は堕ちるのだよ。前回の「第6話」は、確かに「つまんなかった」のですけど、せめて片瀬那奈ちゃん演じる「マリア様」が降臨されていたならば「1.4%」なんて壊滅的な数字にはならなかったはずですっ。此れ以上は堕ちないと思われますので「那奈ちゃんが出ないとイカン!」と堂々と云えますね。

「深夜なんだから数字なんかどーってことねーよ」とばかりに、未だ放送中にも関わらず早々とDVD箱とBlu-ray箱の発売も決定しておりますので、全く問題在りません。さて、今回の第那奈話は初っ端から「荒川河川敷村民」が総出演で嬉しいですね。最初の「洗濯(キチンと前回から引っ張っているのですね)」では、片瀬那奈ちゃん演じる「マリア様」が最もはしゃぎ捲くっていたのが印象的でした。ニノの頭に石鹸シャボンを付ける姐御ぶりから一転して、子供の様にシャボン遊びの中心になる姿は「流石は、片瀬那奈ちゃん!」とファンも納得のムーブでしたよ。次は駄洒落の「選択」で、村の噺がつづきます。マリア様の出番も在りましたが、物語は「なっち」演じる「P子」を中心に展開されてゆくのでした。

村長に振られ「やさぐれ」たP子を、ずっと見守っていたラストサムライが慰め告白し、抱き合ってめでたしめでたし、とならないのが此のドラマです。矢張りP子は村長を追い、ラストサムライも協力していたリク&星の「親友コムビ」もゲンナリとなりました。てか、P子は随分と出番が多くて優遇されていますね。第3話と今回はメインだったわけで、全10話で二回も主役って14人もいる村民では「かなり贔屓されている」と思えます。

何やら今後も「村での恋愛事情」が進む展開になりそうで、次回予告では「マリア様とシスターとステラ」の三角関係を思わせる様な映像も流れていました。遂に、片瀬クンの出番到来か?と、大いに期待させて頂きます。今回は少なくとも前回よりは面白かったので、ドラマ終盤へ向けて「もっともっとマリア様の出番を増やして」頂ければ、益々愉快になるでしょう。其れにしても、今回も「鉄人兄弟」が好い味を出していました。子役は強いナァ。

【付記】「もう数字は堕ちない」との予想は見事に外れ、「1.1%」と云う驚異的な数字を叩き出してしまいました。100人に一人しか観てない様です。面白いのに、勿体無いナァ。


(小島藺子/姫川未亜)



「荒川アンダー ザ ブリッジ」公式サイト

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「CREA」2011年10月号

CREA (クレア) 2011年 10月号 [雑誌]


発行/文藝春秋

「最旬美女は自らを進化させていた
 彼女がきれいになった理由
 片瀬那奈 きっかけは野菜ガーデニング」


に登場。カラー2頁(P98〜P99)

 text : Rie Kataoka
 photographs : Naotaka Miyamoto
 styling : Kozue Ohnuma
 hair&make-up : Jin Murahata (nude.)


昨年の夏から片瀬那奈ちゃんの新たな趣味に加わった「ガーデニング」に関するインタビューです。最近は、TVでも「ガーデニング」を語る片瀬クンの姿をよく見かける様になりました。此れまでのゲーム、サッカー、ガンダム、家電、キューピーなどは「男の子」的だったり「ヲタ」だったりしましたが、「ガーデニング」ならば女優として座りが好い感じです。

そんな「女らしい趣味」を見つけた片瀬クンですが、きっかけを堂々と「内山理名の影響」とカミングアウト!しかも花では飽き足らず実用的な野菜を育て食べる道へと進んだのでした。園芸に託けて、シューイチで理名ちゃんと園芸店デートも楽しんでおられる御様子です。

キッチンに向かい育てたトマトを洗う片瀬那奈ちゃんの美しい御写真が3ショットと、ガーデニングの写真が掲載されています。オレンジのトップスに薄茶のパンツ、チラリとキャミソールも覗いておりますが、ピアスも含めて全て「スタイリスト私物」とクレジットされています。ひと目で「こずえ&ジンコ」の仕事と分かる納得の仕上がりで「絶対に買い!」ですね。


(小島藺子/姫川未亜)



「CREA WEB」

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「コピコン・リマスターズ」#14(2004年9月)

The Beatles In Mono


生まれて初めて買ったアルバムはビートルズの「オールディーズ」です。LPは当時でも2千円以上して、中学生にはかなり高価でした。だから500円のシングル盤や700円のコンパクト盤を買ったりFMでエアチェックしたり友達に借りたりしていたんだけど、やはりLPが欲しくなりますよね。それで「ビートルズのアルバムならどれがいいかな」って一生懸命考えて、本当は赤盤や青盤が欲しかったけど2枚組で凄く高かったので、16曲入ってる「オールディーズ」にしたのです。そう、ベスト盤です。「イエスタデイ」と「ミッシェル」が入って居たし、とにかく知ってるのが多くて良さそうなのばっか16曲ってのが良かった。そりゃそーだ、ベスト盤なんだもん。当時はビートルズのアルバム順とかさっぱり分らなくて、とにかく沢山聴きたかったんです。で、次に買ったのが「アビイ・ロード」で、此れも16曲入っていたのと「オールディーズ」とダブる曲がなかったからです。

でも「アビイ・ロード」は買って失敗したなぁーと思いましたね。最初の方は良い曲だなぁと聴いてたけど、A面最後はなんかおっかない長い曲が入っていて突然終わってしまうし(心臓が止まるかと思うくらい吃驚しました)、B面はなにがなんだか分らないまま(メドレーってのが全く理解出来なかったんです)終わったかと思ったら、突然「じゃーーん!!」とか始まってすぐきれちゃうし、なんじゃこりゃ?って感じでした。其れで此れなら大丈夫と保証付きのシングル「レット・イット・ビー」のB面とかも意味が分らなくて、折角お金をためて買ったのにとても悔しくなりました。

其れでも、もっとビートルズが聴きたかった。でも、今では名曲だと思って居る中期以降の曲の多くは、最初は怖いって印象しかなかった。「トゥモロー・ネバー・ノウズ」も「アイ・アム・ザ・ウォルラス」も「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」も「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」も、中学生の僕は「もう二度と聴きたくない」と思いました。なのに、何故、ビートルズを今でも聴いているんだろうなぁ。 1970年代中頃、解散後にビートルズのファンになったので新しいアルバムを心待ちにするってことは無いと思ってました。其の頃、一番新しい作品は1973年に出た例の赤盤と青盤で、此れは海賊盤ベストがバカ売れしたので対策としてジョージに選曲させた公式ベスト盤と云われています。ベスト盤まで出てしまったのだから「後はもう無いだろう」と思いますよ。

其れに、当時はメムバー4人がソロとウイングスで頑張っていて、ビートルズ的な新曲なら充分過ぎる程のリリース・ラッシュだったし、そもそも現役時代の作品の順番すらも理解していなかったのです。何しろ、レコード時代は沢山の編集盤が出てましたからね。情報も出鱈目で、「レノン・マッカートニー作品は、ジョンが作詞でポールが作曲」とか平気で書かれていました。解散の原因とかもよく解ってなかったし、リンゴのアルバムに他の3人が参加したりして再結成も現実味を帯びた話でしたから、もしも新作があるなら「其のカタチ(再結成)なのかなぁ」なんて、無邪気に夢もみれたんです。

ところが、1976年に「ROCK'N'ROLL MUSIC」と言う「ビートルズの新作」が発売されたのです。いやぁ驚きました、まぁ編集盤なんですけど「おや、もしかしたら此れからも新作が出てしまうのかな?」なんて思ったもんです。だから自分にとっては最初の新作だったんですけど未CD化なんですよねぇ。此の時期は、レノンさんが引退していたので(当時は「主夫になって育児に専念してる事になっていた」なんて知らなかったです)ポールは頑張ってたけど、ジョージもリンゴもネタ切れ状態でしたから、タイミングが良かったんです。1975年にはジョン、1976年にはジョージとリンゴ、そして1978年にはポール(ウイングス名義だけどなんとA面一曲目にソロ作品を入れたことで結局すべてポールのソロに聴こえる)のソロ・ベスト盤が出たので、何かが始まる予感もありました。

1975年にAppleとのレコーディング契約が切れてしまったんです。そしてポールが訴えていた「パートナーシップ解消」も認められたんですね。だからもうビートルズのメムバーは他のレコード会社に移籍出来るってことになったわけで、ポール、ジョージ、リンゴはそれぞれ別の会社と契約して、ジョンは何処とも契約しなかったんです。それでEMIが過去のカタログの再利用権を得て「さぁまた儲けさせてもらおーじゃねぇーか」と大人の事情があったわけです。

案の定、1977年には「LIVE AT HOLLYWOOD BOWL」(1964年と1965年のライヴを編集した唯一の公式ライヴ盤で何故か未CD化)とふたつ目の編集盤が出ました。其れが「LOVE SONGS」です。此れも未CD化。解散してベスト盤、ロケンロール集、ライヴ盤、バラッド中心のラヴ・ソング集と来ましたから、もうないだろーと思いましたね。でも翌1978年には英国盤LPボックスが、其の次1979年には「RARITIES」(シングルやEPのみ収録曲集)が単品で、続く1980年には米盤の「RARITIES」(米盤未収録曲とレア音源集)と「BALLADS」(バラッド集「LOVE SONGS」の二番煎じ)と毎年出るわ出るわ、挙げ句にジョンが亡くなってしまいます。「たられば」の余談ですけど、再結成は確実にあるはずでした。ジョンが望んでいたと、今なら分かります。裁判記録で明言したなんて事じゃなく、「パパはビートルズだったの?」と訊かれ、ポールの曲を聴いて復帰したのですから。

もう其れから四半世紀経つのだけど、御存知の通り毎年の様にビートルズの新作は発売されています。10年前には新曲まで出ました。世の中には「LOVE SONG」が溢れています。ビートルズにも愛のうたは沢山あるけれど、どーも「LOVE SONGS」って編集盤は甘ったるくて当時は苦手でしたね。今はCDでも持っていますけど(おいおい未CD化じゃないのか?)、「此れも好い」と思える様になりました。其れにしても、何故、こんなにも人は「LOVE SONG」が必要なんでしょう。


(小島藺子)


初出「COPY CONTROL」
「LOVE SONGS」(2004-9-23)
「OLDIES」(2004-9-29)


(編集:鳴海ルナ)


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