笑福亭鶴瓶は、1951年12月23日生まれの落語家です。1972年に「6代目笑福亭松鶴」に入門しますが、なかなか稽古をつけてもらえず、インチキ・スプーン曲げで「超能力者」だと師匠を騙してラジオやテレビに進出しました。関西で人気タレントとなり東京進出を図りますが、伝説の「全裸事件」などで何度も失敗。然し、多くの芸人が彼の才能を認め、特にビートたけしは制作者を半ば恫喝(「鶴瓶を活かせないような制作なら、お前らの仕事なんかしねえ」と発言)までしてフォローしました。其の後、徐々に実力を発揮し、タレント、司会、さらに俳優としても活動する様になります。テレビ東京を出入り禁止になったタレントが、紅白の司会者になるとのミラクルも起こしました。現在は、多くのレギュラー番組を持ち、俳優としても主演男優賞を獲得、そして本業の落語でも「上方落語協会副会長」を務め落語会も継続して開催するなど、多方面で活躍中です。
片瀬那奈ちゃんとは、役者としては、ドラマ「アベレイジ(2008年、CX)」「アベレイジ2(2008年、CX)」で競演しています。「アベレイジ」では絡みがなかったものの「アベレイジ2」ではバッチリと冒頭で「二人の鶴瓶師匠」と対峙する片瀬クンが拝めまして、其れが「二人の片瀬クン」へと繋がるのです。「アベレイジ2」はDVD化されていないのですけど、片瀬那奈ちゃんの真骨頂を知らしめた「神ドラマ」のひとつでした。また、多くのバラエティ番組でも共演されていますが、鶴瓶師匠レギュラー番組「A-Studio(2011年、TBS)」と「スジナシ(2011年、CBC)」は記憶に新しく、どちらも「神番組」でした。う〜ん、片瀬クンは鶴瓶師匠と絡むと好い味出すね。ちなみに、現在放送中のドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ(2011年、毎日放送)」で片瀬クンと共演している「ラストサムライ」を演じる駿河太郎さんは、鶴瓶師匠の息子です。
此の「カタセカイ列伝」は、以前も申しました通り「片瀬那奈ちゃんを中心とした相関図」を繋いでゆく企画でありまして、それぞれの人物に関しても「片瀬那奈ちゃんとの関わり」に重点を置いて書いています。一応、略歴も加えていますけど、それぞれのファンの方々(
結構、此の連載で取り上げた方々の名前で検索されて訪問される片もいらっしゃるのです)からすれば「甘いナ」と思われるでしょう。今回の鶴瓶師匠の様にキャリアが長い御方ならば尚更でしょう。でもですね、此処は「片瀬那奈全記録」なわけでして、何卒ご勘弁下さい。だって、例えば鶴瓶師匠だったら「全裸事件」だけで連載も出来るくらいネタがあるじゃまいか。そーゆーのは「Wikipedia」でも見て頂いてですね、其れでも満足出来なければ、検索すればどっかにありますから。
さて、ドラマ「タイガー&ドラゴン(2005年、TBS)」で鶴瓶師匠の息子を演じたのが、(つづく)
(小島藺子)