瀬戸朝香は、1976年12月12日生まれの女優です。中学生時代に地元・愛知県瀬戸市の自宅でスカウトされ、卒業後上京し1992年にデビューしました。瀬戸市で可愛い子を探したところ、誰もが彼女を推薦した為に自宅までスカウトに向かった「フォスター」の女性敏腕マネジャーは、後の「スウィートパワー」岡田直弓社長だと云われています。デビュー当時はアイドル路線で売り出され、何故か際どいグラビアにも登場し、1995年から1996年には歌手活動(シングル4枚、アルバム2枚、後にベスト盤も発売。瀬戸本人の依頼で宇徳敬子さんが書いた「この情熱はダイヤモンド」は名曲!)も行っていました。女優としても当初は「東京大学物語(1994年、テレビ朝日)」のヒロインなど完全なる「アイドル女優路線」でしたが、二十代へ向かった頃の「Age,35 恋しくて(1996年、CX)」辺りから「本格派女優」へと脱皮しました。デビューから現在まで、多くのドラマや映画に出演し活躍中です。プライベートでは2007年に結婚され、2010年にはママになりました。
片瀬那奈ちゃんとは、「離婚弁護士II ハンサムウーマン(2005年、CX)」と瀬戸さん主演ドラマ「朝食亭(2009年、WOWOW)」で共演しています。「朝食亭」では恋敵を演じ、ガチンコ対決シーンは見どころです。ま、ドラマはつまんなかったけどね。また映画「デスノート(2006年)」では、前篇に瀬戸さんが完結篇に片瀬クンがそれぞれ重要な役柄で出演しています。ま、二人ともキラに殺されちゃうんですけどね。更に、2005年5月に片瀬クンが「笑っていいとも! テレフォンショッキング」に初出演されたのは、瀬戸さんからの紹介でした。「リコベン2」の共演を機にプライベートでも仲が良くなったらしいのですが、瀬戸さん曰く「那奈ちゃんは初対面で、いきなりあたしの髪の匂いをクンクンと嗅いだ」との事です。
あたくし、アイドル時代の瀬戸さんのファンだったんですよね。写真集も買ったし、ドラマも全部観てましたね。特に「東京大学物語」の科白回しがお気に入りで、よくモノマネしてました。てゆーか、シングル4枚とアルバム2枚を持ってたんですよ。デビュー盤の「ポエム朗読」には嵌りました。其れもマネしたナァ。シンボルマークのシルエットが「思いっ切りヤンキー全開」ってのもキュン!と来ました。最近でも片瀬クンとバッティングしなければ、大抵の出演作は観てますね。やっぱ、科白回しが好きなのよさ。何と云いますか「棒読み」の様で、実は「キチンと感情が込められている」ビミョーな感じが好いのだ。後に目出度く御結婚された「イノッチ」があっさりと交際を認めた時に、其れを受けて「男らしいですね!」とぶっきら棒に云い放ったアノ感じですよ。カッコイイのです。ちなみにあたくしがよく使う「片瀬くんよ、プロレスラーになってはくれないか」と云う決めフレーズは、ナンシー関師匠が「芸能界には(当時CMで共演していた)アジャ・コングしか友達がいない」との発言、其の逞しい体つき、気の強さなどから「瀬戸朝香よ、プロレスラーになってはくれないか」と書いたコラムから頂いたのです。其れは、ナンシー師匠なりの「最大級の賛辞」でした。そう云えば、瀬戸さんも結構「マンガ女優」でもありますね。
さて、瀬戸さんが友情出演されたマンガ原作ドラマ「ライフ」で共演したのが、(つづく)
(小島藺子/姫川未亜)